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晴れ着姿で七五三参り 桃林寺

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七五三で参拝し、おはらいの後に手を合わせる川満洋和、由希乃さんと娘の琉央ちゃん、結愛ちゃん(左から)=15日午後、桃林寺

「七五三」の15日、石垣市石垣の桃林寺(小林昌道住職)には晴れ着姿の子どもたちが父母や祖父母に手を引かれ、参拝に訪れた。参拝は17日まで受け付ける。

 七五三は3、5歳の男の子と3、7歳の女の子の成長を祝う行事。訪れた親子は本殿でおはらいを済ませ、健康と成長を祈願した。

 小林住職から千歳あめや福あめ、お守り、落書き帳などが子どもたちに手渡された。

 高橋大祐さん(32)=石垣市新川=は息子の頼空(らいく)君(5)と颯汰(はやた)君(4カ月)とともに家族4人で参拝。「これからもけがなく、健康に伸び伸びと育ってほしい」と目を細めた。

 川満洋和さん(36)と由希乃さん(23)夫妻は娘の琉央(るな)ちゃん(3)とまたいとこの高松結愛(ゆあ)ちゃん(同)ら5人で参加し、初めてのおはらいを経験。由希乃さんは「娘は小さいころから病気ばかりしているので、無事にすくすく育つといいなと思う」と笑顔で語った。


豊漁祈り奉納角力 与那国久部良

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与那国町漁協の金刀比羅神社祭で行われた奉納相撲=12日午前、久部良地区のナーマ浜

 【与那国】航海安全や豊漁を祈願する金刀比羅神社祭が12日午前、久部良のナーマ浜で行われた。あいにくの小雨模様となったものの、金刀比羅神社への参道となっている階段には今年も大漁旗が飾り付けられ、漁師たちは夜明け前の早朝から続々と参拝した。

 久部良の金刀比羅信仰は、戦前の久部良でかつおぶし製造業を成功させた宮崎県出身の発田貞彦(1895~1971年)が始めたものと言われ、与那国町漁協(中島勝治組合長)が毎年旧暦の10月10日に神事を行っている。

 式典は同日午前9時半から行われ、中島組合長は「これまで1年間、漁船の事故もなく、きょうの祈願では来年の無事故と豊漁を祈った。これからもみなさんと一致協力して頑張っていきたい」とあいさつ。

 外間守吉町長は「戦前から引き継がれた伝統文化を守り、船や(陸上の)交通などすべての安全を願っていきたい」と祝辞を述べた。

 この後、奉納相撲があり、漁民や地域から集まった人たちは一進一退の好取組に歓声を上げた。

 同祭では例年、小中学生が参加してパレードや奉納相撲を行うが、今年は雨のため、取りやめとなった。

 年間漁獲高の上位3人に対する表彰も行った。表彰者は次の各氏。

 ①上原正且(第三正丸、9342㌔)②大宜見浩利(玉伸丸、7424㌔)③尾野文建(暁丸、6461㌔)

フェア、初日から盛況 あすまで

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離島フェアでブースを見て回る仲井真知事と実行委員長の外間守吉与那国町長ら=15日午前、沖縄セルラーパーク那覇

 【那覇】県内離島18市町村の特産品を一斉販売する「離島フェア2013」(同実行委員会主催)が15日、那覇市奥武山公園の沖縄セルラーパーク那覇で始まった。今年は「伝える 島の伝統 島の物産を」がテーマで、会場は初日から大勢の買い物客でにぎわっている。八重山3市町からは47の出店があり、客に特産品と魅力をアピールしている。フェアは17日まで。

 オープニングセレモニー前には、県内各地の児童らによる「離島こども特派員」に、竹富町の川満栄長町長が「沖縄のしまじま」と題し離島の魅力を講話。与那国町祖納青年会と在沖縄与那国青年会が力強い太鼓を披露した。

 開会式では実行委員長で県離島振興協議会会長の外間守吉与那国町長が「フェアも25回目を数え、内容も充実して離島の活性化に寄与している。離島の産業振興、活力ある地域づくりの確立に今後も協力をお願いしたい」と呼びかけた。

 仲井真弘多知事も「意義あるイベントで会場を見るのが楽しみ。島々の元気を感じる」とあいさつした。

 会場では、18市町村から119業者が1013品目を出品。うち石垣市は29業者、竹富町8業者、与那国町は10業者が出店している。

 期間中は、商談会やお楽しみ抽選会、伝統芸能公演、離島出身アーティストによるライブなどが行われる。

 

 八重山からの受賞者は次の皆さん。

 【優良特産品】

 ▽優秀賞=小山内まさよ(石垣島ミルククラウン)

 ▽特別賞=金城利憲(ゆいまーる牧場)、根原工(石垣市特産品販売センター)

 【フォトコンテスト】

 ▽優秀賞=山田弘宣(石垣市)

竹富小が最優秀賞 県内初の快挙

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第10回手づくり絵はがきコンクールで最優秀賞を受賞した竹富小の児童ら=15日午後、同校体育館学校

 【竹富】日本製紙連合会が主催する第10回手づくり絵はがきコンクールで竹富小学校(前上里徹校長、児童28人)が県内で初めて最優秀賞に輝いた。作品は全児童が牛乳パックを使ってリサイクルはがきを作り、「夏休みの思い出」を描いたもので、15日午後、同校体育館で行われた伝達式では表彰状を受け取った後、児童らが思い思いに描いた作品を手に最優秀賞の受賞を喜んでいた。

 同コンクールは「夏休みの思い出」をテーマに、牛乳パックを漉(す)いたはがきサイズの紙を使用し、テーマに沿って手書きで描いた作品を募集するもので、全国の153団体と個人から1787点の応募があった。竹富小は全校児童28人が夏休み期間中に作品作りにに取り組んだ。

 伝達式で同連合会の上村国英調査役は「紙は分別して回収すればリサイクルして新しい紙を作ることができる。皆さんの作品は実際にリサイクルを体験し、紙パックから苦労してはがきを作った思いが伝わる作品だった」と述べ、児童代表の内盛朱里さん(6年)に表彰状を手渡した。

 スイカを食べている様子を描いた内盛さんは「紙作りは面白かったが、出来上がった再生紙がでこぼこだったので絵を描くのが大変だった。最優秀賞には驚きました」と感想。

 上野虹紀さん(5年)は「初めて再生紙を作ったが、牛乳パックを水につけて、表面のビニールをはがしていくところが難しかった。入賞してうれしい」と話した。

 前上里校長も「子どもたちの取り組みを見ていたが、最優秀賞に選ばれるなんて、全然思っていなかったので驚いている。担当の教師がうまく指導してくれたおかげだと思う」と話した。

与那国初の「名勝」指定へ

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人頭税の伝承が残る久部良バリ(県教育庁文化財課提供写真)

 文科相の諮問機関、文化審議会(宮田亮平会長)は15日午後、与那国町の独特な風致景観で人頭税の伝承がある「久部良バリおよび久部良フリシ」を国指定の名勝に指定するよう文科大臣に答申した。指定は来年3月下旬ごろに正式に官報告示される見通しとなっており、与那国町で初めて、八重山では4件目の国指定名勝となる。同町の崎原用能教育長は「たいへん意義深いことでうれしいかぎり」と喜んでいる。

 同審議会は名勝指定の理由として「わが国の優れた国土美として欠くことのできないもの。自然的な部分において風致景観の優秀なもの、名所としても学術的にも価値が高い」としている。

 久部良フリシは、与那国島北西岸に位置しており、その中央に久部良バリと呼ばれる崖状の亀裂がある。指定面積は790万9979平方㍍。

 久部良バリは、全長約15㍍、幅員約3・5㍍、深さ約7㍍の亀裂で、人頭税の負担にあえいだ島の人々が妊婦を跳ばせて胎児とともに死に至らしめたという伝承があり、近世の与那国島の社会を考えるうえで深い意義を持つ。

 久部良フリシは、波の浸食により形成された砂岩の急な崖からなる独特な風致景観。

 久部良フリシ一帯は、旧暦4月にイネの害虫を駆除するため、虫の霊を海のかなたの理想郷、アンドゥヌチマに送るフームヌン(穂物忌み)の儀礼の場となっており、与那国島の精神文化を語るうえで重要とされている。

 八重山地区の国指定名勝は現在、「宮良殿内庭園」と「石垣氏庭園」、「川平湾および於茂登岳」の3件。

 

■優れた教育資源 崎原用能与那国町教育長

 景勝地としてだけでなく、島の成り立ちや文化を知るための優れた教育資源でもある。今後も町民の宝として、広く教育普及活動や観光資源として活用を図り、環境保全に努めたい。

 

■いつまでもきれいに 長濵利典久部良公民館長

 祭事が行われ、住民の憩いの場でもある。日本の名勝に指定されることで、今後も注目を集めそうだ。地域としてもいつまでもきれいに守っていきたい。

 

■あらためて学習 島仲信秀久部良中学校校長

 近くにありながら、生徒全員で足を運ぶ機会がなかった。いま一度、久部良バリや久部良フリシについて学習する必要性を感じている。

民具作りの後継者育成を

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 ▽…大勢の地域住民が訪れ、盛り上がりをみせた第6回西表島人文化祭。中でも、民具作りの講師を務めた星公望さんの作品ブースは星さんが地元で採取した草木を用いて作った作品が並び、大勢の来場者が写真に収めるなど、人気を集めていた。星さんしか作れない作品もあるため、伝統文化の喪失を懸念する声もあり、継承者育成の取り組みが期待されるところ。

 

 ▽…「大浜男子歓喜の初優勝」。今帰仁村で16日、開かれた第37回男子・第26回女子沖縄県中学校駅伝競走大会で、大浜中男子が初優勝を飾り、九州、全国大会出場を決めた。第37回大会にして八重山勢初の快挙だ。しかも、スタートの出遅れを全員でカバー、最終区での逆転優勝というチーム一丸の勝利だ。12月の全国大会まであと1カ月。さらに力を付け、石垣旋風を期待したい。

 

 ▽…八重山農林高校で水上バイクの講習が行われた。最初は八重山商工高校観光コースの間違いじゃないかと思ったが、八重農に開設されたグリーンライフ科のカリキュラムの一環だという。これまでの農林高校の枠にとらわれず、さまざまな分野を選択することが可能になれば、生徒たちがさまざまな自分の未来を描くことができる希望につながるかもしれない。

「ボクの麦わら帽子は、どこへ行ってしまった…

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 「ボクの麦わら帽子は、どこへ行ってしまったのだろうか」うろ覚えで恐縮だが、角川書店が映画の宣伝で流した名文句。もうひとつ。(本=原作を)読んでから見る(映画)か、見てから読むか。この日本中を熱くした両句の相乗効果で映画は当たり、本も売れまねも続出した▼先日、知人に言われて気付いたのだが、そういえば近ごろ、市蝶のオオゴマダラをとんと見かけなくなった。どこへ行ってしまったのだろうか▼一昔前、あのゆったり飛翔を平和の島の象徴として街中で見られるようにしようと保健所の医師たちが提唱、食草のホウライカガミを賛同者の屋敷に植え、増殖を図った▼幼虫は、宮崎アニメ「風の谷のナウシカ」の王蟲に似ていて、子どもたちの人気者に。さなぎの輝きも金塊をほうふつさせて大人を魅了した。そのうちボクもワタシもと幼稚園、小学校の子どもたちや父母らも燃えて食草運動は県内のあちこちに広がった▼ところが熱しやすく冷めやすいのも島人。関心が薄くなり街中のホウライカガミが枯れたまま捨て置かれてはいないか。通りから屋敷をのぞいて回ってみたが、そう減ってはいない▼時季のせいなのかな。昨今のきな臭くなってきた平和の島の気配に驚いてどこかに身を潜めていないことを祈る。(仲間清隆)

石垣市食生活改善推進協 設立20周年祝う

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市食生活改善推進協議会の設立20周年式典で感謝状を贈られる食生活改善推進員ら=16日午後、市健康福祉センター

 石垣市食生活改善推進員協議会(玉代勢道子会長)の設立20周年記念式典と講演会が16日午後、市健康福祉センター集団検診ホールで開かれ、長年にわたって食生活改善事業に尽力してきた会員15人に感謝状が贈られた。

 同協議会は1992年に会員17人で発足。現在は105人(うち男性8人)の会員が「私たちの健康は私たちの手で」をスローガンに、多くの人々と関わりながら、食を通した健康づくりのボランティア活動を行っている。

 式典で、玉代勢会長は「地域の健康づくりの担い手として誇りと使命感を持って活動していきたい。20周年を一つの節目として、105人のヘルスメイトと共に、手を取り合って健康づくりの輪を広げていきたい」とあいさつした。

 感謝状贈呈や来賓祝辞に続き、受賞者を代表して黒島郁江さんが「私たちの足元から健康の輪を広げていきたい」と謝辞を述べた。

 このほか、大塚製薬㈱健康管理士の皆山武夫さんによる記念講演会も行われた。

 感謝状が贈られたのは次の皆さん。

 黒島郁江、内野初、仲嶺科子、安里倶子、波平洋子、宮良千代、吉浜清子、宮良純江、加屋本洋子、宮良美恵子、古見美枝、大浜和子、下地房子、浦崎繁、仲筋明


Wi-Fi接続順調 1日平均341件に

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中心市街地に設置されている公衆無線ネットワークの専用アンテナ=8月2日、市役所屋上。利用が順調に推移している

 外国人を含む観光客に観光情報を提供するため、中心市街地と主要観光スポットに無料でインターネットに接続できるよう石垣市が整備した公衆無線ネットワーク(Wi-Fi)は、8月の運用開始から10月までの3カ月間で3万1382件の接続があったことが、観光文化課(高坂正則課長)のまとめで分かった。1日平均341件。台湾からクルーズ船が寄港する日の接続数が400件超となるなど、情報を得る手段として外国人観光客に活用されているようだ。

 Wi-Fi整備に伴って開設された観光ポータルサイトも、累計アクセス数が9月までの2カ月間で33万7604件に達した。1日平均5534件。

 サイトを運営する市観光交流協会によると、2012年のサイトへの1日平均アクセス数約3000件を大きく上回っている。

 自動的に接続されるWi-Fiの利用者に加え、別の通信回線からアクセスする件数が圧倒的に多く、新空港開港効果による観光需要の高まりを反映した格好だ。

 サイトは4カ国語対応。ガイドマップやイベント情報のほか、観光スポットの紹介・案内、スタンプラリーなどができるアプリ機能もついている。

 Wi-Fi利用やサイトへの接続数について高坂課長は「アクセス数が多くなっており、外国人観光客にも活用されている」と話している。

 Wi-Fiアンテナは市役所、ホテルベルハーモニー、ホテルイーストチャイナシー、川平公民館の屋上と離島ターミナル、石垣港ターミナル、南ぬ島石垣空港の屋内に設置されている。

 運用開始後、電波が弱くアクセスしにくい箇所があることも判明したことから、同課は次年度で改善していく予定だ。また、来年2月の千葉ロッテのキャンプ期間中、野球場にもアンテナを設置できないか検討を進めている。

今年の観光入域 年間過去最多の可能性

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 八重山事務所がまとめた八重山の9月の観光入域客は10万5388人と、前年同月を4万人余り(61.8%)上回り、9月の過去最高を記録した。月間の観光客数は7月から3カ月連続で10万人を超えたことになり、1月からの累計は前年1年間の71万3058人を2.3%上回る72万9458人となった。このペースでいくと、年間で観光客が最も多かった2007年の78万7502人を上回りそうだ。
 月間の観光客数が過去最高を更新するのは4月以降、6カ月連続。前年同月を上回るのは昨年11月から11カ月連続。観光消費額は60億2000万円と推計される。
 同事務所は観光入域が好調な要因として、関東、関西圏からの入域客が好調を維持する中、LCCのピーチ・アビエーションが那覇石垣間に就航し、選択肢が増えたことを挙げている。
 国内路線は9万472人(前年同月比155.8%)。県外直行便が前年同月比301.7%を記録したことに加え、県内便も前年同月比約122.0%と顕著に伸びた。
 海外からは1万4916人(同208・9%)。昨年と比べチャーター便が6便、クルーズ船が5回多く就航・寄港したことで、空路が同159.6%、海路が同216.4%と好調に伸びた。
 市町別では、石垣市が10万5114人(前年同月比161.9%)、竹富町が8万3461人(同131.5%)、与那国町2297人(同95.5%)。

大浜中男子が逆転優勝 県中学駅伝

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県中学駅伝八重山勢初優勝のゴールテープを切る大浜中アンカーの島袋太佑(2年)=今帰仁村陸上競技場(琉球新報提供)

 第37回男子・第26回女子沖縄県中学校駅伝競走大会(県中学校体育連盟主催)が16日、今帰仁村陸上競技場を発着点とする国頭地区中体連駅伝コースで開催され、八重山勢は男子の大浜が、最終6区で豊見城を逆転し、1時間5分23秒で初優勝。八重山勢初の全国大会出場を決めた。女子は石垣の7位が最高だった。全国大会は12月15日に山口県、九州大会は今月30日に鹿児島県で開かれる。

 大会は男子が6区間20㌔、女子は5区間12㌔で行われ、男女とも25校が出場した。

 男子の大浜は、スタートで10位と出遅れたものの、2区以降着実に順位を上げ、2位でタスキを受けた最終区のアンカー島袋太佑(2年)が同競技場直前でトップの豊見城を抜き、逆転優勝に輝いた。

 女子は、石垣が1区の落合瑞歩(3年)、2区の新城志保(2年)の2人が区間賞と区間新の走りでスタートダッシュをみせたが3区以降、順位を下げ、7位に終わった。

 八重山から男子は大浜、石垣、石垣第二、船浦。女子は石垣中、船浦、石垣第二、白保が出場した。

 八重山勢の結果は次の通り。

【男子】

 ①大浜(1時間5分23秒)⑲石垣第二(1時間9分18秒23石垣)(1時間13分12秒24)船浦(1時間13分29秒)

【女子】

 ⑦石垣(44分09秒)21船浦(47分28秒)23石垣第二(47分49秒)25白保(50分20秒)

継承しよう!島の伝統文化 第6回西表島人文化祭

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島内手工芸作家の作品が並んだ第6回西表島人文化祭=16日午前、中野わいわいホール

 【西表】「伝統・継承・創造~島に生きる 島を生かす~」をテーマに「第6回西表島人(しまぴとぅ)文化祭」(主催・西表文化祭実行委員会、西表島エコツーリズム協会)が16日、中野わいわいホールで開かれた。会場では展示・即売コーナーや体験コーナー、飲食ブースなどが設置され、大勢の地域住民や観光客が詰めかけて文化祭を楽しんだ。同日夜は舞台の部もあり、地元の子どもたちや婦人の踊り、ライブなどで盛り上がりをみせた。

 文化祭は文化庁の2013年度文化遺産を生かした地域活性化事業の一環として2年に1度開かれており、展示・舞台の部などプログラムも盛りだくさん。

 展示・販売コーナーでは島内の工芸作家による手工芸作品が展示・即売され、焼き物や木細工、手作りせっけんなどが並び、大勢の観光客や子ども連れがお目当ての地場産品を買い求めていた。

 体験コーナーでは、アダンを使った玩具作りや伝統たこあげ、リラックスヨガなどが行われ、大勢の家族連れが参加、島内で作られた飲食物のバザーは昼食時には列ができるほど大盛況となった。

 実行委員長の石垣昭子西表島エコツーリズム協会長は「地域文化の定着を一つの目標に掲げて2年に1度開いており、だんだんと地域に根付いてきた。民具や玩具など昔ながらの物作りも少しずつ広まっており、文化祭を通して子どもたちに西表島の文化を継承していけたらと思う」と抱負を話した。

 また、「世界自然遺産を考える~屋久島の事例から」をテーマに環境省エコツーリズム推進アドバイザーの松本毅氏が講演したほか、「私の好きな西表島絵画コンクール」授賞式では、鈴木虹さん(西表小3年)に最優秀賞、永井一ノ輔君(上原小1年)、河島飛鳥さん(白浜小3年)に優秀賞が贈られた。

85歳の生年祝いに

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 ▽…大川婦人会が85周年をなぜ盛大に祝うのかと不思議に思っていたが、人間で言えば85歳の生年祝いに当たる、と聞いて納得した。玉代勢光子会長が言うところの「人生で言えばご拝領の大きな佳節」。感謝状を受けた1971年以降の歴代会長らも「感無量」とそれぞれに当時を振り返っていた。

 

 ▽…伊原間中の親子がベトナム料理に初めて挑戦した。講師を務めたのはベトナム出身の保護者で参加者は本場の味を堪能した。また、料理をサポートしたお母さんたちもフィリピン出身と国際色豊かだ。このほか、北部地区だけでもアメリカやドイツ、ロシアなどの出身者もいるとか。

 

 ▽…第16回まるざーフェスティバルの舞台で行われた京都きもの学院沖縄本校石垣教室の着付け舞。出演者2人は鏡も見ずに音楽に合わせ、ステップを刻みながら着付けていった。着物で会場を訪れた辻野ヒロ子委員長は「難しい着付けをこのような形でできるとは」とびっくりした様子。

だれにでも、読んだ本の中で大切なことを教え…

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 だれにでも、読んだ本の中で大切なことを教えられた、勇気付けられた、価値観が変わったなど心に残る作品があると思う▼一冊の本が人をそこまで駆り立てるのかと印象深かったのが、今年3月学校司書を定年退職した波照間良子さんの体験。30余年前に読んだ光吉智加枝著「だめの子日記」に強く心を打たれ、今は亡き智加枝さんの故郷、岡山県鏡野を訪問し墓参と生家を訪ね、ご両親に会ってみたいという長年の思いをかなえたのだ▼思いがけない訪問者にご両親も大感激。旅行記は本紙に掲載されたが「光吉家との新たな交流の始まりを心から喜びたい」と結んでおり、波照間さんのうれしそうな表情がとても印象的だった▼大人になるにつれ、何となく本を読まなくなったという人も多いのでは? ある研究によると読書は単なる娯楽ではなく、心身の健康に良い影響があることが分かったという▼子どものころから読書習慣があるなど継続的に脳を刺激していると、アルツハイマー病の原因物質ベータアミロイドの形成を抑制できる研究結果もあるそうだ▼また読書は孤独を感じさせにくくする効果や心をリラックスさせ、ストレス軽減にもなるという説も。秋は読書の季節。しばらく本を開いていない人も健康のために読書を始めてみてはいかがですか。(辻本順子)

ベトナムの味楽しむ 伊原間中で親子料理教室

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ベトナム料理に挑戦した参加者ら=17日午前、伊原間中家庭科室

 伊原間中学校PTA学習部(柳澤優子部長)の「親子で作ろう世界の料理教室!」が17日、同校家庭科室であり、親子約30人がベトナムの家庭料理「ブンチャー」作りに挑戦した。

 ブンチャーは焼いた肉と野菜、ビーフンを一緒に混ぜ、つけ汁で食べる料理。

 同校2年の小菅志温さんの母親で、ベトナム出身のフォンさん(35)が講師を務めた。

 ひき肉にシイタケやキクラゲを混ぜたハンバーグやナンプラーなど、普段とは異なる調理法、珍しい調味料に参加者も興味津々。

 ハスのお茶も独特な味わいで、参加者はベトナムの食卓を楽しんだ。 

 フォンさんは「故郷に帰ると、家族でよく食べたので懐かしい。みんなにも喜んでもらってよかった」と話した。

 自分たちで調理したベトナム料理を食べた竹原大地君(1年)は「普段とは違った料理で、貴重な体験となった」、志田穂花さん(1年)は「少しすっぱくて変わった味だけどおいしい」とそれぞれ感想を述べた。


大川婦人会が85周年 歴代会長らに感謝状

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感謝状を受ける喜友名喜代さんら1971年以降の歴代会長=17日午前10時半ごろ、ホテル日航八重山

 大川婦人会(玉代勢光子会長)は17日、85周年記念式典と祝賀会を市内のホテルで開き、生年祝いに当たる節目を盛大に祝った。歴代会長らに感謝状を贈り、今後の飛躍を誓った。

 同会は1929(昭和4)年に大浜政さんを初代会長に発足。この間、各種検診の呼びかけやごみの出し方の指導など地域活動に取り組んできた。会長は62代を数える。故・浦本成子さん(97―98年会長)が提唱した「平和の和、対話の話、団結の輪」の三つの「わ」をモットーに、活動を展開している。

 式典では物故者に黙とうをささげた後、玉代勢会長が婦人会活動に尽力した会員に感謝しつつ、「これからも励まし合い、結いの精神で地域の行事に協力し、美化運動、地域福祉ネットワークを強化し、やる気、根気、元気の婦人会であることを誇りに思い、頑張っていきたい」と決意を語った。

 感謝状を贈られた歴代会長を代表し、島村ヤス子さんが「感謝状は私たちにとって名誉なこと。一生の宝物として額に掲げ、今後の生きがいとして大事にしたい」と感謝、「公民館建設に向け、婦人会を中心に募金活動や演劇会を開催したのを懐かしく思う」と振り返った。

 会場には、71年から2年間会長を務めた喜友名喜代さん(94)も元気な姿をみせ、「私は平得出身で大川に嫁いできた。会長が務まるかどうか不安だったが、みんなが支えてくれた」と話した。

 式典では中山義隆市長や慶田城用武字会長が祝辞を述べた。

 感謝状を受けたのは次の皆さん。

 ▽歴代会長=喜友名喜代(41代)、石堂敏(46代)、野原シズ(49代)、宮良利(50代)、島村ヤス子(51代)、知念タケ子(52代)、大盛キヨ(53代)、新垣タケ(55代)、三木邑子(56代)、島仲玲子(57代)、上原順子(58代)、後盛和子(59代)、玉城みち子(60代)、神谷悦子(61代)▽文化部門=本盛秀、大盛和子

古謡をメドレーで歌う 東京やいまうた会

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大勢の観客でにぎわった東京やいまうた会の10周年記念ライブ=9日、都内

 【東京】東京やいまうた会(岩井信幸代表)の10周年記念ライブが9日、都内で行われた。「ミシャグパーシィ(大神酒)」や「船ぬ親じらば」といった古謡のメドレーなどで八重山の歌の世界が持つ独特の雰囲気を演出し、客席からははやしや指笛が飛んだ。

 同会は八重山出身の民謡歌手、大工哲弘さんが全国で展開する「八重山うた会」の関東支部として2003年に発足。現在約30人の会員はすべて他府県の出身者で、民謡の背景を学ぶなど研さんを積んでいる。大工さんや郷友会などのステージに参加することもあるが、単独での公演は創立以来2度目。

 ステージは竹富島の「霧下りアヨー」で厳かに幕開けし、西表の「揚古見ぬ浦節」や与那国の「来夏世節」など島々の歌を網羅する構成。川平の「こーねまーぬあっぱー」と宮良の「こーねまーぬ主」という2曲の「こーねま(子守唄)」を歌い分けるなど、趣向を凝らした舞台となった。

 会場は大勢の観客であふれ、岩井代表は「こんなに多くの人々が詰めかけるとは」と感嘆の声をもらしていた。

「サガリバナの森に」 100人が苗植える

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秋晴れの下、サガリバナの苗を植える親子=17日午前、平久保のサガリバナ群落

 石垣市観光交流協会(宮平康弘会長)の創立50周年を記念した「さがり花100人植樹」が17日午前、平久保橋北側にあるサガリバナ群落(米盛三千弘さん所有の畑)で行われ、参加した家族連れなどがサガリバナの苗を植えた。

 100人植樹は、自然景観を保護するとともに、観光スポットとして平久保をクローズアップさせることで、北部地区へ足を伸ばす観光客の増加や星空と並ぶ新たな観光資源としてのサガリバナをPRするのが目的。

 宮平会長は「平久保の森を素晴らしいサガリバナの森として、世界に誇れるようにするためにも、皆さんの協力で北部地域の自然環境を守っていきたい」とあいさつした。

 記念撮影の後、参加者は自分の名札の付いたサガリバナの苗をスコップで植え付けた。

 家族で参加した大浜朋笑さん(登野城小5年)は「早く大きくなってきれいな花を咲かせてほしい」、平久保出身の母親と参加した新本妃代莉さん(石垣第二中1年)は「花が咲くまで成長が待ち遠しい」とそれぞれ話した。

21団体が活動紹介 まるざーフェスティバル

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第16回まるざーフェスティバルで、石垣市文庫連絡協議会の読み聞かせに聞き入る子どもたち=17日午前、市総合体育館メインアリーナ

 「豊かに かがやき 響き合う 八重山(ばがーすま)の みーどぅん(女)びぎどぅん(男)」をテーマにした第16回まるざーフェスティバル(同実行委員会主催)が17日、石垣市総合体育館メインアリーナで開かれ、大勢の市民が訪れた。今回は、女性を中心としたグループ21団体が参加し、▽医療・福祉・人権▽生活・環境▽子育て・教育▽産業・経済▽女性の地位向上―の5グループに分かれ、パネル展示や体験などを通して活動をPRした。

 このうち子育て・教育グループでは、石垣市文庫連絡協議会や児童文化サークルくにぶん木の会など4団体が、絵本の読み聞かせやエプロンシアター、人形劇などを行い、子どもたちの人気を集めた。

 産業・経済グループは、特定非営利活動法人(NPO法人)ジャパンハーブソサエティー八重山支部のアロマクリームやキッチンロープ、ハーブリース作り、いつよ会のコースター作りなど体験コーナーがあり、参加者たちが思い思いに作品を仕上げた。

 舞台では、京都きもの学院沖縄本校石垣教室の砂川長子さん(57)と村本洋子さん(34)による着付け舞や、いつよ会とのコラボミニファッションショーなどがあり、来場者の関心を集めた。

 ミンサーのコースター作りに、娘の望央(みお)ちゃん(4)と挑戦した末次史歩さん(36)は「娘が初めての体験で張り切っている。端の部分をそろえるのが難しく、織子の人たちはすごい」と感想を語った。

 同フェスティバルの発起人で石垣市文庫連絡協議会の潮平俊会長は「それぞれの団体が違いを認め合って目標を確実にし、意識を高める良い機会になっているように思う。それぞれの成果が見える」と話していた。

 開会セレモニーでは辻野ヒロ子実行委員長は「男女共同参画社会実現のために行政、地域、市民がスクラムを組んで平和で豊かな社会づくりを目指していきたい」とあいさつ。AED48isgのダンスなども披露された。

「ネット依存症」患者が、急速に増えている…

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 「ネット依存症」患者が、急速に増えているらしい。自分の意志でインターネットをやめることができなくなり、日常生活に支障をきたし、ネットをしていないと不安でイライラするという▼スマートフォン(スマホ)の普及に伴い、世界的規模で患者数は拡大を続けている。人が集まるところでは、多くの人が下を向いて携帯電話を見ている。喫茶店などで、カップルらしき若者が無言でスマホを触っている光景も見かける▼最近、この光景にものすごく違和感を覚えるようになった。ネット歴は長く、スマホにも真っ先に飛びついた。確かに便利だ。いろいろなことができる。なのに興味は次第に薄れつつある▼先日は、NTTの通信回線故障で八重山は混乱した。ネットが仕事、日常生活に不可欠になっているためだが、「スマホがつながらない」「フェイスブックができない」といら立つ人の姿を見ると、引く▼ネット熱は中学生にまで低年齢化、スマホや一般的な携帯電話を持っていないと「仲間はずれになる」との恐怖感があるらしい。親に携帯をねだる最大の理由という▼この数年、小学生へのIT教育がよく話題になっている。しかしその長短所がよく論じられぬまま、いつのまにか機材だけが普及していく。何ら問題はないのだろうか。(黒島安隆)

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