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教科書に石垣島天文台

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中学3年生が使用している理科の教科書に掲載されている石垣島天文台の写真(石垣島天文台提供)

 ことし4月から八重山地区で採用されている中学3年生用の理科教科書「新編 最新の科学3」(東京書籍)で、石垣島天文台が紹介されている。単元4の「星空をながめよう」の見開きページの半分に星空をバックにした天文台の写真が使用されている。

 東京書籍版の教科書は全国で30万部が発行されているという。

 天文台によると、2015年度の利用者は過去最高の1万4000人近くとなり、学校の体験学習も増えているという。

 宮地竹史所長は「教科書と合わせ、実際に天文台に来て天体観望会や4次元デジタル宇宙の立体画像鑑賞なども楽しんで学習してほしい」と話している。


マグロ106本熊本へ出荷

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 八重山漁業協同組合(上原亀一組合長)はこのほど、熊本震災で被災した熊本市内の荷受業者、大海水産㈱(豊増悟代表取締役社長)の要請を受け、2回にわたってキハダマグロ106本を出荷した。

 同社は、マグロを利益なしで供給するため、相場のキロ単価より100~300円程度安い同1200円での出荷を要請。漁協側は同社と長年取引があり、キロ当たり200円分を支援し、実質的に同1000円で出荷した。協力した僚船に対しては組合手数料と魚箱代を免除。20日に46本、22日に60本をそれぞれ水揚げして出荷した。

 熊本では震災後、市場の損壊や水不足などで競りが開けず、鮮魚が不足。このような状況のなか、福岡から熊本への輸送ルートが確保できたことから、同社は19日、同漁協に要請していた。同漁協からのキハダマグロは福岡空港から熊本に陸送された。

 熊本では25日に田崎市場が再開しており、同漁協の与那嶺幸広市場販売課長は「市場が復活したのは喜ばしいこと。熊本の市場は八重山にとってなじみの市場なので、一日も早い復興を願っている」と話した。

 同漁協は今後、義援金を募り、被災地支援にも取り組む考え。

八重山芸能で観客魅了

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「白保節」の斉唱で幕開けした琉球フェスティバルの八重山芸能=26日夜、浦添市のてだこホール大ホール

 【浦添】伝統芸能や日舞、洋舞など多彩なステージを繰り広げる「第52回琉球フェスティバル」(琉球新報社主催)が23日、てだこホールで始まり、26日は八重山芸能が披露され、八重山の情景が醸し出された。

 那覇八重山古典民謡保存会(山城直吉会長)、八重山古典民謡箏曲保存会(東江朝子会長)、八重山舞踊勤王流祥吉華慶の会・喜舎場慶子舞踊研究所、勤王流八重山舞踊保存会無錆之会・川井民枝舞踊道場の会員らが出演し、「白保節」「目出度節」の三線斉唱で幕開け。箏曲斉唱の「赤馬節」「しゅうら節」、舞踊の「石ぬ屏風節」「まるまぶんさん節」などと続き、観客らは美しい旋律に耳を傾けた。

 同フェスは1965年から「春の総合舞台芸能祭」として行われており、今回は69団体から約1000人が出演する。30日まで。

たくさんの布に会いに来て

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 ▽…4月30日から始まった市織物事業協同組合の第24回組合展。平良佳子理事長によると「ことしは午前中から足を運ぶ来場者が昨年に比べて多い」。入り口付近に設置したミンサーのバッグやストラップなどの販売コーナーも売れ行きがよく、「うれしい悲鳴」と平良理事長。昨年開発した「うつぱい取っ手」も注目を集め、手に取る人が多かった。気になる方はたくさんの布に会いにいってみては?

 ▽…黄金週間は早くも序盤をすぎ、中盤に突入する。市内の海水浴場は朝からにぎわいをみせ、太陽の光が差し込むと海面はマリンブルーに。初めて島に訪れた観光客の少年は「海がきれい」と語った。今後の観光にとっては、島の『何を守るか』が重要だ。島の自然は連休のように期間限定ではない。保全しなければ、観光資源は損なわれていきかねない。少年の言葉を守り続けたい。

 ▽…有権者の政治意識を高めることなどを目的に県議選立候補予定者の公開討論会を開催する八重山青年会議所。6月には投票権の年齢が18歳に引き下げられることもあり、討論会への高校生の来場も求めている。同会議所の担当者は「高校生を対象にした模擬投票なども行っていきたい」と話す。未成年が投票できるようになることで、どのような影響が出てくるのか注目される。

「沖縄フラワークリエーション事業」に9千

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 「沖縄フラワークリエーション事業」に9千万円の予算がついた。少し気になる点があるので前年度に整備された花壇や既存の植栽マスを利用して植えつけられた草花を見て回った▼名蔵湾を周回し崎枝へ至る県道の植栽マスは案の定、二の句が継げぬ。雑草に覆われ始めたマス。しおれた草花も。島で花を育てるには渇水と雑草との闘いの明け暮れ、気が抜けない。受注した事業者も承知のはず。なのに草花の活着後の手入れがおろそか▼県は国道バイパスの緑化コンテナには鉢替えと水やり管理を計上しているのに、新しい花壇や既存マスの花の管理はセットで発注しなかったのか▼今のままでは住民から観光イメージのアップどころかダウンだと指摘されかねない。そこで県八重山事務所の皆さんへお願いがある。お互いの事業現場を見て回り感想や意見を述べあう横断的な事業評価検討会を試みてもらえないか▼身内の評価がどう出るかは分からないが後管理の大事なフラワークリエーション事業の草花はバンナ公園や集落内の道路に集中させ近隣の花好きボランティアに委託し、維持管理班は国、県道の並木整備、草刈り、ポイ捨ての監視・防止に全力投球、清潔感漂う島の景観づくりに努めてはどうか▼草花に頼らぬ道路美化モデルを島から発信しよう。(仲間清隆)

猛毒ハブに気をつけて 気温上昇で行動活発

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サキシマハブ(県衛生環境研究所提供写真)。県は5、6月、「ハブ咬症注意報」を発令している

 5、6月は気温が上がり、ハブの行動が活発になることから、県では5月1日から6月末まで「ハブ咬症注意報」を発令し、県民や観光客らにハブ咬症に注意するよう呼びかけている。

 県衛生環境研究所によると、2006年から15年までの10年間に県内では843件のハブ咬症が発生。死者は出ていない。ただ、14年4月には鹿児島県奄美群島の加計呂麻(かけろま)島で、草刈り中の男性がハブに手をかまれて死亡している。

 県内で15年に発生したハブ咬症は67件。発生場所は屋敷内が29件と最も多く、次いで畑が19件、道路11件となっている。八重山郡内では石垣市で26件、竹富町で9件の計35件発生。相次ぐ台風の襲来で、台風対策や片付けなどの作業中に被害に遭うケースが報告されており、屋敷の敷地内が17件と最も多く、次いで畑が12件、道路4件。

 県では、ハブ咬症被害の予防方法として、草刈りやエサとなるネズミの駆除、田畑や山野などへの出入りや夜間の歩行への注意を挙げる。

 ハブにかまれた場合は、激しい動きをしないで身近な人に助けを求め、早急に医療機関で治療を受けることが重要で、かまれて時間が経過すると患部が壊死(えし)することもあることから、病院への搬送や毒を吸い出すなど迅速な対応を呼びかける。

ホテル日航が14位 八重山から初のランクイン

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ランクインを喜ぶ大城均総料理長。手にしているのは自身がプロデュースした「肉みそ」=4月30日午前、ホテル日航八重山1階レストラン「アクアリス」

 世界最大の旅行口コミサイトを運営するトリップアドバイザー(本社米国)が行った「行ってよかった!朝食のおいしいホテルランキング2016年」で、ホテル日航八重山(羽地宏幸総支配人、客室260)が初めてランクインし、14位に選ばれた。

 2015年に投稿された日本語の口コミから順位付け。その土地ならではの食材を提供するなど特徴のある朝食を提供するホテルが高く評価された。

 ホテル日航八重山は5年前から地元食材をメーンに「島シェフのこだわり朝ごはん」を提供。大城均総料理長は「ぶれないでやってきた結果」と喜ぶ。羽地総支配人は「今後も質の高いサービスに努めてほしい」とスタッフを激励した。

 県内からのランクインは20位までに5件。ホテル日航八重山は3位のロコアナハに次いで県内2位で、八重山から唯一ランクインした。

水しぶきに満面笑み 家族連れ海水浴楽しむ

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大型連休で八重山の海を楽しむ家族連れ=4月30日午後、フサキビーチ

 八重山地方は4月30日、各地で晴れ間が広がった。市内の海水浴場は大型連休を楽しむ人たちでにぎわい、パラソルの花と子どもたちのはじける笑顔が広がった。

 この日は最大で10連休となることしの黄金週間の2日目に当たり、各地の海岸では午前中から地元の人たちや観光客がマリンレジャーを楽しみ、夏さながらの陽気を満喫する姿がみられた。

 東京都葛飾区から家族4人でリゾートホテルのビーチを訪れた三科達治さん(47)は「妻の提案で島の環境や風土を体感しようと初めて来た。南国の雰囲気は素晴らしい」と笑顔をみせた。長男の日達(ひたち)君(5)は「海が透明で貝殻もきれい」と喜んだ。

 石垣島地方気象台によると、連休中盤の3日から4日にかけて、前線や湿った気流の影響で曇りや雨の天気となる予報で天気は下り坂になる見込み。


「涼風ぬ布」会場彩る 伝統工芸品500点展示

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八重山上布やミンサーの作品を紹介している市織物事業協同組合展=4月30日午前、市民会館展示ホール

 「涼風(ぴらかじ)ぬ布(ぬぬ)」をテーマにした石垣市織物事業協同組合(平良佳子理事長、組合員74人)の第24回組合展が4月30日、石垣市民会館展示ホールで始まり、訪れた市民が八重山上布やミンサーの奥深さに触れている。1日まで。

 同組合が昨年、市特産品振興センターの助成を受けて開発した「うつぱい取っ手」(同展特別価格税込み1800円)をはじめ、昨年度の苧麻(ブー)績みとミンサー講習会の修了生の作品、八重山上布の着尺、タペストリー、のれん、ミンサーの帯など約500点を展示。修了生の作品以外は販売もしている。

 ミンサーのコースターと八重山上布のしおりを体験できるコーナーもあり、コースター作りに初挑戦した宮良京子さん=石垣市石垣=は「手と足の使い方のバランスや、糸の引っ張り具合、力加減などが難しかった。なかなかする機会がないのでいい経験になった。大切に使いたい」と感想。

 平良理事長は「母の日を前にプレゼント用の小物もそろえている。たくさんの布に会いに来てほしい」と呼び掛けている。

 1日は午前10時から午後5時30分。コースターとしおり作り体験は料金が500円で随時開催。ブー績み体験は無料で午後3時から行う。

人材は”財産”

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 ▽…国内全体の約7割は中小企業だ。その中でも約2000万人が非正規雇用という。郡内でも将来に不安を抱えながら生活している非正規社員は多い。正規雇用を求める声を上げても事業主側の答えは曖昧。非正規の固定化が常態化する。人材を”財産”とみない企業は衰退の一途をたどるのは確実。合わせて社会は人手不足で求人も難航している。メーデーで訴える労働者の意見はまっとうだ。

 ▽…八重山メーデー事件について考える集会が開かれ、権力や圧力に負けず、権利を勝ち取ってきた先人たちの活動が紹介された。会場には50人以上が詰めかけ、主催者は「予想していたより多くて驚いた」と話し、準備していた資料が足りず、急いでコピーする場面も。その一方で働き盛りの若い世代の姿が少なかったのは残念。島の将来を担う世代にも関心を持ってほしい。

 ▽…第56回全沖縄中学校バレーボール選手権大会で石垣第二中女子が、決勝で伊波中にフルセットの接戦の末敗れたものの、見事準優勝に輝いた。1月の新人大会に続き県大会2度目の準優勝。高さを生かした多彩な攻撃力が持ち味だが、今回は伊波中にサーブで崩されたという。選手たちは「この悔しさを生かして夏は優勝する」と誓う。このためにはレシーブ力の強化が急務だ。

「今どきの若い子は本やCDを買わないらしい…

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 「今どきの若い子は本やCDを買わないらしいね」と友人が言う。本やマンガ、ニュースを読むのも、音楽を聴くのも最近はスマートフォンがあれば間に合う▼すべてがそうだとは限らないが、多様なメディアの発達で書籍や新聞の魅力が薄れたという人も多いだろうし「活字離れ」もよく指摘される▼でも活字はスマホより、本を手に取ってページをめくりながら追う方が深く味わえると思うのだが、世代の違いなのだろうか▼12日まで「こどもの読書週間」。子どもたちにもっと本を、子どもたちにもっと本を読む場所を、との目的で1959年にスタート。ことしは「四角い本にまあるい心」を標語に各地でイベントが行われている▼市立図書館でも「おはなし会」や図書館利用の少ないヤングアダルト世代向けの多彩なジャンルの本を集めた企画展を開催。中高校生が興味深そうに見入る姿も。また市文庫連絡協議会の毎年恒例、22回を数える「文庫まつり」も大勢の親子連れで盛況だった▼今ごろになって後悔するのも遅いが、子どもの頃にもっと本をたくさん読んでおけばよかったとの思いは強く、身近な子どもには「いろんな本を読んだ方がいいよ」と薦めている。新しい発見が多い書店や、図書館に足を運んで心に残る、心を揺り動かされる本と出合ってほしい。(辻本順子)

二中女子八重山初の準優勝 伊波中に1—2の惜敗

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第56回全沖縄中学校バレーボール選手権大会で準優勝した石垣第二中学校女子チームのメンバーら=1日午後、西原町民体育館

 【西原】第56回全沖縄中学校バレーボール選手権大会(県バレーボール協会主催)最終日は1日、西原町民体育館で男女の準決勝、決勝が行われ、準決勝で西原東(西原町)に2対1で競り勝った石垣第二中女子は決勝で伊波中(うるま市)とのフルセットの激戦の末、1—2で惜敗し準優勝となった。

 二中は1月の県新人大会に続く準優勝。この大会での八重山勢女子の準優勝は初めて。

 決勝戦の模様は、沖縄テレビで27日午後3時25分から同4時50分まで放送される。

 同チームのメンバーは次の通り。

 ▽監督=仲盛賢也▽コーチ=西新田雄平▽マネージャー=黒島千愛▽選手=①川満愛優(3年)②與那覇夏歩(同)③榮こすず(同)④登野城有夏(同)⑤今野麻鈴(2年)⑥大浜優香(3年)⑦砂川笑璃(同)⑧岡崎陽向(同)⑨塩川莉世(同)⑩石垣佑佳子(同)⑪新本みな美(2年)⑫玉城莉里(同)

はつらつ舞台に喝采 郷土芸能の夕べ・子どもの日公演

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はつらつと「わらべ唄」「しょんかね」を披露した華千の会與那國久枝こっこーまやいまっ子踊り教室の子どもたち=1日午後、市民会館中ホール

 郷土芸能の夕べ運営委員会主催のこどもの日公演が1日午後、石垣市民会館中ホールであり、17団体の子どもたち約200人が舞踊や三線、太鼓など多彩な演目を披露した。会場には立ち見も出るほど大勢の観客が訪れ、子どもたちのはつらつとした芸能演舞に盛んな拍手を送った。

 舞台は八重山古典民謡保存会の斉唱「鷲ぬ鳥節」「でんさ節」「繁昌節」で幕開け。光扇会大浜治子八重山民俗舞踊研究所の「桃里節」や秀風会嵩原民子舞踊研究所の「真謝節」、こどもエイサー会の「あしびなー」「トックイグワー」、華千の会與那國久枝こっこーまやいまっ子踊り教室の「わらべ唄」「しょんかね」、石垣第二中学校郷土芸能部の「黒島口説」、喜扇会本仲征子・岡山睦子舞踊研究所の「鳩間節」、黒石高子八重山舞踊研究所の「繁昌節」「とぅまた節」が続いた。

 1部の最後は初出演のさぶっこの会が勇壮な棒術を披露し、会場を沸かせた。

 2部は八重山古典民謡保存会横目博二・貞子研究所の「新安里屋ゆんた」「えんどうの花」で始まり、石垣中学校郷土芸能部の「鳩間節」「しょんかね」、前盛きみえ・池間初枝舞踊道場の「高那節」、真地米子太鼓研究所の「南だき節」「仲順流り」、田場絹枝舞踊道場の「川良山節」「繁昌節」、前盛フミ舞踊研究所の「天草節」「鳩間節」、玉城流翔節弘子乃会平田弘子琉舞道場の「貫花」、大浜中学校郷土芸能部の「まみとーま」が繰り広げられた。

 フィナーレは出演者全員で「安里屋ゆんた」を踊ったほか、「こいのぼり」を観客も一緒に歌い、子どもたちの健やかな成長を願った。

「底上げ、格差是正」実現を メーデー地区大会

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メーデー八重山地区大会で働く者の格差是正に向けてガンバロー三唱を行う労働者=1日午後、大川公民館駐車場

 5月1日は労働者の祭典「メーデー」。八重山では第87回メーデー八重山地区大会(同実行委員会主催)が1日午後、大川公民館駐車場で開かれ、集まった労働者約150人(主催者発表)が働く者の「底上げ、底支え、格差是正」の実現を訴えた。大会の最後には参加者全員で拳を突き上げ、「ガンバロー三唱」で気勢を上げた。

 堅調な国内外インバウンドで県内の経済が好調を維持する一方、若年者雇用の拡大や非正規労働者の正規社員登用制度の確立、低所得と子どもの貧困問題が浮き彫りとなっている。

 これを背景にメーデー宣言と特別決議には▽経済の好循環による雇用の安定と質の向上▽子育て、医療などの社会的セーフティーネットの拡大▽若者が希望を持てる地域環境の創出-などを盛り込んだ。

 また、「支え合い助け合う心をひとつに力を合わせ、暮らしの底上げを実現しよう!」のスローガンも採択した。

 式典で川本正樹実行委員長は「暮らしの底上げに向けて、職場や家庭、地域でうねりを巻き起こし、働くことを軸とする安心な社会を求めよう」とあいさつ。連帯のあいさつで連合沖縄の山本隆司副会長は「子どもの貧困は保護者の所得を相対的に引き上げないといけない」と訴えた。

 来賓祝辞で、武田智八重山事務所所長、高嶺善伸県議会議員が登壇した。

いつもならこの金額で帰れたのに…

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 ▽…市民や観光客の”足”を担うタクシー。8月中に新たな運賃料金が決定する。国内で最も高い運賃は東京都の730円。市内とは最大200円の差がある。市民には案外知られていない8年ぶりの「運賃改定」だが、事前に知ることは重要だ。運賃改定後、飲んだ帰りに乗車して「お金が足りない。いつ運賃が変わったの? いつもならこの金額で帰れたのに」とならないように気をつけて。

 ▽…八重山保健所が、河川などで感染するレプトスピラ症に注意を呼び掛けている。強い日差しが照りつける海だけでなく、木陰や浅瀬の多い川も、家族連れなどに人気のスポット。重症化すると命に関わることもあるだけに、レプトスピラ症への対処法はしっかりして、川辺を安全に楽しみたいもの。

 ▽…神戸市から家族4人で石垣島を訪れている田丸さん一家は、7泊8日の長期滞在だ。旅行5日目の2日は竹富島に泳ぎに。母親の実佳子さんは「最初は海に入るのを怖がっていた子どもたちもようやく慣れた。まだ小さいのでそんなに深いところには行かないが、安全に楽しむことを教えていきたい」と話した。


きょうは憲法記念日。戦争の傷跡癒えぬ時に…

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 きょうは憲法記念日。戦争の傷跡癒えぬ時に、平和憲法を手にした日本国民は幸いであった。たとえ「押し付け憲法」と言われようと「非戦」「人権尊重」を掲げるその理念は尊い▼施行5年後、4・28日米講和条約で日本は主権を回復したが、沖縄には「屈辱の日」だった。米軍圧制下で本土から沖縄へ基地集中が進み、基本的人権をじゅうりんされ続けた。だから憲法に恋い焦がれ、復帰によって核も基地もない平和な沖縄を願ったのだ。なのに、である▼憲法は今まさに転換点にあり、安倍政権による立憲主義の破壊が進む。歴代政権が戦後一貫して否定してきた集団的自衛権行使を閣議決定であっさり認め、特定秘密保護法案、憲法学者のほとんどが「違憲」と断じた安全保障関連法案を強行採決した▼下位法による最高法規の簒奪(さんだつ)である。80年前のドイツと似ていないか。参院選で「自民1強」なら総理悲願の9条改憲、世界で米国と共に戦う「国防軍」誕生だ▼辺野古を見よ。基本的人権、自治や自己決定権など、憲法が保障する権利が沖縄にはないが如く新基地押し付けが続く。全国のどこにこんな差別があるか▼日米両国は沖縄の民意を無視し、民主主義を否定して恥じない。憲法をどう読んでも、そんなゲスな理念は書いていない。(慶田盛伸)

参院選が分岐点の憲法

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 ■きょう70回目の憲法記念日

 

 日本国憲法が施行されてきょうで70年になる。国民主権、基本的人権の尊重、平和主義の3原則をうたうその憲法がかつてない危機を迎えている。安倍首相が7月の参院選で憲法改正を争点にし、与党と野党の一部で国会に改憲発議できる3分の2議席を確保して2018年9月までの在任中の憲法改正を打ち出しているためだ。

 「戦後レジームからの脱却」を掲げる安倍首相は就任以来、まるでかつての“軍国主義”を目指すかのように、「愛国心」を盛り込んだ教育基本法改正を手始めに、憲法改正のための国民投票法や特定秘密保護法制定、武器輸出禁止3原則の事実上の撤廃などを次々数の力で強行。昨年はさらに憲法を形骸化する集団的自衛権の行使を認める安保関連法の制定を強行した。

 そして今年は年明け早々、安倍首相の最大の悲願である憲法9条改正を打ち出したのだ。

 

 ■「緊急事態条項」から着手?

 

 しかしなぜ安倍首相はそれほどまで「平和主義」の憲法9条を敵視し、改正に前のめりなのか。昨年6月の沖縄の慰霊祭では「戦争屋」の罵声を浴びせられたが、本当に安倍首相は戦争が好きなのではないかと思えるほど「積極的平和主義」を唱えながら戦時体制に突き進んでいる。平和を求める人々にとっては1日でも早く退陣してほしい極めて危険な首相であり政権だ。

 今回の参院選で3分の2議席を確保できれば首相は、すでに衆院は3分の2議席を確保しており、野党時代の12年に制定した自民党の憲法改正草案を次々実行に移すことになるだろう。

 それは武力放棄と国の交戦権を認めないとする9条を改正して「国防軍」の設置と自衛権の発動は妨げないに改めるなど名実ともに「平和国家」に決別。さらに現在「象徴」の天皇は「元首」、「表現の自由」も公益と公の秩序を害する活動、結社は認められないなど、随所に国民尊重より国家尊重に重きが置かれる復古的なものだ。

 そして改正は、まず国民の理解が得られやすいテロ攻撃や大規模災害時の「緊急事態条項」新設から着手し、その後に「本丸」の9条改正に踏み込むシナリオを描いているとされる。

 しかし同条項も、ドイツはヒトラーの独裁政治につながったとされることから、当初理解を示していた野党も、今は反対する極めて危険な条項だ。

 

 ■日本の転換点になる参院選

 

 こうした危険極まりない憲法改正を許すかどうかはすべて参院選次第だ。改憲勢力は今回78議席確保すれば3分の2の162議席に到達する。

 これに対し民進党や共産党などの野党も32の1人区のうち既に21区で、統一候補を擁立するなど、改憲阻止と安保法廃止に背水の陣だ。

 参院選の結果は、日本が堂々と「国防軍」を有し、テロの危険と隣り合わせの名実ともに「戦争できる国」になるのか、戦後71年間誰1人殺し殺されることがなかった「平和国家」に踏みとどまるかの日本の転換点となるものだ。そしてそれは沖縄では辺野古新基地や自衛隊阻止につながるものだ。

 しかし安倍政権の選挙戦術は「何でもあり」で巧みであり、それにだまされないしっかりした見極めが必要だ。

「1日も早い復興を」

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石垣市の漢那政弘副市長に義援金を手渡す八重山ママさんバレーボール連盟の東内原とも子会長(左2人目)=2日午後、市役所庁議室

 八重山ママさんバレーボール連盟の東内原とも子会長らは2日午後、市役所を訪れ、熊本地震災害への義援金5万円を漢那政弘副市長に託した。同連盟がボランティア活動などで得た謝礼などを積み立てていたもので、東内原会長は「被災地の1日も早い復興を願う」と話した。

 漢那副市長は「九州地区の復興、復旧ができるよう皆さんの思いを届けたい」と述べた。

 市市民生活課によると、4月18日から5月2日までに市に寄せられた義援金は248万6049円。市は連休明けにも日本赤十字社を通して被災地に贈る予定。

チラシで未然防止訴え

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観光客にチラシを配り、注意を呼び掛ける八重山署の職員ら=2日午前、石垣港離島ターミナル

 マリンレジャーによる水難事故防止を呼び掛ける啓発活動が2日午前、石垣港離島ターミナルで行われた。海上保安庁のマスコットキャラクター「うーみん」や八重山署のマスコットキャラクター「シーサー・ヤイマ」も登場、観光客が一緒に写真に収まる姿もみられた。

 石垣海上保安部(宮﨑一巳部長)と八重山警察署(前田達史署長)、市消防本部(慶田城用允消防長)、海上保安協会八重山支部(辻野ヒロ子支部長)が実施。

 八重山地区の水難事故は昨年8件発生(前年比2件減)し、死者は6人(同3人増)、件数は減少したものの犠牲者は増えている。

 慶田城消防長は「離岸流が発生する危険な場所には、一人では絶対に行かないこと」、前田署長は「昨年亡くなった6人はいずれも島外者。楽しんで事故なく帰ってほしい」と話した。

 宮﨑部長は「特にシュノーケル中の事故が多い。100%安全というものはない。準備を怠らず注意して楽しんでもらいたい」と呼び掛けた。

 兵庫県から夫と長男(5)、長女(1)の家族4人で八重山を訪れ、竹富島へ泳ぎに行くという田丸実佳子さん(39)は「子どもたちも海が大好き。安全に遊ばせるのは親の責任。安全第一で事故がないよう気をつけたい」と話した。

水難事故に注意を

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 大型連休が始まり、シュノーケリングやダイビングなど八重山のマリンレジャーも本格化している。八重山地区水難事故防止推進協議会のまとめによると、南ぬ島石垣空港開港後の2013年から15年までの3年間に起きた水難事故は、石垣市で18件(死者6人)、竹富町で12件(同10人)、与那国町3件(同2人)にのぼっており、マリンレジャーの安全性があらためて求められることになりそうだ。

 同協議会によると、死亡者の内訳はシュノーケリング中が8人、ダイビング中が3人、遊泳中が2人、その他が5人となっている。

 同協議会事務局の八重山署地域課の船道安広課長は「(犠牲者の)ほとんどが島外者。海のきれいさに気が緩むのか、自分は大丈夫という意識があるのでは」と話し、飲酒など遊泳前の体調管理の問題点も指摘する。

 親が目を離した隙に子どもが溺れるケースもあり、「しっかり監視してほしい」と呼び掛ける。

 船道課長は「(広報活動を)今やったから安心というわけではない。観光客は入れ替わり入ってくる。場所や方法を変えながら、継続して海の怖さを伝えていきたい」と話している。

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