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やっと冬らしく 白保盛山で今季最低17度

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自然界はすっかり冬景色。ススキの穂が満開している=バンナ公園

 八重山地方は18日、石垣市の白保盛山で午前6時12分に今季最低の17度を観測するなど、各地でこの冬一番の寒さとなった。

 大陸高気圧の張り出しで冬型の気圧配置が強まったためで、石垣市伊原間で17・5度、西表島大原で17・3度まで気温が下がったほか、登野城18度、与那国18・1度、波照間で18・3度とすべての観測地点で12月上旬から下旬並みの気温となった。

 11月半ばを過ぎても

“小夏日和”が続いていたせいか、半袖姿と長袖姿が半々だった市内は、この冷え込みにジャンパーを着けるなど、「やっと冬らしくなったね」と話していた。

 日没もかなり早くなり、石垣島では午後6時前には辺りはもう真っ暗。気象台によると、19日明け方の最低気温も18度台を予想している。


竹100本、海を渡る 旗頭持ちが鹿児島で切り出し

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竹ざお用の竹を切り出すために鹿児島を訪れた新川字会、大川字会、双葉公民館の旗頭持ちのメンバー=16日午後(撮影場所はいずれも鹿児島県霧島市溝辺町)

 旗頭用の竹ざおを新調するため、新川字会、大川字会、双葉公民館の旗頭持ちのメンバー12人が15~17の3日間、鹿児島県を訪れ、竹林から約100本の竹を切り出した。切り出した竹は24日ごろ石垣島に到着することになっており、火であぶる工程などを経て旗頭用の竹ざおに仕上げることにしている。来年の豊年祭では、九州から海を越えて渡ってきた竹ざおがお披露目されることになりそうだ。

 旗頭用の竹ざおは7~8㍍あり、石垣島では調達が難しいことから、各字で定期的に九州地区などから切り出しを行ってきた。今回は新川、大川、双葉の3地区が初めて合同で切り出しを行った。

 竹林の手配など今回の切り出しのために調整に当たったのは白保出身の浜川吉博さん。浜川さんは八重山農林高校卒業後、鹿児島県内の大学を卒業して霧島市役所に勤めている。石垣での暮らしより鹿児島での生活が長くなってしまったという浜川さんは「皆さん(各字のメンバー)の、豊年祭に対する思いに協力したいと思った」と、メンバーと一緒に2日間、竹の切り出し作業を手伝った。

 大川旗頭保存会副責任者の山根稔さんは「浜川さんを含め地元の方には本当にお世話になった。この竹がどのように使われているのか一度豊年祭に招待したい」と述べた。

 切り出しを行ったのは同県霧島市溝辺町の竹林4カ所。竹林の竹の長さはおよそ15~20㍍あり、その中心部分の8㍍前後を旗頭用に切り出した。

 

■急斜面で悪戦苦闘

 今回鹿児島を訪れた12人のうち、切り出しを経験したことのあるのは4人で、ほとんどのメンバーが急斜面の不安定な足場で行う初めての作業に悪戦苦闘し、2日間かけてようやく約100本を切り出した。

 新川旗頭持会責任者の入嵩西清和さんは「これという竹を探すのは難しい。上の方の太さを見極めるのは無理で、切り倒してみないと分からない。ちょうどいい竹は数本しかない」と、切り出しのむずかしさをあらためて実感した様子。双葉旗頭保存会副責任者の瀬長謙太さんは「切り出した竹は、そのままでは使えない。石垣に帰ってからの作業も大変」と話していた。

浦内桜さん(八重高1年)が優良賞 九州高校弁論大会

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第63回九州高等学校弁論大会沖縄大会で優良賞を獲得した八重山高校1年の浦内桜さん=18日午後、同校

 14、15の2日間、県男女共同参画センター「てぃるる」で開かれた第63回九州高等学校弁論大会沖縄大会(九州高等学校文化連盟など主催)で八重山高校1年の浦内桜さんが優良賞に輝いた。浦内さんは来年8月の全国大会に県代表として出場する。

 大会には九州各県代表の29人が出場した。浦内さんは「一冊のノート」のテーマで、韓国人の母親の漢字検定への挑戦を通して、自分自身の勉強に対する姿勢を振り返った内容を堂々と発表した。

 浦内さんは「県大会よりも緊張してしまい、ベストの読みができなかったのが1番悔しかった。この悔しさをバネに全国では上位入賞を狙いたい」と抱負を語った。

相談支援センターの設置を 自立支援協議会

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来年度の福祉施策に反映させてほしい事項について中山義隆市長に提言した石垣市障がい者自立支援協議会の小倉隆一会長(左端)ら=18日午前、市役所

 石垣市障がい者自立支援協議会(小倉隆一会長、委員10人)の委員ら9人は18日午前、石垣市役所を訪れ、これまで5専門部会で協議し、来年度の福祉施策への反映を希望する①基幹相談支援センターの設置②発達支援システムの構築③公共施設利用料の障がい者割引適用―の3項目を早期に実現するよう中山義隆石垣市長に提言した。中山市長は「できるだけ早く対応できるようにしたい」と答えた。

 同協議会は障害者自立支援法に基づき、地域の課題を踏まえた支援体制の整備について話し合うもの。5月31日に第1回会議を開いて以来①地域移行②就労支援③権利擁護④子ども⑤相談支援―の専門部会で、当事者が抱える課題や要望などについて協議を重ねてきた。

 10月30日に第2回会議を開いて専門部会で挙がった検討議案を話し合い、三つの項目にまとめた。

 同協議会によると、現在、10カ所の相談支援事業所が石垣市の指定を受けて活動中だが、中核的な役割を担う機関がなく、基幹相談支援センターの設置と専門職の配置を求めている。

 発達支援システムについては、関係課同士の情報共有の場がなく、申請時の保護者の負担が大きいのが現状。出生から就労までの一貫したシステム構築の重要性を訴えている。

 公共施設の障がい者割引は現在、すべての公共施設で実施されておらず、健康保持や余暇活動の充実のためにも割引の設定を要望した。

 知念修福祉部長は「発達支援システムについては企画部や市教委などとも協議している。早めに構築できるようにしていきたい」、中山市長は「積極的な議論を重ね、煮詰まった意見だと思う。しっかりと、できるだけ早期に対応できるようにしたい」と述べた。

 割引の設定については、現在、南ぬ島石垣空港の駐車場出口で書類に手帳番号や住所、名前などを書かなければならない手続きについて「空港内でできないか。あるいは手帳の提示だけで通れるようなシステムにしてほしい」と委員から意見が上がった。中山市長は「県の管理なので、運営の仕方などを確認したい」と話した。

竹富町、津波対策を強化へ 防災計画を見直し

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竹富町地域防災計画の見直し案をまとめた第2回町防災会議=18日午後、石垣港離島ターミナル

 竹富町地域防災計画の見直し案を審議する第2回防災会議(委員長・川満栄長町長、委員16人)が18日午後、石垣港離島ターミナルで開かれ、見直し案をまとめた。早ければ今月中にも気象庁の特別警報発表時の対応などについて調整を終え、12月定例町議会に報告する。現計画は1988年の策定。東日本大震災を教訓に今回初めて見直しが行われ、津波対策が喫緊の課題として盛り込まれている。

 見直し案は島が点在する地理的特殊性を考慮し、通常は3日分とする個人の食糧備蓄を7日分とし、津波対策として一定の高さを確保できる防災施設の検討など、津波対策の強化がポイントとなっている。

 会議では5月に開かれた第1回会議後、国や県、石垣海上保安部や石垣島地方気象台などと調整し、追加修正を加えた点を確認。委員からは「海上保安庁や自衛隊との連携を強化するほか、危機感を持って地元各消防団の訓練をしっかりと行ってほしい」と要望があった。

 町内には消防団14分団が設置されており、団員は155人(定員159人)で、火災予防や消火活動をはじめ、西表島の登山者遭難時の捜索、波照間島と西表西部地区では救急患者の搬送などを行っており、前泊明和消防防災係長は「今後、各地区の消防団の活動も含めて、地区ごとの避難マニュアルを作成していきたい」と述べた。

 川満町長は「地理的特殊性に留意して、見直し後の計画の情報開示や普及を図るとともに、石垣市や与那国町など近隣市町村との連携を密にする2項目を答申に盛り込んで提言したい」と述べ、早ければ12月上旬に答申し、12月定例議会に報告するとしている。 

 また、町地域防災計画の見直しは11年度を予定していたが、震災後に県が地域防災計画を修正し、津波遡上(そじょう)高などを盛り込んだことで、町の防災計画の見直しも大幅に遅れていた。

今から待ち遠しい

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 ▽…7年目にして待ち望んだプロ野球のオープン戦が現実味を帯びてきた。市が受け入れ準備を進めている。2軍との合同キャンプも誘致する方向で調整中。千葉ロッテの来春キャンプが決まれば、どちらも実現する可能性は高そう。例年だと1月中旬に球団から日程などの発表がある。今から待ち遠しい。

 

 ▽…夜間や早朝など職員の勤務時間外に災害が発生したことを想定して行われた石垣市災害対策本部設置・運営、図上演習。大まかな想定事項は説明されていたが、詳細な被害状況はその場で知らされ、被害に応じて対処していく形式で行われた。机上の事とはいえ、実践に即した本番さながらの演習に職員らも驚いた様子だった。

 

 ▽…南ぬ島石垣空港の開港1周年を記念した野外音楽イベントがサッカーパークあかんまで開催されることが決まったが、サッカー愛好者からは不満の声もちらほら。天然芝に1万人が詰めかけるとどうなるか。ある男性は「時期的にもJリーグチームのキャンプ後とあって芝が傷む。養生期間が必要だ。真栄里公園で開催できないか」と疑問視する。

あっぱれである。先週末の16日、沖縄本島の…

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 あっぱれである。先週末の16日、沖縄本島の今帰仁村陸上競技場を発着点に行われた 第37回男子・第26回女子県中学校駅伝競走大会で、大浜中が1時間5分23秒のタイムで見事優勝。八重山初の快挙は冒頭の言葉に尽きる▼大浜中はスタートで10位と出遅れたが、2区から着実に順位を上げ、2位でタスキを受けた最終6区の島袋太佑選手(2年)が区間新の走りをみせ、同競技場の直前で豊見城中を抜き去り、18秒差を逆転する優勝に輝いた▼個々の力が目標に向け力を発揮する。駅伝の魅力とも言うべき一本のタスキをつないだチームワークの勝利が感動的である▼大会前、選手たちは本紙の取材に「目標はただ一つ、県大会優勝」と宣言。有言実行の偉業達成は選手の練習の積み重ね、仲間との友情、監督の指導、支えてくれた家族など多くの関係者の結集が大きな力になったと思う▼大浜中は今月30日の九州大会、12月15日の全国大会に向けて練習に励んでいるだろう。両大会では県代表という責任の重さ、プレッシャーをはねのけ、県大会でみせた走りの再現を期待したい▼さらに選手たちには高校駅伝の頂点、都大路への期待が広がる。八重山からの初出場に向けて今後の活動が楽しみである。昨今の若い人たちの活躍をみると陸上王国八重山の再来も夢ではない。(鬚川修)

大浜中の初優勝をたたえる

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■37年目で初の県制覇

 去る16日の沖縄県中学駅伝競走大会(県中体連主催)で大浜中男子が、最終区で豊見城中に逆転で初優勝するとともに、37年目にして初めて八重山勢悲願の県制覇を果たした。八重山勢は2005年に石垣中男子が2位になったが、沖縄一のハードルは高く、なかなか頂点には立てなかった。

 八重山地区中体連の上里多一会長は「新たな歴史をつくってくれた」と選手はじめ指導者らのがんばりと快挙をたたえたが、その通り「駅伝大会」が盛んな八重山は、3年前の10年に沖縄一周市郡対抗駅伝でついに悲願の沖縄一を果たし、さらにマスターズあやはし駅伝大会も同年に3年ぶり2度目の優勝、今回大浜中が「駅伝王国八重山」に輝かしい新たな一ページを加えた。

 来月1日には中学生から60代まで約300人の老若男女が石垣島一周を駆け抜ける第39回八重山毎日駅伝大会が開催されるが、今回の大浜中の県制覇で大会はさらに盛り上がるだろう。

 

■「目標はただ一つ」でV

 それにしても「目標はただ一つ、県大会優勝」の合言葉通りの見事な優勝だった。八重山から4校を含む男女とも25校が出場した今大会。大浜中は10位でスタートしながらも徐々に順位を上げて3区5位から後半は2年生が底力を発揮。4区3位、5区2位でトップを18秒差の射程にとらえ、最終区6区で島袋が1500㍍県1位の走りでトップの豊見城中を抜き去り、地区大会の1時間7分18秒を2分近くも短縮する1時間5分23秒で見事初優勝、八重山勢の悲願を果たした。

 それは今年から顧問となった前監督の当山哲郎教諭(33)の悲願達成の瞬間でもあった。6年前に赴任した当山教諭は12年に石垣で開かれる県大会に向けてチーム強化に乗り出し、毎月の校内の1500㍍走で好タイムの生徒に声掛け。そして連日朝練、夕練の猛練習を重ねてきた。その結果が男子は今年まで地区大会負けなしの5連覇で黄金時代を築いてきた。

 そして臨んだ昨年の八重山大会。地元勢は石垣中女子が3位で健闘したが大浜中男子は6位。これに選手たちが「悔しかった」と発奮。今回崎田尚孝監督と二人三脚でようやく悲願の頂点に立った。それも区間1位なしのチーム一丸となった総合力での初優勝だ。

 

■波及効果の広がり期待

 県代表として今月30日に九州、12月15日に全国大会に出場するが、悔いのない走りで上位に挑んでもらいたい。そして来年、再来年地元の高校で「都大路」出場という郡民の悲願をかなえてもらいたい。八重山は目前に迫っているあと一歩の壁が突き破れない。

 それは本土のある指導者によると、八重山は都大路を狙っている割にはチームとしても個人としても練習量が絶対的に少ないためという。それが素質的にずばぬけた選手が何人かいても総合力で劣ることになるという。 

 今回の大浜中(伊志嶺哲男校長、394人)の快挙が、各面で同校はじめ八重山の子どもたちのいい刺激になってほしい。そこには目標を早く見つけて頑張る大切さがあるからだ。こうしたスポーツの波及効果は大きい。


創業101年の玉那覇酒造 「百年企業」で表彰

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百年企業として表彰された玉那覇酒造の玉那覇有一郎さん=19日午前、石垣市役所

 県商工会連合会の創立40周年記念式典がこのほど、那覇市内のホテルで開かれ、今年で創業101年を迎えた石垣市字石垣の玉那覇酒造所(玉那覇有紹代表取締役)が百年企業で表彰された。玉那覇代表取締役の長男、有一郎さん(36)は19日午前、市役所で中山義隆市長に受賞を報告し、「玉那覇の味を守り、地域に愛される酒造所として頑張っていきたい」と話した。

 玉那覇酒造所は有紹さんの祖父、有和さんが1912(大正元)年に創業。45年に空襲で全壊するが再建、有紹さんの父、有幸さんが2代目を継いだ。有幸さんが51年に急逝した後は、当時5歳だった有紹さんが3代目となり、有紹さんの母、吉子さんが切り盛りした。

 4代目を継ぐため、酒造所で業務に励む有一郎さんは「祖父が亡くなった後は祖母が守り、父も3代目として頑張った。100年もの間、酒造所を続けてこられたのも周囲の支えがあったからこそ。これから、150年、200年と続けていけるよう、みんなで協力し、精進していきたい」と話した。

来年3月に音楽フェス 新空港開港1周年記念

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BEGIN

 中山義隆石垣市長は19日午後、市役所庁議室で会見し、南ぬ島石垣空港開港1周年を記念して来年3月8日に音楽イベントの「TsunDAMI野外フェス2014」(同実行委員会主催)をサッカーパークあかんま特設会場(予定)で開催すると発表した。

 BEGINや夏川りみ、かりゆし58など県内アーティストに加え、東京スカパラダイスオーケストラも出演。動員数は約1万人を見込んでいる。中山市長は「空港開港後の好調さを維持し、フェスで石垣島を全国にPRしたい」と期待した。

 三線を調律する際に用いられる「つんだみ」にかけ、自然の中で音楽を楽しんで心と体をチューニングしてもらおうというコンセプトで企画。文化と観光を融合した新しいコンテンツの発信を目的に、一括交付金を活用して3年間継続する方針だ。

 同施設の天然芝コートへの影響や輸送態勢ついて中山市長は「(芝には)問題ない。今後、実行委員会でバス、タクシーでの輸送態勢を構築する」と述べた。観光客を対象にしたパッケージツアーも検討するという。

 入場料は今後、設定する。当日は雨天決行。

北上市と友好都市締結へ  石垣市

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岩手県北上市との友好都市締結に向けて意見を交わした関係団体の代表ら=19日夕、市役所庁議室

 石垣市(中山義隆市長)と市観光交流協会(宮平康弘会長)や石垣岩手かけはし交流協会(高木健会長)など8団体は19日夕、庁議室で、岩手県北上市との友好都市提携に向けた関係団体との意見交換会を開き、締結に向けて取り組むことを確認した。来年1月の石垣島マラソンでの締結を目指す。今後、8団体が北上市と同様、市議会12月定例会への議案上程を要請していく。

 石垣市と北上市は1994年に東北地方が大冷害に見舞われた際、岩手県の種もみ緊急増殖事業をきっかけに交流が続いている。北上市市商工会議所と北上観光コンベンション協会から要請を受け、高橋敏彦市長が中山市長に友好都市を打診していた。

 意見交換会で宮平会長は「北上市とは、ほかの友好都市と比べても遜色ないほど交流しており、早い時期に推進してほしい」と早期締結を求め、高木会長も「民間のかけはし交流は20年も続いており、機は熟した。この時期に締結することは東日本大震災で被災した人たちに対しても意義のある事ではないかと思う」と述べた。

オープン戦実現へ準備 石垣市がロッテキャンプで

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今春季キャンプに参加した選手たち=2月1日、市中央運動公園野球場。来年はオープン戦と1・2軍合同キャンプの可能性がある

 石垣市は、来年の千葉ロッテマリーンズ春季キャンプでオープン戦を実現させるため、受け入れ態勢の準備を進めていることが19日までに分かった。球団からの正式発表はまだないが、開催されればキャンプ7年目にして初めてとなる。例年だと年明け1月中旬ごろ、キャンプ日程などが発表されている。

 公式ファンクラブ、1SHIGAKI26の大城文博代表は「生でプロ同士の真剣勝負が見られる夢のような話。他チームとの対戦は紅白戦とは全く違う空気になる。市の活性化にもつながる」と期待を寄せ、バックアップする考えを示した。

 また、市は2軍の春季キャンプ誘致に向けても動いており、決定すれば総勢約150人規模の1・2軍合同の石垣島キャンプとなり、市出身の大嶺祐太、翔太(本名・大嶺翔太)が兄弟そろって石垣島から来季をスタートさせることになる。

 市観光文化スポーツ局の嘉数博仁局長によると、2軍の誘致に向け、ブルペンやバッティングゲージを現施設に隣接するスペースに仮設で整備する予定だ。

 合同キャンプは当初から球団が要請していた事項。「合同でキャンプを行う方が、競争意識が生まれ活性化できる」という。

 嘉数局長は「ロッテの飛躍に貢献できるよう、石垣市としてバックアップしたい。また当市出身の大嶺兄弟の活躍にも期待したい」、大城代表は「プロになった翔太を見た地元の人は少ないはず。合同キャンプは、ロッテの全選手が見られるいい機会。1・2軍の入れ替えなど活気あるキャンプになるのではないか」と話している。

設置場所、県と調整へ 診療所再開で石垣市

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1次医療のあり方について中山市長(左)に答申する宮平委員長、金城綾子副委員長(右)

 中山義隆石垣市長は19日、1次医療のあり方に関する検討委員会(委員長・宮平康弘八重山の医療を守る郡民の会会長、委員19人)から答申を受け、休日夜間診療など1次救急体制について「市が責任をもって取り組んでいく」と明言した。医師確保などの運営体制の構築のほか、検討委で賛否が割れたため答申に盛り込まれなかった市立休日夜間診療所の設置場所が、今後の課題となる。設置場所について市は「早急に検討する」とした。

 市立診療所の設置場所をめぐっては▽県立病院内併設▽同病院敷地内隣接▽独立した場所—の選択肢があるが、郡民の会は「併設」を県に要望、八重山地区医師会(上原秀政会長、会員37人)が会員に行ったアンケートでも回答者(20人)の8割が「併設」「隣接」を望んでいる。

 この場合、県との調整が必要となる。新県立病院の基本計画策定作業が具体化している状況を受け、市は「今後、県病院事業局と調整しながら早急に検討したい」(前底正之市健康福祉センター所長)としている。

 これに対して県立病院の医師から「併設や隣接だと負担軽減にならない」と否定的な意見もあったが、市によると、病院事業局は設置場所の調整に協力的な姿勢を示している。市は設置場所の確保と並行し、運営体制の構築も検討していく。

 一方、当面の診療体制については、来年1月から夜間診療体制への移行を予定している八重山地区医師会の上原秀政医師(上原内科医院)が一部を担うとしているが、365日24時間の対応はできない。このため、市は「市民から要望が出てくれば検討していきたい」(同)と支援の検討も行う考えを示している。

 答申は▽医療体制▽地域医療連携▽休日夜間診療体制—について現状と課題を整理し、提言を盛り込んだ。各機関が課題解決に向けて短、中、長期に取り組む事項も列挙している。

 市健康福祉センターで答申書を提出した宮平会長は「1次救急については市が責任をもって遂行するとの決意で取り組むなど、答申内容を実現してもらいたい」と要望した。

何ヵ月か前、麻生副総理がこの内閣は…

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 何ヵ月か前、麻生副総理がこの内閣はナチスのまねをして、国民が知らないうちにどんどん権力を集中すればいいんだよとの意味の発言をして総批判を受けあわててお茶をにごしていたが、安倍内閣のなすことを見ているとまさに麻生氏が発言した通りとなっている▼まず人事では通貨の番人たるべき日銀総裁、憲法の番人たるべき内閣法制局長官、そして公共放送の番人たるべきNHK経営委員などにすべて自分の息のかかった人物を指名▼政策では改憲を狙って改憲発議条件を国会議員の3分の2から2分の1へとゆるめ、秘密保護法案の提出を準備、そして国定教科書を目指して教科書編集に国の立場を反映させ、さらに道徳教育を強化するとの文科相の方針発表など▼恐ろしい事態が着々と進行している。この内閣はブレーキが利かないようになっているのだ▼気がついてみたら日本国民はとんでもない状態に陥っている可能性がある。政府は暴走状態に入りつつある。我々は自分の人権を守るためには我々の方からその暴走にブレーキをかけなければならない▼昔見た、チャプリンの「独裁者」という映画の一場面を思い出す。そこではヒトラーが地球儀をかたどった風船を頭で打ち上げたり足で受けとめたりしてうっとりと戯れていたのだ。(八重洋一郎)

何事も透明性が一番

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 ▽…石垣市新火葬場位置選定市民検討委員会は20日、候補地を決定した。建設場所をめぐってすったもんだした新火葬場計画も、これでスムーズにいくものとみられる。市の規則を説明せず、非公開で検討を進めた前回の反省を踏まえ、今回は180度転換して全面公開。やはり計画決定続きの透明性は確保されなければならない。

 ▽…竹富島最大の行事、種子取祭の奉納芸能が始まった。舞台芸能では狂言で殺陣(たて)も演じられているが、演者の長刀が折れるハプニングも。一瞬、演者に緊張がよぎった雰囲気もあったが、演出と思えるほど即座に脇差しを取り出して対応するなど、芸達者を多く輩出している竹富島ならではのアドリブも見どころの一つ。

 ▽…11月も後半に入り、寒い日が続いている。しかし、寒さが長続きしないのが沖縄の冬。気温が25度以上の夏日になる日も多く、「小夏日和」と呼んでいる。このため、冬支度をしても再び夏物を引っ張り出すという場合も。沖縄の気候はまさにチャンプルーといったところ。


大原で14・4度

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今冬一番の寒さに道行く人々にも厚着姿が目立った=20日午後4時30分ごろ、730交差点

 八重山地方は20日、各地で今冬一番の寒い朝を迎えた。西表大原では同日午前1時47分に平年を5・5度下回る14・4度まで気温が下がった。

 このほか、石垣市盛山で15・8度、西表祖納16・1度、石垣市伊原間16・6度、登野城17度、与那国で17・2度と各地で12月下旬から1月上旬並みの寒さとなった。

 気象台によると、この寒さは長続きせず、きょうは冬型の気圧配置が緩むため、気温は平年並みに戻る見込み。

瑞季さん、おめでとう

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第28回国民文化祭・やまなし2013(文化庁など主催)の一環で行われた現代詩の祭典「文芸祭現代詩大会」で山梨県知事賞を受けた久部良中学校3年の金城瑞季さん=19日、与那国町久部良の自宅前

 【与那国】第28回国民文化祭・やまなし2013(文化庁など主催)の一環で行われた現代詩の祭典「文芸祭現代詩大会」で、久部良中学校3年、金城瑞季さんが山梨県知事賞を受け、地域の話題になっている。父親の和司さん(41)ら家族や級友も受賞を祝福し、同校は喜びに包まれた。

 同大会は「いのちのきずな 詩のきずな」をテーマに作品を募集し、金城さんは「彼女の出産」と題した作品で応募。

 金城さんは、同校校庭にいる雌ヤギを「彼女」と呼び、このヤギがクリスマスに出産したことを詩にした。生命誕生の瞬間を目の当たりにした金城さんは、その体験を自分に対する神からのプレゼントだと思い、その様子をつづったという。

 金城さんは「まさか(受賞するとは思わなかった)と思った」と話し、「大学で法律を学びたい」と将来へ夢を膨らませている。

 表彰式は10月27日、同県笛吹市で行われ、金城さんは母親の勇子さんとともに出席した。(田頭政英通信員)

星降る島で初開催

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全国各地から180人余りの研究者が参加した日本惑星科学会の秋季講演会=20日午前、市民会館大ホール

 日本惑星科学会秋季講演会(日本惑星科学会、石垣市主催)が20日から3日間の日程で、市民会館大ホールで始まり、全国から研究者ら180人余りが参加した。

 期間中、太陽系や惑星、隕石(いんせき)、電磁波、太陽系外の惑星系などについて113件の発表などが行われる。受け付けをすれば一般市民も傍聴できる。

 同学会は日本での惑星科学を推進し、その成果を広く社会に還元、知見を普及することを目的に1992年に設立。全国各地で秋季講演会を開いている。

 石垣市開催は県内で初めて。国立石垣島天文台があり、星空が美しいことや日本三選星名所に選ばれていることなどから、会員らの強い要望で開催された。

 石垣島天文台の宮地竹史所長は「石垣市は電波望遠鏡や星の名所として天文関係者の関心が高い。めったにないことなので、多くの市民も参加してほしい」とあいさつした。

 ロビーや展示ホールでは、写真や表などをはじめ、今年2月にロシアに落下したチェリャビンスク隕石の破片も展示されている。

 23日午後1時30分からは、東京大学大学院理学系研究科の田村元秀教授を講師にした一般講演会「New Worlds:太陽系外惑星観測の最前線」が開かれる。入場無料。先着100人に星座早見表を配布する。

国指定重文・種子取祭 竹富島

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祝種子取を踊る石垣竹富郷友会の婦人=20日午後、世持御嶽

 【竹富】国指定の重要無形民俗文化財・竹富島の「種子取祭(たなどぅい)」の奉納芸能が20日から世持御嶽で始まり、島は祭り一色に包まれた。奉納芸能は「庭の芸能」と「舞台の芸能」に分けて行われ、初日の舞台は玻座間村が演じ、狂言や舞踊など32演目が繰り広げられた。会場には平日にもかかわらず郷友、観光客など島内外から大勢の観客が詰めかけ、終日演じられる奉納芸能を堪能した。

 農作物の豊穣(ほうじょう)と島民の無病息災を祈願する種子取祭は、1977年に国の重要無形民俗文化財に指定され、約600年の歴史を持つ。この日は早朝から神司や公民館役員らが同御嶽で神事を行った後、午前9時半すぎに道歌を歌いながら世持御嶽に集い、庭の芸能が始まった。

 奉納芸能は勇壮な棒術でスタート。竹富小中学校の児童生徒や教職員による太鼓、各支会によるマミドー、ジッチュ、マサカイ、石垣竹富郷友会の祝種子取をはじめ、婦人による腕棒(うでぃぼう)、馬乗者(うまぬしゃ)が次々と披露された。

 舞台芸能では、43年ぶりに代替わりした玻座間ホンジャーが五穀豊穣を願い、大勢の子どもたちを引き連れたミルクが登場。

 鍛冶工狂言や組踊「伏山敵討」などの狂言をはじめ、舞踊「しきた盆」などが夕方まで繰り広げられた。

 奉納芸能が終わると、「世乞い(ユークイ)」が行われ、島は夜遅くまで祭り一色に染まった。

 2日目は仲筋村が庭と舞台芸能を奉納する。

向かい側隣接地を選定石垣市 新火葬場

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新火葬場建設候補地として選定された場所

 石垣市新火葬場位置選定市民検討委員会(入嵩西正治委員長、委員9人)は20日、健康福祉センターで第4回の審議を行い、現火葬場(3043平方㍍)と真向かいの隣接地(約4890平方㍍)を組み合わせた第3案を候補地として全員一致で選定した。28日に中山義隆市長に報告する。これを受け市は29日、臨時庁議を開き、正式に決定する見通し。2015年度の着工、16年4月の供用開始を目指す。

 建設場所をめぐり難航していた新火葬場計画は、仕切り直しによる全面公開の市民検討委で候補地が選定されたことで事業化できるメドがたった。これが正式決定されて事業が実施されると、現火葬場を残しつつ、向かい側で新施設と一部駐車場を整備。現火葬場は駐車場とし、将来の建て替えにも備える。

 第4回検討委では、北側隣接地1案(3632平方㍍。地権者3人)、同2案(3500平方㍍、地権者1人)、西側隣接地3案(地権者2人)について▽地権者の意向▽整備上の課題▽人や車両の動線―などを考慮して1カ所に絞り込んだ。

 決定された3案は、地権者(2人)の協力が得られ、代替地の要望がないため、スムーズな用地取得が予想されるほか、面積が広く十分な駐車場を確保できるというメリットがある。委員は「市道を横断する際に安全対策が必要だが、人や車の流れも良い」と評価した。

 ほかの2案については、地権者が代替地を求めているため用地取得の難航が想定されるほか、狭い幅員の水路兼用道路を使用せざるをえず、車両の通行に支障が出るおそれがある。さらに段差を解消するため階段を整備しなければならず、バリアフリー化に適さないなどの課題があった。

 市は29日の臨時庁議で正式決定した場合、都市計画変更の手続きを年度内に行い、14年度に実施設計、用地取得・造成、15年度に着工を予定。総事業費は概算で8~9億円が見込まれている。

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