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年末年始に臨時便 予約とりにくい状態続く

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与那国空港発着便は満席状態が続いており、年末に臨時便が運航されことになった=6月19日午後、与那国空港

 【与那国】工事関係者の出入りで満席状態が続き、年末年始にはさらに航空需要が高まることから、琉球エアーコミューター(RAC)は29、30の2日間、与那国空港発着路線で計16便の臨時便を39人乗りの機材で運航する。日本トランスオーシャン航空(JTA)も来年1月4、5の2日間、那覇や石垣から与那国に入るチャーター便3便を145人乗りの機材で就航させることになった。

 

 町によると、島内には自衛隊施設関連工事の作業員ら500人超が滞在。主に航空路で出入りしているため、予約がとりにくい状態が続いている。町民が島外で急な用事があるときでも搭乗が困難になっており、日常的な足としての機能が確保できず、地域生活に大きな打撃を与えているという。町民から不満が出ていた。

 年末年始には島外在住の出身者の帰省や工事作業員の一時帰宅などに現行の運航便数では需要に対応できないことが想定されるため、町は臨時便や増便などを2日付で島尻安伊子沖縄北方担当大臣らに要請していた。

 RACは現在、与那国|石垣間で3往復6便を運航しているが、臨時便で6往復12便に増便する。このほか、那覇発与那国行、石垣発那覇行でそれぞれ1便運航する。

 JTAのチャーター便は、工事を請け負う業者の貸し切り。1月4日は那覇発与那国行1便、5日は同1便と石垣発与那国行1便を運航し、正月を那覇や石垣で過ごす従業員の足を確保する。


ホームステイで住民と交流 オークスさん帰国

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13日間のホームステイを終え、ホストファミリーや久部良中学校の生徒らと写真に納まるコナー・ユージーン・オークスさん(左から4人目)=19日、与那国空港

 【与那国】7日から久部良の金城和司さん宅でホームステイしていた米国ワシントン州の大学生、コナー・ユージーン・オークスさん(19)が19日、与那国空港を出発し、帰国の途に就いた。オークスさんは13日間の滞在中、独学で覚えた日本語を使って地元の人と交流し、「日本語を上達させていつか日本で働きたい。ホームステイの機会を得たことに感謝している」と名残惜しそうに話した。

 オークスさんは南日本カルチャーセンター(鹿児島市)が米国の学生を日本に招くホームステイプログラムで来島し、滞在中は久部良中学校などで体験入学したほか、フットサルやバドミントンなどで地域住民と交流。マチリ(祭り)にも参加し、御嶽信仰に関心を深めた。

 日本語でのしりとりもお手のもので、中学生が舌を巻くほど。「海で泳ぐ機会がなかったのが心残り。また来たい」とも。

 19日の出発では、ホストファミリーの金城さん家族や、体験入学で受け入れた久部良中学校の教職員や生徒たちが与那国空港で見送った。(田頭政英通信員)

きょうから楽しい冬休み 郡内公立学校で2学期終業式

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大底香奈江教諭(右)から笑顔で「のびゆく子」を受け取る児童=25日午前、平真小学校

 郡内の公立小中学校と県立学校で25日、2学期の終業式が行われ、児童生徒は冬休みに入った。各校では通知表が渡され、子どもたちがそれぞれ2学期を振り返った。始業式は来年1月5、6日。

 このうち平真小学校(松原範夫校長、児童653人)では、3年生と6年生が2学期の思い出と3学期の目標を発表。6年生は「たくさんの行事を通して学年や学級の絆を強めることができた。3学期も学校のリーダーとしてみんなを引っ張っていく」と誓った。

 松原校長は、冬休み中にしてもらいたいこととして①家族と仲良く過ごす②手伝いをする③笑顔であいさつする|を挙げ、「来年1月6日に元気な姿で会えることを楽しみにしている」と述べた。

 3年2組では、担任の大底香奈江教諭が一人一人の頑張ったところや改善点などを述べ、通知表の「のびゆく子」を手渡した。児童たちは互いに見せ合いながら2学期を振り返り、これから始まる冬休みに胸を膨らませた。

市民提案の22事業を協議 市総合戦略策定委員会

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人材の育成や確保について意見が相次いだ第5回石垣市総合戦略策定委員会=25日午後、石垣港ターミナル

 第5回石垣市総合戦略策定委員会(委員長・前津榮健沖縄国際大学教授、委員19人)が25日午後、石垣港ターミナルで開かれ、市民の公募や庁内からの提案を基にした22事業について意見を交わした。委員からは人材育成の強化や人材確保に向けた国内外のインターンシップ(就業体験)、ワーキングホリデーの受け入れ推進を求める要望があり、市は今後、こうした意見を踏まえて来年2月には同総合戦略に盛り込む事業を決定していく。

 市は産業・雇用の創出や子育て支援など11項目の基本的方向性に沿って▽国内外の大学などからのインターンシップ(就業体験)の推進▽教員採用試験対策事業▽移住・定住支援プロジェクト▽婚活ツアー事業|など22事業を提案。

 委員会では雇用創出について「雇用があっても深刻な人材不足が続いている」「ワーキングホリデーを受け入れることで人材不足の解消にもつながるのではないか」などと意見が上がった。教員採用試験対策事業や保育士や幼稚園教諭など子育てに携わる人材育成の強化を求める意見も相次いだ。

 婚活ツアーに対しては「行政がどこまで携わるべきか」「ウェブ系の旅行代理店がもうかるだけではないか」と疑問視する声もあった。

 この日の委員会には特定非営利活動法人離島経済新聞社統括編集長の鯨本あつこ氏がオブザーバーで参加し、「石垣は医療や教育面で他の離島に比べて整っており、仕事の数や種類があっても人材がいないという状況は他の離島とは大きく違う。人材育成・確保の面では、数十年後を見据え、どういった人材が何人ぐらい必要なのかをイメージして考えたほうがいい」と提案した。

 【ワーキングホリデー】

18~30歳の青年が異文化の中で休暇を楽しみながら、その間の滞在資金を補うために一定の就労を認める査証・出入国管理上の特別な制度。総務省の在留外国人統計によると、国内には今年6月1日現在で12カ国から7343人がワーキングホリデーで在留している。

毎月1日から始めようと決めた国道ヤラブ並木の芽摘みボランティ…

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 毎月1日から始めようと決めた国道ヤラブ並木の芽摘みボランティア。誰言うとなく「1月も1日から早起きするのか。正月ぐらい寝坊しようよ」。ということで2週間前倒し、師走の雨にたたられながら先日完了した。1年間、互いに健康で事故もなく終えたことを喜び2月の再会を誓った▼そこへ、同じく伊野田小学校前の国道美化活動をしているメンバーから「助成金、振り込みありました?」との問い合わせ。「助成制度は知っているが芽摘みの消耗品は軍手のみ、書類申請も煩わしいのでもらっていませんよ」▼「私たちも労力だけだったら金の話はなしよ。ただ植栽マスに花を育てるとなったら、土づくりの堆肥や苗を買ったりで善意だけでは続かず、助成をもらうことにしたの、おかげで大助かり」▼「ところが例年なら、すでに振り込まれている助成金が今年は今の今までなし、窓口で問い合わせたら今年は申請書類が出ていないのでとけんもほろろ、そこで皆さんに確かめた次第」▼「再度足を運んだがダメ。仕方がないので立て替えた経費を皆で割り勘しようと相談したら、国道美化はもうやめにしようとの声も。どうしたものか、10年も続けてきたのに」▼節税になるボランティアへの窓口対応がこれでは、後に続く人たちの意を削がないか。(仲間清隆)

せっかくの特許もったいない

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 ▽…2005年12月に設立された石垣市パパイヤ研究所は、12年に名称を熱帯果樹センターに変更してマンゴーなどを含めた研究に取り組んできたが、今年4月から研究者の離職により実質廃止となった。パパイアはかつて市が特許栽培で戦略的作物にしようとしたが、普及はしておらず、せっかくの特許がもったいない。もっと生かせる方法はないか。

 ▽…5、6日に開かれた商工祭の販売活動報告を行った八重山商工高校商業科の3年生。報告では全員が感想を語り、感極まって涙を流す生徒の姿も。一連の取り組みは生徒同士の絆を強め、社会の仕組みも教えている。これこそ“生きた教材”。今後、生徒たちにとって大きな財産になるだろう。

 ▽…酒が運転に及ぼす影響を広めてほしいと開かれた飲酒運転体験講習。参加者は泡盛で乾杯した後、スライドを使った洞察力、記憶力クイズなどを楽しみながら約1時間飲酒。遅れて参加した當間早さん(23)は、泡盛をストレートで4杯飲み干し「酒は強い方なので、大丈夫と思ったが、コースに出ると教官から自分でも気づかないふらつきなど指摘を受けた」と飲酒による運転の影響を実感したようだ。

髙嶺・加那原、県頂点に

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ヨネックス杯第41回県小学生ソフトテニス大会の男子経験者の部で優勝した石垣ボレーズの吉川洋一朗(左)ときじょかーズの宮城天音(石垣ボレーズ提供)

 ヨネックス杯第41回県小学生ソフトテニス大会(県ソフトテニス連盟主催)が20日、県総合運動公園レクリエーションドームで開かれ、女子経験者の部で髙嶺心萌・加那原里奈(石垣ボレーズ)が優勝、吉川洋一朗(同)は宮城天音(きじょかーズ)と組み、男子経験者の部で頂点に立った。

 女子初心者の部で平得晶子・金城知恵留(石垣ボレーズ)が3位に入った。

 結果は次の通り。

 ◆男子経験者の部

 【予選リーグA】

 ▽宮城天音・吉川洋一朗(きじょかーず・石垣ボレーズ)3ー1神谷一行・屋比久大夢(おもろ78)▽宮城・吉川3ー0外間絆・知念亮弥(八重瀬ジュニアクラブ)▽宮城・吉川3ー0真喜志侑・真喜志燿(きじょかーズ)▽宮城・吉川3ー0奥平聖那・新垣太貴(宮古パニパニジュニア)

 ▽結果=①宮城天音・吉川洋一朗(きじょかーず・石垣ボレーズ)

 【決勝】

 ▽宮城天音・吉川洋一朗3ー1山口栄智・平良悠翔(きじょかーズ)

 ◆男子初心者の部

 【予選リーグB】

 ▽友利奏太・前園壮真(石垣ボレーズ)3ー1久高將完・嘉手納悠(うるま市クラブ・てだこクラブ)▽友利・前園3ー0照屋盛也・照屋盛陽(玉城クラブ)▽友利・前園2ー3増見琉星・小浜守賢(なごジュニアクラブ)▽友利・前園3ー0前田春樹・宮城諭(西原小)▽友利・前園3ー0崎原利生・崎原希生(坂田キッズ)

 ▽結果=②友利奏太・前園壮真(石垣ボレーズ)

 【予選リーグC】

 ▽前本翔太郎・花城陽空(石垣ボレーズ)0ー3諸見里拓弥・宮平登紀雄(西原小)▽前本・花城3ー0津波尚也・上原琉晴(おもろ78)▽前本・花城3ー0照屋盛龍・玉城みりあ(玉城クラブ)▽前本・花城3ー0山川智瀬・金城和志(きじょかーズ)▽前本・花城0ー3上原琉心・平良真聖(おもろ78・きじょかーズ)

 ▽結果=④前本翔太郎・花城陽空(石垣ボレーズ)

 ◆女子経験者の部

 【予選リーグA】

 ▽髙嶺心萌・加那原里奈(石垣ボレーズ)3ー0上間愛花・小川美桜(なごジュニアクラブ)▽髙嶺・加那原3ー0山城心・幸野莉々巴(きじょかーズ)▽髙嶺・加那原3ー0与那覇青奈・田原莉未(坂田キッズ)

 ▽結果=①髙嶺心萌・加那原里奈(石垣ボレーズ)

 【決勝】

 ▽髙嶺心萌・加那原里奈3ー0比嘉りえ・屋冨祖七海(なごジュニアクラブ)

 ◆女子初心者の部

 【予選リーグB】

 ▽平得晶子・金城知恵留(石垣ボレーズ)3ー1漢那心奏・光永百合(坂田キッズ)▽平得・金城3ー0仲宗根望愛・漢那奏夢(坂田キッズ)▽平得・金城3ー1高良莉央・金城未来(おもろ78)▽平得・金城1ー3宜保遥香・喜友名怜奈(おもろ78・OSTAジュニア)

 ▽結果=②平得晶子・金城知恵留(石垣ボレーズ)

 【3位決定戦】

 ▽平得晶子・金城知恵留3ー0比嘉生寿々・新垣結愛(坂田キッズ)

飲酒運転の怖さを痛感 八重山自動車学校

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飲酒運転体験でポールに接触する参加者=25日夜、八重山自動車学校

 酒を飲んだ状態で車を運転するとどうなるかを体感する「飲酒運転体験講習」(八重山自動車学校主催)が25日夜、同校教習コースで行われ、参加した男女9人が実際に飲酒後、運転してコースを周り酒酔い運転の恐ろしさを味わった。

 飲酒運転を体験することで、判断力の低下などの危険性を学ぶことが目的。

 参加者らは飲酒前に教習コースを運転。その後、泡盛を飲みながら飲酒運転の危険性について講話を聞いた。

 約1時間飲酒した後、アルコール検知器で飲酒量を測定。再度教習コースを運転し、S字カーブやクランク、坂道発進などを行った。   

 泡盛の水割りを4杯以上飲んだ本福宏光さん(61)は「ポールに接触したり、乗り上げたりと散々だった。特に視野が狭くなり障害物を避けきれなかった。もし人だったらと思うと恐ろしい」と飲酒運転の怖さを痛感した様子。

 唯一の女性参加者の當間早さん(23)は「酔っている感じはなかったが中央線に寄ったり、ふらついていたと(教官から)指摘を受けた。いい経験になった」と話した。


ヤマネコの伝染病感染を懸念

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人家のない場所でのイエネコの目撃情報などが報告された町ペット適正飼養推進会議=20日午後、町離島振興総合センター(町自然環境課提供写真)

 【西表】西表島内のウタラ地区や船浦大橋付近など人家のない場所でイエネコの目撃情報があることが分かった。野猫と接触することで伝染病に感染する可能性もあり、イリオモテヤマネコへの影響も懸念されている。このほど町離島振興総合センターで開かれた「2015年度竹富町ペット適正飼養推進会議」で、NPO法人どうぶつたちの病院・沖縄(長嶺隆理事長)が報告した。

 町では、島内の飼い猫の登録を義務化し、島内にネコを持ち込む場合はウイルス検査とワクチン接種、マイクロチップ装着を義務化。島内のネコ登録率は99・5%に上る。

 だが、登録されていない野猫などが過去3年間で年間平均18頭捕獲されている。

 未登録のネコはワクチン接種などを受けていない可能性があり、イリオモテヤマネコへの伝染病の感染が懸念されている。

 町自然環境課の新盛勝一課長は「条例のさらなる周知徹底や島外からのネコ持ち込み対策が重要となってくる。関係機関と連携し、イリオモテヤマネコの保護保全を推進していきたい」と述べた。

 同会議は、町ねこ飼養条例に基づき町内でのペットの適正飼養や絶滅が危惧されるイリオモテヤマネコへの飼いネコからの猫免疫不全ウイルスや、猫白血病ウイルスなどの伝染病の感染を未然に防ぐため、行政関係者や地元関係者が中心となり、年1回開催している。

幻想的な明かりにうっとり 南の島氷灯ろう祭り

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色とりどりの氷灯ろうが並び宮鳥御嶽は普段と違い幻想的な雰囲気に包まれた=26日夜、宮鳥御嶽

 2年ぶりの開催となった「第15回南の島氷灯ろう祭り」(いしゃなぎら青年会主催)が26日夜、宮鳥御嶽で開かれ、会場は赤や青などに色付けされた氷灯ろうの幻想的な明かりに包まれた。

 同祭りは16年前に、街灯の少ない石垣小学校の北通りを明るく照らそうと、当時の青年会(富浜公雄会長)が始めたのがきっかけ。昨年は国立劇場開場10周年公演への出演で開催できなかった。

 氷灯ろうは、大洋フーズ㈱の全面協力を得て大型冷凍コンテナで同青年会が2カ月かけて制作。会場には水を固める際に色付けした赤や青などの灯ろう100基が所狭しと並べられ、訪れた家族連れなどが幻想的な雰囲気を楽しんだ。

 國吉長朗会長は「子どもたちが明るく楽しめるよう続けてきたイベント。若い力で地域を盛り上げていきたい」と話した。

 第1回開催時は小学生だったという青年会の大濵智世さん(24)は「(石小の北通りは)小さいころは本当に道が暗くて、通るのが怖かった。氷灯ろう祭りのおかげで通れるようになった」と思い出を話した。

 祭りに合わせて、みやとり文庫も開かれ、子どもたち向けにリース作りや読み聞かせが行われた。

パパイヤ研究所を廃止 石垣市

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石垣市パパイヤ研究所があった施設。今年4月に廃止された=21日午前、石垣市登野城

 安定生産できる特許技術でパパイアを戦略的作物にしようと、石垣市が生産から販売までのプロセスを総合的にサポートすることを目的に2005年12月に設立したパパイヤ研究所(12年度に熱帯果樹センターに名称変更)は今年4月、実質的に廃止された。市は「所期の目的を達成した」として来年3月末で設置条例を廃止する。この間、商品開発やブランド確立などに一定の成果を上げたものの、特許技術の栽培技術は普及しておらず、戦略の見直しを迫られそうだ。

 市が特許を取得した栽培技術は玉城真男さん(57、合同会社石垣島パパイヤ代表)=新川=ら農家3人が発明した、ポットを使用した養液土耕栽培。

 市はこれまで研究機関の協力を得て調査研究、ハウス設置支援、特許ルールの確立、販促活動などに取り組んできた。データについては国・県の研究機関と情報共有し、支援を受ける考え。

 栽培技術の普及について市農政経済課は「戦略的に事業として取り組めるような希望者をサポートしていきたい」としている。

 一方、同研究所はフルーツの赤パパイアを使ったスイーツ、野菜の青パパイアを生かしたカレーを開発したが、現在は作られておらず、同課は「基本レシピをアレンジできないか、民間企業に打診している」としている。

 現在、特許栽培技術で安定的に生産・販売しているのは玉城さん1人。06年度の国の事業で設置した耐風性に優れたハウス7棟(計6804平方㍍)で、石垣島で栽培法が確立された品種「石垣珊瑚」を栽培しており、「今後も作り続け、出荷先の大田市場(東京)で評価を受けたい」と話している。

ホテル関係者に正月休み?

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 ▽…昨年の年末年始は最大9連休となり、年末年始を暖かい八重山で過ごそうと多くの観光客が訪れたが、今年は1月2、3日が土、日曜日に当たって、長期休みが取りづらくなっており、宿泊施設の予約も昨年に比べて少ない状況のよう。ホテル関係者は「久しぶりに正月休みがとれそう」と苦笑していた。

 ▽…共同有害鳥獣駆除で2頭のイノシシを仕留めた県猟友会石垣地区。この日は朝から断続的に降る雨で視界が悪く、長年の経験と勘で山林に潜むイノシシを追い詰めた。発見した5頭の群れのイノシシに向けて猟銃を発砲。「外れた」。その直後、背後から雌のイノシシが突進。次は正面から確実に仕留めた。来年も人とイノシシによる命のせめぎ合いが続きそうだ。

 ▽…大川公民館で開かれている年末恒例の菊花展。正月に床の間に生け花の菊を飾る家庭は一般的だが、石垣市内では菊花展で購入した鉢植えを玄関先に飾る人も多い。根の部分にコケを生やし、盆栽に菊の花を咲かせたような「盆栽仕立て」など、手の込んだ作品も多く、来場者は真剣な表情で品定め。

ハワイ州のオアフ島を訪ねたとき、全体に広告…

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 ハワイ州のオアフ島を訪ねたとき、全体に広告をペイントした車が走っていた。聞けば、無料のレンタカーだという。派手さを我慢すれば、懐に優しく、オーナーは島中を走り回ることで、宣伝効果を得る▼貸し手、借り手双方に合理的なビジネスだが、自分が借りるとなるとためらう。恥ずかしくて乗れないという人が多いだろう。日本での移動広告は、バスやタクシーなどが主流だ▼宣伝というと、近年は車やミニバイクの「新たな地域名表示ナンバープレート」、いわゆる「ご当地ナンバー」が注目を集めている。政府は地域振興や観光振興等を目的に、ナンバープレートの表示を弾力化している。人気があるのが山梨や沼津などの「富士山」、岩手の「平泉」▼登録されている自動車の数が10万台を超えていることや、原則として単独の市町村ではなく、複数の市町村の集合が認可要件。だが奄美は自動車台数が8万台強だが、離島ということが考慮され、例外的に認められている▼ご当地ナンバー制度で楽しいのが市町村が発行するバイクのナンバー。県内では沖縄市や西原町、南城市など4市町が実施しているが、キャラクターやエイサーなどのイラスト入りも▼それに乗らない手はない。さまざまなアイデアデザインで3市町をPRしよう。(黒島安隆)

”緑のじゅうたん”復活 サッカーパークあかんま

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9月から約2カ月で開設当初のような青々とした緑のじゅうたんが広がるサッカーパークあかんまのAコート=23日午後、同施設

 サッカーU 22日本代表が石垣島キャンプを張っているサッカーパークあかんまの芝生が青々とよみがえり、「緑のじゅうたん」にふさわしい光景が広がっている。6月に同代表の石垣合宿が決定した後、サッカーJリーグの規格に対応した芝生管理のプロを養成する県の「芝人(しばんちゅ)養成事業」の対象施設として9月にあかんまが選ばれたことで、事業を受託している東洋メンテナンス㈱沖縄営業所(石井洋介所長)が再生を手がけた。石井所長は「県内一でトップカテゴリーのチームに対応できる施設。素晴らしい土壌環境だ」とあかんまを絶賛した。

 6年前にあかんまを初めて訪れた際、「きれいだ」という第一印象を持ち、「3年くらい前からクオリティーが落ちてきた」状況を不安視していた石井所長。

 昨年、あかんまを含めた県内各施設の土壌調査をした結果、「どの施設よりも土壌環境が良かった」という。

 9月にあかんまの再生をスタート、「管理方法次第だと思っていたが、一週間でうまくいくと感じた」と手応え。事前に雑草が抜き取られていたことが、時間短縮につながった。

 当初、肥料が切れ、病気や虫がつきやすかった状態で、そこに肥料をまき土壌の状態を上げたことで芝が生育し始めた。10月中旬には、いつでも合宿を行える状態まで回復した。

 日本サッカー協会側から要望のあった五輪最終予選のカタールと同じ環境に整えるため、まずはベースの従来植生していた夏芝を復活させ、その上から冬芝を投入し、現在の状態まで仕上げた。

 2カ月足らずで県内トップレベルまで持ち直す土壌環境を石井所長は「最初のあかんまの土壌砂を選んだ人が素晴らしい。手を掛ければ掛けるだけ結果がでる」と語った。

 施設管理費が以前より削減されていることから、管理費が見直されれば再生したAコート同様、B、Cコートの復活の可能性も見えてくる。

華麗な演奏で聴衆魅了 二中吹奏楽部が定演

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多彩な演目で観客を魅了した石垣第二中学校吹奏楽・マーチングバンド部の第34回定期演奏会=27日夜、市民会館大ホール

 石垣第二中学校吹奏楽・マーチングバンド部(黒島清花部長、部員44人)の第34回定期演奏会「Esperanza~雄大な翼~」が27日夜、石垣市民会館大ホールで開催され、県内トップレベルの演奏やステージショーで観客を魅了した。

 演奏会は、各部の部長や新旧生徒会役員らが部員らの演奏に合わせて入場し、校歌斉唱で幕開け。

 県吹奏楽アンサンブルコンテストで金賞を受賞した金管八十奏の「てぃーちてぃーる~沖縄民謡による~」のほか、学校職員やOBとの合同演奏、マーチングなど多彩な演目を披露した。


「これで安心して暮らせる」 仮設住宅が完成

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町職員に手伝ってもらい、仮設住宅に家財道具を運び込む又吉さん(左)=28日、祖納

 9月28日の台風21号の被害で住宅を失った被災者のために県が設置作業を進めていた仮設住宅3戸がこのほど完成し、28日から入居が始まった。仮設住宅は祖納地区に2戸、久部良地区に1戸が整備された。

 被災者の一人で祖納地区の仮設住宅に入居が決まっていた又吉重和さん(64)はこの日、町職員の協力を得て家財道具を運び入れた。他の2世帯も今後、入居する。

 又吉さんは21号が襲来時、町保健センターに避難。自宅が強風で倒壊したため、別の公共施設に身を寄せていた。

 又吉さんは「これまで落ち着かなかった。健康上も不安だったが、やっと手足が伸ばせる」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 仮設住宅は床面積が約20平方㍍。畳間、シンク、バストイレなどが設置されている。空調機も取り付けられている。

 同じ祖納地区の仮設住宅に入居の準備をしている男性は「仕事の都合を見ながら引っ越したい。2年間住めるので、その後どうするか考えたい」と話した。

新八重山病院年明け着工 落札業者決まる

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 【那覇】入札不調が続いていた新県立八重山病院建築工事の3回目の入札事後審査会が28日午後、県庁であり、1工区から4工区までの本体工事の落札業者に大米建設と屋部土建、南海建設の共同企業体(JV)が決まった。年明けに同JVと正式契約した後、着工する見通しとなった。2度の入札不調が続き、計画の遅れが懸念されていたが、県は予定通り2017年度中の開院を目指すとしている。

 同病院の総工費は100億円で、うち建築工事費は64億円。建築工事の入札をめぐっては、県と建設業者の間で離島の労務費や建築資材の積算額などに開きがあり、9月と11月の2度にわたって入札が不調に終わっていた。

 3回目の入札は25日に行われ、同JVのみが四つの工区に応札。入札額が予定価格内に収まっていたため、県は審査会に業者の事業実績や工事技術者の経験、資格などの書類の提出、同JVが落札業者として決定された。

 落札額は1工区が17億856万円、2工区は17億9710万円、3工区18億5112万円、4工区10億8972万円となっている。

 工期の開始が入札不調で当初予定の10月から2カ月以上遅れたため、八重山の医療を守る郡民の会の宮平康弘会長ら役員が10日、伊江朝次病院事業局長に早期着工を要請していた。

 落札業者の決定に宮平会長は「要請では局長をはじめ職員に、何が何でも年内に決着させるという決意、熱意を感じた。伊江局長が話していたクリスマスプレゼントが実現して大変喜んでいる。一日も早い完成を望みたい」と話した。

3市町で仕事納め式 新年に向け決意新た

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仕事納め式で中山義隆石垣市長のあいさつを聞く職員ら=28日夕、市役所玄関ピロティ

 官公庁は28日、2015年の業務を終え、八重山3市町では同日4時から仕事納め式を行い、職員らが1年を振り返るとともに新年に向け決意を新たにした。2016年は、竹富町で西表大原への移転に向けた作業が動きだすほか、石垣市と与那国町は来春までに建設場所を決定するなど、今後のまちづくりをする上で重要な1年となる。

【石垣市】

■「活気ある素晴らしいまちに」

 石垣市は市役所玄関ピロティで仕事納め式。中山義隆市長は「年初からさまざまなイベントに協力していただき、感謝している。活気が出る素晴らしいまちになり、地域元気調査で全国3位となった。元気度が幸せ度を表すということでもあり、日本一幸せあふれるまちを目指して頑張っていきたい」と述べた。

 また、「来年3月で南ぬ島石垣空港は開港から3年を迎える。欧米の客も増えてきているので、目の肥えた観光客に応えられるように質の高い観光地を目指していきたい」と話した。

 戦後70年の節目に触れ、平和を発信していく決意も新たにした。 このほか▽台風被害▽市税徴収率過去最高の94.9%▽市民栄誉賞の具志堅用高氏が国際ボクシング殿堂入り▽八重山高校野球部の21世紀枠九州地区推薦—にも触れた。

【竹富町】

■役場移転に意欲

 竹富町は、庁舎1階通路で仕事納め式。川満栄長町長は、役場の建設場所として西表島大原が過半数を占めた住民投票の結果について「この判断を最大限に尊重しなければならない。いろいろな難題があるが、足を引っ張り合うのではなく、手を取り合い、知恵を出し合っていきましょう」と役場移転に意欲をみせた。

 町職員が勤務中にギャンブルをしていたことや業務にミスが多かったことにも言及、「こういうことが二度とあってはいけない。職務に専念する姿勢、行動をとってもらいたい。最大のサービス産業としての自覚のもと、主役が町民であることを忘れず、町民の生活と福祉の向上に全力で取り組んでいこう」と呼びかけた。

【与那国町】

■予算、事業執行に万全を

 与那国町は、雨天のため庁舎内で仕事納め式。外間守吉町長は「大変な1年でした。予算、事業の執行に万全を」と述べ、来年3月の年度末まで気を引き締めるよう訓示した。

 外間町長はほかに、新庁舎建設に向けて検討委員会で議論していること、数年後に満杯になる見通しのごみ処分場にも触れ、アイデアを求めるなど職員の奮起を促した 

 崎原用能教育長も教育現場の実情を説明し、今年の児童生徒の頑張りをたたえた。「来年は猿のように賢くなろう」「毎日駅伝大会7連覇ならずは悔しい」などとも話し、笑いを誘った。

 この後は各課長が1年を振り返った。

 

一過性の事業で終わらないで

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 ▽…31日の利用期限が迫っている石垣島ゆいまーるプレミアムクーポン。国内で初めて自治体が電子クーポンを発行する事業とあって、全国各地のプレミアム商品券事業の中でも注目されていた。市商工会では今後、電子クーポンの特性を生かして消費動向を検証していくという。一過性の取り組みに終わらないよう期待したい。

 ▽…離れて暮らす家族や世話になった人に品物を贈ろうと、宅配業者には次々と荷物が運ばれてくる。沖縄ヤマト運輸㈱石垣島支店の村吉政則支店長によると、発送のピークは県外向けが28日で県内が29日。28日に同支店に持ち込まれた小包は約700件で普段の7倍。例年この時期は作業にあたるアルバイトを5~6人増やしているというが「今年は人がそろわず2人しか確保できなかった」と石垣はどこも人手不足が深刻なようだ。

 ▽…帰省客や観光客で混雑する空港に突如、横綱白鵬が現れた。横綱を一目見ようとフードコートにいた人々が到着ロビーに大移動し、混雑は激化。警備員は「道を開けてください」と、対応に追われた。青い着物姿の大きな体が姿をみせると一斉に携帯カメラのシャッター音が鳴る。笑顔でファンに応える白鵬。その背中も大勢のファンが追う。南ぬ島石垣空港は白鵬フィーバーの年末となった。

2015年もきょうとあすをもって、1年の…

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 2015年もきょうとあすをもって、1年の幕が下ろされる。今年は沖縄の島々に鉄の暴風が吹き荒れたあの時から、戦後70年という節目の年である▼戦争経験者の減少とともに風化が懸念される中で、今年ほど「戦争」を身近に考えさせられたことはなかったのではないか。そればかりか政治家が先の戦争の反省を疑問視し、戦争ができる国へと突き進む動きが顕著になっている▼戦争という言葉を聞くたびに昨年11月の県知事選の最中、今は亡き俳優の菅原文太さんが那覇市の沖縄セルラースタジアム那覇で行った応援演説が思い出される。今から思うと、あれは安倍政権の国民不在の政治に警鐘を打ち鳴らす遺言だったかもしれない▼病を押して演壇に立った菅原さんは「政治の役割は二つあります。一つは国民を飢えさせないこと、安全な食べ物を食べさせること。もう一つはこれが最も大事です。絶対に戦争をしないこと」と熱弁を振るい、翁長雄志知事誕生の原動力となった▼そして翁長知事は今年1年、政府が沖縄の民意を顧みずに強権的な手法で推し進める辺野古の新基地建設に対し、一貫して阻止する立場を貫き国との法廷闘争を行っている▼子や孫に誇れる平和な沖縄の実現は、今を生きる私たちの責任である。来年はその道筋を確立する起点の年にしたい。(鬚川修)

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