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新城さんが金色有功章 4団体12個人が受章報告

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県赤十字大会で表彰された人たち=4日午後、市役所庁議室

 2月2日に浦添市のてだこホールで開かれた県赤十字大会で表彰された4団体12個人の受章報告と伝達表彰が4日午後、石垣市役所で開かれた。

 7、8年前から寄付を行い、社資功労の部で金色有功章(50万円以上)を受章した新城惟弘(のぶひろ)さん(76)は「妻が元看護師で赤十字社の活動に共感する部分があり、微力ながら努力してきたことが認められたと思う。今後も継続していきたい」と話した。

 日本赤十字社県支部石垣市地区長の中山義隆市長は「皆さんの地道な活動が実を結んでおり、大変ありがたい。本年度も力添えをいただきたい」と激励した。

 受章者は次の通り。

 【社資功労の部】

 ▽金色有功章(50万円以上)=新城惟弘▽銀色有功章(20万円以上)=八重山メガネセンター、金城かまぼこ店、石垣市商工会、共立生コン工業㈱

 【業務功労の部】

 ▽金色有功章(20年)=豊川律子、大盛和子、西里正子、多良間良則▽銀色有功章(15年)=松竹洋子▽感謝状(10年)=仲島ふじ子、佐々木育美、西表淑、内野初▽同(5年)=赤山正子、大田綾子


竹富町役場、西表島移転を推進

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施政方針演説を行う川満栄長竹富町長=4日午後、町議会議場

 川満栄長竹富町長は4日に開会した3月定例町議会(新博文議長)で施政方針演説を行い、昨年11月に実施した新庁舎の建設場所を問う住民投票で「西表大原」が過半数を占めた結果を踏まえ、「50年余り議論を重ねてきた竹富町の最大の懸案事項である役場移転問題の解決に向けて取り組みを加速させていきたい」と述べた。役場移転を着実に推進するため、「役場移転推進課」(仮称)を新設し、本庁舎や石垣支所の整備、出張所の再編・新規整備に向けた諸条件の調査を実施していく方針。

 新庁舎建設に伴い、役場内に各島や地域ごとに相談業務などを担当する職員を配置する「地域担当職員制度」(仮称)を創設し、行政への要望などに迅速に対応できるようにする。

 西表島を含む奄美・琉球の世界自然遺産登録については、早期実現に向け、環境省や林野庁などと連携し、イリオモテヤマネコ保護と併せて、外来動植物の除去対策に積極的に取り組み、自然環境、生物多様性の保全に努めていく考え。

 サトウキビの生産については「収穫作業の軽減策として、各種補助事業を活用した機械・施設を導入し、生産基盤の強化、拡大に取り組んでいく」とした。

 観光では、滞在型観光の推進を図るため、町観光協会と連携して観光・宿泊情報共有化システムや全国共通ポイントシステムなどの運用・拡大に取り組む。

 波照間空港については「一日も早く石垣波照間路線が再開するよう関係機関に要請していく」と述べた。

 新たな就業機会の創出では、2015年度に実施した総務省の「ふるさとテレワーク実証事業」による在宅テレワーカーの育成を継続し、在宅システムエンジニアなどの就業機会の創出に取り組む。

 子育て支援では、保護者の経済的負担を軽減するため、子ども医療費と通院に必要な渡航運賃を助成する。

 高齢者や障がい者などの外出機会を増やして自立生活を支援する「お出かけサポートモデル事業」では、西表西部地区に続き、西表東部地区での導入を検討。

 障がい者の通院に必要な船賃の全額助成は継続し、航空運賃と宿泊費の一部も助成していく。 

若者パワーを地域活性化に

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 ▽…崎枝公民館の昨年4月の総会で、39歳で館長に就任した石垣喜幸さん。現在は40歳になっているが、石垣市内では最年少の館長だ。名蔵でも40代の館長が出るなど、地域で若い世代の活躍が目立つ。仕事もしながら地域のまとめ役を務めるのは大変だと思うが、ぜひ若者のパワーを地域活性化に。

 ▽…新石垣空港は開港から間もなく3年を迎える。自然や経済、雇用、住民の生活環境はこの3年でガラッと変わった。島外企業の新規出店などで消費者は選択肢が増え、低価格競争も起こった。一方、観光客の増加で島の自然環境は変化している。西表島の世界自然遺産登録は自然と観光、住民の生活の間にいかにバランスを取るかといった課題を抱える。急激に進む島の変化。次の3年後はどうなるだろうか。

 ▽…ことしも市民総合文化祭が開幕。初日は展示の部のみの開催で、来場者が各部会の力作やお茶など、多彩な文化を満喫した。ただ、見渡すと若者が少ないことに気づく。作品は熟練の技が光り、見る人を楽しませるが、「毎年同じ人ばかりで代わり映えがしない」と厳しい指摘も。「若い人はどうしたら会員になれるの?」との声も。素朴な質問に耳を傾ける必要があるかもしれない。

「ちょっと、違うんじゃない」▼過日、国道…

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 「ちょっと、違うんじゃない」▼過日、国道ヤラブ並木を通過中に並木の植栽マスで養生実験中の芝草が掘り返されていることに気づいた。ある程度雑草を抑え込んでいる箇所はそのまま残されていたので、ひょっとして管理者がこれまでの雑草に押され気味の養生方法を反省、もう一度植え替えて整備するのかなと初めは思った▼ところが空港近くになると両側のマスのほとんどがはがされていて心配になってきた。空港入り口寄りで草花がびっしり植えこまれているのを見て施工の意図が分かり、がっくりきた▼受注した業者は発注者にこの計画はおかしいとは言いづらいだろうから、この際並木管理に関心を持っている立場から、ひと言も二言も言わせてもらう▼草花は高木の生えていない開かれた空間に似合うもので、浄水場やバンナ公園へ行く途中の大きな交差点などできれいに整備された箇所を見ることができる。しかし今回のヤラブ並木の植栽ますの草花は、島の方言でいうとパンチカンチ(まとまりがない、ちぐはぐな)と形容したいほどお粗末。花を否定している訳ではない▼並木はグリーンベルト状が美しいし、マスの芝草もバンナ公園のように定期的に刈り取れば花以上に心が安らぐことは子どもでも知っている。辺野古じゃないが見直して。(仲間清隆)

桃の節句で子ども茶会 川平社中

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表千家不白流白和会川平社中の教室に通う子どもたちが市民をもてなした「おひなまつり子ども茶会」=5日午前、石垣市登野城の川平宗勝代表宅

 表千家不白流白和会川平社中(川平宗勝代表)は5日午前、石垣市登野城の川平代表宅で「おひなまつり子ども茶会」を開き、同社中の茶道教室に通う小学生たちが訪れた市民をもてなした。

 同宅には、ひな人形の7段飾りもあり、桃の節句らしい雰囲気。子どもたちは盆の上で茶をたてる「略盆」と一般的な「運び点前」を交互に行い、日ごろの稽古の成果を発揮した。

 5年目という浦崎絵戸(えこ)さん(海星小5年)は「思っていたより緊張せずできた。先生に言われなくても完璧にできるようにしたい」、3年目の西里琉弥君(平真小3年)は「お茶をお客さまに出す時は緊張した。略盆はできるようになってきたので、お運びもできるように頑張りたい」と目標を語った。

 長女の舞彩(まあや)ちゃん(2)に日本の茶文化を味わってもらおうと参加した石崎紀子さん(41)=登野城=は「家では体験できないことをさせていただいた。作法などは身に付けたら一生ものだと思う。娘がもし興味を持てば習ってもらいたい」と話した。

 同社中の川平宗孝(孝子)さん(61)は「褒めてくれると子どもたちの力になる。毎週土曜日に教室を行っているので、興味のある方は気軽に来て、静かな時間を味わってほしい」と呼び掛けている。

市民総合文化祭が開幕

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茶道部会の茶を堪能するジェームズ・ヒルドブランドさん(正面)ら=5日午後、石垣市民会館中ホール

 今夜は舞台発表

 

 「育てよう文化の心、文化のまち」をスローガンに掲げた第21回石垣市民総合文化祭(市文化協会主催)が5日、石垣市民会館で開幕した。初日は展示の部が行われ、訪れた人たちは書道や写真、木工、織物など11部会の会員らの力作に見入った。2日目の6日は午後6時30分から市民会館大ホールで舞台発表が行われる。

 セレモニーで同協会の嵩本安意副会長が村田栄正会長のあいさつを代読「多くの市民の皆さまに鑑賞していただき、各部会員を励ましていただければ幸い」と話し、中山義隆市長が祝辞を述べた。

 嵩本副会長、中山市長、石垣朝子教育長によるテープカットの後、民踊愛好部会が「繁昌節」「白保節」を披露。茶道部会は表千家不白流県支部の会員が茶をたて、来場者をもてなした。

 茶道文化を子どもたちに体験させようと毎年参加している母親(34)は「子どもたちも楽しみにしている。ただ、展示の内容は同じような人たちばかりで代わり映えがしない。もっと若い人の作品も見てみたい」と感想。

 同志社大学で国際問題などについて研究し、八重山の生活について地元住民に取材する目的で同日朝、来島したというジェームズ・ヒルドブランドさん(23)=米国ロサンゼルス出身、京都市在住=も茶道を体験。「イメージしていた日本文化よりも素晴らしい。自分の目で本物を見られてうれしい」と笑顔で語った。

 6日の展示の部は午前9時30分から午後4時まで。

豊かな海は豊かな陸地から 

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株出しの補植作業には約70人が参加。補植後に堆肥をまく=5日午前、崎枝地区のサトウキビ畑

 赤土流出の少ないサトウキビの株出しを手伝うことを通して畑と海のつながりを考える「畑と海をつなぐサンゴのまつり」(主催・NPO法人石西礁湖サンゴ礁基金)が5日、崎枝地区で行われた。サンゴウイーク2016年のイベントとして初めて実施。崎枝公民館(石垣喜幸館長)が全面的に協力し、同公民館広場に飲食・販売などのブースを設けた。会場には200人余が訪れた。

 株出しは、収穫した後の株から芽が出るのを待つ栽培方法。畑が裸地状態にならないことから、耕土の流出量が少ない。ただ、芽が出ない株があるため補植する必要がある。

 参加者はこの日、傾斜地のために株出し栽培を行っている野里正吉さん(66)の畑約5000平方㍍で苗を補植する体験を行い、親子連れら約70人が参加。約1000本の苗を補植した後、堆肥をまいた。

 池田良(りょう)さん(41)=登野城=は「子どもにサンゴをみせたり、キビ植えを体験させたりしたい」と家族で参加。長男の丞(たすく)君(平真小3年)は「この活動で赤土が流れないようになるとうれしい」。長女の杏(あん)さん(同1年)は「楽しい」と作業に大忙しだった。

 道下正稀君(八重山農林高校グリーンライフ科2年)は「サトウキビの植え付けは実習でやっているが、株出しで赤土が流れないことをきょう学んだ」と勉強になった様子。

 野里さんは「株出しだとすき込む必要がないので赤土が流れにくい。補植すれば毎年収穫できる。農家にはもっと関心を持ってもらいたい」と要望。同基金の入嵩西正治理事長は「海を豊かにするためには陸地を豊かにしなければならない」と協力を呼びかけた。

行事のたびに高まる関心

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 ▽…多くの来場者でにぎわった竹富町生涯学習フェスタ。この日は朝と夕方、各島と西表大原を結ぶチャーター船を1便ずつ運航し、参加者や展示物などを運んだ。展示物の一部を船に載せ忘れてしまったという団体もあり、「石垣島を経由して運んでもらうしかない」と困惑。正午前になってようやく荷物が届いた。各島を結ぶ交通アクセスの確立は、行事のたびに関心が高まる。

 ▽…八重山高校ダンス同好会が20日、宮古島市のマティダ市民劇場で開催される高校生のバンド・ダンスイベントに出演することになった。同好会は3年前にできたばかり。宮古高校ダンス部は、全国の高校生ダンス大会にも出場した経験もある。いわば先輩格。八重高のメンバーは「今も刺激を受けている」と合同練習に熱。

 ▽…石垣市スポーツ少年団マラソン交流大会は、マラソンを通して健康な体と心を養い、一堂に集うことで種目を超えた友情を育もうと開かれている。閉会式では、あかうまスポーツ少年団バレー部の玉津安里さん(6年)が「継続は力なりをモットーに1年生から6年生まで約20人で練習を頑張ってきた。部活動を通して協力することの大切さや、下級生への思いやりを学ぶことができた」と振り返った。


長雨にうんざりしていただけに、青空をバック…

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 長雨にうんざりしていただけに、青空をバックに咲いているヒカンザクラを見ると島の春を感じる▼「育てよう文化の心・文化のまち」を合言葉に、春恒例の石垣市民総合文化祭が催された。展示の部では織物、木工、陶芸、写真など12部会の個性あふれる力作がズラリ、書道や華道は各流派、会派の作品が一堂に並び観賞できるのが楽しみだ▼ただ毎年気になっているのが中ホール。展示専用でないため照明が薄暗く、展示ボードが汚れているなど環境が悪く、特に絵画や生け花、織物にしても作品の魅力が半減しているように感じる▼先日、八重山音楽協会や市文化協会など74団体が市に「八重山音楽・芸能館」建設を要請した。現在はイベントの多くが市民会館で催され、予約が取りづらいことや、中ホールは芸能や音楽面で音響や照明が十分でないなど問題点を挙げている▼もう少しコンパクトでステージ機能や音響、照明などが充実され、小グループや個人でも幅広く何にでも活用できる施設がほしいという声は実演家たちからもよく聞く▼島に根づく豊かな芸術文化を守り、育てていくのはとても大変なこと。継承活動に発表の場は不可欠だし、市にとっては庁舎移転後の中心市街地の空洞化や跡地利用を含め検討してほしい課題の一つだと思う。(辻本順子)

”先島同士で交流を” 初のイベントに挑戦

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宮古高校ダンス部の下地美優さん(前列右2人目)らとともに合同練習を行った八重山高校ダンス同好会のメンバー=6日午前、双葉公民館

 宮古島市のマティダ市民劇場で20日に開催される高校生のバンド・ダンスイベント「マティダライブ8」(同市民劇場主催)に、八重山高校ダンス同好会(仲大盛華乃部長)の14人が初めて参加することになった。「先島の高校同士でダンス交流を」。宮古高校ダンス部(下地美優部長)の呼びかけに賛同、出演が決まった。両校はコラボでストリートダンスを披露することにしており、宮古高校の下地部長(2年)ら2人が5日に石垣島を訪れ、6日までの2日間、双葉公民館で合同練習を行った。

 イベントは、宮古島市の高校生が実行委員会を組織して企画運営するもので、今回で8回目。

 両校はそれぞれオリジナルのダンスをするほか、同じ振り付けのダンスにも挑戦するため、合同練習で確認した。今後、それぞれ練習を重ね、本番に備える。八重高は19日現地入りし、宮古高校と最終調整を行う。

 仲大盛部長(2年)は「宮古高校ダンス部は県大会で優勝して全国にも出場しているので、刺激になる。ライブでは自分たちらしさを出し、大好きなダンスでいいパフォーマンスをしたい。石垣島にも高校生ダンサーがいることをアピールしたい」と意気込む。

 下地部長は「初めてなので楽しみ。八重高にはフレンドリーな人が多いので仲良くなれる。お互いの色を出しながら協力していくのがダンスのいいところ。コラボでいいダンスをつくり、後輩たちにもつなげたい」と語った。

 宮古高校の神山若夏顧問は「先島では互いにダンスを見る機会がなく、合同でダンスができないかと思い、八重高に声をかけた。八重高生は表情がよい。互いに優れているところを学んでもらいたい」とダンス交流に期待する。

 ライブは午後3時開演。バンド7組、ダンスグループ5組の計12組が出演する。

イネヨトウ防除作業実施 サトウキビ畑にチューブ設置

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フェロモンを発生させるチューブを設置する農家ら=6日午前、伊野田地区のサトウキビ畑

 サトウキビの病害虫、イネヨトウ(メイチュウ類)をフェロモンによる交信かく乱法で一斉に防除する作業が6日、石垣島北西部地区で行われ、生産農家らが485㌶のほ場にフェロモンを発生させるチューブを設置した。県の一括交付金を活用した事業で、石垣市では前年度に崎枝、名蔵、於茂登など5地区374㌶で実施したのに続き2度目。

 イネヨトウは、サトウキビの茎の隙間に産卵。ふ化した幼虫がサトウキビの茎内を食べ、芯枯れや折損などの被害を引き起こす。交信かく乱法は、メスのフェロモンでオスを誘因して交尾する機会を減らして幼虫発生を抑制する防除法。

 この日の一斉防除では、伊野田公民館に対策本部(多宇弘充石垣島製糖農務部長)を設置。農家や市、県、JAなど関係機関から200人余が参加、フェロモンの入ったチューブを竹の支柱にくくりつける作業を行った。

 石垣島製糖の原料委員を務める山城由久伊野田公民館長は「イネヨトウの被害に遭うとサトウキビが枯れてしまう。一斉防除で減ってくれれば、農家にとっても石垣島製糖にとってもよいこと」と話した。

 多宇本部長は「県が取り組んでくれたことに感謝したい。農家もこれに応えてくれた。前年の事業でも防除効果が出ており、効果が期待できる。これを増産に結びつけたい」と期待した。

 石垣市農政経済課によると、県の事業は本年度で終了するが、旧宮良川土地改良区では未実施となっていることから、次年度に市の予算で対応するという。

13団体が多彩な活動紹介 竹富町生涯学習フェスタ

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竹富町生涯学習フェスタで軽快なダンスを披露する小浜キッズ&ジュニアダンサーズ=6日午前、町離島振興総合センター

 【西表】「輪になって学ぼう!人の和 島の環 語りの話」をテーマに本年度の竹富町生涯学習フェスタ(町教育委員会主催)が6日、町離島振興総合センターで開かれた。同フェスタは豊かな生涯学習を目指すことを目的に2年に1度開催。島々で活動している社会教育学級や放課後子ども教室など13団体が発表を行ったほか、展示や体験のコーナーもにぎわった。

 小浜キッズ&ジュニアダンサーズの軽快なダンスで幕開け。舞台では、古見っ子放課後子ども教室が空手演舞、西表西部のダンス教室「リノレオ」がフラダンスを披露した。

 展示コーナーでは、西表島や黒島、鳩間島などの放課後子ども教室、婦人会、青年会、公民館が写真などで学習の成果を発表。活動の一環で作った焼き物や民具なども展示された。横笛の手作りやムーチー作りの体験コーナーには多くの町民が集まった。

 飲食コーナーではイノシシそばなどが人気を集めた。特産品の展示即売も行われた。

 大原に住む20代の女性は「民具作り体験や各島の文化も知ることができて楽しい」と話していた。

 大田綾子教育長は開会式で「生涯学習の成果を出し合い、触れ合いを通して島の恵みを再発見してほしい」とあいさつした。

 白浜放課後子ども教室は、子どもたちがインフルエンザのため欠席した。

観光客125万人は実現可能

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▽…南ぬ島石垣空港が開港して7日で3年を迎えた。八重山観光も次のステップに向けて進んでいる。次の3年について観光関係者は「八重山観光のポテンシャルはまだまだ高い。観光メニューの創出や受け入れ次第で入域観光客数125万人は実現できる」と期待。一方、改修予定の国際線ターミナルビルに関係者は「再改修となる事態は避けてほしい」と苦言も。これまでの3年間の反省を生かしてほしい。

 ▽…4度目の挑戦で行政書士に合格した川原千博さん(27)。「今回でダメだったら諦めていたかも」と本音もポロリ。宅建に続き、行政書士も取得。もう勉強はしなくてもいいのではの質問に「勉強する癖がついた。もったいないので、今のうちに他の資格も取ってみたい」とストイックな答え。現在、独身の川原さん。そろそろ「婚活」の勉強にも取り組む?9字×20行

 ▽…WBA世界フライ級王者の井岡一翔さんが7日午後、具志堅用高記念館を訪れ、具志堅さんの栄光の軌跡をたどった。来島した6日にも立ち寄り、突然の来館に具志堅さんの姉、宮里圭子さんはびっくりしたという。宮里さんは井岡さんの人柄に触れ、「好青年でイケメン。素晴らしい」といたく感心した様子だった。

7日で南ぬ島石垣空港の開港から3年が経過…

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 7日で南ぬ島石垣空港の開港から3年が経過した▼3年間で新規航空会社の参入や既存大手航空会社の本土路線への中型機就航などで輸送力が飛躍的に向上。年間乗降客数は、旧空港時の162万人(2012年)から228万人(15年)へと40%増加。加えて新規航空会社の就航に伴い航空運賃の低減も図られるなど、大きな開港効果をもたらせている▼観光入域も昨年は、相次ぐ大型台風の影響などで前年を0.6%下回ったものの2年連続で110万人台を突破。今年1月も過去最高の6万8438人の入域があるなど、引き続き好調を維持している▼八重山ビジターズビューロー(YVB)は今年の観光入域目標を前年より5万人多い125万人と設定。海外からの観光客を積極的に誘致する考えだ。手狭だった国際線ターミナルは県が16年度に改築工事を予定。台湾や韓国に加え、欧米からの観光入域にも期待がふくらむ▼開港効果が持続する観光産業の裏で、観光従事者不足などの課題も浮上。観光地の整備や宿泊施設の確保など受け入れ態勢の整備も急務だ▼石垣市は観光基本計画の2020年までの観光入域目標を、既定値の100万人から150万人に上方修正する。その空の玄関口として石垣空港の果たすべき役割も一層、大きくなることに。(下野宏一)

井岡が石垣でキャンプ ボクシング

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国内最多の13度の連続防衛記録を持つ具志堅用高さんの偉大さを肌で感じたと話す井岡一翔=7日午後、具志堅用高記念館

 世界ボクシング協会(WBA)世界フライ級王者の井岡一翔(26)が、偉大なボクサーとして尊敬する具志堅用高さんのふるさと、石垣島で6日からキャンプを行っており、7日には新川の具志堅用高記念館を訪れた。13回の国内最多連続防衛記録に「具志堅さんのすごさを肌で感じた。チャンスにたたみかける具志堅さんのファイティングスピリッツを見習いたい」と刺激を受けた様子だ。

 井岡が所属する井岡ボクシングジム(井岡一法会長)の石垣島キャンプは初めて。井岡さんらボクサー8人を含む総勢12人が9日まで滞在する。

 井岡の父、一法会長は「息子は具志堅さんを尊敬しており、具志堅さんにもかわいがってもらっている。具志堅さんのふるさとでキャンプできることに感激している」と話した。

 井岡はこの日午前、宿泊先の海浜で走り込みを行った後、午後から記念館へ。ビデオやトロフィーなど防衛記録を伝える品々を見た。

 「具志堅さんは伝説のボクサーだと思う。13回の防衛記録を打ち立て、世界に君臨する魅力を伝えてくれた」と偉大さをあらためて実感。目標とする防衛回数を問われると、「12回」と敬意を払った。

 記念館を管理する具志堅さんの姉、宮里圭子さん(62)は「現役の世界チャンピオンが来たのでびっくりした。まだ若いので用高の13回の記録を乗り越えてほしい」とエール。

 井岡は5月ごろに3度目の防衛戦を控えており、「ボクシングの魅力、強くなった僕の姿を感じてもらいたい。大きな試合がいつ決まってもいいように、心身ともに準備していきたい」と話した。


補正予算案で一時空転 竹富町議会

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新庁舎建設基本方針の策定支援業務予算の繰り越しをめぐって空転した3月定例竹富町議会=7日午後、議場

 開会中の3月定例竹富町議会(新博文議長)は7日の本会議で本年度一般会計補正予算案を審議し、新庁舎建設に伴う基本方針策定支援委託業務の予算1100万円が2016年度に繰り越されていることについて、議会側は野党を中心に「(12月定例会で)反対を押し切り、15年度中にまとめると言っていたのにできていない。こんな予算は審議できない」と反発、議会は約1時間空転した。再開後、勝連松一企画財政課長が「年度内に業務を完了するのが難しく、次年度に繰り越すことになった」と説明し、理解を求めた。補正予算は全会一致で可決した。

 当局は12月定例会で、新庁舎建設で緊急防災・減災事業債を活用するには、16年度中に手続きを完了させなければならないとして、基本方針の策定に必要な調査を行うことを目的に同委託業務を補正予算案に計上して上程した。これについて、野党が反対し、この補正予算案は賛成多数で可決した経緯がある。

 委託業務は2月27日に那覇市の㈱国建と契約。履行期間は3月31日までになっていた。

 7日の議会で、上里至副町長は「早めの発注が必要と感じ、12月定例会終了後から取り組み、1月に発注したが、2月27日まで時間がかかった」と説明。

 大久研一氏は「新年度でも取り組めたのにわざわざ予算措置した結果、繰り越しとなった。こんな行政のやり方でいいのか」と苦言を呈した。

 また、当局は調査の委託業務を「コンサルタントに丸なげしない」としていたが、契約の仕様書には▽職員の通勤・転居▽交通ネットワークの再編|など8項目が盛り込まれており、新田氏が「丸投げにしているではないか」と追及。勝連課長は「職員の通勤調査など、役場でできることは役場でやる」と述べた。

 契約の変更については、勝連課長は「新年度予算で契約期間を17年3月31日までに変更し、新たに契約を結ぶ」と説明していたが、「今月31日に、契約を17年3月31日まで延長する内容に変更する」と訂正した。

1日1㌧の液肥を抽出 市メタン発酵試験用プラント

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メタン発酵の原料となる給食の残りを破砕機に入れる作業員ら=3日午後、石垣市し尿処理場内

次年度に農地散布も

 

 学校給食の残りや浄化槽汚泥などをメタン発酵させ、発酵後にできる消化液を農作物の液肥として取り出す石垣市のメタン発酵試験用プラントは、昨年11月から本格的な試験運転を行っており、1日1㌧の液肥を取り出せるようになっている。市農政経済課によると、この間、液肥の分析を月3回実施、成分に一定量の窒素が含まれるなど、分析結果はおおむね良好という。次年度に液肥を肥料登録し、試験的に農地に散布していく予定だ。

 メタン発酵試験は、焼却処理されている生ごみなどの有機物質を液肥として農地に還元する循環型社会の形成を目指す取り組み。2015年度から18年度までの事業を計画する。

 プラントは1日当たり1㌧の原料を処理できる施設で、昨年3月に石垣市し尿処理場に整備。市は業者に委託して同年10月から試運転をしていた。石垣市給食センターの給食の残り、し尿処理場に持ち込まれる浄化槽汚泥、泡盛かすを混ぜ合わせてメタン発酵させている。

 市は事業期間の18年度までに▽液肥の普及▽液肥散布の方法▽食品廃棄物の分別回収|などを検討し、本格的なメタン発酵施設の整備につなげていく考え。

 液肥については定期的な成分分析を継続しつつ、肥料登録後は農地に散布し、作物の生育、収量、品質、土壌への影響などを従来の栽培方法と比較して調査する予定だ。

 一方、メタン発酵で発生するガスについては現在、し尿処理場内の施設で燃やしており、今後、ガス発電機を導入できないかとどうか検討する。

星空を石垣市の観光資源に

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 ▽…常設型プラネタリウムを含む星空関連展示施設の整備に着手する石垣市。南の島の星まつりのように「星空」を観光資源とする取り組みはここ十数年の流れだが、星空観察バスやナイトツアーなどのコンテンツも充実化してきた。中山義隆市長も国内初の星空保護区認定に向けて取り組む方針で、今後の取り組みに期待したい。

 ▽…6年ぶりに予定されていた「スーパースターリブラ」の石垣寄港がキャンセルされる見通しだ。外国人観光客に対して市民は「経済効果の落ち込みで潤わない」、「中国人観光客ではなく、欧米からの観光客が来てほしい」と意見はさまざまだ。外的要因などに左右される観光はまさに”水物”。官民一体で原因を究明し、弱点の見直しは急務だ。

 ▽…開会中の竹富町議会3月定例会。議員からの質問に担当者が答弁に詰まり、資料の確認などで休会となる場面も。議員からは「当局で作った資料なのに内容を把握してないのか」との指摘もあり、スムーズな議会運営のためにも、当局は万全な状態で議会に臨むべきだろう。

今年もまた深い悲しみと悔しさ、二度と同じ

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 今年もまた深い悲しみと悔しさ、二度と同じような甚大な犠牲者を出さないためにも忘れてはならない記憶が目に浮かぶ▼波高10㍍以上、最大遡上(そじょう)高40.1㍍の巨大津波が発生し、死者・行方不明者1万8456人を出した東日本大震災から11日で5年の節目を迎える▼当時、テレビの画面にリアルタイムで映し出された壊滅的な被害の数々。巨大地震と大津波、それに伴う原発事故など想定外という自然災害の恐ろしさを前にしてぼうぜんとなった。犠牲者の死因のほとんどが津波に巻き込まれたことによる水死だった▼死に至った経緯は、津波と共に押し寄せた大量の砂や海底のヘドロ、港湾施設の重油などの有害物質が体内に入り、呼吸困難になったり、がれきが当たり気を失ったのだろうか、3月の雪の舞う中で低体温を伴って死亡したことが考えられている▼毎年3・11が近づくたびに遺族らは失った大切な人への思いを込めて祈りをささげる。遺族の中には、夢に出てくる妻や娘を思いながら「心の支えは何もない」と孤独を抱える▼自然の脅威。最近では地震学者らの間で歴史から学ぶ研究が広がっている。八重山でも1771年に明和の大津波が発生した。災害は忘れたころにやってくるともいう。防災は普段からの心がけが重要であることを心したい。(鬚川修)

選挙のためなら何でもか

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■参院選向け争点封じ

 安倍首相が1月の施政方針演説で唐突に、昨年の国会で“骨抜き”にしたはずの「同一労働同一賃金」の実現を打ち出した。そして今月4日にはこれも突然、名護市辺野古の新基地建設をめぐる代執行訴訟で工事中止を含む和解案の受け入れを表明した。

 いずれも本来は歓迎されるべきものが、なぜか当事者や野党側からむしろ警戒感や疑念が強いのは、「安倍首相は選挙に勝つためなら権謀術数を駆使して何でもやる」(自民党幹部)選挙対策とみられているからだ。

 確かに「在任中に憲法改正を果たしたい」と意気込む安倍首相にとって夏の参院選は、長期政権を維持し悲願の憲法改正を実現する正念場だ。それだけに巨額の税金を使った選挙対策のばらまきとの批判が強い低所得高齢者への3万円給付や公明党の選挙協力を取り付ける軽減税率導入などと同様、いずれも選挙対策のパフォーマンス、野党の攻め手を奪う“争点封じ”としか受け取られないのも当然だろう。

 特に沖縄では6月に県議選もあるため、米国との約束を果たすために「辺野古隠し」で勝利した宜野湾市長選に倣って、「和解」で両選挙の“争点隠し”を狙ったとの見方が強い。

■また“骨抜き”懸念も

 正社員であれ、非正規であれ同じ仕事なら同じ賃金をもらえる「同一労働同一賃金」は、全国で4割を占める非正規労働者にとってはぜひ実現してもらいたい制度だ。それは2人に1人が非正規労働者の沖縄はなおさらだ。

 安倍首相は5月の一億総活躍社会プランに具体策を盛り込み、来年の通常国会に提案の方針を示しているが、首相の掛け声の割に疑念は強い。

 そもそも同法案は昨年夏の国会で民主などの野党が提案。これに対し首相は生涯派遣あるいは非正規労働を強いる「労働者派遣法改正案」を成立させるため維新と修正協議、野党案を“骨抜き”にした。それが法成立から半年足らずでこのように突然の変身だ。

 そのため民主党など野党が唱える正規・非正規労働者の賃金を是正する経済格差是正に踏み込むことで参院選で争点を封じ込め、非正規労働者の票を取り込む選挙対策との見方をされているのだ。一方で逆に正社員の賃金を削減するためとの見方もあるが、企業優先の政権だけにそういう疑念も出る。

選挙が済めばどうなるかだ。

 厚労省調査では正社員の賃金は約32万円、非正規はその6割の約20万円であり、首相自身も認める格差は選挙に関係なく早急に是正されるべきだ。

■参院選の先で待つのは

 辺野古新基地訴訟の「和解」も、確かに参院選や県議選に向け、国民への対話姿勢アピールと争点隠しだろう。政権の本質は「辺野古が唯一」と変わっておらず、県民が沖縄差別を止めるには選挙に勝ち続けることだ。

 放送法でメディアもけん制するなど「選挙に勝つためには何でもやる」という安倍首相の強権と暴走を止めるには、その選挙を逆手に取ることだ。参院選の先には、憲法改正で紛争やテロが日常の欧米や中東などと同様の「戦争国家」入りと、所得格差拡大による低所得の若者たちの“経済的徴兵制”が現実の問題としてちらつく。

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