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地の利生かし、優勝を

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 ▽…県内6地区から予選を勝ち抜いた50チームが出場する県中学駅伝。しかしことしの地区大会(宮古、八重山を除く)は台風22号の影響で日程を延期。道路の使用許可などでタスキリレーの駅伝は行うことができず、各区間のタイムを合計して順位を決めた。幸い八重山は地区大会を行っている。地区の経験、地元の利を生かして優勝をつかんでほしい。

 ▽…県青年農業者会議のプロジェクト発表の部で最優秀賞に選ばれた平井伯享さん。船が欠航しやすい西表島に適した、追熟期間の長い新品種マンゴー「てぃらら」の収穫期の見極め方法を確立した。平井さんによると、てぃららは平均糖度が18度以上と高いが、県内の競合者は少ないらしい。「知名度を上げて地域に根差したブランド化を」と町も期待を込めて協力体制。

 ▽…地産地消メニューを提供する「おきなわ食材の店」の登録証交付式が行われた。2008年度にスタートし、地域ぐるみで県産食材の県外消費(地産他消)を普及させたい狙いもあり、八重山でも徐々に店舗数が増えてきた。県は、本年度中にガイド誌を作成し、インバウンドにも提供したい考えだ。地産地消をベースに、食が文化の壁をどう越えるかは要件かも。


作家・池上永一さんが「ヒストリア」で

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 作家・池上永一さんが「ヒストリア」で第8回山田風太郎賞を受賞した。小中学校の同級生として誇らしく思う。読み始めたところだが、読者には併せて「テンペスト」も薦めたい。反響が大きかったので既読の方も多いとは思うが▼舞台は19世紀末の琉球王朝。聡明(そうめい)な少女が性を偽って男として生きていく。本場・清国よりも難関とされる琉球王府の官吏登用試験「科試」(こうし)に挑戦するくだりがおもしろい▼「清国国内の混乱状態を踏まえつつ、今後、わが国が取る対清政策について論ぜよ」。琉球は中国と日本のはざまにあり、欧米列強の脅威もある。主人公は次のように考えた▼「琉球は清国なしでも生きていける」。地政学的優位性を用い、琉球を大国間の緩衝地帯にすればきっと生き延びられるはずだ。まずは情報収集だ、と▼そこで出題▼石垣島の北西約170㌔にある石垣市の行政区域・尖閣諸島周辺で、尖閣を領土と主張する大国の中国が領海侵入を繰り返している。これを脅威だとして、日本は、石垣島に地対空・地対艦誘導弾部隊を配備しようとしている。日本のバックにはこれも大国の米国がいる。石垣島が局地的な武力衝突に巻き込まれるリスクもある。これに石垣島はどう対処すればよいか、主体性を持って論ぜよ。(比嘉盛友)

丁寧に謙虚な国政運営を

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 ■議席数と民意の乖離   

 第4次安倍政権が発足した。時を同じくして、平和主義と国民主権の大原則を定めた日本国憲法が公布71年を迎えた。

 政権は改憲発議に必要な3分の2(310議席)以上の議席を得て、維新や希望などの改憲勢力を合わせると実に371議席。

 比例区で自民党は33%の得票率。立憲民主党19%、希望17%の合計に及ばない。小選挙区では48%の得票率で75%の議席を占有した。

 総選挙直前の内閣不支持率は、支持率を上回っていた。政権は国民に信任されたわけでもないのに、これだけの大勝という結果である。

 明らかに議席数と民意は乖離(かいり)している。少ない得票で高い議席占有率を得られる現行小選挙区比例代表並立制の弊害と言えよう。

 第4次安倍政権は、来年9月の自民党総裁選はあるものの、3選されれば21年までの政権維持が可能だ。当然、改憲を視野に入れてくるだろう。

 ■安倍政権の危うさ

 「立憲主義」の理念は、選挙直前に立ち上げられた立憲民主党のみの「旗印」ではない。憲法によって主権者たる国民が国家権力の力を制限し、権力の暴走を防ぐための理念である。

 憲法がその国の最高法規であることに誰もが異論を持たないだろう。ところが、その最高法規を下位法がさん奪する立憲主義の破壊をたびたび試みているのが安倍政権であり、1強を力の源泉とする「安倍政治」である。

 安倍政権の来し方を振り返る。13年冬。まず、特定秘密保護法で国民の「目と耳」をふさいだ。

 次いで、歴代政権が容認しなかった集団的自衛権行使について、閣議決定で強引に変更、容認した。14年夏である。戦後の安全保障政策の大転換だ。

 その法制化を進めたのが15年夏の安全保障関連法制強行採決である。憲法の大原則である平和主義を下位法が換骨奪胎し、法治主義、立憲主義が危うい状況をつくった。

 仕上げが17年夏、国民の「口」をふさぐ共謀罪=組織犯罪処罰法改正法案(略称テロ等準備罪)である。立憲主義を壊す手法は、戦前の国家主義に回帰させることを意味する。

 これらは選挙公約にないことばかりである。

 ■国民の批判に耳を傾けよ

 「アベノミクス」は上場企業や富裕層への利益をもたらしたというが、国民には景気回復の実感は皆無、所得も増えず格差は広がるばかりだ。

 政権の看板政策も「地方創成」から「女性が輝く社会」、「1億総活躍」、「働き方改革」などと次々掛け替えられてきたが、そのいずれも成果を見ることなく、何の検証もされないまま。

 今度は、教育無償化を伴う「人づくり革命」と言う。財源を消費増税に求めるが、これは裏返せば将来世代へのツケ回しである。

 政権はおごりや慢心に陥らぬよう、自ら戒める姿勢が欠かせない。政治は政権支持者だけでなく、すべての国民のためにある。批判に真摯(しんし)に耳を傾け、国政運営で「丁寧」と「謙虚」の実践に徹するべきだ。

 トランプ大統領訪日で示された北朝鮮に対する「完全な一致」は、国民を危険にさらさないか。今や「敵基地攻撃能力」や「核兵器の開発・保有」が公然と語られる時代である。

 野党も少なからぬ支持を得た。それぞれの軸足を定めたうえで国会での連携を築いてほしい。緊張感のない国政は危うい。

 国家権力の動向を見極め、その暴走を防ぐ手だては立憲主義の尊重という大原則しかない。

島尻さん(八重高出身)のブログ話題に 県内外で共感の輪広がる

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県内外で共感の輪が広がる島尻優楓さんのブログ記事「沖縄の大人たちに言いたいこと」

 ことし3月八重高を卒業し、慶應義塾大学総合政策学部で学ぶ島尻優楓(ゆか)さん(19)のブログ記事「沖縄の大人たちに言いたいこと」がゆるやかに共感の輪を広げている。県出身の人気タレント・りゅうちぇるが「僕も立ち上がらないといけない」の言葉を添えて写真共有アプリ「インスタグラム」で共有するなど、10日午後4時時点で閲覧数は5万1900PVに達した。島尻さんは「うれしい驚き」と声を弾ませながらも、「客観的に見たら『うざい』内容だと思う。自分に向けた記事でもあり、自分なりに取り組んでいく決意。助けることをシェアできる世界を目指したい」と話す。

 4日に投稿された記事で、島尻さんは故郷の石垣島を「本当に癒やされる。私にとって、すごくすごく大好きな地元です」と紹介。

 しかし、長年、抱いている違和感として、「スポーツや音楽、芸能はとても盛んで地域の人たちも学校も積極的だけど、それ以外のことに対して無関心であると感じます」と、いじめやリストカット、不登校、障害、DVなどの対策に疑問を投げかけている。

 自身もいじめられた経験を持つ島尻さんは、地元の友人から「ただ聞いてほしい」と家庭事情や自殺願望の相談をされることが多々、あるという。一緒に授業を受けてきた仲間の声が身近にあふれているだけに地域の現状に葛藤があった。

 島尻さんは2016年度に人材育成プロジェクト「Ryukyufrogs(琉球フロッグス)」に参加。その際に実施した調査結果などを基に現在、「自分なりの方法」として、いじめられてる子どもたちが気軽に相談できるサービスを共同開発中だ。

 また、NHK番組「いじめをノックアウト」のLINKプロジェクトにも加わり、全国のいじめ被害者と交流、臨床心理士や弁護士など専門家から活動への助言を得ている。

 くしくも投稿日の4日は、島最大行事「石垣島まつり」開催初日。島尻さんは「狙ってはいない」と笑い、ブログへの反応を「『共感した』のコメントだけで実際に行動する人はいない」と冷静に受け取る一面ものぞかせる。

 「でも、もしかしたら状況が変わるかもしれない。発信しないと誰も分からない」。

 「いじめ対策はきれいごとにされがちだけど、ビジネスとして誰かを幸せにするための社会を変える仕組みづくりが大切。カメラアプリみたいに、いじめ相談サービスも選べる環境が必要」と力強く言葉を続けた。

新たに5店舗登録 地産地消メニュー提供

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おきなわ食材の店に登録された飲食店の代表ら=10日午後、八重山合同庁舎

 県産食材の地産地消や普及促進に貢献する店を登録する、県の「おきなわ食材の店」に、石垣市内の飲食店5店舗が新たに加わり、10日午後、登録証交付式が八重山合同庁舎で行われた。

 登録されたのは、株式会社てっぺんグループ(東風平和明代表取締役)が経営する、石垣市石垣の「石垣牛と海鮮の店てっぺん」、同美崎町の「こてっぺん」と「沖縄料理と洋食の店NO.4」、同八島町の「海鮮館どてっぺん」、同大川の「辺銀食堂」(辺銀暁峰代表取締役)で、八重山では計38店舗。県全体では278店舗となった。

 登録要件は、年間を通して提供している地産地消メニューが半分以上あることや、使用している県産食材について積極的に情報発信していることなど。

 交付式では、八重山農林水産振興センターの竹ノ内昭一所長が「これからも地元食材を生かした多彩なメニューを通して八重山の魅力を全国や海外に発信して地域を活性化させてほしい」と激励。

 てっぺんグループの田仲一司副社長は「メーンの石垣牛や近海で水揚げされるマグロ、地元野菜などを提供し、喜んでもらいたい」、㈲ペンギン食堂の辺銀代表は「県産食材を使用して、地元や観光客からも喜ばれるような商品開発やメニューを作っていきたい」とそれぞれ語った。

就学援助制度「周知徹底を」 子どもの貧困解消へ議論

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「子どもの貧困問題に石垣市の地域社会はどう取り組むか」をテーマに意見を交わす人たち=9日夜、石垣市健康福祉センター

 「子どもの貧困問題に石垣市の地域社会はどう取り組むか」をテーマにした沖縄子どもの未来県民会議地域円卓会議(主催・県、沖縄子どもの未来県民会議)が9日夜、石垣市健康福祉センターで開かれた。行政、地域、学識、メディアの関係者ら6人の発言者と来場者が、石垣市の課題を共有するとともに貧困解消に向けて議論した。

 県民会議事務局長の喜舎場健太氏が市の現状を報告。保育園保育料が低く設定されている階層(生活保護世帯、市町村民税非課税世帯)の割合が35.58%(2013年10月)となっているのに対し、小学生で就学援助を受ける割合が17.46%(14年度)と半分以下に落ち込んでいると指摘、「もしかして就学援助が行き届いていない可能性もある」とした。県内平均に比べ、10代の出産が多く、離婚率も高いことも紹介した。

 喜舎場氏は「経済的貧困だけでなく、子どもが困っていることも貧困ととらえてほしい」と助言。「さまざまな機会が奪われ、孤立している子どもたちに対し、身近な存在である地域社会に何ができるのだろう」と論点を提起した。

 出席者からは就学援助制度について「本当に必要な人に情報が提供されているか」と制度の周知徹底を求める声が上がった。

 このほか「離島ゆえに派遣費がかかる。アパート賃も他市に比べて高い」「学校、行政、地域、専門機関の連携が弱いのではないか。連携強化が必要だ」などの意見があった。

目標は箱根駅伝5区

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 ▽…県中学駅伝で区間賞を獲得した石垣第二3年の砂川大河。卒業後は県外の高校に進学の予定で「まずは高校駅伝に出場。それから青山学院大で箱根駅伝の5区を走りたい」と今後の目標を語ってくれた。箱根の5区は20㌔近い上りが続くコース。今回の砂川が走った6区のコースも往路は2㌔の上り。砂川は「箱根を走るには2㌔の上りくらい軽く走らないといけない」と笑ってみせた。

 ▽…海上保安大学校3学年の航海実習中の練習船こじまが石垣港J岸壁に寄港している。同大学校は将来の同庁幹部候補生を養成する学校。将来の石垣海上保安部長も同実習生の中から出るかもしれない。12日のこじまの一般公開では、操舵(そうだ)室だけでなく、風呂場や勉強室なども見学できる。船好きな人や乗組員の仕事に興味がある人にとっては絶好の見学チャンス。

 ▽…県自動車整備振興会八重山支部主催の「マイカー点検教室」がことしも開催された。あいにくの雨模様だったが多くの市民が点検に訪れた。車の対応はお手の物の整備士の迅速さで、各部品の劣化や交換時期の目安、エンジンオイルは入れ過ぎは駄目で適量を守るなど、ドライバーに要点を説明しながらたちまち終了。日々乗るものだからこそ知っておきたいこと。

八重山そば選手権では平良商店、やいま食堂…

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 八重山そば選手権では平良商店、やいま食堂、八重山そば処小松など観光客にも人気のある店が多数の票を集めた。今後とも研さん努力し誉に応える味を守り八重山そばの奥深さを示し続けてほしい▼本日紹介する店は、自家製麺の八重山そばを十年来提供している島そば一番地。創業者の故新垣須美子さんが残した「島そばのだし」をスタッフが忠実に時間をかけて煮出し一日寝かせて供している。赤みがかったピパーズ(島コショウ)も自家製▼観光客にも人気のあるさっぱり系の味だが沖縄本島からの出張族リピーターも数多く「これこそ八重山そば」那覇にもぜひ店を出してと熱心に勧誘されてきた▼そこで数年前から離島フェアなどに積極的に参加、本島のそば通の感想を聞いて準備してきた。このほど縁あって那覇市開南で再開発された「のうれんプラザ」2階の飲食店街に出店が決まり今月からオープンしている▼早速八重山そばファンが来店、そば談議で盛り上がっている。こんな定見も。具はネギと細切り肉に限る、客が欲しがっても紅しょうがはのせない。コーレーグースもせっかくの汁のうまみを左右してしまうので積極的には勧めない方がいいなど▼おいしければ具も汁も多彩に展開し何でもありの最近の八重山そばには耳の痛い指摘。(仲間清隆)


今帰仁(男子)、中城(女子)が制す 沖縄県中学校駅伝競走

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ガッツポーズでゴールする今帰仁中の當山魁人=11日午後、同競技場

 第41回男子・第30回女子沖縄県中学校駅伝競走大会(県中体連など主催)が11日、石垣市中央運動公園陸上競技場を発着点に男子6区間20㌔、女子5区間12㌔のコースで開催され、男子は今帰仁、女子は中城が優勝した。中城は初優勝、今帰仁は7年ぶり4度目の頂点に立った。八重山勢は、男子が石垣第二の5位、女子が石垣の7位が最高。石垣第二の連覇はならなかった。

県内から男女50チームが出場した。

 八重山勢男子は先頭集団のハイペースについて行けず、1区で白保の坂東篤麿(3年)が9位と健闘するが、石垣第二15位、石垣が22位と出遅れた。石垣第二は5区の砂川大賀(2年)が3人、6区アンカーの砂川大河(3年)が区間賞の走りで3人を抜き、5位でフィニッシュ。上位に食い込んだ。

 石垣第二の崎田尚孝監督は「1区が予想以上にハイペースで、出遅れてしまい流れに乗れなかった。選手たちはタイムを伸ばしよくやってくれた。全国は逃したが、5位という結果は今後につながったと思う」と選手をたたえた。

 八重山勢女子は1区で石垣16位、小浜18位と遅れるが、2区で石垣の伊志嶺天花(1年)が2人、3区の棚橋響(同)が3人抜き。5区アンカーの兼本心(同)も区間6位の走りを見せ、1年生トリオの活躍で7位に入った。

 石垣の上原奈保子監督は「唯一の3年生で主将の内原悠子がしっかりチームをまとめてくれた。そのおかげで1年生がのびのび走れた。1区の落合七瀬もしっかり流れをつくった。地区大会よりも全員タイムが伸びている。来年が楽しみ」と期待を込めた。

 大会は小雨のなか行われ、女子がスタートした午前10時の気温は23・9度、湿度96%、北北東の風6.7㍍だった。

 結果は次の通り。

 ▽男子=①今帰仁1時間7分39秒②仲井真1時間7分53秒③古堅1時間7分54秒④古蔵1時間8分23秒⑤石垣第二1時間8分25秒⑮石垣1時間10分54秒23大浜1時間12分49秒24白保1時間13分42秒25波照間1時間16分35秒

 ▽女子=①中城44分16秒②北谷45分6秒③美東45分22秒④石嶺45分30秒⑤コザ45分42秒⑦石垣46分13秒⑲大浜48分17秒23小浜49分58秒24石垣第二50分49秒25白保52分59秒

多彩な演目、若さあふれ 青年文化発表会、沸く会場

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青年文化発表会で懐メロに合わせて創作ダンスを披露する宮良青年会の会員ら=11日夜、市民会館大ホール

 第31回青年文化発表会(主催・石垣市青年団協議会、同実行委員会)が11日夜、石垣市民会館大ホールであり、郡内で活躍する8団体の総勢約150人が日ごろの文化活動の成果を披露した。会場には大勢の市民が訪れ、青年たちの若さあふれる創作ダンスや舞踊、エイサー、棒術など多彩な演目を堪能した。

 舞台は2部構成で行われ、第1部は大浜の「大浜口説」で幕開け。友情出演の西表島東部青年会連合は、イノシシ被害に困っている夫婦がわなをしかけて捕らえる「ウムザー狂言」を身ぶり手ぶりのみの無言劇で繰り広げ、会場を笑いの渦に巻き込んだ。

 いしゃなぎらの「まみどーま」「いにしり節」、白保の「東ぬ渡から」、宮良の棒術や創作ダンス、双葉のエイサー、登野城の狂言などが続いた。

 最後を飾った平得の獅子舞は、獅子がくす玉を口で引っ張って割り、ことしのテーマ「青年の想(うむ)い、いつまでも」の紙が出されると、会場から大きな拍手が送られた。

 大浜と宮良は2演目を披露して舞台を盛り上げた。

 冒頭、同協議会の成底広和会長は「青年たちが若い力で最高の舞台をする。ぜひ最後まで楽しんでほしい」とあいさつした。

25㌔須藤、石川Ⅴ 第25回与那国島一周マラソン

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午後1時の時報を合図にゲートを飛び出す選手たち=11日午後1時、与那国中学校運動場

 【与那国】第25回日本最西端与那国島一周マラソン大会(主催・与那国町、共催・与那国町体育協会)は11日午後、島内で行われ、与那国中学校を発着点とする25㌔に322人、西埼灯台をスタートし同中学校でフィニッシュする10㌔に314人の計636人がエントリーした。起伏に富むコースに小雨交じりの強い風が吹くコンディション。選手たちは力を振り絞り、ゴールを目指し、沿道も後押しした。25㌔で267人、10㌔で270人が制限時間内にゴール、完走率はそれぞれ82.92%、85.99%だった。(4面に関連、9面成績表、12面写真特集)

 レースは25㌔で男子・須藤剛(33)=東京都=が1時間34分51秒、女子・石川めぐみ(42)=石垣市=が1時間57分03秒、10㌔では男子・岡恵登(けいと)=沖縄市=が39分42秒、女子・原聖子(38)=与那国=が46分39秒でそれぞれ初優勝を飾った。

 石垣島地方気象台によると、午後1時現在の気象は雨で、気温は23.5度。北北東から11.8㍍の風が吹き、最大瞬間風速で15.7㍍を観測する条件となった。

 大会は与那国祖納青年会の力強い太鼓で安全祈願をした後、午後1時に25㌔がスタート。

 男子は、中盤まで5連覇を目指す村松稔(40)がレースを引っ張る展開。ところが、村松を追っていた初出場の須藤が南牧場付近で前に躍り出ると、そのままトップでゴール。女子は石川が序盤からリード、2位に約12分の大差をつけてテープを切った。

 この日の天気は応援する住民にとっては悪天候となったが、給水地点では中学生らボランティアで参加し、「頑張って」などと声援を送った。選手たちは仮装やかぶりもので沿道を楽しませた。

 レース終了後は同中体育館で表彰式、恒例のふれあいパーティーがあり、音楽演奏、伝統芸能、お楽しみ抽選会、島唄ライブで盛り上がりをみせた。

地元業者、最優先指名できるか 

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 ▽…八重山の設備業界が、市新庁舎建設工事に関する陳情書を中山市長に手渡した。要請者の一人は、一大事業に「子や孫に立派なものを残したい」と話す。設備業者は、建築・設備が一つのパッケージとして入札にかけられることを懸念。維持管理面も含め、どこまで細分化し地元業者を最優先指名できるか、行政も悩みどころだ。

 ▽…石垣島産パイナップルの認知度を高めるイベント「石垣パインフェア」が来年1月22日から開かれる。参加する飲食店は石垣パイン加工場の冷凍カットパインとピューレを使用した創作メニューを考案、新商品として自社店舗で販売する。市商工会は地産地消を目指すと同時に冷凍パインの販路拡大も狙う。冬場に旬な島産パインが味わえることは観光客も喜ぶ。参加店舗のアイデアが見ものだ。

 ▽…本年度3回目の開催となった「大人のための体力測定」。総合評価はA~Eで5段階の判定。6項目60点満点で、24歳までなら50点以上、40~44歳は46点以上を取らないとA判定はもらえない。しかし難易度は高く、男性なら握力は62㌔以上(女性は39㌔)、立ち幅跳びは2㍍60㌢以上(2㍍2㌢)で10点。A判定は数人しかいなかった。本人が思っている以上に体はなまっている。

このところ心痛むニュースが続く…

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 このところ心痛むニュースが続く。神奈川県座間市で9人の男女殺害。SNSに広がる自殺願望、心の揺らぎに乗じる悪意のおぞましさ▼と思えば、大阪府立高校で生まれつき茶色の髪の生徒に黒染めを強要して不登校とし、文化祭にも修学旅行にも参加させない教育。子どもの個性より学校の評判を気にかけ、「金髪でも黒染めさせる」と言い放つ傲慢(ごうまん)。なぜ皆と同じでなければならないか。一つの物差し、価値観を押し付け、多様性を欠く社会はかくもおそろしい▼心痛を通り越して腹が立つのも多い。福井県では、中2男子がいじめで自殺した。担任と副担任が過度に叱責(しっせき)したという。あおり運転、税逃れのパラダイス文書。他者を顧みない「自分ファースト」の社会は歪んでいる▼辺野古ではトランプ訪日に合わせ新たな護岸建設を始めた。日米に踏みにじられる沖縄の民意とサンゴ礁▼選挙中は「丁寧」、「謙虚」と言ってたくせに、勝ったとたん手のひら返しで与野党の質問時間割合の変更をゴリ押しする政権。何たる身勝手、まるでジャイアンの発想。今の割合は民主党政権時、自民党の要求で決められた。少数意見を尊重するためだ。これが国難突破選挙のなれの果て。ずるいというより恥ずかしくないか▼かたや石垣市の住民投票精査。何をかいわんや。(慶田盛伸)

市民のつどい 言語としての手話を理解

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特技の打楽器「ジャンベ」を披露し、振動での音の楽しみ方を伝える安里友希氏=12日午後、石垣市民会館中ホール

 障がい者と健常者ともにやさしい暮らし方を探る石垣市制施行70周年記念事業の講演会「障がい者福祉を考える市民のつどい」が12日午後、石垣市民会館中ホールで開かれ、市民ら214人が「共生社会」をキーワードに言語としての手話に理解を深めた。

 先天性の聴覚障害と三半規管に機能障害がある久米島町福祉課の安里友希氏は「これまでの私・いまの私・これからの私」と題し、自身の半生などを紹介。

 安里氏は「星はキラキラし、雪はしんしん降り、ライトはピカッと光る。全て音がするもので、世界は騒音にあふれていると思っていた」と話し、「何げないしぐさでも共通認識がないとケンカが起こりやすく、幼少期はよく誤解を招いていた」と振り返った。

 意思疎通の手段として、口話と手話に触れ、「ずっと人の口の動きを追わなければならない口話は大変。やっぱり手話で話せるとうれしい」と吐露。

 安里氏は「共生社会は障害の有無や年齢、性別関係なく、皆が一緒に支え合って生きていく社会。障がい者が守られてばかりの存在ではなく、要支援者が支援者へ。何もできないではなく、『何ができるかな』と考えることから始めてほしい」と伝えた。

 現在、挑戦している打楽器「ジャンベ」の腕前も披露し、「音楽は振動で楽しめる」と会場で風船を配布。来場者は風船を胸に抱え、安里氏の打音に伴い伝導する音の振動も体感した。

 講演会の冒頭、中山義隆石垣市長は時折手話を交えながら「みんなが暮らしやすいまち、うれしい市、楽しい市、石垣市を目指したい」とあいさつした。

まるざーフェス 地元活性化へ思い共有

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「人と地域が繋がり合う 活力あるまちづくり」をテーマにさまざまな視点から地域活性化に向けて意見を共有するパネリストら=12日午前、石垣市健康福祉センター

 石垣市女性団体ネットワーク会議(辻野ヒロ子会長)の設立20周年記念・第18回まるざーフェスティバル(同実行委員会主催)が12日、市健康福祉センターで開催された。18団体が8グループに分かれて日ごろの活動の成果を示し、大勢の市民らが展示販売やワークショップ、絵本の読み聞かせを楽しんだほか、多分野で活躍する有識者が「人と地域が繋がり合う 活力あるまちづくり」をテーマにパネルディスカッションし、地元活性化への思いを共有した。

 同フェスは2年に1度開かれ、石垣市内で頑張る女性を中心とした団体が一堂に会し、交流することで明日への指針とエネルギーを培うことを目的とする。

 パネルディスカッションでは、金城綾子副実行委員長をコーディネーターに地域教育、経済・産業、農林水産業、医療・福祉、観光・文化の5分野から5人が登壇。

 同テーマへの提言として、八重山病院の上原真人麻酔科部長は「人口減少問題があるが、地域に人が住むには医療が不可欠。国内自治体で導入されている地域包括ケアでは、1島1市の石垣市はモデルケースになりやすい」と解説。

 また、地元高校出身の医師不足に触れて、3年前から実施する八重山病院のお仕事説明会を紹介した。

 市農業委員会の長嶺園子氏は若年層の就農・畜産希望者が増えているとし、「土地がないと始まらないのが農業。大規模購入せずに始められるなど支援策が必要」と訴えた。

 市民憲章推進協議会の浦内克雄会長は「まずは地域美化から始まる。各婦人会や市内団体と協力して市内メイン通りからきれいに。地元の素晴らしさを再確認してほしい」と述べた。

 ㈱ビジネスランドの渕辺美紀代表取締役による講演「女性の活躍が地域を創る」もあった。

 オープニングセレモニーで辻野会長は「あらゆる視点から島の魅力を再確認し、将来を展望した地域活性化を目的に活動してきた。これまでの歴史を振り返り、これからも互いに積極的に人と地域のつながりにこだわり、行政とも連携し、活力ある地域づくりに寄与していきたい」とあいさつした。


石垣市 チリツモ広報、実証実験へ

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街頭広報事業の合理化に向けて、「チリツモ広報システム」の実証実験に関する協定書を締結した合同会社MBCの前野尚史代表、中山義隆市長、市清掃事業協同組合の前盛均理事長(右から)=13日午後、石垣市役所庁議室

 石垣市は12月から家庭ごみ収集車のスピーカーを活用し、市行政情報の広報を図る「チリツモ広報システム」の実証実験を開始する。同システム導入により、従来、展開している公用車での街頭宣伝の運行費や人件費などのコストを抑えるとともに、広報事業の合理化につなげたい考えだ。同実験は来年3月31日まで実施され、効果測定後に2018年度内の導入を検討する。塵芥車とIT技術を組み合わせた行政の音声広報は国内初。

 チリツモ広報システムは、家庭ごみ収集車に接続したスマートフォン内の専用アプリを使い、事前に録音・編集した広報音源を自動的に再生するもの。

 スマホのGPS機能とも連動しており、各公民館や学校のイベント情報など特定の音源を限定した地域で放送可能となる。

 市では現在、9課が定期的な街頭宣伝業務を実施。縦割り方式で各課ごとの広報が行われているが、同システムでは担当課にこだわらず情報の一括提供ができる。また、一日15台が運用され、全集落内を巡るなどの家庭ごみ収集車の特徴から、より効果的で効率的な周知に期待が寄せられている。

 同システムはコンサルタントの合同会社MBC(前野尚史代表)=大川=が開発、㈱SHIMAN|CHU REPUBLIC(池淵功寛代表取締役)=新川=がアプリ制作を担い、ことし春に完成した。

 システム名の「チリツモ」はことわざ「ちりも積もれば山となる」に由来。

 13日午後、石垣市役所庁議室で、同実証実験の実施を目的とする「塵芥車による行政情報の広報宣伝に関する基本協定書」の締結式が行われ、石垣市と合同会社MBC、市清掃事業協同組合(前盛均理事長、5社)が調印した。

 実験期間中は、各種イベントの告知や交通安全、災害情報、集団検診受診などの広報を予定している。

 中山義隆市長は「これまで職員が公用車で行っていた広報業務を塵芥車で活用する新しい取り組み。効果については今後、市民の声や情報周知など効果検証する必要があるが、次年度以降もうまく活用できるようにアイデアを出して検討していきたい」と述べた。

危機意識薄く悠長な市議会

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 ■与野党とも危機意識薄く

 9月29日の新石垣空港へのオスプレイ緊急着陸で県議会の代表団(仲宗根悟団長)が去る9日、米軍や沖縄防衛局などを訪ね、オスプレイの配備撤回などを求める抗議決議や意見書を手渡した。先月16日の県議会決議を受けたものだが、この報道を見て肝心の石垣市議会(知念辰憲議長)は何とも悠長な対応だろうと思った。

 それは同市議会も先月18日の臨時議会でオスプレイの緊急着陸と東村高江の米軍ヘリ炎上事故に対する抗議決議と意見書を全会一致で可決。代表団を東京や那覇に派遣して抗議することを決めたが、いまだ日程すら決まらずそれがなされていないからだ。

 しかも去る8日にはオスプレイの事故率が過去最悪と明らかにされ、欠陥機の疑念が一層深まったことで市民や県民の命の危険がさらに増したのに、与野党ともにその危機意識が薄く、何とも緊張感のない悠長ぶりだからだ。

 議会事務局によると派遣は今月27~28日ごろで調整しているが、まだ確定していないという。しかし県議会同様一日も早く代表団を派遣し、オスプレイが二度と石垣に飛来しないよう地元の強い意志を示すべきだ。

 ■オール沖縄で配備に反対

 このオスプレイ配備に関しては、かつて欠陥機が配備されると常に県民の命が危険にさらされるとして2012年9月、10万人余が集結して県民大会を開催。翌年1月県内全41市町村長、議長、県議が署名した「建白書」を携えて「オール沖縄」で安倍首相に配備反対を直訴した経緯がある。

 しかし政府は事故率が1・93で海兵隊全機の平均を下回ると安全性を強調して12年から13年にかけて普天間飛行場に24機を予定通り配備した。

 当時は中山市長も反対だったが、今は安倍政権に従属的で容認の立場にある。そのため今回の新石垣空港への緊急着陸に対しても翁長知事が「憤慨に堪えない」と強い怒りを示したのに対し、市長は「一歩間違えば近隣の住宅地に被害を及ぼしかねない重大事案だった」のに抗議には消極的だった。

 それが直後に沖縄防衛局長が事故内容の説明に訪れると一転、抗議に転じたのはあまりに恣意(しい)的でアリバイ的なパフォーマンスにしか見えなかった。

 ■事故率5年で1・7倍に

 しかし配備から5年、事故率は当時の1・93が3・27と1・7倍に増え、過去最悪になった。それは当時政府が強調した「安全性」の根拠が崩れ、県民や市民の命が危険にさらされていることを示すものだ。

 確かに普天間所属のオスプレイが名護市の海岸に墜落して2人が負傷するなどアメリカやオーストラリアなどで死傷事故が続発。さらに新石垣のように緊急着陸も相次いでおり、市長や与党議員らも認識を改めるべきだ。

 その上で議会は危機意識を強く持って早急に代表団を派遣。市長も抗議で指摘したように安全性への懸念は払しょくされておらず、徹底した原因究明で具体的な安全対策が示されるまで飛行中止を日米に強く求めるべきだ。

 ちなみに石垣も自衛隊基地ができるとオスプレイはじめ、軍隊に関するものは何でもありの島になるだろう。

 今から40年前の1977(昭和52)年のきょう11月15日早朝。…

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 今から40年前の1977(昭和52)年のきょう11月15日早朝。日本海に面した新潟の町から13歳の少女が突然、姿を消した▼少女の名は横田めぐみさん。北朝鮮の工作員による拉致被害者である。40年という長い月日。父親の滋さん(84)と母親の早紀江さん(81)は、苦しみや悲しみとか、ありきたりの言葉ではいい尽くせない日々を過ごしてきた▼拉致されて以来、早紀江さんは朝晩、めぐみさんの写真を前に帰国を願い、祈る日々だという。「一目でいいから会いたい」と安否を気づかう切ないまでの親心。最愛のわが子の帰りを一日千秋の思いで待ち続けている▼この問題の根本的な解決は望めないのか。他人の苦しみを知る人が一人でも多くなればとの思いを込めて、期待したい人物がいる。今や国政が一目置く次代のニューリーダー衆議院議員の小泉進次郎氏である▼かつて父親で首相を務めた純一郎氏が北朝鮮を電撃訪問し、拉致被害者たちを取り返したように。双方で2世時代となった今、平和の使者としての訪朝で、正義に応える英知を結集した解決はできないだろうか▼滋さんは体調面が優れないと聞く。時間は否が応でも刻々と過ぎてゆく。拉致被害者家族の「決して諦めない。あなたを取り戻すまで!」の切なる願いを一日でも早くかなえさせてあげたい。(鬚川修)

石垣市への波及効果に注目

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 ▽…市制施行70周年記念として石垣市はオリジナル婚姻届と同受理証明書を制作した。今回初の試みに関係者らは「挙式や新婚旅行で島を訪れてもらい、提出するなど活用して」とPR。若年層では人気デザインの婚姻届やおすすめの提出先(市町村)ランキングが共有される時代だけに、八重山の愛らしさあふれる本届けの市への波及効果に今後、注目が集まりそうだ。

 ▽…ICT機器を活用した遠隔合同授業が与那国、久部良両中学校で行われた。この日は2年生の数学の授業。学校は違うが、両校の生徒たちは顔見知りや友達で、大型スクリーンに向かって互いに冗談を言うなど普通の会話をしていた。まるで一つの教室にいるかのよう。さらに回答に対して互いに拍手をするなど、意欲をかき立てられた様子だった。

 ▽…2003年からの多年にわたるPTA活動が評価され、第62回九州PTAブロック研究大会で表彰された新川清孝さん(49)。子どもたちの目の輝きを「目の中に星があるみたい」と表現し、「活躍を一つでも増やせるように頑張らないと」と意欲。新聞に目を通して、活躍している子に声をかけるようになったといい、「特に登小や二中の子に頑張ってもらいたい」と母校愛もちらり。

石垣支部の生徒7人が全国大会へ

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第68回全国選抜マリンバ大会に出場する内原拓君(3列目中央)、弟の一成君(2列目右端)、小林佳奈菜さん(1列目右端)ら7人=10月29日午後、大田区民ホール(内原加代子さん提供)

 19日に東京豊洲シビックセンターホールで開かれる第68回全国選抜マリンバ大会(日本木琴協会主催)に、同協会石垣支部(内原ちひろ支部長)の生徒7人が出場する。

 大会は、全国から選抜されたマリンバ奏者のソロと、多彩なアンサンブルでクラシックの名曲やオリジナル作品などを演奏する祭典。

 生徒7人は、10月29日に東京都大田区民ホールで開かれたマリンバ北星会主催の創立40周年記念コンサートで演奏を披露。その素晴らしい演奏が評価され、同会会長から全国大会出場の推薦を得た。2014、15年に続き3度目の出場。

 7人は石垣、那覇、千葉の3教室から選抜されたメンバーで、それぞれの場所で個別指導を受けてきたほか、LINEやスカイプで3カ所をつなぎ、息を合わせる練習を実施してきた。

 大会では、同コンサートで披露した曲の前半に8小節分を付け足した、『ウイリアム・テル』序曲より静けさと終曲を演奏する。

 ことし4月から指導者が不在の状態で、石垣や千葉を行き来して強化練習を行ってきた那覇教室の小林佳奈菜さん(さつき小4年、10)は「いろいろ大変だったが、全国ではお客さんから笑顔と拍手がもらえるような演奏がしたい」と意欲。石垣教室の内原拓君(新川小6年、11)は「初めてマレット3本で演奏をして、指の皮がむけるまで頑張って練習してきた。全国では大きい拍手がもらえるように心を一つに演奏したい」。弟の一成君(同4年、10)は「リズムを刻むのが大変だが、全国ではしっかりできるようにして、聞く人に感動を与えられるような演奏をしたい」とそれぞれ抱負を語った。

 内原加代子支部長補佐は「みんなが楽しみながら、お客さんにも『よかったね』といわれるような感動ある演奏ができれば」と期待している。

 出演者は次の通り。

 ▽石垣=内原拓、内原一成▽那覇=小林佳奈菜▽千葉=寄本希海(松戸市立梨香台小5年)、安間樹(同2年)、大庭瑚乃(市川市立大柏小2年)、髙橋胡桃(同国分小4年)

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