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秋田に学ぶことは多い

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 ▽…地域教育懇談会では昨年度、秋田県に家族で行き、一定期間を過ごしたという女性が「子どもと教員の距離が近すぎず程よく、言うことをよく聞いていた。学力維持にもつながっていると思う」と紹介。一方、「教員と保護者の距離が近すぎて教員が言いたいことを言えていない。昔のように教員に威厳がなくなってきている」と話し、会場を後にする人の姿も。秋田に学ぶことは多い。

 ▽…天文関係の国際ワークショップが石垣市内で開催される。一般の人の見学も可能だが、国際的な研究会だけであって説明はすべて英語。内容を理解するのは大変そうだが、林正彦国立天文台長によると「きれいな惑星の映像などもあるので、見ているだけでも楽しめる」とか。国際的な会議はめったに体験できないだけに、のぞいてみる価値はありそうだ。

 ▽…bjリーグ最後の八重山公式戦で琉球ゴールデンキングスの不敗神話が崩れた。20日の島根スサノオマジック戦で66|83と完敗。キングスは島根の堅い守りに阻まれ、持ち味の展開の速いバスケが機能しなかった。会場には2540人(主催者発表)の観客が詰めかけ、最後までキングスに声援を送ったが、勝利の女神は最後までほほ笑まなかった。


子どものころ、昼間ならちっとも怖くない…

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 子どものころ、昼間ならちっとも怖くない墓地が夜になると怖かったのは、暗闇のせいではなかったかと今にして思う。文明は暗闇を追放することで幽霊を筆頭に怖いものを駆逐してしまった▼旧十六日祭を前に墓の大掃除に出かけた。身内の月命日、彼岸、旧盆と普段から墓参し、きれいにしていれば、改めての大掃除などは無用。実際葬式と旧十六日祭以外は墓地に行かないのが島の実情▼掃除をしてもらえない墓も増えた。身内が島外に移住して墓守ができなかったり、子孫に継承できなかった無縁墓など。雑草や雑木に覆われた墓も多い▼遺灰を形見として身近に置く時代、私たちも墓に対する考え方を変えなくてはと思う。大川在住のある方は家庭ごとの墓は不要、屋敷に穴を掘り亡くなった順に上から散骨する一族の塚で結構、ひとり者も出戻りも血縁者と一緒なら安心できると提案されている▼地域の土地利用の都合で点在している墓地の区画整理も必要。生きている人が貸家や中古住宅を求めて住み替えしているように放置された墓は使えるなら改装、使えないなら更地にして必要な方に譲るなど、墓物件を扱う不動産屋があってもいい▼多様な埋葬の時代。バンナ公園隣で造成中の管理墓地公園の分譲が島の墓地にどう影響を与えるのか注目したい。(仲間清隆)

展示、舞台で活動成果発表 恒例の高教組支部文化祭

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高教組八重山支部の第43回文化祭の舞台の部で迫力のあるエイサーを披露した八重高の教諭ら=20日夕、市民会館大ホール

 「伝承と創造~古より 常しえにと 咲かせよう 文化の花を~」をテーマにした沖縄県高等学校障害児学校教職員組合八重山支部(上原勉支部長)の第43回文化祭が20、21の2日間、市民会館で開かれている。

 展示の部では、八重高、八商工、八重農、八重山特別支援学校の4分会の教諭や生徒、同支部OBの作品を紹介。授業で生かした教材や写真、獅子頭、ハーブソープ、エコクラフトバッグ、学級日誌など多彩な作品が並び、来場者の関心を集めた。

 昔の学級日誌や写真集を見ていた50代の女性は「懐かしい写真などもあり、記憶がよみがえった。教材からは先生たちの工夫や頑張りが伝わってきた」などと感想を語った。

 舞台の部は4分会合同の「鷲ぬ鳥節」「鶴亀節」「矼ゆば節」で幕開け。八重高のエイサーやバンド演奏、八商工の段のもの、特別支援学校の獅子舞などが続いた。八重農は演劇の要素を取り入れた舞台「つなぐ~過去から現在、そして未来へ~」を披露し、盛んな拍手が送られた。

 冒頭、上原支部長は「各分会が少ない練習時間の中、文化の種を準備してきた。本番では素晴らしい花を咲かせるので、ぜひその姿を見ていただきたい」とあいさつした。

 最終日の21日は展示の部のみの開催で、午前10時から午後3時。

八重山開催で初の黒星 bjリーグ

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試合終了後ブースターへのあいさつ中、唇を噛む津山尚大(左)うなだれる山内盛久選手。中央は岸本隆一主将=20日夜、市総合体育館

 bjリーグ最後の八重山公式戦となった琉球キングス対島根スサノオマジック戦が20日夜、石垣市総合体育館で行われ、西地区3位のキングスは同2位の島根に66|83で敗れ、八重山開催で初めての黒星を喫した。試合は終始、島根ペース。キングスは島根の堅い守りに、持ち味の展開の速いバスケが封印された。会場には2540人(主催者発表)が詰めかけ、最後までキングスに声援を送ったが届かなかった。キングスの伊佐勉監督は「最後まで島根に圧倒された。内容、スコアともに完敗。明日は、必死にくらいついてハッスルしたい」と述べた。第2戦は21日午後12時半から同体育館で行われる。

 島根はキングスに流れを渡さず、終始ゲームを支配。キングスは喜多川がチーム最多の17点と奮闘するが、島根の13本の3点シュート、両チーム最多の22得点を挙げたランダルを前に打開策を見いだせなかった。

 序盤、キングスはランダル、デービスを警戒するあまり、島根の横尾に第1Qだけで3点シュートを3本決められ、一時10点差。しかしキングスも喜多川やバーンズが大事な場面でシュートを決め、20-23と詰め寄った。第2Qは島根の守りに攻め手をかき、なかなか流れをつかめず39-43。

 後半開始後も、島根は外からのシュートに加え、ランダルがゴール下やミドルなどで次々と得点。徐々に差が開き14点差で第3Qが終了。

 キングスは第4Qでも差を詰めることができず、一度もリードすることなく2位島根に直接対決で敗れた。島根は11月にホームで敗れたリベンジを果たした。

学力アップに向け意見交わす 地域教育懇談会

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学校、家庭、地域の関係者が児童生徒の学力向上に向けた役割などについて意見を交わした地域教育懇談会=20日夜、真喜良小体育館

 石垣市教育委員会は20日夕、真喜良小学校体育館で地域教育懇談会を開き、シンポジウムなどを通して行政、学校、家庭、地域の関係者が子どもたちの学力向上に向けたそれぞれの役割について意見を交わした。本年度の全国学力・学習状況調査の結果や、放課後のすき間の時間を利用して保護者などが児童生徒の学習を見守る地域・家庭教育支援事業の報告もあり、参加者が子どもたちの学力の実態を把握した。

 シンポジウムでは、同事業を続けて3年目になる八島マリンズ女子バレーボール部監督の上地みかさん、石垣市青年団協議会役員の黒島美和さん、石垣市PTA連合会会長の東蔵盛充さん、新川小学校教諭の花城正憲さんの4人がシンポジスト、石垣第二中学校の﨑山晃校長がコーディネーターを務めた。

 上地さんは同事業を継続してきたことで部員らに身に付いたことや成果を紹介し、「見守る大人が少ないとの理由でできていない団体もあり、少人数でもできる体制をつくれたらいいと思う」と指摘。

 地域の伝統行事などで子どもたちと関わる機会のある黒島さんは「行事を通して文化や生きる力を学んでもらいたい。先生や自治会と協力し、公民館など地域で児童生徒が学習しやすい環境をつくるのも私たちにできることだと思う」と語った。

 平真小PTAの副会長でもある東蔵盛さんは材木で机を作り、校内に設置して学習環境を充実させたことなどを紹介した。

 昨年度に県の人事交流事業で秋田県に派遣された花城教諭は石垣市との違いに触れ、「話をしっかり聞けて、時間をうまく使える子どもを育てていくことが学力向上につながる」と強調した。

 市社会教育委員の大濵民江さんは同事業の中で児童と保護者を対象に行ったアンケート結果を紹介。成果として「学習習慣の育成や学習と部活の両立など、事業の目的が達成されつつある」と述べる一方、「退職した先生方が教えてくれるともっと学習意欲が出ると思う」「部活動で区切ることなく、その他の子どもが集まれる学習館が必要」などの意見があったことを紹介した。

カギ握る”プレゼン力”

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 ▽…石婦連の「花と緑あふれる地域コンクール」の審査が行われ、各単位婦人会の花壇が色彩の豊かさを競った。各単位婦人会は審査員が現場に到着すると熱烈歓迎。担当者のプレゼンテーションにも熱が入り、工夫や努力したポイントをアピール。石婦連によると、「プレゼン力」は審査にも影響を与えるほど重要だという。地域ナンバーワンの座を狙って、絶対に負けられない戦いが展開された。

 ▽…もうすぐ1年生園児と父母の集いで、2014年に続き2回目の登場となった新川小学校の漢那憲吉校長。前回はアンパンマンとバイキンマンの手人形などを使い、子どもたちの心をわしづかみにしたが、今回は手作りの大きなランドセルや時計の模型、ゴム飛行機などを持参し、さらにグレードアップ。最後まで飽きさせない内容に子どもだけでなく保護者もくぎ付けだった。

 ▽…21日は十六日祭に向けて墓掃除をする人たちの姿が各地でみられた。この日は気温がなかなか上がらず、肌寒い1日となり、墓石を磨くふきんを洗う水作業に「冷た~い」と手に息を吹きかけて温める様子も。十六日祭には家族や親類も集まるだけに、当日は好天を期待したいところだが、週間天気予報では降水確率80%となっており、雨対策が必要かも。

婚活、離活、妊活などの造語を雑誌やテレビ

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 婚活、離活、妊活などの造語を雑誌やテレビで見るが、気になるのが終活という言葉。「人生の終わりのための活動」の略で人間が最期を迎えるにあたり行うべきことだという▼最近は生前に死について話すことはタブーではなくなってきて、終活セミナーや遺影の撮影会もあるというから驚く。還暦を前にした同世代の友人との話題も病気や親の介護のこと、親を見送る世代となりお墓や相続などが加わった▼葬儀やお

墓の形態も多様化し、樹木葬などの自然葬や都会ではビルの中のロッカー式、立体駐車場のように墓を呼び出す立体墓と八重山では考えられないが、世の中どう変わっていくのだろうと思ってしまう▼また「子や孫に迷惑をかけたくない」と散骨を希望したり、生前に永代供養の手続きをする人も多いというし、身内だけで行う家族葬、告別式の広告も出さない家族も増えているようだ▼人の世は何が起きるか予想できない。いつぽっくり逝くかもしれないし、準備はしておく必要があるのかなと思うが、早めに準備したのに長生きするかも▼あすは後生(ぐしょー)の正月「十六日祭」(ジュールクニチィ)。多くの家族が墓参りし先祖を供養する。人々が来世を信じ、供養に疑いを持たなかった昔は葬儀や墓をどうするかなど悩むことはなかっただろう。(辻本順子)

持ち前の攻撃力爆発 bjリーグ 第2戦

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持ち前の攻撃力を爆発させ、島根に37点差をつけて勝利した琉球ゴールデンキングス=21日午後、市総合体育館メインアリーナ

 bjリーグの琉球ゴールデンキングスー島根スサノオマジックの第2戦が21日午後、石垣市総合体育館メインアリーナで行われ、キングスが島根を95ー58の37点差で下し、前日の雪辱を果たした。試合は序盤からキングスのペース。キングスは積極的な守備で相手のミスを誘い、攻撃ではスピードのあるパス回しで相手を翻弄(ほんろう)。13本の3点シュートを決めるなど、持ち前の攻撃力を爆発させた。この日最も活躍した選手に贈るユーグレナ賞には両チーム最多の20点を挙げたドゥレイロン・バーンズ(キングス)が輝いた。会場には2694人のブースターが詰めかけ、2日間で5234人が来場した。

 前日の20日、八重山開催で初黒星を喫したキングスは「反省をしっかり生かし、自分たちが信じてやってきたことを出そう」と気持ちを切り替え、試合に臨んだ。

 キングスは序盤、高い位置での守備で相手をけん制し、アンソニー・マクヘンリーを中心に早いパスワークで中と外をうまく使い分け、第1クオーターで20点を挙げ、島根に10点差をつけてリード。第2クオーターでは、島根が岡本飛竜とスクーティー・ランダル、山本エドワードの3人で15点を挙げてキングスに食らいつこうとするが、バーンズと小菅直人が合わせて3本の3点シュートを決め、キングスがリードを維持。

 後半に入ってもキングスのパフォーマンスは落ちず、4本の3点シュートやイバン・ラベネルのダンクシュートでチームに勢いをつけた。

 島根が追い上げを図ろうとするが、攻守の要所でラベネルが相手の反則を誘い、リズムに乗せなかった。

 第4クオーターではキングスの津山尚大がパスカットやスチールなど積極的な守備でチームを盛り上げ、喜多川修平が3本の3点シュートを含む11得点で島根を引き離した。

 西部地区3位のキングスは次節の27日、同9位のライジング福岡と対戦する。

 結果は次の通り。

キングス

95

20ー10

19ー15

27ー22

29ー11

58

島根


家族みんなで墓掃除

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十六日祭を前に墓掃除を行う人たち=21日午前、石垣市石垣

 旧暦1月16日の「十六日祭(ジュウルクニチィ)」を23日に控え、石垣市内では気持ちよく墓参りしようと、墓掃除をする人の姿が見られた。十六日祭はグショー(後生)の正月といわれ、八重山や宮古では旧盆と並ぶ先祖供養の年中行事。

 21日午前、市内の墓地では家族連れが鎌やほうき、ふきんを手に、墓周辺の雑草を刈り取ったり、墓石を磨いていた。

 両親と墓掃除に訪れた下里時次郎君(八重山農林高校グリーンライフ科3年)は「3月に卒業したら大阪で就職するので、しばらくは地元に帰ってこられない。その分もちゃんときれいにして、就職先での安全や健康をお願いしたい」と話した。

多彩な遊びを満喫

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青少年の家まつりで草すべり台を楽しむ親子ら=21日午前、石垣青少年の家

青少年の家まつり

 

 竹トンボやゴムカンなど昔なつかしい遊びを楽しむことができる「青少年の家まつり&作品展示会」(石垣青少年の家主催)が21日、同家で開催された。さまざまな遊びが体験できるとあって、親子連れら約550人が訪れた。火起こしやアダン葉の風車づくりに挑戦するコーナーもあり、昨年から実施している無料の乗馬体験は、行列ができるほどの人気ぶりだった。

 シャボン玉や紙てっぽう、木の実工作、バルーンアート、ヤギとの動物ふれあい、草すべり台、乗馬体験などのコーナーも設けられた。

 家族4人で訪れた登野城拓己さん(32)=字石垣=は「娘がシャボン玉が好き。家では小さいシャボン玉しか作れないが、ここでは大きなシャボン玉が作れるので楽しい。輪っかの部分に布を巻いて割れにくくしてあり、家でも作りたい」と話し、長女の彩絵(さえ)ちゃん(2)は「楽しかった」と笑顔をみせた。

 平良進所長は「八重山星の会が指定管理を受けて4年目。毎年、祭りの中身を充実させている。若い世代のお父さん、お母さんにも分からない遊びがあるので、夢中になる親もいる。子どもたちの笑顔を見るとやめられない。来年も充実させたい」と話した。

子どもの支援で親も変化

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 ▽…石垣市健康福祉センターで22日に開かれた子どもの貧困についての勉強会。沖縄子ども貧困解消ネットワーク共同代表の山内優子氏は、不登校の子どもを支援したところ、勉強を頑張る子どもを見て、母親も資格を取って生活保護から脱却したことなど、さまざまな例を挙げ、「子どもを支援すると親も変わる」と強調した。

 ▽…居合道錬士の称号を得た石垣市大川の崎原毅さん(59)。35歳から武道の世界に身を置き、鍛錬を重ねて念願の昇段を果たした。還暦を目前にした崎原さんの次なる目標は県代表としての全日本大会出場と教士への昇段。足腰の衰えを防ぐために歩いて移動するのも稽古のうちだ。気持ちは「まだ若手に負けたくない」。離島でもやればできるということを証明してほしい。 

 ▽…地域に恩返しをしようと、合同公演を行った八重山3高校郷土芸能部の3年生14人。八商工の南風原大征君によると、同校だけ三線の流派が違い、「合わせるのが難しかった」。出演者は当日にやっと全員がそろい、本番へ。それでも焦らず、滞りなく笑顔で公演を終えられたのは各校で培ってきた生徒たちの技術と努力があったからこそ。卒業後も八重山の文化発展のために頑張ってほしい。

原油価格の下落を受け、全国的な揮発油…

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 原油価格の下落を受け、全国的な揮発油(ガソリン)価格の値下がりが続いている。石垣市内でも2、3年前まで1㍑当たり170円(税抜き)前後だったレギュラーガソリンの店頭価格が一時、125円程度まで下がり、特売日には100円を切りそうな気配だ。ここ数週間はわずかに値を戻しているが、また、ジワリと下がる気配だ▼沖縄県が調べた県内離島のガソリン価格(税込み)は、昨年12月28日時点で石垣島が145円、与那国島151円、波照間島144円、西表150円、小浜島155円と、県内離島の平均144円より若干割高だ▼だが、本島の平均価格117円と比較すると石垣島で28円の価格差がある。価格差は以前から指摘され、改善が求められてきたが、その状況は変わっていない▼県内離島への石油製品の輸送には、揮発油税等の軽減措置(復帰特別措置)に基づき、県が輸送費の大半を補助。本島と各離島との価格差是正を図っているが、その差が埋まらないのが実情だ▼離島ゆえに給油施設設置などに伴う費用が割高なのに加え、全国的に見ても価格競争が激しい本島と比べ競争原理が働きずらい面があるようだ▼本島との価格差1㍑当たり28円。「適正価格」はどこにあるのか。消費者と事業者の考えに大きな隔たりがありそうだ。(下野宏一)

八重高カラーガード部が金賞 マーチングバンド全国大会

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第43回マーチングバンド全国大会カラーガード部門高校の部で金賞に輝いた八重山高校カラーガード部=22日夜、石垣空港

 21日に横浜市の神奈川県民ホールで開かれた第43回マーチングバンド全国大会(一般社団法人日本マーチングバンド協会主催)のカラーガード部門高校の部で、八重山高校カラーガード部(宮良舞花部長、部員25人)が金賞に輝いた。受賞は2年連続5回目。大分県の昭和学園高校に僅差で敗れ、惜しくもグランプリには届かなかった。22日夜、保護者や関係者が石垣空港で部員らを出迎えた。

 高校の部には全国から16団体が出場。同部は23人が出場し、金賞を獲得した6団体に入った。昭和学園高校とは1・63点差だったという。

 宮良部長は「日本一は惜しくも逃したが、楽しんでベストショーができたことは今後への自信になった」と振り返り、「全国大会で得たことを練習で生かしてレベルアップし、来年こそは日本一を取りたい」と意欲を語った。

 前年大会と今大会を見た父母会の江郷下(えごした)智美会長(47)は「昨年とは違う気迫を感じた。子どもたちは確実に成長している」、同部顧問の宮城朱里教諭(26)は「この悔しさを糧に来年は全国一を取ってくれると信じている」と話した。

中華航空運航再開へ 石垣⇔台北

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中華航空の旅客機

 昨年10月25日から運休していた中華航空(チャイナエアライン、本社台北市)の石垣台北直行便が3月30日に運航を再開する。夏季ダイヤが終わる10月29日までの予定。3月7日に開港3年を迎える南ぬ島石垣空港は、国際線の通年就航が依然として課題となっており、同社沖縄支店の担当者は「施設のキャパシティーが課題で今後の改修に期待している」と話した。ボーイング737―800型機(158席)で水・土曜日の週2往復4便運航する。

 昨年4月1日から9月27日までの同便の輸送実績は、52便運航で搭乗率約78%。ピークは7月から9月初旬で、搭乗率は95%で推移した。

 同支店によると、ことしは例年よりマーケット需要が縮小している傾向があり、4月運航分の予約は昨年に下回りそうだ。一方、個人観光客(FIT)の増加で台北から那覇、石垣を経由する周遊型プランに人気が高まっているという。

 同支店の担当者は「今後の予約状況は流動的。夏場の石垣路線は依然として強いので(予約は)これから。冬季運航につなげたい」と話した。

保護増殖10カ年計画策定へ イリオモテヤマネコ

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「イリオモテヤマネコ保護増殖10ケ年実施計画」の内容などが説明された検討委員会=22日午後、町離島振興総合センター

 【西表】イリオモテヤマネコ保護増殖検討会(座長・土肥昭夫元長崎大学環境科学部教授、委員4人)が22日午後、竹富町離島振興総合センターで開かれ、環境省那覇自然環境事務所が2016年度中に「イリオモテヤマネコ保護増殖10ケ年実施計画(案)」を策定すると報告した。ヤマネコの生息環境を整え、国の生物多様性国家戦略に沿った取り組みを展開するとともに、奄美・琉球世界自然遺産登録に向けた保護担保措置とすることを目指す。

 生物多様性国家戦略は、絶滅危惧種のランクの下がった種を増加させることを目標の一つに掲げている。ヤマネコは環境省のレッドリストで、ごく近い将来に野生での絶滅の危険性が極めて高いことを意味する絶滅危惧ⅠA類に分類されており、同計画によってヤマネコの絶滅危惧のランクを下げることにつなげたい考え。

 ヤマネコは1965年に発見され、74年から生息調査などが行われている。95年には保護増殖事業計画が策定された。個体数は、生息環境の悪化や交通事故の増加などで減少し、05~07年に実施した第4次調査では推定100頭とされる。

 10ケ年計画は▽生息状況の把握・モニタリング▽生息環境の維持・改善▽傷病救護▽交通事故対策▽外来種対策・普及啓発|の5項目を重点に、新たな調査手法の確立や、これまで調査が行われていなかった山間部でのモニタリング、ヤマネコ観察など観光利用のルールづくり、えさ場の維持・再生などを行っていく。


気を引く行為はしないで

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 ▽…石垣市真栄里の新開秀雄さんが介助犬オメガとの生活を始めた。公共施設や公共交通機関、飲食店、商業施設、ホテルなどでは、介助犬を含む補助犬の同伴を拒否することはできないと法律で定められており、各施設の理解と協力が求められてくる。一般市民には、介助犬への接し方に注意が必要だ。話しかけたり、じっと見つめたり、触ったりするなど、気を引く行為はしないように。

 ▽…花メッセージコンテストで2年連続の県知事賞を受賞した新川小学校。同校の漢那憲吉校長は前任校の竹富小中で2011年に4位、12年と13年に3位を獲得。14年に新川小に赴任してからは2位、15年と16年は1位と、順調に階段を上がり、定年退職を迎える前に“有終の美”を飾った。漢那校長は「無理なく普通に取り組むことが1番大事」と話し、後輩や児童たちの今後の頑張りに期待。

 ▽…8月中に郡内のタクシー料金の改定が行われ、小型車の現在の初乗り運賃430円から、上げ幅は50円~140円となる見通しだ。沖縄総合事務局は最終審査までに地域性などを調査する意向だが、離島で100万人の観光客が訪れる石垣市の事業者はどういう意見を出すのか注目だ。運賃設定にはさまざまな議論はあるが、地元客が乗車しやすい料金設定が望ましい。高くもなく安くもない運賃はいくらだろうか?

新川小が2年連続1位 沖縄花のカーニバルで県知事賞

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沖縄花のカーニバル2016花メッセージコンテストで2年連続の県知事賞に輝いた新川小学校=24日午前、同校

 県内の学校の校門や周辺の花の飾りつけやデザインを表彰する「沖縄花のカーニバル2016花メッセージコンテスト」(県、沖縄観光コンベンションビューローなど主催)で、新川小学校(漢那憲吉校長、児童449人)が2年連続で1位に当たる県知事賞に輝いた。同校は2014年に2位に当たる同ビューロー会長賞も受賞しており、3年連続の入賞。

 同コンテストは県内各校の校門と周辺への花植えを呼びかけ、フラワーアイランドとしての郷土づくりを目指すことが目的。今回は県内11校から応募があった。

 同校は「夢汗チャレンジ花の島」のテーマで、花の島からサバニで大海原へ船出する様子を表現。

 夏休みから教職員や児童らが準備を進めてきたテランセラ(縁取り草)約1800鉢は児童の合言葉「夢・汗・チャレンジ」や「あらかわ」の花文字、魚の絵などに利用。マリーゴールドやインパチェンス、オリヅルランなど約30種類の草花ではアートを制作した。

 同校環境整備主任の友利治教諭は「長雨や日照不足、寒さが続き、サルビアやインパチェンスなどが苗の段階で虫の被害を受けた。まさか2年連続で受賞できるとは。頑張ってきた成果を児童や保護者、地域の方々に見てもらいたい」、運道恵理子教諭は「漢那校長が退職される最後の年に受賞できて本当によかった」と喜んだ。

 自身としては前任校の竹富小中学校を合わせて6年連続の入賞となる漢那校長は「(友利教諭ら)二人をはじめ教員や児童がとても頑張ってくれた。無理なくできる範囲で今後も取り組みを続けてほしい」と期待した。

多彩な演出、観衆夢中 劇団四季ミュージカル「むかしむかしゾウがきた」

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満員の観客を魅了した劇団四季のファミリーミュージカル「むかしむかしゾウがきた」=24日夜、市民会館大ホール

 劇団四季のファミリーミュージカル「むかしむかしゾウがきた」石垣公演(八重山毎日新聞社主催)が24日夜、石垣市民会館大ホールであり、ダイナミックな演出と迫力ある演技が満員の観衆を魅了した。

 戦国時代に唐の国から日本にやってきたゾウの九郎衛門(くろうえもん)と当時の人々との交流を描いた作品。人間同士の戦が行われる中、九郎衛門が命を懸けてその大切さを伝える心温まるストーリー。

 舞台では殺陣や人形浄瑠璃、扇子を使った舞など、日本の伝統芸能が数多く登場。宙返りや華麗な群舞のシーンもあり、観客たちを夢中にさせた。

陸上日本代表する選手ら石垣へ リオ五輪見据え強化合宿

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出迎えた子どもたちに笑顔をみせる日本男子短距離の高平慎士(右)ら=24日夕、南ぬ島石垣空港

 8月に開催するリオデジャネイロ五輪を見据え、石垣島での強化合宿に参加する高平慎士ら日本陸上競技連盟の男子短距離選手とスタッフ約50人が24日夕、羽田空港からの直行便で南ぬ島石垣空港に到着した。

 ハードル種目を含めた短距離選手の強化を目的に25日から3月5日まで市中央運動公園陸上競技場で行う。高校生のサニブラウン・アブデル・ハキーム(東京都、城西大城西高2年)は参加を見送った。

 日本短距離界注目の桐生祥秀(東洋大2年)は、17日から同競技場で行われている東洋大学陸上部の合宿からそのまま参加する。

 日本陸連短距離ブロックによる石垣島合宿は初めて。

 日本短距離界を引っ張る高平慎士選手は「石垣島で各選手と刺激し合って走力を上げたい。天候は悪いが、けがなくやりたい」と意気込んだ。

 日本陸連男子短距離苅部俊二部長は「集中できる環境で個々の走力アップに期待。リオ五輪は世界で戦えるリレー選手がそろっている。メダルを狙いたい」と語った。

 空港到着ロビーでは、石垣島アスリートクラブや石垣第二中学校陸上部の児童生徒たちが出迎えた。石垣第二3年の福地貴斗君は「憧れの山縣亮太選手に会えてうれしかった。受験を控えているが、練習を見学したい」と目を輝かせた。

4年連続で過去最高額 総額268億円に

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 石垣市の2016年度一般会計当初予算案は総額267億6760万円と前年度に比べて約7億円(2.7%)の増額編成となり、4年連続で過去最高額となった。子ども子育て支援制度の事業費が大幅に伸びていることなどが主な要因。市は29日に開会する市議会3月定例会に新年度予算案など35議案を上程する。市立図書館視聴覚室で23日午前、議案説明会があり、新年度の予算概要を説明した。

 歳入のうち、市税や使用料・手数料、繰入金などの自主財源は70億6000万円で歳入全体に占める自主財源比率は26.4%。市税は49億6418万円で同2億2064万円(4.7%)増。財政調整基金や減債基金からの繰入金は10億3013万円と同3億9788万円(62.9%)増となった。

 地方交付税や国庫・県支出金などの依存財源は197億8000万円で歳入全体の73.6%を占める。地方交付税は67億612万円で同2億9078万円(4.2%)減。国庫支出金は48億5972万円で同5億5295万円(12.8%)増。県支出金は50億3479万円で同9473万円(1.9%)増。

 歳出は、民生費が115億9148万円で同16億8455万円(17.0%)増となり、全体の43.3%を占めている。生活保護や障がい者・高齢者に対する扶助費や子ども子育て支援制度の事業費が大幅に伸びたことが主な要因。

 教育費は31億7461万円で同3億7138万円(10.5%)減額となっているが、登野城小学校校舎新増改築事業に10億5000万円余りを計上していることから、2番目に大きな額となった。

 土木費は24億5537万円で同4億2342万円(20.8%)増。南ぬ島石垣空港国際線ターミナルビル改修に向けた事業費に1億8000万円余りを計上している。

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