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28日に黒島牛まつり

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28日に黒島で開かれる第24回黒島牛まつりをPRする実行委員会の役員ら=16日午後、八重山毎日新聞社

 第24回黒島牛まつり(同実行委員会主催)が28日午前10時から黒島多目的広場で開かれる。まつりに先立ち実行委員6人が16日午後、八重山毎日新聞社を訪れ、宮良りみ実行委員長は「今年もたくさん企画しているので、楽しんでほしい」と恒例のまつりをPRした。

 同まつりでは、牛1頭が当たる恒例の「夢の牛1頭お楽しみ大抽選会」のほか、牧草ロール転がしや牧草タワー、ジャンプDEラブロール、子牛のミルクあげ体験や牛の体重当てクイズなどがある。牛との綱引きはない。

 会場では牛汁や牛そば、肉巻きおにぎり、カットステーキ、モモ丸焼きなどのまつり限定の牛づくしメニューが販売される。

 このほかにステージでは、Yoshitoo!!、イシワタケイタ、西原和希、ウイングキッズリーダーズ、琉球国祭り太鼓八重山支部などのステージもある。

 前日夜は前夜祭もある。

 チケットは離島航路3社で往復乗船券と抽選券、食事券をセットで販売している。大人2900円、子ども1900円。


市役所跡地を良い町に 新庁舎建設基本計画案

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新庁舎建設基本計画案の地域説明会で質問する出席者ら=16日夜、石垣市健康福祉センター

 石垣市役所の建設位置を旧石垣空港跡地とする新庁舎建設基本計画案の地域説明会(石垣市主催)が16日夜、市街地などを対象に市健康福祉センターで開かれた。約30人が出席したが、市役所の跡地利用や中心市街地の活性化策に関する質問はなく、「市役所跡地は発展する可能性のある土地。良いまちづくりをしてもらいたい」との要望のみが出た。

 市は、市役所の移転で美崎町など中心市街地の空洞化などが懸念されることから、跡地利用について▽美崎町の再開発の取り組みと連携した中心市街地の継続的な発展を実現するための方策▽周辺の液状化対策や災害発生時の初期対応マニュアルの作成など防災力強化—を検討するとしており、新年度に関係部課で構成する組織で具体化させる方針を示している。

 この日の説明会では、これらの取り組みをただす質問はなく、土地の確保、事業費の負担軽減、渋滞対策など移転先の旧空港跡地に関するものに集中した。

 空港跡地内の国・県有地については無償譲渡、無償貸し付けが難しく、緊急防災・減災事業債を借りた場合、事業債の7割は20—30年かけて地方交付税で戻ってくるとの説明があった。

 このほか、地域説明会を終了した翌日の23日に基本計画案のパブリックコメントの受け付けを終え、今月下旬に臨時庁議で同計画を決定するという日程について「このようなハードスケジュールで、市民の意見に応えられるのか」と疑問の声も。

 南風野哲彦企画政策課長は「期限を守るためにこのような日程を組まざるを得なかった。市民の幅広い意見を踏まえて計画を策定したい」と説明した。

 説明会は17日に白保公民館、19日に名蔵公民館、22日に川平公民館で午後7時から開催される。

西表など「連続性のある資産」 奄美・琉球世界自然遺産

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世界自然遺産登録に向けた作業が進んでいる西表島=2010年、西表東部の後良川

 奄美大島、徳之島、やんばる、西表島を「奄美・琉球世界自然遺産」としての登録を目指している環境省は今年9月、科学的な観点から4地域の普遍的価値を説明する推薦書の暫定版をユネスコに提出する予定だ。国内の世界自然遺産としては初めて「連続性のある資産」として推薦する予定。来年1月には正式な推薦書を出し、順調にいけば最速で2018年夏ごろの登録になる見通しという。

 同省は推薦書のほか、4地域全体の保全・管理方針を明らかにする包括的管理計画、これを具体化する地域別行動計画の作成作業を進めている。

 このうち、包括的計画については素案がまとまり、石垣市内で16日に開催した世界自然遺産候補地科学委員会の15年度第1回琉球ワーキンググループ(座長・土屋誠琉球大学名誉教授、委員10人)で提示した。

 素案の対象範囲は、顕著な普遍的価値を有する推薦地、推薦地に隣接する緩衝地帯、これらの周辺地域に分類。周辺地域を設定したことについて西村学那覇自然環境事務所長は「推薦地、緩衝地帯の周辺に人が住んでおり、地域ぐるみで自然資産を守るために何ができるかを位置づけたい」と説明した。

 素案には、保全と地域の持続的発展の両立を図るため、適正利用とエコツーリズムという項目が盛り込まれており、持続可能な観光の戦略的推進、適切な利用コントロールの実施、エコツアーガイドによる普及啓発を図るとしている。

 委員からは「地元の人がガイドになれるよう、地域中心の振興について明確に記述してもらいたい」との要望があった。

 地域別行動計画はまだイメージの段階で、今後、地域の自治体、関係機関、住民らと連携し、管理・保全と適正利用の具体的な取り組みを盛り込んでいく。

「まさかこんなところで」

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 ▽…17日から石垣島合宿をスタートさせた東洋大学陸上部の桐生祥秀選手は午前中のトレーニングを終え、「野球のことは知らないけど」と、千葉ロッテが練習をしていた野球場に立ち寄った。桐生選手に気づいた観客からは「まさかこんなところで」と驚きの声。サインや写真撮影の求めに「いいですよ」と笑顔で応じていた。

 ▽…沖縄総合事務局八重山運輸事務所の街頭検査で自家用車100台が”抜き打ち検査”を受けた。市道を走る車両は八重山署の警察官の指示で同所構内に誘導。約20人の検査員が待ち構える様子に不安そうな表情の運転手。第一声は「何かね?」と不機嫌そうだ。検査員は慣れた口調と笑顔で検査の趣旨を説明。それを次から次へと行う。寒風のなかで行う検査員に”あっぱれ”だ。

 ▽…石垣海上保安部と石垣市消防本部の第5回合同訓練ではトリアージ搬送訓練も実施。多数の傷病者が発生した際に搬送の優先順位を決めるもので、重傷度や緊急度を判断しなければならないが、中には脈拍検査などにも応じず「自分を先に搬送しろ」と騒ぎ立てる人もいるという。重傷度が低く検査にも応じなければ、他の傷病者のために「警察に通報」という意見も。

桐生の石垣合宿始まる 五輪目指し新入生らと練習

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トレーニングをする桐生祥秀(中央)ら東洋大陸上部のメンバー=17日午前、石垣市中央運動公園陸上競技場

 陸上男子100㍍で日本歴代2位の10秒01の記録を持つ桐生祥秀(21)が所属する東洋大学陸上部(梶原道明監督)の石垣島合宿が17日、石垣市中央運動公園陸上競技場で始まり、4月に入学予定の新入生を含む22人がトレーニングを行った。

 同部は沖縄ではこれまでに何度も合宿を行っているが、石垣島は初めて。桐生と400㍍のウォルシュ・ジュリアン(19)が、同競技場で24日から始まる日本陸連短距離の合宿に加わるため、日本陸連と同じ競技場でトレーニングすることにした。

 梶原監督は「シーズン前にスピードを上げるトレーニングをする。暖かい場所で選手がそれぞれ目指す動きに近づけるようなトレーニングをしたい」と話した。

 五輪出場を目指す桐生については「オリンピックを狙うという気持ちはしっかりしているので、それが生活のいろんなところに現れている。いい練習ができている」と評価した。

ゴール目指し一生懸命 特別支援学校で恒例の持久走

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八重山特別支援学校の校内持久走大会で、一斉にスタートする4㌔コースの生徒たち=17日午前、同校

 八重山特別支援学校(玻名城安教校長)は17日午前、同校グラウンドで第10回校内持久走大会を開き、幼稚部から高等部までの64人がゴールを目指し、汗を流した。

 参加者はグラウンドを周回するグループと、校内に設けたコースで1~4㌔を走るグループの合わせて4組に分かれて健脚を競った。

 4㌔コースでは、トップ集団の4人が最終周まで競り合う展開となり、周りで見守る生徒や保護者らの応援も盛り上がった。

 同コースで見事1位を勝ち取った高等部1年の兼元竜美君(16)は「練習をあまりしていなかった上に寒くて走りにくかった。終盤はラストスパートをかけ、きつかったが、1位になれてうれしい」と振り返り、「昨年とことしのタイムは同じくらい。来年はもっと上げたい」と目標を語った。

北西部地域初の救難所設置 「マリンショップ宝島」

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琉球水難救済会の浅野貞雄常務理事から救難所の看板を受け取るマリンショップ宝島の黒島伸幸代表(左)=17日午前、マリンショップ宝島

 公益社団法人琉球水難救済会(比嘉榮仁会長)は17日午前、水難事故や船舶海難などに対して民間ボランティアが救助活動を行う「救難所」を石垣市野底の「マリンショップ宝島」(黒島伸幸代表)に設置した。救難所の設置は市内で4カ所目で、北西部地域では初めて。

 救難所が設置されると、船舶やマリンレジャーの事故発生した場合、現場に近い救難所員が仕事を中断して救難活動を行う。今回の設置により、県内の救難所は79カ所、郡内では7カ所となった。

 黒島代表(44)は「北部地域でこれまでに発生した水難事故で救難所の必要性を感じていた。関係機関との訓練で救助のスキルを上げたい」と話す。

 野底地区行政連絡員の兼元光誠さん(61)は「観光客の増加で北西部地域での海水浴客が増えた。地域も救難所と連携して活動したい」としている。

 開所式は17日午前、同所で行われ、市や八重山警察署、市消防本部、石垣海上保安部の職員合わせて約10人が参加。同救済会の浅野貞雄常務理事が黒島代表に指定書と委嘱状、救難所の看板を手渡した。浅野常務理事は「事案発生時は、初動態勢が重要。人命と財産の救助を第一に対応してほしい」と激励した。

久宇良公民館の修繕完了 市の補助金300万活用

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修繕後の公民館。新築同様に生まれ変わった(上)=2月12日午後、久宇良地区
修繕前の公民館。老朽化が著しかった(下)=2015年5月10日午後、久宇良地区

 老朽化が著しく、地域の活動拠点として機能していなかった久宇良公民館はこのほど、石垣市の補助金300万円を受けて修繕され、新築のような施設に生まれ変わった。久宇良地区は10月27日、1956年の入植から60年の節目を迎える。記念式典は同月下旬に行うことになっており、住民は「これで安心して入植記念日を迎えられる」と喜んでいる。

 旧公民館は鉄筋コンクリートブロック造りで1972年の復帰以前に建築されたもの。建物自体の強度は保たれていたものの、コンクリートが剥がれるなどしていたほか、ガラス窓が台風が飛ばされて雨戸しかなく、床板が多数抜け落ちて使えない状態となっていた。

 13世帯と世帯数が少ないため自己資金では修繕ができず、市に支援を要請していた。

 市は昨年9月、公民館建設補助金制度を活用、補正予算に補修費300万円を盛り込んでいた。同制度で補修費を出すのは初めてで、市は、公民館が市の防災計画で一時避難所に指定されていることから、緊急性が高いなどと判断した。

 市は床を解体してコンクリートの土間で底上げし、アルミサッシの防風戸、網戸を整備した。公民館はクッションフロアをコンクリートの床に貼り付ける作業を担ったほか、自己資金でペンキ塗装、電気配線なども行った。地区外の出身者も手伝いに訪れた。

 村山雅庸館長(42)は「正月にはここで新年会ができ、内地から来た2世、3世も喜んでくれた。集まる場所ができてよかった。子どもたちも安心して遊べる」と喜ぶ。

 比嘉靖弘さん(70)は「まるで新築と一緒。自慢できる公民館になった。公民館活動も安心してでき、入植記念の式典も開催できる。市民や石垣市に感謝したい」と話している。


今年のチャレンジは成績アップ

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 ▽…確定申告のPRでPCを使って模擬体験を行った大嶺祐太投手。昨シーズンは自己最多の8勝を挙げ、年俸も大幅にアップ。2月12日には宮古島出身の女優、琴菜さんと結婚し申告内容も大幅に変更ではの問いに「税理士にお願いしているので」と大嶺投手。確定申告同様、今年チャレンジしたいことはの質問に「去年の成績を超えることにチャレンジしたい」と意気込んだ。

 ▽…崎原公園の男子トイレがまたやられた。昨年7月の大便器損壊に続いて小便器にも被害。修理には多額の費用が必要で、指定管理者の石垣市シルバー人材センターは頭を抱えている。同公園は、休日やレジャーシーズンに大勢の市民が訪れる場所。全ての公衆トイレを大事にしないと〝トイレの神様〟が、器物損壊容疑で犯人におきゅうをすえるかも。

 ▽…八重山保健所管内でインフルエンザの患者数が警報レベルを超えた。患者のなかには観光客なども多く含まれており、千葉ロッテマリーンズ石垣島キャンプの取材で訪れているマスコミ関係者もいたという。新聞記者は取材でイベントや会場を訪れる機会が多いだけに、インフルエンザの感染を拡大させないためにも体調管理を心がけなければと自戒。

「皆さまの眼下に石垣島がご覧になれます」…

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 「皆さまの眼下に石垣島がご覧になれます」。キャビンアテンダント(CA)のアナウンスを聞くと、ため息が出る。アジア方面に旅行するときだ▼那覇ならまだしも、関空や羽田、成田経由だと時間の無駄だと痛感する。「石垣から海外に直接行きたい」が夢だった。それが新石垣空港の完成で実現可能な期待へと変わった。小さいとはいえ、国際線ターミナルも併設されたから▼さらに新空港開港まもなく、韓国や台湾からチャーター便が飛んで来た。台湾からは定期的な運航が行われるようになった。過去に石垣市初の国際チャーター便で台湾を訪ねたことがあるが、まるで隣の宮古島へ旅行するような感覚だった▼その後台湾からは週2回、チャーター便が運航するようになったが、そのほとんどが市内のリゾートホテルに宿泊する観光客で占められ、地元市民の利用はなかなか難しい。このため那覇経由で台湾へ向かう▼台湾定期便が開設し、気軽に利用できるようになれば、アジアは近くなる。大都市が近隣という特性を生かせるようになる。開会中の2月定例県議会では新空港の国際線ターミナル拡張整備で13億7千万円余りの事業費が計上された▼国際観光都市へ前進するが、海外の航空会社・旅行会社と地元との考えはなかなかマッチングしない。双方の計画のすり合わせを期待したい。(黒島安隆)

図書資料を授業で活用

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展示を生かし、授業で紹介している平真小学校図書館司書の西原多壬子さん=1月28日午後、同館

 平真小学校(松原範夫校長、児童651人)の図書館司書の西原多壬子さんが、学校図書館で年間を通して行っている図書に関する展示を、授業のなかで紹介する試みを行っている。昨年12月とことし1月にかけて行った人権展では、学級ごとに授業時間に図書館に足を運んでもらい、人権や命の大切さなどについて西原さん自身が授業を行った。西原さんは「展示することで児童も興味を持ち、どんどん借りていくようになった」と話す。

 西原さんは、児童たちが手に取る本が小説などの文学に偏っている点に着目し、文学以外にも幅広いジャンルの本を読んでもらおうと、展示の内容を充実。「人権」以外にも、昨年は5月に復帰、6月に戦争と平和、10月に宇宙という具合にテーマを設けていろんな本を紹介した。

 自ら教壇に立った人権の授業では、マハトマ・ガンジーやキング牧師など人権運動に尽力した人物や開発途上国の子どもたちの現状などを紹介し、「一人一人に人権があることを知り、自分もほかの人も大事にしてほしい」と呼びかけた。

 授業を受けた5年生の新谷希乃風(ののか)さん(11)は「これだけ人権について深く学んだのは初めて。人権や命を大切にすることが大事だと思った」と感想。野田快君(同)は本の分類について「(本に対して)あまり興味がなかったが、いろんなジャンルを読んでみたいと思った」と語った。

 1年3組の担任、森永優那教諭は「授業ではなかなか教えられないことを教えてもらい、子どもたちも多くのことを学んだと思う。たくさん資料もあり、助かっている」と話した。

 西原さんは今後、学校教育や女性の権利などの展示も考えており、「さまざまな情報を発信していきたい」と意気込んでいる。

優良事例調査で審査実施

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サトウキビの全刈り審査をする関係者ら=18日午前、平得の砂川ヒロミさんのほじ場

 2015〜16年期沖縄県さとうきび優良事例調査の八重山地区全刈り審査(夏植え)が18日、石垣市平得の砂川ヒロミさん(65)のほ場で行われ、JAや行政、石垣島製糖など関係機関・団体の職員ら約40人が参加した。

 審査対象となったサトウキビは08年9月20日に定植した夏植えで品種は農林25号。昨年は相次ぐ台風の襲来でサトウキビが横倒しとなったり、茎が折れるなどの被害があった。1月15日の事前調査では、10㌃当たりの単位収量が19.404㌧と平年を上回ったが、甘しゃ糖度は13・20度にとどまっている。

 砂川さんは「台風の影響があったにしてはいい出来になっていると思う。土を丁寧に耕し、酸素を土にしっかり混ぜることで良い土壌になった」と話す。

 審査はこの日で終了。結果は4月の第4日曜日の「サトウキビの日」の前に発表される。ことしの「サトウキビの日」は4月24日。

インフル、警報レベル上回る 八重山保健所管内

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インフルエンザ患者の半数が観光客などとなっている石垣市内の診療所=18日午後、宮良内科胃腸科医院

 八重山保健所管内のインフルエンザの患者数が14日までの1週間に117人(定点当たり39.00人)報告され、前週の71人から46人増加し、警報レベル(同30.00人)を上回った。石垣市内の診療所ではインフルエンザ患者の半数が島外からの観光客となっているケースもあり、八重山観光交流協会の高嶺良晴会長は「旅行客に対して、手洗いやうがいの徹底などをホテル関係や添乗員を通して呼びかけていきたい」としている。受験シーズンに入っていることから、学校側も感染予防に取り組んでいる。

 八重山保健所によると、インフルエンザの患者数は1月31日までの1週間で32人(同10.67人)報告され、注意報の基準値(同10.00人)を超え、その翌週は71人(同23.67人)となり、2週連続で注意報レベルを上回っていた。

 14日までの1週間の患者数を年齢別でみると、5~9歳が46人と最多で、次いで10~14歳の22人、0~4歳の17人となっており、14歳以下が72.6%を占めた。

 1月末から2月の中旬にかけて、マラソン大会やプロ野球キャンプ、学習発表会など人の集まるイベントが相次いだことが感染拡大の一因になったのではないかとみられている。

 石垣市教育委員会によると、12日に市内の小学校2学年の1クラス(児童数24人)で5人がインフルエンザで欠席し、学級閉鎖となttが、15日に解除された。

 石垣市新川の宮良内科胃腸科医院(宮良善雄院長)では2月に入ってからインフルエンザの患者が増加し、1日から18日午後5時現在までに40人が受診。その約半数が島外からの旅行者などで、千葉ロッテマリーンズのキャンプで来島した人もいるという。

 宮良院長は「本土で感染して石垣に来て発症した人が多いようだ。旅行を楽しみたい気持ちは分かるが、感染を拡大させないためにも熱が下がっても安静にしていてほしい」と話す。

 3月の高校入試を控え、市内の中学校では生徒に手洗いやうがいなどを呼びかけるとともに、教室の換気を徹底、朝のホームルームで頭痛や発熱などの有無を確認する健康チェックを実施して感染予防に取り組むところもある。

 同保健所では、インフルエンザに感染した場合、▽かかりつけ医師への相談・受診▽感染を拡大させないために会社や学校を休み、安静にするーなどの対応を呼び掛けている。

今は好機も今後は…

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 ▽…フジドリームエアラインズが初めて与那国へチャーター便を就航する。最西端の島に県外からのチャーター便が毎年就航すれば、観光消費による島の経済活性化が期待できるだけに町にとっては絶好のチャンス。しかし、空港のハード面に課題があり、今後のチャーター便継続は未定。町は課題解消に乗り出す構えだが、先が見通せないだけに難しい判断となりそうだ。

 ▽…竹富町の総合戦略策定推進委員会が開かれ、町人口5000人や農地整備などの目標が掲げられた。人口を増やすために定住条件を整備することは重要だが、西表島は世界自然遺産の候補地になっているだけに、自然環境への影響が気になるところ。関係機関と連絡を密にし、世界自然遺産登録と総合戦略がバランスよく進められることを願いたい。

 ▽…県が八重山ブランドの現状と課題を把握するために行った国内・海外調査結果では、八重山を理解している人は少なかったが、魅力を伝えると来訪したいという意欲が高まった。「多様で個性あふれる秘境の島々」が引きつけているようで、今後は「八重山諸島」の名のもと、各島の魅力に特化したPRの方法が求められそう。

石垣の今年のクルーズ船観光は、中国からの…

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 石垣の今年のクルーズ船観光は、中国からの初寄港を加え、昨年を54回上回る過去最高の138回に増加するなど好調だ。それは先月の国会で安倍首相が施政方針演説で取り上げ、「新しい岸壁の整備を進めます」と言明した▼石垣が同演説で取り上げられるのは、恐らく2003年の小泉首相以来だろう。「港を中心としたまちづくり」で取り上げ、現在の離島ターミナルや旧支庁跡地の駐車場などができた▼安倍首相は「この3年で石垣寄港は2倍近くに増えた。町で石垣牛を食べ、お土産の黒糖を買う」などと語り、新岸壁の整備に言及した▼今回の演説での石垣言及は「首相の強い思い入れ」(政府関係者)という。確かに中山市長を筆頭とする石垣市の保守勢力は、辺野古新基地をめぐり政権批判が強い沖縄にあって県内有数の「安倍応援団」だけに、その返礼の意味であえて取り上げたのだろう▼しかし首相が言明した大型クルーズ船対応の新岸壁は、既に工事も進行中でことさら目新しいものではない。それだけにどうせなら国設の水族館か自然史博物館を造ってやると言ってほしかった▼それにしても安倍政権を支持する皆さんは、県民の大半が反発する政府の不条理に、同じ県民として何の疑問も感じないものか。だとするならそれもある意味驚異だ。(上地義男)


懸念される住民同士の対立

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■不祥事続く安倍政権

 安倍政権や自民党は国民をなめているのではないか。次々と起きる閣僚や議員の不祥事や金銭疑惑、不適切発言。安倍第2~3次内閣での閣僚辞任は4人である。その他にも政治と金の問題で疑惑を追及されている閣僚もいる。安倍内閣は抗弁と詭弁(きべん)で国会審議を強行しているとしか映らない。

 防衛省、沖縄防衛局も同じように国民に対して、おごりと横柄さは目に余るものがある。本紙社説で以前、平得大俣原への自衛隊配備計画が新石垣空港建設をめぐって白保の住民同士が激しく対立した悪夢を再現してはならないと指摘した。

 これは、国が反対運動を排除するため地域住民の対立をあおり、分断するという常とう手段を懸念してのことであった。案の定、反対決議した開南公民館の一部住民は「開南地区自衛隊配備に関する説明を求める有志の会」を結成し15日、沖縄防衛局に説明を求めた。

■新空港の二の舞いの恐れ

 説明会は、主催者がプライバシーの問題があるなどの理由でマスコミを締め出して行われた。今後、有志の会は公民館決議とは反対の誘致運動を始めるのであろうか。そうなれば、地域はいがみ合い、小規模公民館は崩壊し、白保の二の舞いになるであろう。先行きが不安だ。水面下で暗躍はすでに始まっている。沖縄防衛局は説明会終了後、記者の取材に対し「われわれはスポークスマンではない」と拒否し車で逃げるように去った。では今説明会のスポークスマンは誰か。沖縄防衛局企画部地方協力確保室はコメントさえもスポークスマンを通してしかできないのであろうか。

 昨年11月に来島した若宮防衛副大臣が市やマスコミに公表した候補地と隊庁舎、グラウンド、火薬庫、射撃場などの説明以外に何があるというのか。あるとすれば建設推進ための経済効果等の説明であろう。このような説明会は宮古島市では公開して行われている。スポークスマンうんぬんというほどのことであろうか。

■倣岸不遜としか思えない。

 北朝鮮の”衛星打ち上げを”ミサイル打ち上げ”などと国民を扇動し、石垣島の上空を通過する軌道だと輸送艦おおすみを派遣し、PAC3を配備したが、あっという間にミサイルは「沖縄県」を通過した。大山鳴動もせず、ミサイル騒動は終わった。これなど自衛隊配備の「地ならし」と指摘する識者もいる。

■3月議会で「配備請願」採択も

 石垣市の3月議会では、継続審議となった「石垣島への陸上自衛隊配備を求める請願」が審議され、そのまま採択強行の恐れもある。さらに来月には与那国町に沿岸監視部隊が発足する。

 陸上自衛隊の石垣島へのヘリコプター配備計画は白紙と防衛省は述べているが、これも自衛隊基地建設と同時期の配備は火に油を注ぐようなものと一時的な判断からではないか。

 3月は自衛隊問題で八重山中が渦中となろう。平得大俣に自衛隊基地が建設されるとなると、名蔵の国立天文台石垣島観測局ベラの観測、電波障害に影響はないのだろうか。平和な八重山を騒音と標的の島にし、自衛隊が闊歩(かっぽ)する軍事優先の島にすべきではない。「命どぅ宝」マラリアの惨劇、軍国主義の恐怖を忘却してはならない。

ココストアで販売開始 約2週間の期間限定

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コンビニで販売されている高校生考案の「梅ごま風味サケおにぎり」(右)と「マグロのつくだ煮まぜおにぎり」=(資料写真)

 八重山保健所の「ヘルシーメニューコンテスト」で入賞した高校生の「アイデアおにぎり」2品の販売が19日から石垣市内のココストア全18店で始まった。期間は約2週間。

 販売されているのは最優秀賞に輝いた仲盛菜々美さん(八重山商工高校3年)作の「梅ごま風味サケおにぎり」(税込み130円)と優秀賞の下地里以子さん(八重山農林高校2年)作の「マグロのつくだ煮まぜおにぎり」(税込み135円)。

 販売初日に各7個ずつ仕入れた石垣市役所前店では、午後3時には完売した。

 おにぎりを購入した30代男性は「味がしっかりついていてどちらもおいしくて食べ応えがある。魚を使っているので健康にも良さそう」と話した。

ロッテ1軍キャンプ終了 伊東監督「あとは実戦で調整」

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鈴木大地主将(中央)の一本締めでキャンプを打ち上げた千葉ロッテマリーンズ=19日午前、市中央運動公園屋内練習場

 千葉ロッテマリーンズは19日午前、1日から行ってきた1軍の石垣島キャンプを打ち上げた。伊東勤監督は「全体的にやることはできた。あとは実戦で調整していく」と締めくくった。石垣市によると、3週間のキャンプ中に会場を訪れた観客は延べ2万1600人だった。1軍選手は午後の便で本島へ移動。20日午後1時から北谷公園野球場で中日ドラゴンズとのオープン戦に臨む。同戦は大嶺祐太の先発が予定されている。2軍は20日に移動する。

 最終日はあいにくの雨となり、選手たちは屋内練習場でキャッチボールや打撃練習を行った。

 練習後、マウンドを中心に監督や選手、スタッフらが円陣を組み、中央で鈴木大地主将が「チームとしても個人としてもいいキャンプができた。リーグ優勝して監督を胴上げしたい」と意気込みを述べ、一本締めでキャンプを打ち上げた。

 伊東監督は「今キャンプは初日から投手陣の意気込みが感じられ、最終日まで持続していたことは収穫。野手は若い選手が入ったことで底上げができ、刺激を受けて選手たちの目の色が変わってきた」と総括。シーズンに向け「あすから正念場。結果が一番だが、内容にもこだわりたい」と決意を示した。

 2年連続開幕1軍、年間80試合以上の出場を目指す大嶺翔太は「試合でアピールして、皆さんの期待に応えられるような活躍をしたい」と述べた。

FDAチャーターが与那国へ 200人余が来島の見通し

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㈱フジドリームエアラインズ(FDA)が与那国空港へのチャーター便で使用するエンブラエル社の小型旅客機(FDA提供)

 県内離島に県外からチャーター便を運航している㈱フジドリームエアラインズ(FDA)=本社・静岡市=は、3月22日から24日までの日程で静岡空港から与那国空港にチャーター便3便を初就航させる。最大で約200人余りが与那国島を訪れる見通しだ。一方、与那国空港には同社がチャーターするエンブラエル社の旅客機(76~84席)の就航に必要な機材と人員が不足しており、FDA担当者は19日午後、「今回は他社からのレンタルで補うが、コスト高は否めない。継続就航は不透明」とコメントした。

 FDAによる与那国へのチャーター便は、那覇、久米島、宮古、石垣に続き県内5番目。冬場はシニア層を中心に避寒地へのツアー需要が高く、旅行会社の新商品創出で与那国への就航が決まった。

 チャーター便は、静岡と与那国、宮古を結ぶ2泊3日の旅程で運航。与那国空港には3日間で3便就航する。

 FDAが使用するエ社製旅客機の就航に必要な旅客搭乗用ステップ車と高圧エアーによるスターター装置(ASU)は与那国空港に常設しておらず、地上ハンドリング業務を行う日本トランスオーシャン航空からレンタルして対応する。

 また、割高となる機材の輸送費や保安検査員の増員の必要性、給油施設が無いこともあり、同空港へのチャーター便の継続就航はハードルが高いのが現状。

 FDAの担当者は「地方空港は設備がないのが現状。費用も100万円を超える。静岡でも与那国島の認知度は高まっているので整備してほしい」と要望した。

 同町の上地常夫総務財政課長は「一括交付金で整備できるか模索したいが、チャーター便が毎年、就航する保証はないので難しい問題」と話した。

八重山への来訪意向86% 理解度高めるPRが課題

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クルーズ船で石垣島を訪れる外国人観光客。県の調査では、八重山の魅力を伝えると来訪意向が高まることが分かった=2014年2月3日午後、石垣港

 県が国内外の個人旅行層を対象にウェブ上で調査を行ったところ、八重山諸島がどのようなところか理解している割合は15%以下と低いものの、多様で個性あふれる島々の魅力を紹介した後の来訪意向が30%台から80%台に大きく上昇したことが分かった。一般社団法人八重山ビジターズビューロー(YVB)は「今後、理解度を高めるようなプロモーションを行うとともに、島々のストーリーをつくっていく必要がある」(事務局)としている。

 ウェブ調査は、県観光振興課が2015年度の離島観光マーケティング戦略事業として昨年11月から12月にかけ、国内8エリアと台湾、香港、韓国、米国、豪州、英、仏、独の8地域・国を対象に実施。年に1回以上海外旅行に行き、一定レベルのホテルに宿泊する個人旅行層から3200サンプル(国内1600、海外1600)を回収、速報結果をまとめた。

 それによると、八重山諸島を知っている人は53.5%、理解している人は13.8%、好意を持っている人は30.9%、来訪したいと思っている人は32.4%の割合となった。

 その上で「多様な個性あふれる、秘境の島々」とのタイトルで▽400種類のサンゴの生息数を誇る広大なサンゴ礁海域▽亜熱帯の秘境を満喫できるアクティビティ▽時が立つのも忘れる満天の星空ショー▽マラソンなどのスポーツや伝統芸能体験を通した地域住民とのふれあい—を主な内容とする八重山諸島のコンセプトを提示すると、来訪意向が86.0%に高まった。

 台湾では「星空ショー」、欧米では「美しい砂浜ビーチ」「広大なサンゴ礁海域」が高い評価を受けた。

 旅行する際に重視する点を聞いたところ、台湾や香港では「おいしい食事(ローカルフード)が味わえる」が最も高く、欧米ではホスピタリティ(おもてなし)を重視する傾向が出た。

 台湾からはクルーズ船で多くの観光客が来島しており、八重山ならではの食事をさらにPRしていくことが求められそうだ。 

 YVB事務局の濱田智佳子氏は「多様で個性あふれる島々が魅力になっている。だからこそ『八重山諸島』を売っていくことが重要になる。調査結果を今後の取り組みに生かしたい」と話している。

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