【那覇】県内の小中学生を対象にした「第38回おかねの作文」の表彰式(県金融広報委員会主催)が7日午後、県庁で行われ、宮良小学校1年の増子雅久君が秀作を受賞した。
作文はお金や物の大切さ、勤労の尊さ、正しい金銭観などを学ぶもので、県内の小中学校35校から合わせて538編が寄せられ、特選、秀作、佳作合わせて20編を選んだ。
増子君の受賞作は「はじめてのおかね」。5歳のころに道で拾った10円玉を交番に届けた思い出をつづったもの。拾得物として処理された10円が社会に役立っていることを学んだ様子を表現した。
受賞に増子君は「初めての大きな賞なのでとてもうれしい」と笑顔。母親の久美さんは「交番に届けたことで、息子にとって大きな10円になった。これからもお金を大切にしてほしい」と話した。