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意外な機械

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 ▽…大きな風船が飛来し、一緒に付いていた垂れ幕に書かれた文字が引っ越し祝いを意味する内容だったことに、現場にいた石垣市や市消防本部の職員は「日本で開店祝いに花輪を贈るように、海外では風船で引っ越しを祝う習慣があるんだな」と驚いていた。意外なところで異文化を学ぶ機会になったようだ。

 ▽…躍動感あふれるダンスや目まぐるしい舞台展開で満員の観客を魅了した劇団四季のミュージカル「はだかの王様」。同劇団の日本最南端の公演となる石垣公演は今回で9年目を迎えており、ミュージカルファンからは早くも10年目の記念公演に期待の声も。


年内に10店舗以上計画 ファミマ

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 ㈱沖縄ファミリーマート(大城健一代表取締役社長、那覇市)は19日、石垣島での出店計画について「2014年以内に10店舗以上の開店を予定している」と発表した。

 出店に合わせ、物流センターと専用工場も整備する。物流センターは八重山港運㈱と琉球物流㈱、工場は日新パンとオキコ㈱が運営する。

 同社によると、2012年の「うたの日コンサート」で「移動コンビニ」を出店した際、早期進出を望む声が寄せられ、さらに南ぬ島石垣空港開港後の観光客増加に伴って要望が高まったのを受け、開店を決断したという。

 離島への出店は宮古島(2000年4月)、伊江島(01年8月)、伊良部島(02年12月)に続き4島目。

 取扱商品は約3400アイテム。本格コーヒー「ファミカフェ」、フライドチキン「ファミチキ」、スイーツなど自社商品で人気を集めているほか、各種チケットの取り扱いができるマルチメディア情報端末、現金自動預払機(ATM)などのサービスも行っている。

 大城社長は「オリジナル商品、便利なサービス、楽しいキャンペーンの提供を通じて、生活の利便性向上と石垣島への貢献を目指す」とコメントしている。

野原さんら4氏に伝達表彰

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第28回県民生委員・児童委員大会の伝達表彰を受け、受賞報告を行った市民生委員・児童委員協議会の会員ら=19日午前、庁議室

 第28回県民生委員・児童委員大会の伝達表彰、受賞報告が19日午前、石垣市役所庁議室であり市民生委員・児童委員協議会(東宇里永清会長)の会員4氏が中山義隆市長伝達を受けるとともに、15氏の受賞を報告した。

 同賞は長年、民生委員・児童委員の活動に尽力した会員を表彰するもので、13日に宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで開かれた同大会の席上、表彰式が行われた。

 伝達を受けた後、東宇里会長は「素晴らしい賞をいただけたのも皆さんのおかげだと思う。受賞の栄誉に報いるべく、今後も行政の力を借りながら頑張っていきたい」と喜びと抱負を述べた。

 中山市長は「日ごろから地域福祉の向上に尽力していただき感謝している。地域との連携、信頼関係は何よりも大切、これからも力を貸してほしい」と激励した。

 受賞者は次の通り。

 ▽全国民生委員・児童委員連絡協議会会長表彰=野原伸子、上原一枝、下地房子▽九州社会福祉協議会連合会会長表彰=世持カツ子▽県民生委員・児童委員大会長表彰(民生委員功労)=東宇里永清、野原伸子、前津英次▽県民生委員・児童委員大会長表彰(民生委員・児童委員功労)=東宇里永清、崎山多津美、金城ソノヱ、西表直子、仲里カツ、下野澄、下野ヨシ子、新城政子、後盛和子、池城八重子、譜久盛陽子、新里高敏

歌とダンスで観客魅了

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出演者と観客が一体となってステージを盛り上げた劇団四季のミュージカル「はだかの王様」公演=19日午後、石垣市民会館大ホール

 劇団四季のミュージカル「はだかの王様」(八重山毎日新聞社主催)が19日夜、石垣市民会館大ホールで開かれ、29人の出演者が躍動感あふれる歌声やダンスで満員の観客を魅了した。

 「はだかの王様」は世界中の人々に愛されているアンデルセン童話を基に詩人で劇作家の故寺山修司氏が劇団四季のために書き下ろしたミュージカル。同劇団の石垣公演は今回で9度目。

 ステージでは、出演者が役柄に合わせてダイナミックな演技を披露、澄んだ歌声とリズミカルなダンスをステージいっぱいに繰り広げた。

 ユーモアあふれるセリフ回しで会場を沸かせ、観客が歌や手拍子で参加する場面もあり、出演者と観客が一体となってステージを盛り上げた。

 20日は市内と竹富町内の子どもたち約800人を招いた特別公演「こころの劇場」も行われる。

ロッテキャンプが終了

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成瀬善久選手会長の一本締めで石垣島キャンプを打ち上げた千葉ロッテマリーンズの選手や監督、コーチら=19日午前、市中央運動公園野球場

 約3週間にわたって行われてきた千葉ロッテマリーンズ石垣島キャンプは19日、全日程を終了して打ち上げた。地元出身の大嶺祐太、翔太が兄弟そろって1軍に帯同するとともにオリックス・バファローズとのオープン戦が行われ、初の1、2軍合同キャンプとなるなど話題が多い球春となった。キャンプ期間中、延べ1万5000人(千葉ロッテマリーンズ石垣島協力会発表)が球場を訪れ、選手たちのプレーに熱い視線を送った。

 伊東勤監督は「各ポジションで競争でき、チームに骨太さ、たくましさが生まれた。全体的に仕上がっている」とまずまずの手応えを感じているようだ。

 3月28日のソフトバンクホークスとの開幕戦の先発を成瀬善久に決めたことも明らかにした。成瀬は5年連続の開幕投手。

 選手はキャンプ最終日、軽めの調整。

 投手は屋内練習場でフィールディングの練習や陸上競技場でランニングを行った。野手はメーン球場で打撃練習に汗を流した。

 午前11時ごろにはメーン球場マウンド周辺に選手や監督、コーチ、スタッフらが集合。成瀬選手会長が「昨年はAクラス入りできず悔しい思いをした。今年は日本一を目指したい。秋季キャンプを行わないよう、しっかり準備しよう」とあいさつし、一本締めを行った。

 ロッテは22日に名護市で行われる日本ハムファイターズとのオープン戦に向け、19日午後の便で空路、石垣島を後にした。

県議会百条委始まる

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証人尋問で委員の質問に答える當間秀史環境生活部長=19日午後、県議会

 【那覇】米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に向けた仲井真弘多知事の埋め立て承認を検証する県議会の調査特別委員会(百条委員会、當間盛夫委員長)は19日、始まった。焦点となる仲井真知事への証人尋問は21日。24日には参考人として移設先の稲嶺進名護市長を招致する。

 百条委はこの日、開会前に質疑順番をめぐって与野党が対立。野党が県の辺野古移設に関わる行政文書の提出不備を指摘するなどして紛糾し、午前中は開会できずに午後1時20分から始まった。

 この日は環境影響評価(アセスメント)を担当した県の當間秀史環境生活部長の証人尋問を行った。

 県環境生活部は昨年11月29日に県土木建築部に提出した意見で「申請書に示された環境保全策は不明な点があり、事業実施区域周辺の生活環境および自然環境の保全について懸念が払拭(ふっしょく)できない」と結論付けている。

 これについて、野党委員は「意見提出後から12月26日の知事三役による承認決定までの間、土木建築部や知事三役から意見を聞かれたことはあるか」と質問、當間部長は「特にありません」と証言した。

 野党は環境生活部の「懸念が払拭できない」という意見が存在するのに、知事は一度も説明を求めないまま承認手続きをとったことが明確になったと指摘した。

 百条委は20日、當銘健一郎土木建築部長と山城毅農林水産部長を尋問する。24日は稲嶺市長と県環境影響評価審査会の宮城邦治会長(沖縄国際大学教授)を招致する。

【石垣市長選】大浜氏、経済振興に力点

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150項目のマニフェストを発表する大浜長照氏=19日午後、後援会事務所

 石垣市長選(23日告示、3月2日投開票)に立候補を予定している前市長で国頭村立東部へき地診療所長の大浜長照氏(66)は19日午後、後援会事務所で会見し、150項目のマニフェストを発表した。第一の柱に「いしがき経済」を掲げ、農・畜産立市宣言による輸送費の補助などを行うなど、各産業の振興を推進するとした。大浜氏は「新空港の開港による繁栄を住民が享受できるようにしたい」と述べた。

 政策は▽いしがき経済▽やさしいいしがき▽やっぱりいしがき▽いしがき楽園▽いしがき島人▽いしがき市政—をキーワードに、各分野にわたる事業を列挙した。

 10日に発表した主要政策以外に台湾出張所の設置、農・畜産立市宣言による産業の活性化、国営土地改良事業に伴う農家負担の軽減、中学生全員を対象にした給食費無料化、中学生までを対象とした医療費助成制度の拡充、市民議会の設置などを盛り込んだ。

 農・畜産立市宣言について大浜氏は農業基盤整備などを理由に「立市できる時代がきた」と述べ、農林水産物の輸送費補助などを行う考えを示した。土地改良事業での農家負担軽減策については「市が肩代わりし、面整備の農家負担を1%にする。面整備が進めば表土の流出を防ぐことができ、生産力も高められる」と説明した。

 市役所庁舎の建て替えについては「市庁舎の早期建設と災害(地震・津波)に強いまちづくり(高台でのまちづくり、公共施設建設等)を推進する」と記述。建て替え場所について大浜氏は▽現地で高層▽二カ所に分散▽高台に移転—の方法を挙げ、「住民意見を集約しなければならない」とした。

 日中間で緊張状態が続く尖閣問題では「道理ある、冷静な話し合いによる解決を政府に求める」とし、「軍事衝突がおきないよう平和的に解決してもらいたい」と要望した。

 台風時や雨天時などに利用できる観光資源の開発の必要性も記述、「地上型ではなく海中水族館にしたい。自然の生物を観察できる海中水族館こそ石垣市には必要だ」と強調した。

 マニフェストについて大浜氏は「すべての事業について財源の裏付けをチェックしており、やれる自信をもっている。選挙向けの一時的なマニフェストではない。実行可能なマニフェストだ。財源の問題で順序があるが、市民本位の市政にすべく、何を優先するか見極めながら実行していきたい」と決意を語った。

16日に石垣市中央運動公園野球場で行われた…

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 16日に石垣市中央運動公園野球場で行われた石垣島初のロッテ対オリックスのオープン戦には主催者発表で2300人の観衆が球場に足を運び、初夏を思わせる晴天下、プロ選手たちのスピードとパワーあふれる高いレベルのプレーを堪能した▼地元出身の大嶺祐太、翔太兄弟もそろってスタメン出場。兄の祐太は2回3失点とピリッとしなかったが、弟の翔太が3安打4打点と大活躍。兄を助けた▼宮古出身の伊志嶺翔大、川満寛弥も出場。「アジャ」こと井上晴哉の右中間フェンス直撃を含む3安打の活躍など、ロッテファンには見どころの多い試合だったことだろう▼ただ、短期間ですべてのチケットが完売したはずが、外野席を中心に空席が目立ち、満員の観衆で試合を盛り上げられなかったことは残念だ▼球場の収容人数を再確認し、より多くのファンが楽しめるよう来年以降の課題としてしっかり取り組んでほしい。それと、プロの球速を数字で実感できるようスピードガン表示も検討課題だ▼初の1・2軍合同キャンプとなったロッテの石垣島キャンプは19日午前に終了。全選手が石垣島を離れた。伊東勤監督は「チームに骨太さ、たくましさが生まれた」と今キャンプを評価した。今年こそ「日本一奪還」に向け、各選手たちの活躍を期待したい。(下野宏一)


正直者が多い八重山

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 ▽…八重山署に拾得物として届けられた現金が2013年は804万円以上に上ったという。こんなに多くのお金が落とし物となっていることは驚きだが、それが拾得物として警察署に届けられていることに「世の中まだ捨てたものではない」と安堵(あんど)感も。 

 ▽…八重山記者クラブ主催の市長選立候補予定者討論会では出馬の決意、主要政策、争点、尖閣、自衛隊などについて話してもらい、クロストークではそれぞれが疑問に思っていることをぶつけた。日程的な問題から一般に公開できなかったが、新聞やテレビで詳報する。投票する際の判断材料になること請け合い。

 ▽…第19回沖縄県工業高等学校生徒意見・体験発表大会で最優秀賞を獲得した八重山商工高校2年の大航士郎君。小学4年生の時に難病の網膜色素変性症にかかっていることを知り、中学生からは部活動ができず、体育の授業も見学せざるを得ない状況だという。進行性の病で今後どうなるか分からないが、「一歩ずつ進みたい」と語る大君の未来は限りなく明るい。

大濵君が最優秀賞 県工業高校意見体験発表

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第19回沖縄県工業高等学校生徒意見・体験発表大会で最優秀賞に輝いた八重山商工高校2年の大濵航士郎君=20日午後、同校校長室

 1月28日に浦添市のてだこホールで開かれた第19回沖縄県工業高等学校生徒意見・体験発表大会(県工業教育研究会、県高等学校文化連盟主催)で、八重山商工高校情報技術科2年の大航士郎君(17)が最優秀賞に輝いた。

 大会には県内から9人が出場し、大濵君は「闇の向こうに見つけた光」のテーマで発表。自身の目の病「網膜色素変性症」と向き合い、毎日を楽しみながら、一歩ずつ歩むことの大切さを訴えた。

 20日午後、同校校長室で大濵君は「大会では少し間違ったが、満足できる出来だった。自分のことを発表できてうれしかった」と振り返り、「将来は海外でグランドスタッフとして働きたい。一日一日を楽しみながら頑張りたい」と笑顔で語った。

 同科の池田良教諭は「原稿を完ぺきに覚え、気持ちを込めて発表したのが評価されたと思う」とたたえた。

県立病院に歯科口腔外科を 地区歯科医師会が要請

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文書を読み上げて仲井真知事に県立八重山病院への歯科口腔外科の設置を要請する地区歯科医師会の砂川和徳会長(左)=20日午後、県庁

 【那覇】八重山地区歯科医師会(10医院)の砂川和徳会長は20日午後、県庁に仲井真弘多知事を訪ね、県立八重山病院に歯科診療科(歯科口腔(こうくう)外科)の早期設置を要望した。仲井真知事は「3年後の新八重山病院開院以前に可能かどうか、庁内でいろいろ検討したい」と述べ、設置に取り組む姿勢をみせた。歯科口腔外科が設置されると、手術のために本島に行かずに済むなど、専門的な口腔ケアが受けられ、八重山の歯科医療の向上が期待されている。

 砂川会長は「口腔ケアの充実は寝たきりになる確率がかなり減る。宮古島には数年前に設置されており、八重山郡民の利益につなげるためにも医療の格差是正をお願いしたい」と強調。2685人の署名簿を手渡し、仲井真知事に早期設置を要望した。

 設置に際しては、診療の補助の上でも在宅療養や介護との連携の重要さを指摘。必要不可欠な職種として「歯科衛生士」の配置も強く求めた。

 同席した県病院事業局の伊江朝次局長は「できることから一日も早く取り組めるようにしたい」と述べた。

 砂川利勝県議は「(歯科口腔外科設置は)政策的な予算でしっかり対応してほしい」と知事に要望した。

 八重山には23の歯科医院や診療所(竹富町2、与那国町1、非会員含む)がある。

 対応が困難な症例は本島の歯科口腔外科を紹介するなど家族の身体的、経済的な負担が大きい。実際に家族への遠慮から受診を拒否したため、病状が悪化し悲惨な結果になったケースもあったという。

 歯科口腔外科の設置は34年前に八重山病院が開院した際に計画されていたが、医師が確保できずに断念した経緯がある。

「安全で良質な水を」

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石垣市水道事業将来構想の提言書を中山市長に手渡す同懇談会の野崎四郎座長=20日午後、市長室

 石垣市水道事業将来構想懇談会(座長・野崎四郎沖縄国際大学名誉教授、委員18人)の野崎座長は20日午後、市長室を訪れ、将来像などを盛り込んだ提言書を中山義隆市長に提出した。

 将来像は「安全で良質な水の供給」「災害に強い強靭(きょうじん)な水道の構築」「安定的に持続可能な水道の構築」を掲げた。

 実現方策としては水質保全、浄水処理・排水施設の水質管理の充実、安定水源の確保、老朽施設の更新、財政面の安定化などを挙げた。

 野崎座長は「提言に基づいた施策の実施と必要に応じた施策の見直しを行うとともに、市民意見の把握にも努め、安定した事業運営の推進を望む」と要望した。

 市水道部によると、提言書は上水道と簡易水道を統合する2016年度以降の水道事業計画に反映される。

 中山市長は「素晴らしい意見がまとめられており、この提言に基づいてしっかりと水道事業を推進していきたい」と述べ、委員の労をねぎらった。

落とした現金804万円余〜八重山署2013年拾得物

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 昨年1年間に八重山署に落とし物として届けられた拾得物は6883件あり、現金は総額804万9423円に上ることが20日、同署への取材で分かった。

 拾得物のうち、物品727件、現金597万110円が持ち主に返還された。また、警察に届けられて半年が経過しても持ち主が見つからなかった物品206件、現金97万50円は届けた人に返還された。

 拾得物の多くは衣類や本などだが、中には犬や猫、ヤギ、イグアナなどの動物も届けられている。

 持ち主が現れない物品は競売に掛けられ、使えないものは廃棄処分。現金は県の収入となる。

 19日には、石垣市内に住む男性が市公設市場付近で現金4万円の入った封筒を落としたが、地元の30代女性が大川交番に届けたところ、現金が無事に持ち主の男性に戻った。

 男性は「名前を名乗らず、落とし主が困っていることを察し、交番に速やかに届けた女性の親切な行為に感謝の気持ちでいっぱい」と話した。

 ちなみに、2012年の拾得物は5259件あり、うち現金は591万1028円だった。

【石垣市長選】若さ、ベテランを強調

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討論会を終え、握手する中山義隆氏(左)と大浜長照氏=20日午後2時ごろ、ICT文化ホール

 石垣市長選(23日告示、3月2日投開票)に立候補を予定している現職の中山義隆氏(46)=自民・公明推薦=、前職の大浜長照氏(66)は20日、ICT文化ホールで行われた八重山記者クラブ主催の討論会に臨んだ。中山氏は「46歳の中山義隆は若さ、実績、行動力で、全力で頑張る」と1期4年の実績と行動力を強調、大浜氏は「私は66歳。安心して住めるまちにするため私の生き方を生かせる」と医師や前市長の経験をPRした。今後、浮上する可能性のある自衛隊配備問題では、どちらも住民意見を尊重する立場を表明したが、手法をめぐって認識の違いが浮き彫りになった。

 争点について大浜氏は「高齢者社会にどう対応していくか、新八重山病院を含めて市民の健康づくりをどうするか、さらに新空港開港後の島をどう豊かにしていくかが問われている」と述べた。

 中山氏は「私の1期4年間の実績をどう評価するか。明るくなった経済の流れを続けるのか、4年前に戻るのか。誰がリーダーシップをとって頑張っていけるか。そのことが大きな争点になる」と述べた。

 自衛隊の配備問題について中山氏は「私自身が誘致することはないが、配備の話があった場合は話し合いの場につく。国防は国の専権事項だが、配備するかどうかは市民としっかり話し合いをしていきたい」と説明した。

 大浜氏は「自衛隊は認められた存在。災害、人命救助で必要な組織だ。しかし、石垣市に基地を建設すると、日米共同使用でオスプレイも飛んでくることになり、基地建設は好ましくない」との見解を述べた。

 民意を問う方法については大浜氏が「国から相談があった場合は、自治基本条例に基づき、住民投票を実施しなければならない重要な問題。投票でOKが出たなら尊重せざるを得ない」と住民投票を行う意向を示し、中山氏は「単純に住民投票という話は軽々かと思う。賛否の議論がしっかりと巻き起こった中で判断すべきものだと思う。配備の話があったとき、すぐに住民投票(を行う)とは考えていない」と慎重な姿勢を示した。

 有権者への訴えで中山氏は「4年間、全力で走ってきた。国、県などさまざまなネットワークができた。それを生かして石垣市を発展させたい。市民一人一人が夢と希望をかなえられる素晴らしい日本一幸せあふれるまちになると確信する」と語った。

 大浜氏は「病気をしても本島に行かずに安心して住めるまちをつくりたい。命が平等のまちづくりをするため、新しい県立病院の中身をいかに高度にしていくか。私の生き方を生かせる。命を守るりっぱな県立病院にするため私の力を生かしたい」と述べた。

現職と前職が全面対決する石垣市長選挙は、…

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 現職と前職が全面対決する石垣市長選挙は、マニフェストも出そろい、告示のあす23日から本番に突入する。そこであらためて思うに市長はじめ自治体の首長に求められる資質とは何だろうか▼特に首長は石垣市長も年間約400億円に上る巨額の予算を動かし、役所だけでなく関係団体の人事権や各種の許認可権など強大な権力を持つだけに、首長がどういう考えの人物かで行政が変わり、町が大きく変わることになる▼それだけに首長には、まず高い政治理念と指導性が求められるし、政治家としての情熱、発想力、決断力、実行力▼さらには大勢の職員と巨額のカネを扱う経営者としてのマネジメント力、自治体の顔としての対外的な発信力、そしてこれらに責任を持つ「責任力」が求められる。果たして両氏への評価はどうか▼一方で首長は大きくワンマン型と調整型の二つのタイプに分けられる。かつてワンマンで恐れられた内原英郎元市長は、意外にも重要問題は先輩方に意見を仰ぐ人間的にも包容力のある熟慮型だったという。果たして両氏はどうか▼今回の選挙で選ばれる市長が誰であれ、どこかの総理のように「選挙で勝てば何でもできる」というごう慢さで強大な権力を振り回すことは石垣では恐らくないだろうが、これもトップの資質の問題だ。(上地義男)


道徳教育改革なるか

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■むなしい現実

 振り込め詐欺がとどまることを知らない。子や孫になりすまし肉親の情をもてあそぶ。巧妙さを増し精緻を極める。これが小中学校で道徳教育を受けてきた若者たちのなせることか。あまりに悪賢く非人間的な行為だ。この現実からしてわが国の道徳教育は、もはや破綻しているのではないか。

 「いじめ」に起因する自殺は後を絶たない。頭を垂れて謝罪する姿に絶望的にさえなる。

 暴力事件を起こした学校は「道徳の授業などを通して考えさせたい」と話す。むなしさを感じずにはおられない。学校は信頼を失っている。では、どう失地回復を図ればよいか。

 学校教育は「知育・徳育・体育」を修めるところ。だが、徳育がうまくいっていない。そこで政府の教育再生実行会議や文部科学省は道徳教育の改革に取り組み、今国会での法案を目指している。

 

■「道徳」から「心育」へ

 確かに、道徳教育を十分に施し教職生活を終えたと自信をもって言える者はそう多くはいまい。あつものに懲りてなますを吹くの例えか、戦前の「修身」が影を落としているという意見もある。だが、果たしてそうか。学校における「道徳」のシステムや指導内容、教員人材を含め停滞する「負の学校文化」のようなものが連綿としてあるのではないか。

 教員免許状取得に要する教職単位はわずかに2単位。現職研修が充実してきたとはいえ、到底不十分だろう。指導徳目は小学校22、中学校24と多岐にわたる。これを年間35時間で指導する。総花的で指導が分散し密度の低い授業になっていないか。教員の方も教科指導の方に力点がいき、道徳の授業がおろそかになっていまいか。必死さがないのではないか。こういった一連の不十分さが集積して今日の停滞を招いているように映る。

 与えられた授業時数の中で、道徳という「人の道」全般のことを教えることには無理がある。「心」の教育、つまり「思いやりの心」を育み身につけさせることに重点化したカリキュラムを編成すべきだ。知育や体育に対して「心育」ということになろう。

 

■「道徳」の教科の動き

 改革では道徳を「特別な教科」にするという。道徳教科教員制はとらないようだ。だとすれば、今までどおり学級担任の指導になる。これまでと変化はあるのか。であるならば、道徳教科免許状を設定し、その保持を教員採用時の必須要件にしたらどうか。

 かつてわが国の家庭には宗教や儒教の教えがあり、その環境の中で子どもたちは自然に人倫が育まれた。また、師範学校というプロの教師を養成する機関があり、そこから人として生きる道を教えられた。

 「倍返し」という語が流布している。本来は「恩」を倍にして返す意だが、「憎」に置き換えている。このような思いやりのない社会が拡大されたらたまらない。少年期の健全有益な行動や美しい行いは、生涯保存され良き教育になったということを私たち大人はその経験からよく知っている。「心の教育」を学校教育の先頭に持っていかねばならない。猶予はない。急がねばならない。

アナゴ?ウミヘビ? 約10㌢の幼生発見

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野底小学校近くの西浜でレプトケファルスを見つけた武田草太君=21日午後、同校校長室

 野底小学校(西前津松市校長)の武田草太君(6年)が20日午前、同校近くの西浜でウナギ目やカライワシ目などに見られる平たく細長い透明の幼生(レプトケファルス)を見つけた。

 体長は9.5㌢。武田君によると、朝の活動で海岸の石を拾っていた際、波打ち際でビニール袋だと思って持ち上げたら、レプトケファルスだったという。発見当初は生きていたが、同日中に死んでしまった。

 独立行政法人水産総合研究センター西海区水産研究所亜熱帯研究センターの照屋和久センター長は「変態する種類のレプトケファルスには間違いないが、種類の特定となると、遺伝子レベルの調査が必要。おそらくアナゴやウミヘビ(魚類)の類ではないかと思う」と述べ、「石垣島周辺でもいるにはいるが、見付けるのは至難の業。よく見付けたと思う」とびっくり。

 21日午後、同校で武田君は「しっぽの部分が透明で盛り上がっており、何か変だなと思って拾った。珍しい魚や虫、自然が好き。将来は昆虫博士になってまだ見たことのない子どもたちにいろんな虫を見せてあげたい」と話した。

 西前津校長は「自然や生き物に関する知識が豊富で、興味を持って取り組む姿勢が素晴らしい。これからも学び続けてほしい」とたたえた。

八重山選抜が男女V 台湾2チームと交流試合

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熱戦を繰り広げた八重山選抜男子と松山國民小学(白)=21日午後、平真小学校体育館

 県スポーツツーリズム戦略推進事業の一環として、小学生男女の八重山選抜と台湾の松山國民小学(男女混成チーム)、石碑國民小学(女子)とのミニバスケットボール交流試合が21日、平真小学校体育館で開催された。熱戦の結果、男女とも八重山選抜が勝利した。

 八重山ミニバスケットボール連盟の漢那憲吉会長は「子どもたちにとっていい経験。国際交流は大きな財産になる。お隣の台湾と親交が深まった。交流試合だが、熱いナイスゲームだった」と述べた。松山國民小学は6年生8人、5年生1人の構成。賴翎豪コーチ(32)は「八重山選抜はコーチの指示を守り、一生懸命さと賢さが伝わってきた。石垣島は着いたばかりだが、飛行機からたくさんサンゴ礁が見えた。美しい港町という印象。次はリベンジに来たい」と話した。

 石碑國民小学は6年生9人のチーム。台湾のU-16チームの総監督も務める高敏淇コーチ(38)は「八重山はスピードがあり、粘り強く、必死さが伝わってきた。攻守の切り替えが早く、スリーポイントの精度が高い。八重山の特徴は私たちの弱点でもあり、そのうえミスが重なった。とてもいい勉強になった」と語った。

 結果は次の通り。

 【男子】

 ▽八重山選抜 51-26 松山國民小学

 【女子】

 ▽八重山選抜 41-32 石碑國民小学

最高は八商工観光コースの1.12倍

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 【那覇】県教育庁は21日、県立高校の2014年度一般入学試験最終志願者数を発表した。八重山3高校は八重高が定員197人に対し218人が志願、定員を21人上回った。倍率は1.11倍。

 八商工は全日制が定員156人に志願者117人、倍率0.75倍で39人の定員割れ。定時制は定員40人に志願者13人、倍率0.33倍で27人の定員割れ。全日定時合わせた倍率は0.66倍。

 八重農は定員158人に対し110人が志願、倍率は0.70倍で48人の定員不足。

 定員を上回る志願があった学科・コースは八商工観光コースの定員17人に志願者19人、倍率1.12倍。同情報ビジネスで定員30人に志願者31人、倍率1.03倍。その他の学科と八重農の4学科はいずれも定員割れとなった。試験は3月6、7の両日。合格発表は13日午前9時から。定員に満たない学科・コースで行う2次募集の出願期間は14日と17日。詳細は県教育委員会のホームページで確認できる。

きょう、あす石垣で公式戦 bjリーグ

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石垣島での公式戦を前に来島した琉球ゴールデンキングスと高松ファイブアローズの選手ら=21日午後、南ぬ島石垣空港

 石垣市総合体育館で22、23の両日開催されるbjリーグ公式戦「琉球ゴールデンキングス-高松ファイブアローズ」戦に向け、両チームの選手やヘッドコーチらが21日午後、空路来島。南ぬ島石垣空港で八重山バスケットボール協会(安里整会長)と市の関係者が出迎えた。安里会長は「いいパフォーマンスが出せるように受け入れ準備を進めてきた。白熱したゲームを期待し、健闘を願っている」、市観光文化スポーツ局の嘉数博仁局長は「八重山では小中校生をはじめバスケットボール熱は高い。過去2回、子どもたちに夢を与えてもらった。今回も夢が膨らむ試合を」と歓迎した。

 キングスの伊佐勉ヘッドコーチは「チームとしても石垣島開催を楽しみにしていた。見に来た人に『楽しい週末だった』と言われる試合をしたい」、金城茂之主将は「今シーズンもチーム一丸となって戦っている。期待に応えられる試合をしたい」と意気込みを語った。

 アローズの前田顕蔵ヘッドコーチは「強いキングスに石垣島で挑戦できることをうれしく思う。みんなが楽しめる試合をしたい」と述べた。

 試合は22日は午後7時、23日は午後0時30分試合開始。

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