Quantcast
Channel: 八重山毎日新聞社
Viewing all 16827 articles
Browse latest View live

チアリーディングを初体験 黒島中

$
0
0

大阪府の箕面自由学園中学校と交流し、チア部によってかつぎあげられた黒島中の吉濱校長(中央上)=6日、黒島中学校

 【黒島】黒島中学校(吉濱徳子校長)の生徒たちは6日、修学旅行で黒島を訪れた大阪府の箕面自由学園中学校(小川義人校長)の2年生約60人と交流した。

 同校体育館で開かれた交流会では、箕面自由学園中が取り組んでいるというディベートが披露され、黒島中の生徒たちも交え、テーマを設けて賛成と反対に分かれて討議。吉濱校長は「黒島は生徒が少なく同学年を2つに分けることが難しいので良い機会になった」と関心を寄せていた。

 この後グラウンドでは、両校生徒がチームに分かれて5色綱引きを楽しんだり、箕面自由学園チアリーダー部メンバーによる演舞も披露された。

 箕面自由学園は、高校がチアリーディングで全国制覇を重ねるなど有名で、中学にもチア部がある。

 次々と空高く飛ぶ大技に黒島中の生徒や職員らの目がくぎ付けになり、最後は吉濱校長や黒島中生徒、教職員を次々と肩に乗せ、なかなか体験できないチアリーディングを体験した。

 箕面自由学園中は、5日に黒島入り。初日は、黒島研究所でウミガメ学習や黒島ビジターセンターで指ハブづくりを体験。牧場で牛と触れ合いながら、この日に産まれたばかりの子牛に命名もした。

 同日夜には、黒島研究所でナイトミュージアムを実施し、黒島婦人会による八重山舞踊の指導も受けた。(黒島通信員)


「ぱいーぐるを特別住民に」 市が公認マスコット

$
0
0

ぱいーぐる1…中山市長から特別住民登録証を受け取るぱいーぐる(左)=7日午後、市役所

 石垣市は7日午後、南ぬ島石垣空港の開港1周年を記念して空港マスコットキャラクターの「ぱいーぐる」を市公認マスコットに認定。高さ185㌢のブロンズ製モニュメントを披露した。

 ぱいーぐるは今後、市公認マスコットとして、石垣市のPR活動に当たる。

 市役所では、中山義隆市長が「ぱいーぐる」に特別住民登録証を交付。引き続き、ピロティ前で行われたモニュメントの除幕式で、中山市長が「新空港開港後、PR大使として頑張ってきたぱいーぐる君には今後、石垣市全体のPRに励んでもらいたい」とあいさつ。

 モニュメントは3月下旬に市立図書館に設置され、観光客の記念撮影スポットとして活用される。

 除幕後、モニュメントの前で記念撮影する市民の姿が見られた。

石垣島の魅力PR 国内最大手エースと提携

$
0
0

エースの店舗で行われる石垣島PRキャンペーンのイメージ=7日午後、南ぬ島石垣空港

 石垣市は7日、トラベルスーツケース「プロテカ」で知られる国内最大手の総合バッグ製造卸会社エース㈱(森下宏明代表取締役、本社・東京)と連携し、石垣島PRキャンペーン「ディスカバージャパン」を実施すると発表した。第1弾として4月から5月6日まで、エースの店舗にコーナーを設け、観光と物産を紹介する。6月以降は海外店舗でのキャンペーンを計画している。3年間継続される予定だ。

 エースは、バッグ購入者に石垣島をPRする資料を手渡し、石垣島への旅行を促すことになる。離島ターミナルなどには特設スペースを設け、バッグ商品を展示する。バッグ類の共同開発も検討している。

 石垣島をPRする事業に取り組んでいる石垣島スパイスマーケット(ISM、平良静男代表取締役)が昨年7月、渋谷の百貨店で沖縄展を実施した際、エースの目に留まり、調整を重ねてきた結果、行政と企業の連携事業という形で実現した。石垣市商工会、ISMなど地元20社程度が参画する予定。

 7日、南ぬ島石垣空港で記者発表があり、事業を管理するISMの平良代表は「バッグを購入する人が石垣島を選択肢に入れてほしい。エースの売り場で石垣島の情報を発信できることはありがたい。観光客にはエースのバッグをもって石垣島に来てもらいたい」と期待した。

 エースの柳光洋マーケティング部マネージャーは「石垣島が世界のリゾートになれるよう取り組んでいきたい」と協力を約束。中山市長は「常設の形で石垣島をPRする意義が大きい。誘客効果に期待したい」と話した。

 エース商品の取扱店は国内約9600店舗、海外約300店舗。このうちキャンペーンは販売拠点で行われ、国内では最大200店舗、海外では最大50店舗を予定している。

高齢者の通院船賃無料化へ 川満町長が施政方針演説

$
0
0

竹富町議会3月定例会で2014年度施政方針演説を行った川満栄長町長=7日午後、議場

 竹富町議会(西大舛髙旬議長)の3月定例会が7日、開会し、川満栄長町長が2014年度施政方針演説を行った。川満町長は福祉施策で流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)とインフルエンザにかかる子どもの任意予防接種費用の一部助成や、80歳以上の高齢者が通院する際の船賃全額補助を実施する考えを示した。また、障がい者の通院にかかる船賃全額補助に加え、航空運賃・宿泊費の一部助成も行っていく方針も示した。

 町では納税チャネル充実事業としてコンビニ収納を開始するほか、15年度の運用を目指して「インターネットバンキング」や「モバイルバンキング」、現金自動預払機(ATM)を利用した納付が行えるようなシステムの構築推進を図っていく。波照間航空路線の運航再開については、15年度の運航再開が予定されていることから、現空港ターミナル施設の早期改築整備を県に訴える。また、町独自の施策として石垣|黒島|西表大原間における航路新設の社会実験を実施する。

 水道事業では西表島後良川からの水資源確保に取り組むとともに、耐用年数が迫っている海底送水管・老朽化した施設・管路は、潜って目視調査を行い、計画的な補修と更新を図っていくとした。

 観光関連整備事業では、黒島地区の伊古桟橋道路・あずま家の整備に併せて主要道路への擬木柵を設置。西表島のマリウドゥの滝、カンピレーの滝に通じる遊歩道、多言語文化財説明板の整備、西表島忘勿石之碑への最短進入路・駐車場の整備に向けた測量調査などに着手する。

 また、上原地区の集会施設建築工事に着手するとともに、町営住宅整備事業初期に建築された築35年の白浜団地7棟15戸の建て替えに向けた基本・実施設計に取り組むほか、学校施設整備では西部共同調理場の改築工事に着手し、船浦中学校校舎の改築にも取り組むとしている。

 農業施策では、13年度産から収穫が始まった新品種「てぃらら」を含めたマンゴーの西表島産ブランド化を図るとともに西表島産カボチャの拠点産地認定を目指し、栽培技術の向上を図るとしている。

 役場移転・庁舎建設については「支所建設や住民投票の実施についても意見を聴き、町の拠点形成に向けた諸条件整備を着実に進める」と述べるに留め、「町新庁舎のあり方検討有識者委員会」の設置と現庁舎の耐震診断調査を実施する考えを示した。

「やぎさんゆうびん」「ぞうさん」「一ねんせいになったら」など…

$
0
0

 「やぎさんゆうびん」「ぞうさん」「一ねんせいになったら」など、子どもも大人もよく知っていて歌える童謡の作者、詩人のまど・みちおさんが亡くなった。やさしい言葉でつづられた詩歌は、リズミカルで覚えやすく幼児でも最後まで歌える▼比べて文部省唱歌や校歌はどうだろう。まず言葉が難しい。おなじみの兔追いしで始まる唱歌ふるさとも習ったころは意味も分からず、ただ復唱していただけなので身につかず、いまだもって歌詞カードがなければおぼつかない。「こいのぼり」の甍(いらか)の波以下の歌詞、他の唱歌も同じ▼これは作詞者のせいではない。世間がそんな麗句を好み望んだのではないか。校歌も同様で、たいていの人は一番の頭出しがせいぜいである。まどさんなら、きっと一度覚えたら死ぬまで忘れない楽しい校歌を作ってくださったかも▼くしくも、わが母校の校歌の作詞は、まどさんと台湾時代に親交のあった石垣島の詩人・喜友名(石島)英文さん。過日上演された三木健さんの音楽劇「潮がれ浜」でそのことを知って、まどさんをより身近な存在に感じた▼まどさんは、人間に限らず生きものの命は、何ものにも優先して守られなくてはならないとの信念から戦争には反対で、解釈で国の平穏を揺るがしかねない内閣の動きを憂慮していた。(仲間清隆)

結婚披露宴さながら

$
0
0

 ▽…第59回全国女性大会2013年度「フレッシュミズの主張」全国コンクールで最優秀賞となった新城美保さんの受賞祝賀会が盛大に開かれた。結婚披露宴を開いていなかったという美保さんと夫の正之さんの晴れ着姿に、来場者らは次々と記念撮影。受賞者入場も夫婦で登場するなど、会場は披露宴さながらに。

 ▽…「育てよう文化の心 文化のまち」をテーマに始まった第19回石垣市民総合文化祭。オープニングセレモニーは八島新港地区特設会場で開かれた「南ぬ島石垣空港開港1周年!TsunDAMIアイランドフェスティバル」と開催時刻が重なったため、来場者も少なめだが時間が経つにつれて市民が次々と訪れていた。9日の舞台の部に期待。

 ▽…TsunDAMIアイランドフェスティバルは大盛況に幕を閉じた。飲食ブースやアートコーナーなど子どもから大人までを魅了するイベントとなったが、報道陣泣かせにもなった。開演前と後のマスコミ対応は別物で、厳しい撮影規制に思わず「何もできない」と漏らす報道関係者も。発表記者会見で「開港1周年をアピールしたい」と意気込んでいた関係者の思いはいったいどこへ?

 

新城さんの快挙を祝福

$
0
0

大勢の来場者から祝福を受けた新城美保さん(左)と夫の正之さん(奧)=8日午後、ホテル日航八重山

 第59回全国女性大会2013年度「フレッシュミズの主張」全国コンクールで最優秀賞を受賞した新城美保さん(40)=黒島=の受賞祝賀会(同実行委員会主催)が8日午後、市内のホテルで開かれ、黒島や沖縄本島から大勢の関係者が集まった。

 着物姿に身を包んだ新城さんは「こんなに盛大な祝賀会を開いていただき、意見発表より緊張している。黒島からも大勢の人が駆けつけてくれてうれしい」と喜び、夫の正之さん(43)も「妻の着物姿は初めてで良い記念になった」と緊張した様子で、来場者の祝福を受けていた。

 JA沖縄八重山支店女性部の池西美津子部長は「黒島の地域の人たちに贈られた賞でもあり、ハートの島、黒島を全国にPRできたと思う」とあいさつした。

「新商品の開発を」

$
0
0

産地漁協ビジネス連携新商品開発セミナーで地元で捕れる水産物を加工方法やポスター制作までを行った参加者=7日午後、大浜信泉記念館

 県産水産物を活用した加工品などの新商品開発を支援する県の委託事業「産地漁協ビジネス連携新商品開発セミナー」が7日午後、大浜信泉記念館で開かれた。

 山口県萩市の道の駅「萩しーまーと」の駅長で地域活性化伝道師の中澤さかな氏が講師を務め、県内で捕れる「オジサン」に似た「金太郎(ヒメジ)」を商品開発した経緯を解説。山口県萩市で雑魚として扱われていた金太郎をオイル漬けにするなど、加工してヒットさせた手法も説明した。

 その中で中澤氏は「ありふれた魚種で普通の加工品を作っても不毛な価格競争に巻き込まれるだけ」として、比較対象のない新ジャンルの加工製品への挑戦を勧めた。

 そして、「おいしいこと、地元素材の使用は当たり前。その上で地域の食文化、食習慣を反映し、おいしそうにみせることが大切」と説いた。さらに「話題にしたい面白さや食への楽しみを演出すること」の必要性も挙げた。

 その後、参加者18人が4グループに分かれてワークショップを展開。地元で捕れる水産物から絞り込んだ素材の加工方法を選定、ポスターを製作したうえで、最後に各グループがプレゼンテーションを行った。

 マグロ、ソデイカ、モズクを使った「海鮮メンチ」、セーイカをそのままプレス焼きにした「ミミガーせんべい」、シイラを麺に練り込んだ「マンビカー麺」、エチオピアと呼ばれるシマガツオを使った「ぱいぬ島チップス」が発表された。


大盛さんと佐藤さんが最優秀 アイデア島やさい料理コン

$
0
0

最優秀賞の大盛かおりさん(左)と佐藤駿介さん=8日午後、JA八重山支店

 「第2回アイデア島やさい料理コンテスト」(JAファーマーズマーケットやえやまゆらてぃく市場主催)が8日、JA八重山支店で行われ、島野菜を食材に使った料理を競った結果、一般の部では「石垣島産人参と黒人参の人参チップス」を作った大盛かおりさん、5年以上の調理経験者が対象のプロの部では、「島盛りだくさんのコース仕立て」をつくった佐藤駿介さん(星のや竹富島)が最優秀賞に輝いた。

 田原美月さん(八商工2年)は八重山調理師会から特別賞を受けた。

 コンテストには一般に6人、プロに7人がエントリーした。

 審査は、同市場生産者会の大島正嗣会長やJA関係者、八重山調理師会員など5人が行い、▽レシピの構成と工夫▽おいしさと味のバランス▽アイデア性と創造性▽彩り▽料理と器の調和|の5項目を基準に審査した。

 最優秀に輝いた大盛さんは「コンテストが勉強になった。知らない野菜があったので、これから島野菜のことをもっと勉強したい」、佐藤さんは「寝ないで頑張って作ったかいがあった」と話した。

 結果は次の通り。

 一般▽最優秀=大盛かおり▽優秀賞=砂川ゆり▽優良賞=▽中村生(いくる)

 プロ▽最優秀=佐藤駿介▽優秀賞=川平展史(のりふみ)▽優良賞=仲道武

 ▽特別賞=田原美月

総合文化祭始まる 石垣市文化協会

$
0
0

石垣市民踊愛好部会のアトラクション「人生前向きに」で開幕した第19回石垣市民総合文化祭=8日午後、市民会館ピロティ

 「育てよう文化の心 文化のまち」をテーマにした第19回石垣市民総合文化祭(市文化協会主催)の展示の部が8日午後、市民会館で始まった。9日まで2日間開かれる。書道や華道部会など12部会が数々の作品を出展し、大勢の来場者が一つ一つの作品に興味深そうに見入っていた。9日午後6時30分からは大ホールで舞台の部が行われ、三線や舞踊など10部会が活動の成果を披露する。

 同文化祭は会員の日ごろの芸術、文化活動を広く公開し、文化の継承、発展、想像、交流に努め、心豊かな文化のまちづくりを図ることが目的。

 オープニングセレモニーは同日午後2時から市民会館ピロティで行われ、市文化協会の石垣久雄会長が「各部会員の活動の成果を鑑賞し、今後の精進に向けて会員を励ましてほしい」とあいさつ。中山義隆市長の祝辞のあと、テープカットと民踊愛好部会のアトラクションで幕を開けた。

 展示会場の中ホールには書道や華、絵画、織物、陶芸など各部会員が丁寧に仕上げた作品が並び、歴史民俗部会の研究成果「古制の『ハカ』と屋号(屋号)について」や食文化部会のおもてなし菓子「ユヌグツム」も展示され、大勢の市民が会場を訪れた。

 茶道部会や琉球の茶道部会は中ホールと大ホールのピロティに茶室を設け、来場者に茶やぶくぶく茶を振る舞い、来場者を楽しませた。

 舞台の部では三線や舞踊、方言、コーラス、琉球芸能、武道など10部会が合わせて15演目を披露。入場料1000円。

9千人が開港1周年祝福 TsunDAMIフェスタ

$
0
0

約9000人の観客が開港1周年を祝福=8日夜、新港地区特設会場

 南ぬ島石垣空港の開港1周年を記念した音楽イベント「TsunDAMI(ツンダミ) ISLAND FESTIVAL」(同実行委員会主催)が8日午後3時から、新港地区特設会場で開かれ、市民や観光客ら約9000人(主催者発表)が同フェスタを満喫、フィナーレは、ビギやま商店制作の新空港PRソング「おかえり南ぬ島」のダンスを観客と出演者が一緒に踊り、開港1周年を盛大に祝った。

 ステージは、韓国の5人組アーティスト「7942」がオープニングアクトを務め、本島出身のかりゆし58がオリジナルでにぎやかに盛り上げた。

 石垣市出身のやなわらばーが息のあったハーモニーで「拝啓○○さん」を歌い上げ、きいやま商店の「オキナワロックンロール」では、観客がタオルを振り踊り歌い、会場が一体となった。

 夏川りみは代表曲の「涙そうそう」を熱唱、東京スカパラダイスオーケストラは「ルパン三世のテーマ」などを軽快に演奏、BEGINは「島人ぬ宝」や「国号508号線」、「竹富島で会いましょう」など、おなじみのナンバーで観客を大いに楽しませた。

 地元からは大浜中学校郷土芸能部や琉球國祭り太鼓も参加し、イベントに花を添えた。

 中山義隆市長は「つんだみとは三線の調弦を意味する。全国各地、海外から来る観光客の皆さんが石垣島の自然や文化、音楽に触れ、自身の心と体を癒やしチューニングし直せるような観光地を目指したい」とあいさつした。

 会場の一角では、石垣島在住のアーティストによる作品展や、芸術家の故・岡本太郎氏が石垣島の風景を撮った作品を集めた写真展なども開かれた。

 関西から訪れたという20代の女性は「こんなに豪華なメンバーの演奏を石垣島で聴けるなんてすごい」と興奮気味、市内真栄里の30代男性は「最高のイベントだった。毎年、開催してほしい」と満足そうな笑顔をみせていた。

民度下げる不法投棄

$
0
0

 ▽…今年初めて実施される不法投棄撲滅強化月間。1月に玉取崎で発生した子牛を埋め、投棄した事案など不法投棄は後を絶たない。新空港開港以降、観光客が急増し、昨年は94万人を突破。今年は105万人を掲げる石垣市。心ない一部の行為が島全体の印象として観光客の目に映る可能性も否めないことから、強化月間で不法投棄が一件でも減ることに期待したい。

 

 ▽…またしても謝罪から始まった竹富町議会3月定例会本会議。野党多数とあって町議の追及が厳しくなるのは常だが、議会のたびに町長が謝罪する事態が続いている。副町長が不在となって1年超が経過し、各課長級職員の負担も増加しているが、町民のためにも上司に謝罪させないような行政運営が求められているのでは?

 

 ▽…大浜中学校駅伝チームの記念碑が校内に建立された。昨年12月15日に山口市で開催された全国大会出場から約3カ月。久しぶりに番記者と再会した生徒たちはいつものように「マイペース」、学校関係者は「変わらないでしょ」と一言。3年生はまもなく卒業を控え、高校での新たな挑戦が待っている。彼らの輝く瞳を見ると、全国大会がつい先日のよう。

もう20年ほどになるだろうか。八重山ファン…

$
0
0

 もう20年ほどになるだろうか。八重山ファンという大学院生と知り合った。原子力を専攻しており、難しい話にはついて行けなかったが、有効性や安全にはかなりの自信をみせていた▼卒業後、その青年は東京電力に入社し、のちに同じ八重山リピーターの女性と結婚したと聞いた。その後連絡は途絶えたが、福島原発のニュース中継や記者会見のときには、現場にいないかと彼を探している▼あの凄惨(せいさん)な東日本大震災から、きょう11日で3年。被災県の復興は課題が山積、多くの人々が震災前とはまったく違う生活をしている。特に福島第1原発近くの人々は、断腸の思いで故郷を離れた。その中には石垣島で暮らすようになった人々も▼驚くのは同原発の汚染水漏れやメルトダウンなど、深刻な状況が次々と明らかになるなかで原発輸出に向けて動きだしていることだ。それを世界はどう見ているのだろうか▼私たちが住む八重山も、原発の不安を拭えない。隣の台湾、中国で多くの原発が稼働中だ。ひとたび事故が起きれば大変だ。風向きによってはすぐに被害を受けかねない▼原発の安全神話が崩壊したいま、多くの国民が新たなエネルギー政策への転換を望んでいる。日本の高い技術力でこの問題を克服、世界の手本とすることが大震災の教訓ではないか。(黒島安隆)

大中駅伝の快挙称え 全国出場記念碑を建立

$
0
0

全国大会出場記念碑を除幕した大中駅伝チームと関係者ら=10日午後、大浜中校庭

 昨年12月に山口市で開催された第21回全国中学校駅伝大会に出場した大浜中学校男子駅伝チーム(当山哲郎監督)の出場記念碑が9日校庭に建立され、10日午後、記念碑前で記念式典が行われた。

 父母会の新城忠会長は「記念碑建立で自分たちの偉業を誇りに思い、後輩たちは先輩に追いつき、追い越してほしい」と激励。

 同校の伊志嶺哲男校長は「皆さんの活躍を記念碑で未来永劫(えいごう)に伝えたい。今後の目標を見据えてこれからも頑張ってほしい」とあいさつ。

 チームを代表して新城秀人前主将は「全国に出場できたのも父母や監督、地域のおかげ。僕たち3年生部員は誇りを持ち、高校でも目標を持って頑張りたい」と感謝した。

 記念碑には全国大会に出場した監督や選手、コーチ、マネージャーの氏名が刻まれている。

 父母会が石版、伊良部砕石が石を提供した。

男子1位は津村さん(ダウンウインド)松本さん(レースボード)

$
0
0

石垣島初となるSUPの大会に参加した選手と関係者=9日午後、川平底地ビーチ

 石垣島SUP(スタンドアップパドルサーフィン)グランプリ大会(同実行委員会主催)が9日、名蔵湾と川平底地ビーチで開かれ、ダウンウインド、コースレース、チームレースの3種目に県内外から総勢約50人がエントリー、石垣島では初の大会を楽しんだ。

 大会には神奈川県茅ケ崎から最年少の野村颯(そう)君(11)をはじめ、地元から高校2年生の北島健太君も出場。北島君はダウンウインドとサーフボードの両種目で2位に入るなど健闘した。

 大会成績は次の通り。

 ▽ダウンウインド男子オープン(名蔵~フサキ海岸)=①津村力②北島健太③松山幸介。

 ▽同男子サーフボード=①嘉良直三②松澤健③田川周蔵

 ▽同女子オープン=①安智絵②柴田美沙枝

 ▽コースレース男子レースボードクラス(1.5㌔コースを3周回)=①松本晃一②北島健太③松山幸介

 ▽同サーフボードクラス=①小山豊②上月太郎③豊口敏彦

 ▽同女子レースボードクラス=①安智絵②柴田美沙枝

 ▽同女子サーフボードクラス=①前田郁江②徳岡春美③松井利江

 ▽チームレース(3人編成)=①ちがさき(神奈川県)②チーム小浜(石垣市)③湘南の風(神奈川県)


多彩な演目で観客魅了 市民総合文化祭舞台の部

$
0
0

9部会が踊りや三線、太鼓などを披露した第19回石垣市民総合文化祭の舞台の部=9日夜、市民会館大ホール

 「育てよう文化の心 文化のまち」をスローガンに開幕した第19回石垣市民総合文化祭(石垣市文化協会主催)の舞台の部が9日夕、市民会館大ホールで開かれ、9部会の会員が日ごろの活動の成果を披露した。舞台は2部構成で行われ、箏唱や舞踊、斉唱、コーラスなど多彩な演目が次々と繰り広げられた。観客は一演目ごとに盛んな拍手を送り、舞台をたんのうした。

 第1部は箏曲部会が「六段菅撹」「スキ節」で幕を開け、美しい琴の音を会場いっぱいに響かせた。舞踊部会の光扇会島袋トキ子八重山民俗舞踊研究所が「赤馬節」、光扇会登野城米子舞踊研究所が「夜雨節」で一糸乱れぬ踊りを披露。三線部会の八重山古典民謡保存会が「まるまぶんさん節」「まへーらつぃ節」を斉唱した。

 太鼓部会は真地米子太鼓研究所が「鳩間節」、八重山古典音楽孫明流太鼓波照間恒賢研究所が「赤またー節」「揚古見ぬ浦節」を披露、軽快なバチさばきで観客を魅了した。

 方言部会の方言劇「猿と玉ねぎ」では、85歳を迎えた宇江城正晴、宮里テツ、大盛和子さんが出演。猿の着ぐるみを着た部会員らも登場し、ユーモラスな内容に会場が沸いた。石垣女声コーラスあかようらは「芭蕉布」「鳩間節」を美しいハーモニーで歌い上げた。

 第2部は、琉球芸能部会の「浜千鳥節」で始まり、八重山勤王流祥吉千代乃会宮城千代舞踊研究所や光扇会大浜治子八重山民俗舞踊研究所の踊り、八重山古典音楽大濵用能流保存会の斉唱、屋比久流八重山拳法王道会の演武などが続いた。本年度のとぅばらーま大会最優秀賞の岡山創さんは情感豊かに「とぅばらーま」を熱唱した。

 フィナーレは、古謡部会が「きゅうがぴージラバ」「月出ぬはなむぬ」など4曲を歌い上げ、締めくくった。

中学校でも巣立ちの春 229人が別れ告げる

$
0
0

卒業式で宜野座安夫校長から卒業証書を受け取る生徒ら=9日午前、白保中体育館

 これからピークを迎える郡内公立中学校の卒業式に先立ち、9日、石垣中、川平中、白保中、大原中で2013年度卒業式が行われ、計229人が思い出の詰まった学び舎を巣立った。

 このうち、「最高の仲間 育んだ友情 笑顔で『全笑優勝』」をテーマに行われた白保中学校(宜野座安夫校長)では、男子7人、女子10人の計17人がそれぞれの道に向け、スタートを切った。

 宜野座校長は式辞で道元禅師の「霧の中を歩めば、覚えざるに衣が湿る」という言葉を贈り、「切磋琢磨(せっさたくま)しながら自分を高められる良い環境に染まるようにし、周りの者の『衣を湿らせる』存在になってほしい」と激励。玉津博克教育長(仲大盛秀彦教育委員代読)、石垣憲良PTA会長らが祝辞を述べた。

 豊里一斗生徒会長は「先輩方はすべての面であこがれの存在。それぞれの夢や目標に向かって後ろを振り向くことなく進んでほしい」と送辞、在校生全員で「めぐり会う歌にのせて」を歌った。卒業生を代表して豊村甘茄さんが「白保中で過ごした日々はかけがえのない宝物。これまで教えていただいたことや言葉を忘れず、未来へと続く道を前を向いて一歩ずつ歩んでいく」と誓った。

 卒業生と保護者がこれまでの感謝の気持ちを伝え合う場面もあり、涙を誘った。卒業生は在校生や父母らがつくった花道をくぐり抜け、通い慣れた校舎との別れを惜しんだ。

 併置校の川平小中では、児童5人も卒業した。卒業式のピークは12日。郡内の残り14校で363人の児童生徒が学び舎を後にする。

3市町 防災、減災対策を強化 地域防災計画見直しへ

$
0
0

避難場所までの距離などを示す標識=10日午後、文化会館東の桟橋通り。市内104カ所に設置されている

 未曽有の被害をもたらした東日本大震災から11日で3年がたつ。石垣市では犠牲者追悼・復興祈念式が世界平和の鐘鐘楼(新栄公園内)で予定されており、地震が発生した午後2時46分に防災無線と船舶からサイレンを鳴らし、黙とうをささげる。大震災は、1771年の明和大津波を現実のものとしてとらえるきっかけにもなった。3市町は震災以降、地域防災計画を見直すなどして防災、減災の取り組みを強化している。

 石垣市は防災無線を35基から51基に増やした。4月以降にも2基増設する。一斉メール配信サービスも行っている。屋内用の防災無線となる戸別受信機もすべての公立学校施設と公民館など約120カ所に導入。海抜表示は200カ所、避難施設の場所と距離を示す避難標識は104カ所に立てた。沿岸部の津波避難ビルは8施設から15施設になった。

 地域の自主防災組織も6カ所から26カ所となり、沿岸部の小学校7校、幼稚園7園、中学校(伊原間)1校にはライフジャケットを配布した。

 災害時に対策本部の代替施設となる総合体育館には1万3000食の食糧を確保、賞味期限が一度に切れないよう、4月から新しくなる給食センターなどで年次的に備蓄していく。人口の5%に当たる2万1000食を計画する。

 毛布や簡易トイレなど防災資機材を保管する倉庫は、福祉避難所となっている市健康福祉センターに整備された。将来的には北西部を含め3カ所への設置を検討している。

 水や食糧などの備蓄について市防災危機管理室(慶田城用允室長)は「行政だけで市民全員の備蓄はできない。市民には3日分以上の備蓄をお願いしたい」と呼びかけている。

【竹富町】

 竹富町(川満栄長町長)では東日本大震災を教訓に町地域防災計画の見直しに着手。開会中の町議会3月定例町議会に同計画案を上程しており、可決されれば1988年以来、初めての見直しとなる。

 見直し案では、島が点在する地理的特殊性を考慮し、通常は3日分とする個人の食料備蓄を7日分とし、津波対策として一定の高さを確保できる防災施設の検討など、津波対策の強化がポイントとなっている。

 また、町内各公民館では自主的に避難訓練を実施しており、各地区の消防分団とともに避難ルートや避難場所を検証。町役場にも避難道の整備を求める要請が相次いで寄せられている。

【与那国町】

 与那国町では東日本大震災後、地域防災計画の見直しに取り組み、これまでに3集落の電柱への海抜表示や避難場所に誘導する看板などを設置した。

 また、備蓄倉庫の整備を2014年度以降に計画。海岸付近への避難タワー設置、老朽化している町役場の建て替えについても検討している。

 このほか、町主催の与那国島一周マラソンに併せて自衛隊と合同で避難訓練を実施しているほか、今年2月には比川公民館が独自で避難訓練を行うなど、町民の自主防災への意識が高まっている。

 

「くばざき」か「ほそざき」か

$
0
0

 ▽…細崎地区海業支援施設の設置・管理に関する条例案などを審議した開会中の竹富町議会3月定例会。通称「くばざき」と呼ばれる「細崎」の読み方について、西大舛髙旬議長は「『くばざき』なのか、『ほそざき』なのか」と当局に確認。多くの離島をかかえ、独特の名称が多い竹富町では読み方の統一も大事だが、「海業」と書いて「うみわざ」と読むのも…。

 

 ▽…東日本大震災の犠牲者追悼・復興祈念式が11日午後、行われ、多くの市民が参加した。今回は復興への願いを込めて300個の風船が空へと放たれた。風船は黙とう前に保育園児や幼稚園児を含む参加者に配られたが、風船に興味が向き黙とうに集中できない園児が多数。風船を渡すタイミングを考えるべきだったようだ。

 

 ▽…国営石垣島土地改良事業の同意徴収作業出発式であいさつした東田盛正さん。「4月21日までに受益者の理解をいただきたい。みんなで頑張りましょう」と呼びかけ、勢い余ってそのまま「頑張ろう」の音頭を取ろうとする一幕も。申請を行う農家の代表を務めているだけあって並々ならぬ気合の入れようだった。

世界に誇るべき貴重な海域を未来に引き継ぐ…

$
0
0

 世界に誇るべき貴重な海域を未来に引き継ぐ。サンゴ礁が織りなす豊かな生態系と美しい景観を保っている慶良間諸島が、国内31番目の国立公園に指定された▼座間味や渡嘉敷、阿嘉、慶留間など大小30余の島々からなる慶良間諸島は、沿岸海域の透明度が高く、どこまでも青く透き通った海の色は「ケラマブルー」と表現される▼海域は、約250種のサンゴが生息する国内有数のダイビングスポットのほか、沖合を回遊するザトウクジラのホエールウオッチングの名所として知られる▼環境省の中央環境審議会は、答申で「日本を代表する傑出した景観」と高く評価。次代に残す宝の海域を「保全」と「利用」の観点から、人間と自然が共存できる関係構築に期待している▼一方、八重山にも世界に誇れる西表石垣国立公園がある。自然が残る西表島と石垣島をはじめ、両島との間に位置する国内最大規模のサンゴ礁群である石西礁湖の海域、隆起サンゴ礁の黒島、竹富島、小浜島、新城島、仲の神島などからなる日本最南端の国立公園だ▼二つの国立公園は、沖縄がいかに世界有数の貴重な海域を保有しているかを象徴している。私たちは、海からさまざまな恩恵を受ける自然が豊かな郷土に住む。だからこそ、次代に継承する宝の海を守り続ける大切さを忘れたくない。(鬚川修)

Viewing all 16827 articles
Browse latest View live


<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>