Quantcast
Channel: 八重山毎日新聞社
Viewing all 17181 articles
Browse latest View live

きょう、チケット販売開始 プロ野球オープン戦

$
0
0

オープン戦チケットの販売を開始すると発表する中山市長(中央)ら=15日午後、市役所庁議室

 千葉ロッテマリーンズ石垣島協力会(会長・中山義隆石垣市長)は15日、千葉ロッテマリーンズとオリックス・バファローズのオープン戦のチケットを16日午前9時から販売すると発表した。スポーツ交流課(市役所2階)と市内のココストアで取り扱う。島外からの購入はメールとFAXでの予約も可能。

 チケットはバックネット裏の特別内野席(84席)が2500円、内野自由席(約700席)が大人1500円、小中学生1000円。外野自由席(約1000席)が500円。当日券はいずれも500円増し。

 チケットには、石垣―東京往復航空券などが当たる抽選番号付き。入場時にはゴム風船やペーパーメガホンがプレゼントされる。

 市役所で会見した中山市長は「オリックスを迎えて石垣島で初めてオープン戦が行われることをうれしく思う。今回のオープン戦は全球団で最初の試合なので全国的にも大きな話題になると思われる。千葉ロッテのファンや宮古島、関西からのオリックスファンなど多くの人が訪れることが予想されるので、チケットを早めに購入して席を確保してほしい」と呼びかけた。

 オープン戦は2月16日午後1時(午前11時開場)から、市中央運動公園野球場で開催される。午後0時45分からオープニングセレモニーを行い、試合の合間にはウイングキッズリーダーズによるダンスパフォーマンスや観客全員でゴム風船を飛ばすイベントも行われる。

 オリックスの選手らは15日午後7時45分、日本トランスオーシャン航空のチャーター便で石垣入りする。

 このほか、15日にはオープン戦を記念した闘牛大会が八重山闘牛場で予定されている。

 チケット販売の詳細は石垣島協力会のホームページ(http://ishigaki-lottemarines.com/)。問い合わせはスポーツ交流課(821212)。


波照間製糖工場が完成 18日から操業開始

$
0
0

完成した竹富町波照間製糖工場=15日午前、撮影・本比田里奈通信員

 【波照間】竹富町波照間製糖工場の落成式典・祝賀会が15日、同工場で行われ、波照間製糖㈱(西村憲社長)が指定管理者として18日から操業を始める。新工場の1日当たりの原料処理量はこれまでの100㌧から130㌧に増える。祝賀会には川満栄長町長や公民館役員、島内の農家が出席。新工場の完成を祝い、島の基幹産業となっているサトウキビ産業の振興に決意を新たにした。

 町波照間製糖工場は旧工場隣接地に整備された。敷地面積8970平方㍍に鉄骨2階建てで、延べ床面積は4814平方㍍。総事業費は約26億円。工場内の各種バルブは中央制御室のコンピューターで開閉できるほか、箱詰めも自動化されている。

 テープカット後の式典で川満町長は「波照間のサトウキビは長い間、地域経済を支えてきた。黒糖のさらなる品質アップと安定供給、安定販売で活性化できるよう期待している」と式辞を述べ、工事関係者5社に感謝状を贈呈した。

 祝賀会では、用地を提供した嘉良直、小成善幸、前加良永徳、砂川清昇の4氏に感謝状が贈られた。

 舞台は波照間婦人会や工場職員による伝統芸能で盛り上がった。波照間青年会は、伝統行事「ムシャーマ」で奉納される「シーシン棒」を披露し、獅子舞でくす玉を割る演出で会場を沸かせた。

 祝賀会後、東迎一博公民館長は「島の経済基盤、サトウキビ産業を支える新製糖工場が完成した。県内の含みつ糖全般にインパクトを与えるような工場になってほしい」と期待を込めた。

 土地提供者の嘉良さんも「環境面や景観面の不安もあったが、島の経済的な発展につながればと思って土地を提供した。立派な施設ができたことをうれしく思っている」と喜んだ。

 感謝状を受けた工事関係者は次の通り。

 ▽㈱盛設計(新城安時社長)▽月島機械㈱(山田和彦社長)▽㈱大米建設(下地米蔵社長)▽県土地改良事業団連合会(古謝景春会長)▽㈲石波建設(前盛進代表)

新博物館の基本構想策定へ 前回計画を見直し

$
0
0

施設規模が飽和状態となっている石垣市立八重山博物館=1月10日

 石垣市は、狭隘(きょうあい)化と老朽化が進む市立八重山博物館の建て替えに向けた基本構想を策定することになり、2月から検討委員会を設置して作業を開始する予定だ。2014年度までに博物館の内容、規模、建設候補地などを検討する。新博物館構想をめぐっては、1998年3月に基本計画をまとめているが、社会情勢の変化に伴って見直す必要があるとして、既存計画を踏まえつつ新たにつくり直すことになった。

 市は1995年6月に基本構想を策定、建設候補地を前勢岳ふもとの石垣市第1苗畑と隣接地に決めた。基本計画には整備スケジュールを盛り込んだが、財政事情などから実現しなかった経緯がある。

 今回、策定する基本構想のポイントの一つは候補地。市が2012年3月にまとめた旧石垣空港の跡地利用基本計画では、跡地北方に博物館などの移転を想定して歴史・文化ゾーンを設定しており、これを踏まえて検討することになりそう。

 基本構想に整備スケジュールまで盛り込むかどうかは未定。市は市役所の庁舎建設を控えていることから、水族館建設構想と同様、具体化できるかどうかが構想策定後の課題となる。

 現博物館は1972年に建築された。1772平方㍍の敷地に644平方㍍の施設を有し、資料1万5700点を収蔵する。施設規模が飽和状態となっており、収蔵品は敷地内に設置したプレハブに入りきらず、借用する民間の倉庫でも保管されている。展示されているのは800点。

オープン戦は早い者勝ち

$
0
0

 ▽…プロ野球オープン戦のチケットが販売開始されたが、初日で内野席が完売した。あまりにも早い完売でチケットを購入できずにがっかりした人も少なくない。チケットが残っている外野席は500円だが、当日券は500円増しの1000円。2倍の値段になると考えると前売り券が断然お得。外野席にはまだ余裕があるようだが、席数には限りがある。早めに購入したほうがよさそうだ。

 

 ▽…石垣市手話通訳者の養成講座が閉講した。この講座で15人が基本と応用課程を習得し、手話通訳者として活動を開始する。全国で現在約3000人が手話通訳士として登録。県内には14人、市内には2人がおり、必要とされる手話通訳士が不足している。障がいで言葉でコミュニケーションが図れない人々を支援するため、手話通訳に従事する多くの人々の協力が待たれる。

 

 ▽…環境省西表野生生物保護センターと石垣市経済振興公社が石垣港離島ターミナル内のとぅもーるネットセンター石垣で開催している「イリオモテヤマネコ展」。展示物の中には自動撮影画像のどこに、保護色のヤマネコが写っているのかを探し、裏側に回答が書かれているなど趣向を凝らしたものもあり、ヤマネコの事故防止に向けたPR活動がじんわりと感じられる。

先日、民放テレビでLCC(格安航空会社)…

$
0
0

 先日、民放テレビでLCC(格安航空会社)を使用した新たな格安海外ツアーの様子が紹介されていた。羽田空港発着でマカオ・香港を回る2泊5日のツアーで、料金は2万円台中盤の格安だった▼ツアーの内容は、往復とも深夜の発着便を使い、実際に現地でホテルに宿泊するのは2泊。それでもマカオの世界文化遺産や香港の市街地観光など、3日間(うち2日間はフリー)、フルに観光が可能な日程で、価格を考えれば十分、満足のいくツアーだ▼そのツアーは、航空運賃が安いLCCが、さらに空港使用料が安い深夜帯を利用することで実現した内容だ▼石垣ではLCCの一つピーチアビエーションが11日午前0時から石垣-那覇間の航空券を片道114円、石垣-関西を2014円で売り出し、話題となった▼14日搭乗の数量限定だが、那覇便の114円は路線バスの初乗り運賃なみ。関西便は市街地から空港までのタクシー料金よりも安い。限定数は公表されていないが、那覇便は発売開始から10分たらずで完売した▼LCCの参入で、航空機の利用やツアーにもさまざまな変化が生じている。JALやANAなど、大手航空会社と違い、遅延や欠航が心配されているようだが、うまく利用すれば、これまでとはまったく違った格安の旅ができそうだ。(下野宏一)

アーサ採り始まる 黒島

$
0
0

アーサを収穫する住民。最盛期はまだ先=16日、黒島北海岸

 【黒島】黒島で冬の風物詩であるアーサ(和名・ヒトエグサ)の収穫が始まった。

 黒島は川がなく、赤土の影響を受けないこともあり、青々としたアーサは人気が高い。

 昨年は序盤こそ好調にアーサが海岸を覆ったものの、突然、シーズンが終わってしまった。毎年、アーサを冬場の現金収入にしていた住民の中には島外からの注文に応じきれず、他の住民から調達して注文に応じたり、民宿や飲食店も自前で確保していたアーサの在庫が尽きるなどして、アーサ不足に悩んでいた。例年、乾燥アーサをおみやげにしていた観光客も入手できず、残念がっていた。

 本格的なシーズンを迎えると、黒島の海岸はアーサにびっしり覆われるが、昨年から在庫がないことから、わずかに生え始めたアーサを収穫しようと、昨年末から収穫する人も。

 年明けからアーサを収穫する人々が増え始めているものの、肝心のアーサが海岸をすっぽり覆う最盛期はもう少し先のようだ。(黒島通信員)

内野席、初日で完売 プロ野球オープン戦

$
0
0

オープン戦のチケットを買うため販売開始前から並んだ市民ら=16日午前9時ごろ、市役所スポーツ交流課前

 2月16日に石垣市中央運動公園野球場で開かれる千葉ロッテとオリックスのオープン戦のチケット販売が16日午前9時から石垣市スポーツ交流課窓口と市内のコンビニエンスストアで始まったが、1時間足らずでバックネット裏前列の特別内野席(84席、2500円)と内野自由席(700席、1500円)が完売した。

 外野自由席(1000席、500円)はまだ余裕があるが、千葉ロッテマリーンズ石垣島協力会では早めのチケット購入を呼びかけている。

 チケットを販売しているスポーツ交流課によると販売開始の午前9時前から、チケットを買い求める市民の列ができ、販売開始から1時間もたたないうちに特別内野席と内野自由席を完売。

 一部のコンビニでは早朝の4時から販売を待つファンの姿も。

 内野席のチケットを買えなかった30代の男性は「まさかこんなに早く売り切れるとは思わなかった。残念だが、外野席で試合を観戦したい」と話した。

 外野席のチケット販売はココストアが12日、スポーツ交流課が14日まで。

 当日券は500円増。

 島外からの予約はホームページ(http://ishigaki-lottemarines.com/)でメールとファクスで対応している。

用地買収本格化へ 新空港アクセス道路

$
0
0

4車線となるアクセス道路Ⅰ区(平得交差点~タナドー線)の完成予想図

 市街地と南ぬ島石垣空港を結ぶアクセス道の整備事業で、県八重山土木事務所はこのほど、平得交差点からタナドー線までのⅠ区(3㌔、4車線)と、Ⅱ区(1.4㌔、2車線)の一部の用地取得に向けた物件調査業務を発注。残った部分についても順次発注し、用地取得を本格化させる。同事務所によると、2013年12月末現在の用地取得率は計画の3%。14年度以降から用地買収が完了した区間から工事を進め、19年度末の全面供用開始を予定している。

 アクセス道路は平得交差点から旧石垣空港西側を通り、南ぬ島石垣空港に至る全長8.8㌔のルート。総事業費は約95億円。

 工事区間は平得交差点からタナドー線までのⅠ区(3㌔)が幅員28㍍の4車線(両側歩道)、タナドー線以降のⅡ区(1.4㌔)は幅員11・5㍍の2車線(片側歩道)、残りのⅢ区(4.4㌔)は幅員9㍍の2車線(歩道なし)となっている。


本土市場に野菜初出荷 JA八重山

$
0
0

2014年の初荷を万歳三唱で祝うJA八重山地区園芸協議会やJA、行政関係者ら=16日午後、JA集出荷場

 JAおきなわ八重山地区園芸協議会(大浜克彦会長、7生産部会)の2014年初荷式が16日午後、石垣市磯辺のJA集出荷場で行われ、カボチャやスイカなど4品目の野菜計294ケースを初荷として関東を中心とした本土市場に出荷した。式には生産農家やJA、行政関係者ら多数が参加。「初荷」ののぼりを掲げ、島産野菜を載せたトラック3台の出発を万歳で見送った。

 同協議会では12年度は青果340㌧(島内野菜生産部会118㌧含む)、1億6460万円、花き8万9943本、248万円の合計1億6708万円の実績を残した。今年3月までの13年度は、昨年12月の成長期の曇天と寒波で厳しい状況にあるが、青果で340㌧(島内野菜含まず)、花きで20万本、販売額で2億円を計画している。

 初荷式で同協議会の大浜会長は「今年で2年目となった離島不利性解消事業で会員の皆さんも効果を実感していると思う。今年も昨年以上にその事業を活用していきたい。今年一年、最良の年となるよう協議会が一丸となり頑張っていきたい」とあいさつ。

 県八重山農林水産振興センターの玉城肇所長、石垣市の岩下幸司農林水産部長、JA経営管理委員の知念辰憲氏らが祝辞を述べた。 この後、各園芸部会の代表が航海安全と高値安定を願い、トラックを酒で清め、万歳三唱をした後、拍手で初荷を満載した3台のトラックの出発を見送った。

 出荷されたのはカボチャ205ケース、スイカ42ケース、インゲン24ケース、ニガウリ23ケース。

ヤシガニ、保護条例案に「解禁制度」 石垣市

$
0
0

保護の対象となることが予定されているヤシガニ=2012年7月3日夜、大浜海岸で撮影

 個体数が激減し、環境省のレッドリストで絶滅危惧Ⅱ類(絶滅の危険が増大している種)に分類されているヤシガニを保護しつつ、食材として持続的な活用を図ろうと石垣市は16日、ヤシガニ保護条例検討協議会(会長・岩下幸司農林水産部長、委員9人)を設置し、条例案の大枠を提示した。すでに同様の条例を施行している多良間村、宮古島市とは違い、解禁制度や流通監視体制など独自のルールを盛り込んだのが特徴。2月11日に市民講演会を開催し、理解と協力を求めていく考え。条例制定時期については講演会後の次回協議会で示す。

 条例案は、資源量が減少している主要因と考えられる「乱獲」に焦点を当て、乱獲につながりやすい観光客相手の営利利用を制限する内容で、捕獲規制と流通監視体制の二つで構成される。居酒屋などに販売するための捕獲を制限し、自家消費は対象外とする予定だ。

 捕獲はすべての雌、小型と大型の雄を禁止。多良間や宮古島市では6―8月などの繁殖期を捕獲禁止としているのに対し、繁殖期後の捕獲を許可する解禁制を検討、案として9―11月を提示した。

 冬場、土中に過ごすヤシガニは繁殖期後に太るため、9―11月に食材としての旬を迎えるという。これにより、付加価値を高めてブランド化も狙う。

 流通監視は、ヤシガニの取引窓口を1カ所に制限し、捕獲者は窓口で売り、利用者は相対で買うという仕組み。「石垣産」であることを証明する管理番号入りのタグを製作し、ヤシガニにつけてトレーサビリティーも確保する。

 通年の捕獲を禁止する保護区の設定も予定。条例に違反したケースには罰則を科すことも想定している。

 2007年からヤシガニを研究し、市から今回の調査を委託されている独立行政法人水産総合研究センター西海区水産研究所亜熱帯研究センター亜熱帯資源管理グループの佐藤琢研究員は「解禁期間だとポジティブになる(捕獲活動が活発になり、高値で取引されうる)。ただ、規制するからには付加価値を高めなければならない。流通監視体制をとれば他島のヤシガニの保護にもつながる」と話した。

 協議会では捕獲禁止サイズ、解禁期間、取扱窓口の委託、捕獲者の理解などで議論になり、今後、内容を詰めていくことにした。

最新型MRIもいいが…

$
0
0

 ▽…八重山病院に最新型のMRIが導入され、検査が再開されている。多彩な機能があり、診療体制が向上することは地域住民にとってもうれしいこと。2017年度には旧石垣空港跡地に病院の移転新築が計画されているが、なぜいまさらという感も。施設の老朽化が年々進む現病院の建て替えは喫緊の課題。

 

 ▽…竹富町役場の課長級職員が参加して地域住民の声を聴く2013年度町政懇談会が船浮地区を皮切りに始まった。好天に恵まれ、農作業日和となったこともあり、この日の懇談会には職員15人の参加に対し、船浮地区では住民15人、祖納地区は12人と参加者は少なめ。公民館役員は「雨が降ってくれれば参加者も増えるはずだが…」と複雑な心境。

 

 ▽…新型インフルエンザ等対策有識者会議で「3市町版」の行動計画の策定に向けて議論がスタートした。新型インフルエンザ発生時、八重山の医療を担う県立八重山病院の現状が課題となるのは必須で、どこまで機能できるかが策定のポイントにもなる。2009年に流行した「新型」で観光客が感染。ホテルに宿泊することができないという問題も。離島の離島という現状を考え、策定は慎重な議論が不可欠。

最近の仲井真知事には非常に複雑な思いを…

$
0
0

 最近の仲井真知事には非常に複雑な思いをしている。それというのも8年前の就任以来、離島の島々に寄せる思いに深く感謝し、さらに普天間移設でも国に対し、一貫して「県外」を主張する“ウチナーの頑固おやじ”そのものの姿にあつく敬服していたのが、昨年暮れ見事裏切られたからだ▼離島振興では各島の製糖工場を次々建て替え、航空運賃や船運賃を割引、農水産物の本土輸送費補助、児童・生徒支援センター建設などハード・ソフトの各面から本当に良くしていただいた▼無理と思っていた波照間航空路も、知事の肝いりで15年再開が決まるなど、県として当然の声もあろうが、人一倍私たち離島に心配りをいただいた▼しかしオール沖縄で求めた普天間移設では、結局その程度でしかなかった県選出自民国会議員の皆さんと違い、知事は必ず「沖縄の心」を貫き通すと思ったのが土壇場でひょう変、県民をがくぜんとさせた▼人の引き際には「有終の美を飾る」と「晩節を汚(けが)す」がある。知事には沖縄の歴史に残るヒーローとして12月までの任期を光り輝いてほしかった▼それが逆に県議会で県政史上初の辞任要求を決議され、「沖縄を金で売った知事は辞めろ」と怒号を浴びせられている。離島を人一倍思いやる知事には晩節を汚してほしくない。(上地義男)

野生生物の保護に本腰を

$
0
0

■シンポジウムを開催

 八重山には、カンムリワシ、セマルハコガメ、キシノウエトカゲ、リュウキュウキンバトなど、きわめて貴重で多様な生物が生息しており、亜熱帯の豊かな生態系が保たれている。しかし、近年の道路、宅地、観光施設、土地改良整備などの地域開発によって貴重な生態系が大きく脅かされていることも事実である。

 特に、世界で西表島にしか生息していないイリオモテヤマネコは、絶滅の危機が高まっていると危惧されている。イリオモテヤマネコは、1967年に、国立科学博物館の今泉吉典博士によって新種として認定された。「今世紀最大の発見」といわれ大きな話題となり、現在では国の特別天然記念物として保護されている。しかしながら、100頭前後ときわめて生息数が少なく、真剣な保護対策が必要とされている。

 専門家によれば、ヤマネコが生息する島としては、西表島は世界で最小だということである。貴重な生命が今日まで生存できたのは、西表島が豊富な水に恵まれて原生林やマングローブ群、低湿地帯が豊かに広がり、これらに育まれたカエル、トカゲ、ヘビ、昆虫類、鳥類などが生存していてヤマネコにとって多様なエサが存在していることが大きいようである。

 去る13日に、那覇市おもろまちの県立博物館・美術館講堂で開催されたシンポジウム「イルムティヌヤママヤー~水あふるる森のヤマネコ~」は、野生生物の保護に関して内容の濃い示唆に富む催しであった。

 主催は、林野庁九州森林管理局沖縄森林管理署および琉球大学。琉球大学や東海大学沖縄地域センターの研究者の講演を中心に構成された内容であった。

 

■深刻な交通事故被害

 最近の追跡調査などで明らかになったことは、イリオモテヤマネコが山間地だけでなく、集落近くの平地部を含め島全体に広く生息していることである。およそ200㍍以下の山中から、海岸近くの湿地帯、川や沢沿い、水田地帯など、私たちの生活圏と重なっていることを認識すべきだと、研究者の皆さんから強い呼びかけがなされた。

 特に、イリオモテヤマネコの交通事故による被害が深刻である。記録が残されている1978年以降今日までの交通事故は63件(死亡は61件)であり、昨2013年は6件の事故が起こり過去最悪となった。

 さらに、今年1月1日午後8時30分ごろ、西表島高那付近で交通事故によってイリオモテヤマネコが事故死し私たちにショックを与えたことは、本紙1月5日の記事「元旦にヤマネコが輪禍 今年も事故の多発を懸念」で既報の通りである。

 

■「非常事態宣言」で取り組み

 被害にあうのは、路上におけるエサ取りが原因となることが多く、車にひかれたカエルやカニなどを食べようと道路に出てきて輪禍にあうケースが大半のようである。

 竹富町は、西表野生生物保護センターと共同で非常事態宣言を行い、夜間パトロールや注意喚起のぼりの掲示などに取り組んでおり、私たちも最新の注意を払いつつ、法定速度以下で車を運転するように心がけたいものである。

 農地整備やリゾート開発等によって、亜熱帯の貴重で豊かな生態系が保持されている八重山の自然が、人間の手で徐々に破壊されつつあることは否めない。「貴重な野生生物を守るためには、人手を加えず自然に委ね、むしろ何もしないことが良い。自然の中でそっとしておいてやるほうが野生にとっては優しい」という本シンポジウムでの示唆に富む言葉をかみしめつつ、国、県や市町の行政側および私たち地域住民の本腰を入れた取り組みが望まれる。

八重山は注意報レベル インフルエンザ

$
0
0

 県感染症情報センターのインフルエンザ発生動向調査によると、八重山管内のインフルエンザ患者報告数が定点当たりの注意レベル指標(10.0人)に達したことが17日分かった。

 県健康増進課では10日、県全域に注意報を発令している。管内の罹患(りかん)数は昨年の第52週(12月23~29日)の10人から、今年の第2週(1月6~12日)は30人に増加していることから、八重山保健所では感染予防の徹底を呼びかけている。

 石垣市教育委員会によると、インフルエンザによる学級閉鎖の報告はないが、保健所では手洗いやうがいの徹底、症状がある人のせきエチケットの徹底を求めている。また、乳幼児や高齢者は重症化しやすいため「ワクチン接種などで予防してほしい」と呼びかけている。

 県内では、12日までの1週間のインフルエンザ患者数が1154人に達し、定点当たりでは那覇市が第2週に31.25人となり、警報が出ている。

シンガポールで文化交流へ 3高校から6人参加

$
0
0

高校生の海外研修事業に先立つ壮行会で郷土芸能を披露した八重山の生徒ら=17日午後、県庁

 【那覇】県内の高校生が26日からシンガポールを訪問し、伝統芸能などを通じて海外の高校生と触れ合う県教委の海外短期研修事業「県高校生芸術文化国際交流プログラム」に、郡内3高校から6人が参加することになり、17日、県庁で行われた激励壮行会で、八重山の伝統舞踊を披露した。

 同事業は国際性豊かな人材を育成することが目的で、県内の高校生が文化活動を通して海外高校生と交流するもの。派遣団は音楽、美術・工芸、郷土芸能の3部門合わせて60人。26日から5泊6日の日程でシンガポールを訪れる。

 八重山からは名嘉夏海さん(八重高2年)、又吉萌さん(同)、平良カナエさん(同1年)、鈴木瑛莉さん(八重農2年)、上地美月さん(同)、東内原留奈さん(八商工2年)が郷土芸能部門で参加する。

 壮行会では、諸見里明教育長などの激励に続き、八重山の高校生らが「真謝井戸節」「与那国のマヤー小」を披露した。

 平良さんは「派遣が楽しみ。シンガポールの文化を学びながら沖縄の歴史や八重山の伝統文化を伝えたい」と話していた。


百花繚乱の新川小 一人一鉢運動が実結ぶ

$
0
0

一人一鉢運動で育てた花壇の花が満開、校内は明るく華やいだ雰囲気に包まれている=17日午後4時ごろ、新川小

 新川小学校(漢那憲吉校長、児童数416人)の正門校庭でいま、全児童が「一人一鉢運動」で取り組んだ草花が満開し、色とりどりの花たちが校門前を通る人々の目を楽しませている。

 花は昨年9月、校内で種まき、育苗したほか、半分は県緑化推進委員会から提供を受け、マリーゴールドやベゴニア、パンジー、インパチェンスなど約1万本の花が咲き誇っている。

 花壇中央には、市立八重山博物館から寄贈してもらったサバニ(ハーリー舟)に、真っ赤なサルビアのプランターを配するなど、工夫を凝らしている。

 水やり、花がら摘みは6年生の栽培委員会が担当。冬休みや祝日は職員が水やりをするなど、学校挙げて花を咲かせている。

 漢那校長は「花の前で記念撮影する観光客もいる」と話す。

 このほか、昨年9月には校長と男性職員が校庭にあるサバニを見よう見まねで作ったハーリー舟を校門アーチに設置。ウミンチュ(漁師)の街にふさわしい雰囲気を醸し出している。

 花壇作りは沖縄観光コンベンションビューロー主催の「花のメッセージコンテスト」に応募、同校では審査結果を心待ちにしている。

最新鋭MRI導入 県内初のフルデジタル装置

$
0
0

新たに導入されたMRI。14日からMRIによる診断も再開された=17日午後、八重山病院

 機種入れ替えのため昨年11月からMRI(磁気共鳴画像装置)による診断を休止していた県立八重山病院(依光たみ枝院長)は、県内で初めてフルデジタルの信号経路を持つ最新鋭のMRI装置を導入。14日から診断を再開した。導入された新機種は信号やノイズなどが改善され、画像が鮮明になったほか、造影剤を使用せずに撮影することが可能。また、撮影時間も旧機種の半分に短縮され、患者負担も軽減される。依光院長は「質の高い医療が提供できるようになる」としている。

 旧MRIは2002年3月に導入されたが、老朽化が進み、ここ数年は故障が続いていた。このため、県の地域医療再生基金を活用して最新機種を導入した。

 これまでの機種では、アナログ信号を離れた場所に送信してデジタル信号に変換していたが、新機種では直接デジタルに変換するため、信号ロスがない。また、動きを補正するソフトで呼吸による横隔膜の動きもとらえることができ、きれいな画像をつくることができるようになった。

 糖尿病などで腎機能が低下している人は、画像を鮮明に写し出す造影剤を使用した際に腎臓に障がいが出る場合もあったが、新機種では造影剤を使用せずに撮影することが可能となる。

 機能の向上で撮影時間も10~15分と、従来の半分に短縮される。依光院長は「これまでの機種は画像も悪く、患者の負担も大きかったが、新機種の導入で地域住民に質の高い医療を提供できるようになる」と話した。

住民投票は9月以降 実施時期、初めて言及

$
0
0

町役場移転をめぐる住民投票を9月以降に行う考えを示した川満栄長町長=17日午前、船浮多目的集会施設

 竹富町役場移転をめぐる住民投票について、川満栄長町長は17日、「(任期中の)3年目から4年目にかけてという結論が出ている」と述べ、今年9月以降に実施する考えを示した。住民投票の実施時期で川満町長が言及するのは初めて。船浮地区の町政懇談会で住民の質問に答えた。昨年12月の定例町議会(西大舛髙旬議長)で、住民投票の早期実施を求める要請決議が野党側の賛成多数で可決されており、川満町長が実施時期を9月以降と示したことで、実施時期が3月定例会の争点となりそうだ。

 川満町長は、2012年9月の町長選挙で町役場移転をめぐる住民投票の実施を公約に掲げ、2期目の当選を果たしたが、これまで、住民投票の実施時期については「後援会と協議している」として言及を避けてきた。

 町政懇談会の中で、役場移転が進まないことに川満町長は「懸案事項として7本の柱を立て取り組んできたが、議会の同意がいただけない。野党多数となっており、議会の同意が得られないため(支所建設の)予算の計上もできない状況になっている」と述べ、13年度当初予算案に一度は盛り込んだ支所建設費を削除した経緯を説明した。

 住民投票については04年に実施した市町村合併の賛否を問う住民投票で賛成が反対を100票上回ったが、05年3月定例議会で合併議案が否決されたことを挙げ「これぐらい議会の権限は大きい」と議会の同意を得る重要性を強調。

 町議会から住民投票の早期実施を求める要請があったことには「決議の内容を後援会の皆さんと精査した。その中に3分の2(以上の民意を持って)という文言がある。住民投票はどこでも過半数で、無謀な要求の内容があり、疑問に思うことがいくつかあるため、すぐには応えられない」と述べ、9月以降に住民投票を実施する考えを示した。

来月の都知事選挙の争点に注目したい…

$
0
0

来月の都知事選挙の争点に注目したい▼気になる候補者は、脱原発を掲げた細川護煕元総理大臣で同じく元総理の小泉純一郎氏や菅直人氏など保革を超えた有力政治家たちが後押ししている。もう1人は自民党を離党し除名されたものの、選挙は組織票だと再び政権党の自公と手打ち、無所属で立つ舛添要一元厚労相▼この2人に続きそうなのが前回次点の護憲人権派の宇都宮健児日弁連元会長。いずれも6年後のオリンピック準備やエネルギー政策、都市防災などを争点として掲げ、都民に信を問うようだ▼中でも細川候補者の脱原発は鮮明で、本日の辺野古をめぐる名護市長選挙同様、結果によっては、政権を大きく揺さぶりかねない。そこで政党の露骨な選挙介入が始まるわけだが、国からの交付金のない東京では、餌が使えず静観するしかないという▼一方で、沖縄のような、交付金をありがたがる自治体では「5百億円規模の名護振興基金」などと餌は百出で、口車に乗せられ一票を投ずる人が出てこないとも限らない▼脱原発やジュゴンの餌場を守ろうは、かつてならたわ言で片づけられただろう。しかし、東日本大震災での福島原発事故を目の当たりにし、新石垣空港建設でのサンゴ礁埋め立て反対運動を勝ち取った今なら、世論を動かし一票を呼び込むかも。(仲間清隆)

診療効率アップ期待

$
0
0

 ▽…電子カルテの導入に向けて県立八重山病院でシミュレーションが行われた。診療効率のアップなどが期待されている。また、これまでは手書きでカルテに記入しており、個性的な筆跡の医師などは処方せんを出しても薬剤師から「何て書いてあるのか読めない」と問い合わせがあることも。電子化により、筆跡の解読に悩まされずに済みそうだ。

 

 ▽…保護件数が過去6年間で最多となっているカンムリワシ。交通事故によるケガや衰弱などで保護されるが、保護件数のうち、60%が交通事故によるもので、事故防止が重要な課題となっている。一方、事故があっても発見時に死んでいる件数は意外に少なく、事故当事者の通報がカンムリワシを救う大きなカギを握りそうだ。

 

 ▽…沖縄県保育士・保育所総合支援センターの相談会には、保育士の資格を持っている人や資格取得を目指す人など多数が参加。中には昨年4月に転勤で石垣島に来たが、子どもを預ける身内がおらず、現在は保育職から離れている保育士の姿も。待機児童が増えている中、保育士が安心して働けないのでは、状況は改善しない。今後さらなる支援体制の強化が求められる。

Viewing all 17181 articles
Browse latest View live


<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>