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観客ら多彩なステージ満喫 まーちゃんバンド島おこしライブ

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多彩なミュージシャンが出演しにぎわった「第19回まーちゃんバンドの島おこしライブin西表島」=5日夜、干立

 【西表】「第19回まーちゃんバンドの島おこしライブin西表島」が5日、西表西部干立集落の民宿「海の家 南ぬ風(ぱいぬかじ)」の芝生広場で行われた。まーちゃんバンドや、ほりお、池田卓、川門聡、伊集タツヤなど大勢のミュージシャンが出演。多彩なステージを展開した。

 会場にはバザーも出店し、芝生広場では大勢の地域住民や観光客、ファンが、ビールや泡盛を片手に心地よい風に吹かれながらライブを楽しんだ。

 ライブでは、まーちゃんバンドのボーカル山下正雄さんの弟で干立公民館長の山下義雄さん(38)も「海人よーしー」として登場。三線で「干立村(ふたでむら)」を歌うと、干立青年部の女性が踊りで花を添えた。

 池田卓さんは優しい歌声で観客を魅了。川門聡さんの軽快な早弾きに踊りだす人も。地元青年の「あどんごろすん」は平和を願うメッセージを込めて歌った。

 トリのまーちゃんバンドでは子どもたちが代表作「パパイヤ」に合わせてダンスを披露。まーちゃんは「熊本地震のボランティアに行き、改めて音楽の必要性を感じた。これからも頑張っていく」と伝え、熱唱。最後はモーヤーでにぎやかに幕を閉じた。(曽根田容子西部通信員)


自衛隊配備 賛否分かれる 立候補予定3氏が公開討論

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 5月27日告示、6月5日投開票の県議選石垣市区(定数2)に立候補を予定している新人で元市職員の次呂久成崇氏(42)=社大、社民、共産推薦=、新人で前市議の前津究氏(44)=社大八重山支部推薦=、現職で自民公認の砂川利勝氏(52)は8日午後、八重山青年会議所がANAインターコンチネンタル石垣リゾートで開催した公開討論会に臨んだ。防衛省が進める石垣島への自衛隊配備計画をめぐって反対と推進の立場に分かれた。自己PRでは「行政経験」(次呂久氏)「即戦力」(前津氏)「有言実行」(砂川氏)をそれぞれ強調した。

 自衛隊問題では前津氏が「自衛隊基地を許すと際限なく広がる可能性がある。景観を守るためにも反対。住民がアメリカの戦争に巻き込まれる可能性も高い」と述べた。

 砂川氏は「住民の生命と財産を守るためにも最小限の自衛隊は必要だ。防衛省は住民の理解を得てしっかりと進めてもらいたい」と述べた。

 次呂久氏は「平和で自然豊かな石垣島に建設することが問題。標的になる可能性もある。住民と観光客を不安に陥れる配備には反対だ」と述べた。

 自己PRで砂川氏は「離島の住民の声を政策に実現する。離島住民の代弁者として有言実行で公約を実現する」と述べ、「八重山元気島づくり」をキャッチフレーズにした地域振興策など7項目の将来ビジョンを紹介。

 次呂久氏は「私には18年間の行政経験がある。最前線にいたからこそ県議会で訴えることができる」と述べ、一括交付金を活用した産業振興策、雇用対策、子育て支援などに取り組む考えを強調。

 前津氏は「市議3期10年の即戦力で島を元気にする」として▽国際リゾート▽物流中継地▽平和|を拠点とする島づくりを掲げ、「三つがリンクすれば平和で豊かな島づくりができる」と述べた。

 米軍基地問題では前津、次呂久の両氏は米軍普天間飛行場の辺野古移設に反対、砂川氏は普天間飛行場の早期移転を主張した。

 討論会には約200人が来場。石垣市出身の弁護士久貝克弘氏(高梁ひまわり基金法律事務所長=岡山県)をコーディネーターに、3氏が7項目の質問に答える形で進められた。会場や予定候補者からクロストークを求める声もあった。

創作料理ずらり 試食に長い列

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ゴーヤを使った創作料理の試食コーナー。子どもたちも味見をしていた=8日午前、JAファーマーズマーケットやえやまゆらてぃく市場

 「ゴーヤーの日」の5月8日、JAファーマーズマーケットやえやまゆらてぃく市場(本若展充店長)で、地元産ゴーヤのPRを目的としたゴーヤフェアが開催された。ゴーヤの格安販売、苗の無料配布、創作料理の試食に長い列ができるなどにぎわいをみせた。

 JAおきなわ八重山地区営農振興センターゴーヤー生産部会(東内原辰雄部会長)が約1200本のゴーヤを58円で販売したほか、八重山農林高校農業クラブ(嶺井千裕会長)が2鉢入りの苗300袋、八重山調理師会(川平展史会長)の会員が創作料理9品900食をそれぞれ無償で提供した。

 ゴーヤを使った料理は、けんちん射込み蒸し、プリン、白身魚のパイ包み、豆乳甘酒、ケーキなど工夫を凝らしたものばかり。訪れた人たちは一つ一つ味見をしながらレシピを聞いたりした。

 祖母の大浜京子さん(63)=新川真喜良=と訪れた大浜咲蘭(さら)さん(真喜良小6年)は「ゴーヤは苦くてあまり食べられなかったが、いろんな料理にアレンジされていておいしかった」と笑顔をみせ、京子さんも「初めて参加したが、とってもよかった。苗は庭に植える」と大喜び。

 愛知県一宮市から観光で来島中の加藤千恵子さん(47)は「今日帰るのでパインを買いに来たが、ゴーヤも買いました。ラッキーだった。地元産のゴーヤは新鮮だから本土で食べるのとは違い、苦みがやわらいでいておいしかった。来年もまたこの日に合わせて来ようかな」、母親のキクエさん(74)は「パイ包みや豆乳甘酒がとてもおいしかった。こんな幸せなことはない」と満足した様子だった。

エール交換で自信満々

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 ▽…25日のチャレンジデーで石垣市は昨年に続き岩手県北上市と対戦する。昨年敗れた北上市からの要望で実現。北上市はことし、国体のメーン会場となっていることから盛り上がりは間違いなさそう。エール交換で中山義隆市長が「手ごわそうですね」と言うと、髙橋敏彦市長は「手ごわいですよ」と自信満々。さて勝負の行方は?。

 ▽…2015年の県内の警察官採用試験の申込者数は1882人。受験者は1361人で最終合格者は113人だった。申込者数は県内の景気回復に伴い、10年の2332人から14年には1803人と500人以上減少。採用試験は1次で体力検査と教養試験。体力検査は持久力を測るため20㍍のシャトルラン。教養試験は判断推理や資料解釈など択一式で50問だ。

 ▽…「黒糖の日」にちなんだパネル展で竹富町3島と与那国町の計4種の黒糖が無料配布されているが、テーブルに置かれるとすぐになくなってしまうほどの人気ぶりだ。パネル展に訪れた女性は「各島の黒糖を食べ比べる機会はこういう時しかないので、毎年楽しみ」と話す。どの島の黒糖が自分の好みに合うのか、ぜひ試食を。

新川にお住まいの知人女性から電話をいただ…

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 新川にお住まいの知人女性から電話をいただいた。憤まんやるかたなく「ホウオウボクがかわいそう。市役所にもの申してちょうだい」と言う。筆者はかつて関係課を担当したことがあるので自省の念を込めて書く▼彼女の指摘はこうだ。産業道路の沖電石垣営業所から西へ石中東通り交差点までの間、街路樹のホウオウボク35本が軒並み丸裸にされ、せっかくの緑陰が消えた▼「これから猛暑を迎え、木陰が必要な時というのに」。彼女は昨年、みずから市役所を訪れ担当課に緑の大切さをこんこんと説いたそうだ。「なのにひどい」と▼確か、作業する側の言い分は、「枝が暴れるので台風シーズン前に剪定(せんてい)する」という理由だった。だが、これは剪定じゃない。情け容赦ない丸裸だ▼いくら剪定に強い木といっても繰り返せば樹勢が衰え、枯死する。健康福祉センター東通りのホウオウボクは、剪定と台風にやられ、この10年近く花を咲かせたことがない。県道でも桟橋通り(大川富野線)の八重農東通りが同じ状況だ。市も県もそろっていじめる街路樹。何のために税金を使って植えたか、管理は適正か、検証しなければなるまい▼緑こそが都市の風格をはぐくむ。杜の都・仙台は一日にして成らず、ケヤキと戦後の長い年月がつくった。石垣もそうありたい。(慶田盛伸)

「島の魅力を多くの人に」

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中山市長に活動実績を報告した中西さん(右)と上田さん(左)=9日午前、市長室

中西、上田さんが実績報告 

 

 一般社団法人石垣島クリエイティブフラッグ(西村亮一代表理事、ICF)の中西康治さん=三重県出身、石垣市新川在住=と香りのアーティストの上田麻希さん=東京都出身、石垣市桴海在住=の2人が9日午前、市役所を訪れ、中山義隆市長に活動実績を報告した。

 それによると、中西さんは八重山の日常などを撮影した写真集を県内外で発売。上田さんは、世界的な嗅覚アートの国際的なコンペ「Art and Olfaction Awards 2016」でファイナリストに選ばれたという。

 八重山に移住して今年で10年目となる中西さんは「お世話になった島に恩返しをしたい。八重山の魅力を一人でも多くの人に伝えたい」と話した。

 於茂登集落内のアトリエで創作活動やワークショップなどを行っている上田さんは「赤土の香りがする香水などが海外では人気があった。豊富な島の自然は香りであふれており、新たな観光産業の魅力になるかもしれない」と述べた。

 中山市長は「今後も活躍して石垣島をもっとPRしていってほしい」と激励した。

 ICFは、市の文化産業創出事業として2013年度にスタート。石垣島に縁のあるクリエイターがそれぞれのジャンルで活動し、島の良さをPRするとともに、活動の幅を拡大。プロモーションからビジネスへの転換を図るため、15年7月に法人化。50組のクリエイターが登録している。

チャレンジデー2016 石垣市対岩手県北上市

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北上市の髙橋敏彦市長(テレビ画面左)とエールを交換する中山義隆市長=9日午前、庁議室

 両市長がエール交換

 

 15分間以上、運動やスポーツをした住民の参加率を競う5月25日のチャレンジデー2016(笹川スポーツ財団主催)に向け、中山義隆市長は9日午前、昨年に続き対戦する岩手県北上市の髙橋敏彦市長と「互いに運動する機会をつくろう」などエールを交換した。昨年は石垣市が47・5%、北上市が34・3%の住民参加率となり、石垣市に軍配。市は今回、50%以上を目標にしている。

 エール交換では両市役所内でインターネット電話サービスを使い、髙橋市長が「ことしは国体もあるので、リベンジしたい」と話すと、中山市長は「去年は、知っている者同士だったので市民が燃え、参加率が50%近くになった。ことしも負けないようにしたい」と応じた。

 市は当日、市のスポーツ施設を無料開放するほか、ラジオ体操、チャレンジ迷路、ナイター陸上競技会、ゲートボール大会などを予定している。

輸送経費全額を補助

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与那国島に日用品などを運ぶフェリーよなくに。7月から輸送費の補助が始まる=9日午後、石垣港

 離島住民が生活上必要とする食品や日用品などにかかる輸送経費全額を補助する事業が7月から始まる。八重山では竹富町と与那国町が対象。県と町が航路事業者に輸送経費を補助し、離島地域で割高となっている生活必需品の価格低減を図る考え。住民が商品の価格低減を実感できるかどうかが課題となることから、県や町は事業実施と並行して事業効果の実感度調査も行うことにしている。

 同事業は、離島の定住条件整備を図るため割高な生活コストを低減することが目的。県地域・離島課によると、2013年度から15年度にかけて南北大東島などで実証事業を実施したところ、本島に比べて平均4割高かった物価が2割前後まで下がったという。

 このため県は本年度から離島町村と協調し、対象離島を拡大。本島、宮古島、石垣島から周辺離島に運ばれる食品、衣類、履物、日用品、医薬品など生活必需品を対象に、航路事業者に輸送経費と作業経費を全額補助する。

 本年度予算で竹富町は1840万円、与那国町は1092万円、県もそれぞれ同額を確保している。

 補助事業は、小売店で販売される商品に適用されることになっているが、町などによると、小売店によっては輸送費を上乗せした商品と、上乗せしていない商品があるとみられることから、対象となる商品の価格がどの程度低減されるか把握しづらいという。

 県は航路事業者、登録小売事業者、卸業者、住民など関係者にアンケートを実施して実感度を把握し、今後の事業展開につなげていく予定だ。与那国町も施政方針で「価格低減に対する住民実感度など事業効果の状況を把握しながら事業実施に取り組む」としている。


気が抜けない水際の攻防

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 ▽…台湾で主流となっている麻薬「ケタミン」の密輸入未遂による逮捕者が相次いでいる。沖縄地区税関と石垣海保はこれまでに、外航クルーズ船で石垣に訪れた台湾人男性2人を摘発、逮捕した。なかでも、違法薬物の密輸入を水際で防いでいる石垣税関支署は職員を緊急増員して対応している。海の玄関口に迫っている麻薬と職員による水際での攻防は気が抜けない。

 ▽…軽自動車税の税率が本年度から変更される。原付きバイクは2倍の2000円、他の車種は1.5倍の引き上げとなる。一方で、低排出ガスの自動車には特例として最大75%の軽減措置がある。車種や登録時期によって税率が違うため、全体を把握するのは難しい。納税通知をみて、所有する車両の税率確認を。

 ▽…黒糖づくりの会場で、交代もせずにひたすら鍋をかき混ぜ続けていた青年がいた。東京都出身の平田良幸さん(25)だ。聞くと来年、JICA(国際協力機構)でドミニカ共和国に行き2年間農業を指導するため、5月から県農業研究センターで研修を行っているという。「大学では土壌学を学んだ。石垣で熱帯地域の農業を学びたい」と熱意を語った。

石垣島の針路と八重山の未来を左右するかも…

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 石垣島の針路と八重山の未来を左右するかも知れない大切な選挙である6月5日投開票の県議選が目の前に迫ってきた▼定数2の石垣市区には、無所属新人で元市職員の次呂久成崇氏(42)=社大、社民、共産 推薦=、同新人で前市議の前津究氏(44)=社大八重山支部推薦=、現職で自民公認の砂川利勝氏(52)の3氏が立候補を予定している▼3氏は先日、八重山青年会議所が主催した公開討論会に臨み、離島振興策でそれぞれが政策を強調したほか、注目を集めている防衛省が進める石垣島への自衛隊配備計画をめぐっては反対と推進の立場を明確にした▼前津氏は「自衛隊基地を許すと際限なく広がる可能性がある。景観を守るためにも反対。住民がアメリカの戦争に巻き込まれる可能性がある」と持論を展開。次呂久氏は「平和で自然豊かな石垣島に建設することが問題。標的になる可能性もある。住民と観光客を不安に陥れる配備には反対」との立場を貫いた▼これに対し砂川氏は「住民の生命と財産を守るためにも最小限の自衛隊は必要だ。防衛省は住民の理解を得てしっかりと進めてもらいたい」と賛成した▼八重山から「この人なら」と県政の場に送り出すのにふさわしい人物はだれか。広い視野で八重山のあるべき姿を眺め、未来を選ぶ機会にしたい。(鬚川修)

復帰44年の5月に思うこと

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■なぜ「児童館」が無いのか

 5月は1年の中でも際立って多彩な行事が多いように思う。1日の労働者の祭典メーデーでは、格差社会を拡大する非正規雇用の是正にもっと若者たちや地域が声を上げる必要性を痛感。こどもの日、母の日ではなぜ八重山に「母子生活支援施設」や「児童館」がないのかとその必要性を感じた。

 いずれも非正規雇用による低賃金で深刻化している「子どもの貧困」=「教育格差」=「貧困の連鎖」と関係しており、中でも母子生活支援施設や児童館は、貧困対策や子育て支援の面からひとり親世帯が急増する石垣市で早急に造るべき最も必要な施設だ。

 お隣の宮古も母子支援施設はないが、児童館は1億4千万円を投じて放課後児童クラブや子育て支援センターを併設して、去る4月オープンした「ひらら児童館」をはじめ大小で五つもある。しかし石垣では類似の子どもセンターがあるが、児童館はない。

 5月前半はこのほかに“壊憲“の危機にある憲法記念日、八重山の代表的な伝統工芸品のミンサーの日、離島経済を支える黒糖の日、ゴーヤの日、愛鳥週間などがあり、12日は民生・児童委員の日だ。引き続き地道な活動で地域の独居老人など社会的弱者に目を配り、支援につなげてもらいたい。

■許されない不条理な沖縄差別

 中下旬は15日の本土復帰記念日をはじめ禁煙を求める世界禁煙デー、消費者の日、ごみゼロの日などがあり、27日は県議選告示で来月5日の投票に向け選挙戦が本格化する。

 本土復帰には県民の大半が評価する一方、基地問題に関しては44年を経た今なお負担軽減の言葉とは裏腹に、むしろ離島の先島にまで自衛隊を配備するなど沖縄の軍事要塞(ようさい)化を進める政府の不条理な「差別」に反発は強い。

 現在名護市辺野古の新基地建設は裁判所の和解に応じて“休戦状態”にあるが、安倍政権は依然強硬姿勢であり一連の選挙結果の「辺野古ノー」の民意を無視して建設を強行する政権の理不尽な強権は許されるべきでない。

 そういう中で県議選が行われるが、それは翁長県政に対する中間評価となるものであり、さらに7月の参院選の前哨戦となるものだ。いずれも勝利して基地問題を終わりにしたいものだ。

■安保法廃止法案を放置

 安倍政権はその参院選で3分の2議席確保を目指しているが、その通り政権側が大勝となれば逆に数の力で憲法は改正され、沖縄差別の辺野古新基地も石垣の自衛隊配備も止められず、この国は安倍政権のなすがままだ。

 そのために同政権は選挙に不利と思われるTPP関連法案を先送りし、野党が提出した安保法廃止法案は「反安保闘争」の再燃を恐れて放置。同法に基づく南スーダンPKOへの任務拡大や日米共同訓練などもすべて参院選後に先送りする姑息(こそく)さだ。そういう政権の巧妙な手法に惑わされてはならない。

 ところで熊本地震は5月中旬に入った今も余震が続き、被災者は厳しい生活を強いられている。そういう中で八重山でも支援の輪が大きく広がっているのは被災地の人々を勇気づけるものだ。長期戦となる復旧・復興に支援を継続し、一方で被災対応も学びたい。

”きめ細かい支援できてる” 相談業務、若者の自立に効果

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 ニートやひきこもり、不登校などさまざまな問題を抱え、社会的な自立が困難な状況にある若者や関係者の相談者となり、直接的な支援や助言を行うユースアドバイザー。2012年度から市青少年センター(丸山さい子所長)に3人が配置され、日々の業務に当たっている。同センターによると、12年度は相談を受けた12人中6人、13年度は11人中7人、14年度は12人中8人、15年度は14人中11人が同アドバイザーの支援によって進路決定や学校復帰、他機関への紹介などの形で終結。丸山所長は「相談人数は少ないが、きめ細かい支援ができている」と評価する。

 同アドバイザーが配置されたのは義務教育を終えた若者の相談窓口がなく、支援の必要性が重視されたことが背景にある。

 同センターによると、12年、13年度は主にセンターに通う子どもたちの家庭や、高校中退者の支援などを実施。14年度に引きこもりやニートなどに関して複数の関係機関が連携して総合的に対応する必要がある事案を扱う「子ども若者支援地域協議会」が設置されたことで、同アドバイザーは関係機関の一つとして主に中学を卒業した既卒者から39歳までの自立や、就労支援などを行っている。

 同センターが15年度に実施したアンケートによると、自宅や自室から出ない引きこもりの若者(39歳以下)は市内で173人いると推計されているが、相談件数が少なかったことに丸山所長は「人数の割に困り感がない人が多い。積極的に相談に来る人も少ない」と語る。「支援は早ければ早いほどいいが、その重要性をいかに本人や保護者、関係者に早く気づいてもらうかが課題。少し困ったくらいでも個別相談会や子ども・若者相談窓口を利用してほしい」と呼び掛けている。

 丸山所長によると、支援してきた若者がことしの成人式にスーツ姿で出席し、明るくあいさつしてきたといい、一定の成果も感じている。

 同センターでは今後も窓口や個別相談会の周知を図り、同アドバイザーのスキルアップのための研修も充実させていく考え。

 窓口は(82-1030)。平日の午前8時30分から午後5時15分。相談無料。

本年度から自動車税率変更 昨年4月以降登録の軽など対象

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2016年度から税率が改正される軽自動車=9日午後、730交差点近く

 2016年度からバイクなどを含む軽自動車税の税率が変更される。50㏄以下の原付きバイクが1000円から2倍の2000円、その他の車種は平均して1.5倍の引き上げとなる。石垣市などは納税通知などを確認して納付してほしいと呼びかけている。

 今回の改正は、市町村の要望を受け低税率の徴税コストを改善するほか、排出ガスを低減する環境性能を有する車両の普及促進などが目的という。

 三輪・四輪の軽自動車は、昨年4月1日以降に新規登録を受けたものから新税率が適用され、自家用軽自動車が7200円から1万800円、自家用貨物車が4000円から5000円に引き上げられる。

 一方、昨年4月1日から今年3月末までに新規登録した車両のうち、排ガス低減など一定の環境性能を備える車両については75—25%の軽減が受けられる。

 このほか、新規登録から13年を経過した車両については、重課税率が適用され、自家用軽自動車で1万2900円、自家用軽貨物車で6000円となる。

 石垣市で対象となる軽自動車は3万1417台、このうち本年度に課税率が変更されるのは1万6112台。市税務課の試算では、税収は前年度の約1億4600万円から約1億8300万円に増える見通し。

クジャク卵駆除スタート 黒島、小浜で240個余

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インドクジャクの卵を発見した探査犬(町自然環境課提供写真)=9日午後、小浜島

 竹富町の2016年度「インドクジャク駆除事業」が、4月中旬から黒島と小浜島で探査犬4頭を導入してスタートし、9日までに両地区で卵240個余を駆除した。昨年は22日間で333個を駆除している。町自然環境課によると、探査犬を1頭増やし、昨年の駆除データを活用したことで順調に駆除が進んでいるという。町では引き続き10日から黒島、22日から小浜で駆除作業を行う。

 同課の新盛勝一課長は「駆除事業の実施でクジャクの目撃は減ったが、まだ根絶には至っていない」と述べ、関係機関や地域の協力を得て早期撲滅を図り、世界自然遺産登録に向けて国立公園内の生物多様性を保全していく考えを示した。

 駆除事業の委託を受けている㈱南西環境研究所は「探査犬を増やすことで広範囲の駆除が可能となり、産卵個体などが減少するなかでも一定の成果が上がっていると考えられる」と説明した。

石垣島で優雅な時間を満喫

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 ▽…イタリアからインセンティブツアーで訪れている一行は11日、底地ビーチで昼食をとった。白いクロスがかけられたテーブル、中央にはバラの花。ビーチは、おしゃれな屋外レストランに様変わり。サラダ、牛肉や伊勢エビなどの魚介類、デザートが並ぶ。海の見えるビーチで、ワインとともに食事を楽しむなど優雅な時間を過ごしていた。

 ▽…大本小の愛鳥の集いで県立石垣青少年の家の佐野清貴さんが紹介したさまざまな動植物の映像は児童だけでなく教職員もくぎ付け。子どもたちは映像が変わるたびに動物の名前を叫び、知識の高さをうかがわせた。漢那ひとみ校長はあいさつの中で鶴の眠り方を紹介し、「鳥の気持ちになって物事を見たり、考えたりすることは面白いと思う」。その視点を忘れず、学習に生かしてほしい。

 ▽…八重山運輸事務所の街頭車両検査で整備不良の車両が13台確認された。タイヤの摩耗や灯火類が点(つ)かない場合、スリップや追突などの事故につながりかねない。また、整備不良のまま使用すると車体にも負担がかかり、故障の原因にもなるとか。安心・安全のためにも「修理は今度でいいや」の考えは禁物だ。


市内の大型スーパーの広い駐車場に大型バス

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 市内の大型スーパーの広い駐車場に大型バスが並び、タクシーが列をなす。店内外では中国語が飛び交う。海外からの大型クルーズ船寄港日の風景だ▼石垣港にはスタークルーズ社の大型クルーズ船が定期的に寄港、大勢の乗客が観光や買い物のため島内に繰り出している▼7日は、寄港した外航クルーズ船の中で最大となるプリンセスクルーズ社の「ゴールデンプリンセス」が初寄港、乗客約2800人が大挙して街に繰り出した▼全長290㍍、総㌧数10万8865㌧の巨体のため、船体は竹富島と石垣島間で沖泊まりし、乗客の上陸には船に備え付けられたテンダーボートが使用され、全員が石垣港離島ターミナルに上陸するまでに3時間を要したという▼午前中に入港し、当日夕方から夜に出港するのが通常のクルーズ船のスケジュールで、乗客の島内での滞在時間は約半日。上・離陸に時間がとられ、限られた滞在時間が削られるようでは、観光地としては大きなマイナス。10万㌧級の船が接岸できる岸壁整備が急がれるところだ▼ゴ号は10月22日までに28回の寄港が予定され、19日にはス社の大型クルーズ船との同日寄港となり、4000人余の上陸が見込まれる。上陸客の満足度を高め、次の寄港につなげるためにも、通訳の増員など、受け皿整備が急務だ。(下野宏一)

おもてなしの心熊本へ 八商工の生徒たち

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かき氷を振る舞って募金活動を行う観光コースの生徒ら=11日午後、八重山商工内

 八重山商工高校(真栄田義功校長、生徒385人)の商業科観光コース2年生18人が11日、校内でかき氷を提供して熊本地震復興義援金を募る活動を開始した。13日まで昼食時間と放課後に行い、集まった寄付金を被災地に送ることにしている。

 コース内で被災者に何かできることはないかと話し合った結果、おもてなしの心でかき氷を振る舞い、そのお礼に義援金を募ろうと企画した。

 午前11時40分~正午、正午~午後0時20分、午後3時半~同4時までの時間帯に募金箱を持ち、かき氷を作って提供する。

 9日から10日間の日程で三者面談が始まっており、保護者にも協力を求めている。

 観光コース長の譜久嶺有紗さん(2年)は「授業でも取り組んでいるおもてなしの心を熊本の皆さんにも届けようと実施することになった。被災者が一日も早く自分の家に帰ることができるよう石垣からも応援し、1人でも多くの人が助かるよう願っている」と話した。

欧州から初の報奨旅行 石垣島ツアー

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昼食のバーベキューを楽しむインセンティブツアー客=11日午後、底地ビーチ

 フランスの最大手レンズメーカー、エシロール社がイタリアの取引先経営者ら65人を日本旅行に招待するインセンティブツアー(報奨旅行)が9日から石垣島で始まっている。石垣市観光交流協会によると、欧州の大型インセンティブツアーは初めて。イタリアでインセンティブ旅行を専門に手がけるトップチーム(レナト・ファリーナ社長)が「日本にこんな素晴らしいところがあるんだというインパクトを与えたい」と石垣島を出発地点に選択、地元業者などと連携して全行程9泊10日のうち4泊5日を石垣島で組んだ。ファリーナ社長は「素晴らしい」と評価しており、今後につながりそうだ。

 石垣島ツアーのプロデュースなど地元での受け入れは、平田観光(株)(奥平崇史代表取締役)がJTBイタリアミラノ支店(ビアンカ・バランドーニ支店長)と連携して担っている。

 今年2月、ファリーナ社長がバランドーニ支店長と視察のため来島、奥平代表らと調整して実現。ファリーナ社長は「そのときは天気が悪かったが、素晴らしい海や景色をイメージできた。今回来てイメージ通り。小さな島だが、いろんなオファーをしてくれる。素晴らしい」と絶賛した。

 平田観光は、日本政府観光局(JNTO)から認定された日本最南端の外国人観光案内所。外国人スタッフや英語を話せる社員を確保するなどして、欧州からの観光客誘致に力を入れている。

 奥平代表は「今回のツアーでは細かいリクエストが多く、自分たちのレベルやスキルを上げることができる。八重山全体がクオリティーの高いグローバルスタンダードな観光地になるよう取り組みたい」と話している。

 バランドーニ支店長は「ファリーナ社長は今回初めて日本でのインセンティブツアーを提案した。今後も提案すると思うので、これからもツアーが来るだろう」と期待する。

 一行は11日、島内をバス観光した後、川平底地で昼食。高級感あふれるビュッフェ形式のバーベキューに大喜びだった。12日は宿泊先のクラブメット・カビラで空手の演武を楽しむほか、空手道場の子どもたちと交流する。

 石垣市観光交流協会の高倉大事務局長は「昨年7月にパリで行われたジャパンエキスポにも参加しており、ことしも引き続きヨーロッパで誘客に努めたい」と話している。

花蓮ー石垣間に高速貨客船

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14日に花蓮ー石垣間で運航する高速貨客船「ナッチャン・レラ」(あんしん提供)

「ナッチャン・レラ」初便が14日に入港

 総合物流を展開するシンバネットワークの(株)あんしん(安里享英社長)と台湾物流大手の「華岡集団」(ワゴングループ)は14日、花蓮|石垣間で高速貨客船を初めて運航させる。同間を最短4時間で結ぶ。年内に10回のチャーター運航を行い、定期便化を目指す。クルーズ船とは違い、船内で寝泊まりができないため、八重山で宿泊するツアーの開発など新たな観光需要の創出につながる可能性がある。

 貨客船は、ワゴングループのユニ・ワゴンが所有する「ナッチャン・レラ」(1万712㌧、旅客定員774人)。旅客のほか、自動車など貨物も積める。現在は台湾内の花蓮-宜蘭間で週2回運航している。

 第1便は14日午後6時半ごろに石垣港に入港する予定。蕭美琴立法委員(国会議員)を代表とする経済交流視察団の経済関係者や旅行関係者ら約100人が来島し、地元と意見交換する。

 あんしんとワゴングループは昨年7月、戦略的パートナーシップを締結。中国や東南アジアの貨物を台湾に集め、沖縄を経由して本土に運ぶ新たな物流ルートの構築を目指している。

 今回の取り組みは、観光交流を促進するのが目的で、あんしんは「観光需要の創出、宿泊業、飲食業など裾野の広い観光産業の発展に貢献していきたい」としている。

市長はこの実態をご存じか?

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 ▽…子育て支援の人材不足の波が止まらない。保育士だけでなく、幼稚園の午後の一時預かり保育担当者も足りていないのが現状だ。関係者は「昨年度の説明会で必ず配置すると言った保育担当者がスタート時に配置されなかった。市長はこの実態をご存じなのか。一度見に来てほしい」と訴える。早急な対応が必要だ。

 ▽…市街地の民有地で不法投棄とみられるごみが見つかった。いろんな種類のごみが捨てられており、こいのぼりの一部やキャラクターものの小物など子ども用品もあった。小学校などでは環境教育の一環で子どもたちが清掃活動に取り組んでおり、このような不法投棄は残念。大人が範を示すべきだ。

 ▽…八重山農林高校で12日行われた校内農業クラブ意見発表大会には11人の生徒が農業クラブ活動を通して学んだことや感じたことを発表した。壇上の真ん前に審査員の先生たちがズラリ。フィーチャー・ファーマーズ・沖縄大会への選考も兼ねており、意見発表を行う生徒も、審査する先生たちもみな真剣そのもの。

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