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牛の島にステーキ店を

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 ▽…新規5個人の農業経営改善計画に認定証を交付した竹富町。認定証交付式の後、川満栄長町長は新規認定を受けた各地区の農家と意見交換。黒島の新規認定農業者に「黒島にステーキハウスを出して、牛の島でステーキを食べられるようにしたらどうか」と6次産業化を提案する場面も。

 ▽…八重山商工高校定時制課程の科目履修制度。同校の大濵勇気教諭によると、履修生の一生懸命な姿が生徒たちを奮起させ、いい影響を与えているという。さらに、履修生と生徒の授業進度の違いに「教える側としてもいい修業になった」と話しており、トリプル効果を生み出しているようだ。お互いを刺激し、学び合える場となっており、興味のある人は挑戦してみては?

 ▽…第2回新石垣市立八重山博物館(仮称)建設基本構想検討委員会では、資料や会議の進め方について委員から厳しい意見が相次いだ。資料の読み合わせの場面では「この時間が無駄。委員は資料をある程度読んできている。意見を吸い上げる場にした方がいい」との指摘も。来年度に計画している4回では足りないとの声もすでに上がっており、建設的な運営が望まれる。


三寒四温、季節の変わり目特有の天気が続く…

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 三寒四温、季節の変わり目特有の天気が続く▼晴れた日野原を歩くと確実に風景が明るくなっているのに気付く。サトウキビが刈られ、広い畑の空間が現れているのだ。これまでキビの葉っぱの上にあるように見えた建物がその土台から見えたり、森や林がひときわ大きく見えたりする▼昔なら今ごろ、製糖屋(シートーヤー)から流れてくる砂糖を煮詰める匂いがひもじいおなかをきゅうきゅう刺激したものだ。その刺激にそそのかされ、腕白どもはシートーヤーに行き大きなナベにくっついている砂糖のカケラ(端っこにべったりくっついているのでハタガーと言った)をこそいで食べた▼以下は友人U君の思い出話。彼はある時、夜シートーヤーに行けばハタガーを独り占めできると思いそれを実行する。目当ての大ナベを懐中電灯でパッと照らすと、そこには大ナベの表面中、いっぱいに無数のゴキブリが真っ黒くたかっていたという▼彼は気持ち悪くなり、以後ハタガーを食べたことはない。ところがそれは袋に詰められ安くで売られていたので、知らぬが仏、私たちはそれをおいしくたくさん食べたのだ▼現在世の中は景気が良いと皆えびす顔だが、それも何かの食べ残しの可能性なきにしもあらず。時々詳しく点検する必要があるだろう。(八重洋一郎)

きょうから高校入試 3校で458人が挑戦

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 県立高校の2014年度一般入学試験が6、7の2日間、県内の各試験場で一斉に行われる。

 八重山3高校の定員(推薦合格内定者除く)は全日制・定時制あわせて551人。これに対し志願者は458人で、平均倍率は0.83倍。93人の定員割れとなっている。最高倍率は八重山商工高校商業科観光コースの1.12倍。

 八重高は定員197人に対し218人(1.11倍)、八商工全日制(3科5コース)は定員156人に対し117人(0.75倍)、同定時制は定員40人に対し13人(0.33倍)、八重農(4科)は定員158人に対し110人(0.70倍)が志願。八重高、八商工商業科情報ビジネスコース(1.03倍)、同観光コース以外は定員を割っている。

 試験は午前10時から初日は国語、理科、英語の3教科。2日目の7日は社会と数学が行われる。

 八重山特別支援学校高等部の試験も同じ日程で行われ、一般学級の定員16人に対し6人、重複障害学級の定員3人に対し1人が受験する。合格発表は13日午前9時から、各校で行われる。

音楽で石垣島の魅力PR 会場作り急ピッチ

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8日のミュージックフェスティバル「TsunDAMI ISLAND FESTIVAL2014」に向けて急ピッチで準備が進められる会場=5日午後、石垣港新港地区

 8日に八島町の新港地区で開催される「TsunDAMI ISLAND FESTIVAL(ツンダミアイランドフェスティバル)2014」のステージが5日までにほぼ完成するなど、会場周辺で急ピッチに準備が進められている。

 同フェスタは石垣市島観光の魅力をPRするのが目的で、BEGIN、夏川りみ、きいやま商店、やなわらばー、かりゆし58、東京スカパラダイスオーケストラが出演する。オープニングアクトは、韓国の男性グループ7942。

 BEGINの比嘉栄昇は「(開港後)島で生まれ育った者として島がどう変わるのか少し心配だったが、航空券も安くなり、結婚式だけじゃなく誕生日などでも帰ろうかというくらい(石垣を)近く感じる。島の子どもや大人も含めて音楽で交流ができたらいい」とコメント。

 夏川りみは「このフェスタで石垣島をもっと盛り上げたい」、きいやま商店は「過去最大のミュージックイベントで、出演者が豪華。もう絶対楽しい」とPR。

 やなわらばーは「石垣島のビッグイベントに出演が決まってうれしい」とそれぞれメッセージを寄せている。

 同フェスタは8日午後1時開場、午後3時開演。午後7時に終了する予定。チケットは前売大人3000円、小中校生1000円、未就学児は無料。

新年度に台北事務所設置へ 台湾との経済交流強化

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新石垣空港の開港に伴い、直行便で石垣に到着した台湾人観光客ら。市は台北事務所の開設で経済交流の活発化を目指している=2013年3月7日、南ぬ島石垣空港

 南ぬ島石垣空港が昨年3月7日の開港から1周年を迎えるのを前に、中山義隆石垣市長は5日、八重山毎日新聞などのインタビューに応じ、「今年は新たに台湾に台北事務所をつくりたい」と述べ、現地との情報交換を密にした経済交流に取り組んでいく計画を明らかにした。時期については「新年度から行いたい」とした。11日の市議会本会議に、事業費を盛り込んだ新年度予算案を提出する。

 市長によると、台北市に事務所を設置し、担当職員を配置する予定だ。「担当者が勤務することで台湾とのコネクションをつくることができる。旅行社や航空会社と直接交渉ができ、こちらから売り込みたいときにすぐに行動ができる。台湾のお客さんのニーズを把握し、情報発信ができる」と説明した。

 南ぬ島空港が開港して以降、台湾から2社が定期チャーター便を就航させたが、商品造成の難しさや冬場の観光資源の乏しさなどから運休した経緯があり、台湾側との連携に課題があると指摘されていた。

 海路では台湾からクルーズ船が毎年、半年にわたって寄港しているほか、今年6月中旬からは琉球海運の貨物船が博多―鹿児島―那覇―宮古―石垣のルートで運航する計画もある。

 台湾との交流を推進している八重山経済人会議の大浜一郎代表幹事は「石垣島特産品拡め隊が台湾で2月に観光物産展を開催し、貨物船も就航する計画があるなど、観光と物産の交流の素地が広がりつつある。沖縄全体の外国人観光客を増やすには石垣空港が欠かせない。現地で交渉、連絡などができる機能があると、細かい積み重ねができる。事務所設置は画期的なことで、ぜひ推進してもらいたい」と話した。

旧空港閉鎖きょうで1年 撤去工事進む

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閉鎖から1年を迎える旧石垣空港。人気のないターミナルには物寂しさも。これから取り壊し工事が始まる

 南ぬ島石垣空港の開港に伴い、昨年3月6日に閉鎖された旧石垣空港は閉港からきょうで1年が経過した。長年、航空機騒音に悩まされた周辺住民からは「騒音が消え、静かで快適な環境に生まれ変わった」と喜ぶ声が大きい。

 旧空港ではターミナルビルや滑走路の撤去工事が進み、跡地に県立八重山病院の移転新築や旧第11管区海上保安本部石垣航空基地庁舎跡地には市消防本部の移転が決まっている。

 撤去工事は2015年度で完了する予定で、八重山の玄関口として57年間にわたって市民や観光客に親しまれてきた旧空港は2年後には完全に姿を消す。

 旧空港近くの真栄里に住む30代男性は旧空港閉鎖で、航空機の騒音がなくなったことを歓迎する一方で、「長年見慣れた飛行機が遠くへ行ったことに一抹の寂しさもある」と話す。

 平得に住む20代の女性は「今度は道路や跡地利用の工事が始まり、騒々しくなるが、近くに病院ができるのはありがたい」と、これからの跡地利用と空港周辺の再開発に期待を込めた。

 一方、旧空港跡地に移転新築が計画されている八重山病院は17年4月の開院を目指し、着々と準備が進められている。

 跡地利用にはこのほか、新八重山博物館や滑走路を横断する幹線道路の建設も計画されている。

 旧空港撤去工事は今後、14年度に北側滑走路、エプロン、15年度にターミナル、駐車場などを撤去する計画。

 旧空港の総面積は約49万5000平方㍍。うち国有地は63.5%、県有地30%、市有地2.1%、民有地4.4%。

消費増税、一般住宅受注が大幅増 駆け込みで”建設待機状態”

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増税の影響で市内では一戸建てやアパートの受注が増加=5日午後、市内登野城

 4月からの消費税増税の影響で、市内の建築設計事務所では、一戸建て住宅の受注数が大幅に増加している。ある設計事務所によると、昨年10月の増税決定前から毎月の受注数が2倍に増加。中には今年3月中の完成が間に合わず受注破棄するケースも出ているという。一方では4月以降の住宅建設の冷え込みを心配する声も。また、市内家電量販店などでは、住宅建設と連動して2月後半から冷蔵庫や洗濯機などの家電の売れ行きが伸びており、在庫を確保しながら今後の駆け込み需要に備えている。

 八重山土木事務所建築班によると、昨年10月から今年1月までの建築物の確認済証交付件数は、112件で前年と比べ29件増加。担当職員は「増税決定後の10月から年末にかけて申請が多く、駆け込んでいる印象を受ける」と話している。

 注文住宅の消費税率は、2014年3月31日までに引き渡しが完了するか、13年9月30日までに請負契約を締結していれば、引き渡し時期にかかわらず5%が適用される。

 市内の建築設計事務所の代表は「増税決定後、住宅の受注と客からの問い合わせが増えた。設計士の人数も限られているので仕事が追いつかず、こちらから断るケースもある」と述べ、建設が「待機状態」にあるという。

 増税決定後に住宅の購入を決めた男性(37)は「購入を考えていたときに増税となって残念。3%増しは仕方ない」と話した。

 また別の事務所の代表は「東日本での建設や東京オリンピックの影響で石垣から出稼ぎに行く人もいて、人手不足の上に材料も高騰している。完成が遅れるのを知るとキャンセルする客もいる」と不満を漏らしている。

 一方、市内の家電量販店の店長は「増税前の住宅ラッシュと家電の関係はつながる」と分析し、2月後半から冷蔵庫や洗濯機などの需要が伸び、通常より在庫を多く確保して今後の駆け込みに備えているという。

 店長は「増税前に住宅を建て、家電を買い替える客が増えた。建物の完成が遅れているので店側で預かっている状態も。来店客や問い合わせも多く、今後も購入者は増えてくるだろう」と予想している。

南ぬ島石垣空港はきょう7日で開港1周年を迎えた…

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 南ぬ島石垣空港はきょう7日で開港1周年を迎えた。振り返ってみると、開港が石垣市に大きな経済効果をもたらし、飛行機の利用をより身近にした▼既存の大手航空2社に加え、スカイマーク、格安航空会社のピーチ・アビエーションが新規参入。地域住民が待ち望んでいた航空運賃の低価格化が実現。石垣と本島、本土までも気軽に行き来できる環境が整った▼滑走路が2000㍍に延長されたことも大きなインパクトとなった。那覇空港などを経由せず、直接石垣と本土の空港を結ぶのを可能にし、全日空は東京直行便に中型機を投入。高い搭乗率を維持している。日本トランスオーシャン航空も今年7月の夏場の観光シーズンに中型機の投入を検討している▼7月から8月にかけては夏場の観光シーズンとともに、パインアップル、マンゴーの出荷がピーク。中型機材の2社体制で貨物輸送面でのゆとりが出そうだ▼航空運賃の低価格化に中型機の就航が後押し。さらに活発な開港プロモーション効果で昨年の入域観光客数は94万人余と過去最高を記録。今年は105万人が目標に設定されている▼今年は新空港開港後、初めて1年を通した観光入域の実績が表れる。観光関係者は「今年も観光は好調に推移する」とみており、連続目標達成に期待が膨らむ。(下野宏一)


「機体」に期待

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 ▽…ANAに続き、JTAも中型機を7月18日から導入することを検討している。観光関係者は「朗報」に喜ぶ。運航は期間限定となる可能性が高いが「それでも構わない」との声も。小型、中型機で1日4便が運航、提供座席数は合計で約830席。単純計算、44日間の運航で1万8260人が八重山に訪れることになる。ブームが落ち込む2年目のジンクスを破り、更なる盛り上がりに「機体」。

 ▽…7日から開会する竹富町議会3月定例会。12月定例会では5年間にわたる源泉徴収の未徴収問題が発覚し、その対応を3月定例会に先送りしているため、今議会でも大きな焦点となりそうだ。この他にも副町長不在のまま、2月19〜26日まで町長が渡米していることから、危機管理面での質疑も予想され、今回の町議会も荒れ模様か…

 ▽…献血推進キャラクター「けんけつちゃん」の着ぐるみが八重山ライオンズクラブに寄贈された。石垣市の献血目標達成率は2011年度まで県内11市で16年連続でトップだったが、12年度と13年度は目標に達することができなかった。特に若年層での献血が少なかったという。14年度は「けんけつちゃん」の投入で目標達成を目指す。

中山氏と東内原氏に当選証書

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当選証書付与式で、支援者を前に握手する中山義隆氏(左)と東内原とも子氏=6日午前10時ごろ

 2日の石垣市長選で再選された中山義隆氏(46)と市議補選に初当選した東内原とも子氏(57)は6日午前、市選挙管理委員会(伊是名八郎委員長)から当選証書を受け、「身の引き締まる思い。当選証書は、支援した皆さまのもの」と喜びをかみしめた。中山氏は20日から4年間、東内原氏は3日から9月27日までの任期となる。

 当選証書付与式は市民会館中ホールで行われた。

 伊是名委員長から証書を受けた後、中山氏は「多くの市民の信頼と期待をいただき、2期目をスタートさせる。好調な観光を中心に経済振興を図りたい。国際観光都市として平和発信の島にしたい。すべての市民が夢、希望を抱ける日本一幸せあふれる石垣市の実現のため、全力で頑張る」と決意を述べた。

 東内原氏は「任期は短いが、待機児童ゼロ、保育士の待遇改善、保育所の支援に向け、一歩一歩活動したい」と話した。

 伊是名委員長は「市民と約束した96項目のマニフェストを実現し、日本一幸せあふれる石垣市に近づくことを市民は期待している」と激励した。伊良皆高信議長も祝辞を述べた。

高校生考案のおにぎり発売

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発売に先立ち、考案したおにぎりをPRした金城美帆さん(右)と白玉愛香さん=6日午後、ココストア石垣市役所前店

 高校生が健康的な朝食のメニューを考案する「ヘルシーメニューコンテスト」(八重山保健所主催)のアイデアおにぎり部門で優秀賞以上に輝いた4作品のうち2作品が7日から、石垣市内のココストア全店舗で発売される。

 同コンテストは朝食欠食者の減少と健全な食生活の推進を目的に2004年度から行っており、メニューの商品化は3回目。

 7日から発売されるのは優秀賞の白玉愛香さん(八重農2年)の「さばの味噌煮おにぎり」(税込み137円)と長間千穂さん(同3年)の「わさびと大葉のおにぎり」(同)。

 14日からは最優秀賞に輝いた金城美帆さん(八商工3年)の「夏バテぶっとばせおにぎり」(税込み147円)と優秀賞の里盛ほたるさん(八重農3年)の「しらすとカツオ節のふりかけおにぎり」(同)も発売する。

 発売に先立ち白玉さんは「マヨネーズを混ぜ込んでいてさばの臭みもあまり感じないので、苦手な人も食べられると思う」、金城さんは「ゴーヤやオクラなど沖縄の食材を使っている。観光客にもぜひ食べてもらいたい」とそれぞれPRした。

高校入試始まる

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試験官から問題用紙と解答用紙が配布され、試験開始を待つ受験生たち=6日午前、八重山高校

 県立高校の2014年度一般入学試験が6日、2日間の日程で始まった。八重山では3高校と与那国中、船浦中の計5カ所で試験を行い、全日制・定時制合わせて定員551人に対し、推薦入学内定者を除いた458人が志願。八重山特別支援学校では7人(定員19人)が試験に臨んだ。

 合格発表は14日午前9時から各校で行われる。

 初日の試験は国語、理科、英語の3教科。八重山高校(本成浩校長)では、受験生が午前9時45分に教室に入り、諸注意を受けた後、緊張した面持ちで試験に挑んだ。

 八重山商工高校(友利成寿校長)では、英語の時間にチャイムが鳴らないトラブルがあったが、試験に支障はなかった。

 最終日の7日は午前中に社会と数学の2教科、午後から面接を行う。

7月18日から中型機運航〜JTA東京直行便

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JTAが石垣路線への導入を検討しているボーイング767(宮古毎日新聞社提供)

 日本トランスオーシャン航空(JTA・佐藤学社長)が羽田-石垣路線を中型機で運航する時期を7月18日から8月31日までとする方向で検討していることが6日、関係者への取材で分かった。南ぬ島石垣空港開港後、好調を維持している本土路線をさらに活性化させることになりそうだ。中型機の運航が実施されると、同社の羽田路線は現在小型機で運航している1往復2便と合わせて、2往復4便態勢となる。同社は県外からの旅行者が増える夏場の多客期に照準を定めて導入時期を検討してきたとみられる。

 導入が実現すれば、南ぬ島石垣空港は全日空(ANA)の石垣―羽田に続き、2路線で中型機が就航することになる。

 JTAが中型ジェット機の導入する時期が具体的に明らかになったのは初めて。

 同社は羽田路線に投入する機材はボーイング767(270席、貨物積載量約6㌧)が見込まれている。現在は145席の小型機が1日1往復運航しており、中型機が加わることによって提供座席数は1便2往復合わせて290席から2往復4便合わせて830席へと大幅に増える。

 貨物はコンテナ輸送が可能となるなど、積載能力が格段に上がる。

 JTB八重山会会長で石垣市観光交流協会副会長の高嶺良晴氏は「新空港開港後、(観光の好調な)流れを継続できるか問題だったが、中型機の就航は明るいニュース。今後の励みになる」と喜ぶ。

 同社広報は「導入に関しては現在、航空局との調整を行っているが決定ではない。機材はJALからのリースを含めて調整している」としている。

4月からバス運賃値上げ 消費税増税で

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 【那覇】沖縄総合事務局は6日までに、消費税増税に伴う八重山地区を含む県内の路線バスと、沖縄都市モノレールの運賃引き上げを認可した。新運賃は、4月1日から適用される。

 八重山地区は、東運輸がバスターミナル〜南ぬ島石垣空港まで現行の520円が540円に引き上げられる。初乗り運賃の150円は据え置く。

 バスターミナルから平得区間は現行の150円で据え置き。白保までは410円、川平までは680円で、それぞれ10円引き上げられる。

 竹富島交通は、竹富東港〜竹富観光センター区間が現行の200円で据え置き。同港〜カイジ浜区間は10円アップの310円。

 西表島交通は、初乗り運賃の130円を据え置く。上原〜星砂の浜間は160円、大原港〜由布水牛車乗場間は400円で、それぞれ現行運賃に10円上乗せ。大原港〜上原間は20円アップの940円となる。

 沖縄本島の都市モノレールは、260円区間を除き運賃を各区間で10円アップ。路線バス4社は、那覇市外線の初乗り現行運賃160円は据え置くが、運行距離に合わせて10円刻みで増額する。

きょう開港1周年〜観光客100万人時代へ

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7日で開港から1年を迎える南ぬ島石垣空港。到着ロビーは連日、団体客で混雑している=6日午後1時50分ごろ、国内線ターミナル

 南ぬ島石垣空港は7日、2013年3月7日の開港からきょうで1年を迎える。乗降客数は開港日から337日目の2月12日に200万人を突破、観光客数も目標の85万人を大きく上回る過去最高の94万2964人(八重山全体)を記録した。繁華街や人気スポットは観光客でにぎわい、宿泊施設や飲食店、土産店など関連業者に活気が出るなど、新空港がこの1年の八重山経済をけん引してきた。

 

■格安運賃が実現

 

 旧空港では昨年3月6日まで日本トランスオーシャン航空(JTA)4路線、全日空(ANA)4路線、琉球エアーコミューター(RAC)3路線の計11路線で67便が発着していた。

 開港以降、格安航空会社のピーチ・アビエーションが6月に関西線、9月には那覇線に参入。スカイマークが7月に那覇、神戸、成田の3路線で運航を開始した。6日現在、JTA3路線、ANA5路線、RAC3路線、スカイマーク3路線、ピーチ2路線の計16路線78便に増えている。

 中でもインパクトを与えたのが、格安航空チケットで知られるピーチとスカイの新規乗り入れだ。既存航空会社も値下げに走り、主要路線の石垣—那覇間は、事前購入チケットで片道5000円を切る運賃にまで下がった。

 スカイの西久保慎一社長は路線を開設した昨年7月10日、「(既存の航空会社も)やればできるんですよ。もっと早くやっていれば、うちが割り込む隙間はなかった。航空運賃は高止まりの傾向にあるが、5000円の普通運賃設定は今の時代に合っており、不自然ではない」と言い切った。

 

■巨大マーケット

 

 格安航空会社が参入して以降の8月から10月まで、入域観光客数は前年同月比で50%以上伸び、年間客数を押し上げた。ピークの夏場には、ホテルや居酒屋の予約がとれないという事態が発生するほど、市内は観光客であふれた。

 石垣市への入域観光客数93万7024人を1日平均にすると、2567人。2泊すると5134人、3泊すると7701人になる。3泊の滞留人口は、市の人口4万8817人(1月末現在)の約16%を占める。観光客が食べたり、飲んだり、買い物したり、遊んだりして巨大マーケットをつくり出す。

 この1年、何がどう変化し、どのような効果、課題があったのか、今後の展望を含めて探ってみた。


施政方針演説は簡潔に

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 ▽…川満栄長竹富町長の2014年度施政方針演説で始まった町議会3月定例会。演説時間は約48分にも及び、疲れを隠せない様子も。聞いている町議らも演説終了後には休憩を入れ、「長い…」とグチをこぼす一方で、「美辞麗句を並べているだけで中身がない」と厳しい指摘も。分かりやすくコンパクトな施政方針が必要では?

 ▽…南ぬ島石垣空港で7日、人間国宝の玉那覇有公氏の原画をもとにしたステンドグラスの除幕式があった。宝くじ協会の助成事業で完成したもの。あいさつした河野正一常務理事は経緯を説明した後、「グリーンジャンボはきょうまでです。売れ行きがよくなく、この機会にぜひお買い上げを」とちゃっかり本業もPR。

 ▽…夕方、浜崎町の空を黒い物体が覆った。よく見るとツバメの大群。どこからともなく集まってきたツバメが空中で旋回。夕暮れ時に飛び交う大群のツバメの姿は圧巻だが、止まり木で休む様子はかわいい。安心して羽を休める場所のようだが、時々、近所の子たちがいたずらするらしい。繁殖地に帰るまでそっとしてあげたいもの。

現在5%の消費税が来月から8%にアップする…

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 現在5%の消費税が来月から8%にアップする。それも給料は上がる見通しのないまま、逆にアベノミクスによる円安で食品を中心に物価値上げが相次ぐ中で、さらにほぼすべての物価や公的負担がアップするまるでトリプルパンチの増税だ▼それだけにただでさえ苦しい生活を強いられている若者や高齢者など低所得の人たちは、「4月からどうやって暮らせばいいのか」と“戦々恐々”の日々だろう▼これに対し政府の弱者対策は、住民税の非課税世帯や児童手当の受給世帯に1人当たり1万円が支給される焼け石に水だ。そして予定通りなら来年10月、さらに消費税は10%にアップする▼小泉改革以降若者たちは、低賃金の非正規雇用など不安定な労働条件で苦しい生活を強いられている。ハンディのある離島はなおさらだ▼アベノミクスの恩典は地方まで届かず、消費増税は中小零細が大部分の八重山の経営者の皆さんにとっても大きな問題だ。しかしここは一つ従業員とその家族の生活を守るため、幸い新空港開港で八重山経済も展望が開けてきたし、基本給や時給を上げるとか、そうでなければ一時金を支給するなど、ぜひ経営者の心意気を期待したい▼役所も国任せでなく、できる支援がほしい。官民の心意気で八重山経済は好循環で活性化するはずだ。(上地義男)

南ぬ島空港1周年の課題

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■目覚ましい効果

 昨年3月7日、郡民悲願の「南ぬ島石垣空港」が開港して1年が経過した。計画から37年、総事業費451億円、2000㍍の滑走路と計器着陸装置(ILS)を備えた日本最南端の国際空港は環境や用地問題など意見の対立と幾多の困難を乗り越え、難産の末開港にこぎ着けたが、開港は郡民の期待通り島の経済に目覚ましい効果を発揮している。

 本土大都市圏への直行便、中型機の就航、LCCの新規参入、国際プログラムチャーター便の開設などで国内線5社、国際線2社(季節運航)が就航し、1日の提供座席数は5000席を超えるほどになった。開港337日で乗降客200万人を突破、年間で216万人を目指す勢いで国内空港中15位に迫るほどに成長している。

 石垣空港は2006年の190万人をピークにリーマンショックや東日本大震災以降低迷し、11年にはピーク時の25%も減少した。国内の航空輸送も石垣空港と同一の傾向を示しており、羽田空港は07年をピークに低迷していたが、4本目となる滑走路の増設や国際線復活が奏功し、昨年は6873万人と6年ぶりに過去最多の乗降客数になったと発表した。

■八重山全体の魅力アップを

 開港以来33%も増加し、本年は105万人を目標に掲げる八重山観光だが、課題も見えてきた。好調な要因は八重山のポテンシャルが高いことと各方面から評価されているが、メディアに開港イベントが取り上げられていることに加え日中韓情勢の変化により韓国や中国方面への旅行から八重山諸島に振り替わっている側面もある。今は八重山に追い風が吹いているわけだが風向きはいつ変わるか予測がつかないのが観光産業の宿命ともいえる。

 景気や国際情勢の影響を受けにくい観光地に成長するためには、魅力の原点である西表石垣国立公園の「世界自然遺産登録」推進をはじめ、顧客満足度の高い観光地として受け入れ態勢の充実に取り組まなければならない。宿泊客が石垣島に集中している実態に鑑み、竹富町や与那国町へのシフトを図り、八重山全体として高級リゾートホテルや旅館、人情味あふれる民宿への滞在など多くの八重山らしいメニューを提供し、バランスのとれた独特の魅力を発信することが肝要だろう。

■観光インフラの早期整備

 観光インフラの整備は待ったなしだ。冬場に弱いオフシーズン対策として、ゴルフ場建設をはじめ、スポーツ、健康志向型観光の受け入れ強化、5000人規模の国際会議場を早期に建設し、MICE事業の国際展開、仮称「八重山伝統文化・芸能館」の設置を通して文化の体験交流を推進するなど、年間の平準化を図ることに官民は予算や人的資源を集中すべきである。

 国際線ターミナルビルの増築など一部に着手しているインフラ事業もあるが、多くは未着手のままである。6年後には那覇空港第2滑走路が供用開始となり、沖縄県は1000万人観光時代を迎え、八重山も150万人時代が見えてくる。持続的に発展できるよう課題を早急に総点検し、受け入れ態勢の強化に取り組むことが急務である。

「ここはいいね」 ツバメ200羽、民家をねぐらに

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渡りの途中、石垣島に飛来し、所狭しと羽を休めるツバメ=6日午後7時ごろ、石垣市浜崎町の民家

 東南アジアの国々で越冬し、春に繁殖地の日本本土などへ帰る途中に飛来したツバメ200羽以上が石垣市浜崎町の民家の車庫で羽を休め、近所の話題となっている。

 家主の男性によると、2年ほど前に5、6羽だったツバメは昨年夏から増え始め、現在では200羽以上が夕方にはねぐらとなる車庫の軒下羽を休め、朝方に飛び立っていくという。

 男性は「朝はツバメのふんがたくさん落ちて、掃除するのが大変だが、追い出すのはかわいそう」と話し、止まり木となる竹ざおをかけて、休憩場所を増やしている。

 日本野鳥の会石垣島支部の佐野清貴副支部長は「本土では住宅街で集団でいることもあるが、石垣島でこんなに多くのツバメが住宅街で見られるのは珍しい」と話した。

南ぬ島石垣空港にステンドグラス 

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人間国宝、玉那覇有公氏の原画をもとに製作されたステンドグラス=7日午前、南ぬ島石垣空港国内線旅客ターミナル内

 石垣市出身の染織家で国の重要無形文化財・紅型保持者(人間国宝)、玉那覇有公氏の原画をもとに製作されたステンドグラスが7日、開港から1周年を迎えた南ぬ島石垣空港にお目見えした。チェックインロビー西側に設置され、青や赤など鮮やかな紅型模様が空港に彩りを添えている。

 全国の駅や空港などにアート作品を設置する事業に取り組んでいる公益財団法人日本交通文化協会(滝久雄理事長)が日本宝くじ協会の助成を受けて製作。石垣空港ターミナル㈱(石垣泰生代表取締役専務)に寄贈した。

 ステンドグラスは縦3.4㍍、横7.2㍍。「いのち輝く八重山(やいま)」との作品名がつき、「強い日差しを受けて海や山、すべての命が輝く八重山は、ここを訪れる人たちもまた輝くことのできる島」との思いを込めた。

 除幕式が同日、空港内で行われ、玉那覇氏の次男で同じ染織家の有勝さん(45)が出席。「紅型がステンドグラスとコラボするのは初めて。うれしいし、ありがたい。職人の技の高さに感動した。父も楽しみにしていたが、体調を崩して来られなかった。近いうちに見てもらいたい」と話した。

 石垣代表は「利用者に感動と癒やしを提供でき、空港のシンボルとして末永く愛されると確信する。空港に宝物ができた」と喜んだ。

 式には宝くじ協会の河野正一常務理事、交通文化協会の吉田文成参与、中山義隆石垣市長も出席した。

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