Quantcast
Channel: 八重山毎日新聞社
Viewing all 17077 articles
Browse latest View live

元日ベビーが誕生 飯田さん夫婦次女

$
0
0

元日に産まれた次女を抱く飯田麻紀さん(左)と助産師の大底さん=4日午後、八重山病院

 2014年がスタートした1日、県立八重山病院で4年連続となる「元旦ベビー」が誕生した。

 赤ちゃんは、飯田祥史さん(43)、麻紀さん(36)夫妻=石垣市真栄里=の次女。名前はまだ決めていないという。

 予定日が6日ということで、1日は年明けから家族で初詣に行き、帰宅後、早朝から陣痛が始まり、同病院で正午と同時に体重2986㌘の元気な女の子が誕生した。

 麻紀さんは「予定日はまだ先だったので、まさか元日に産まれるとは思わなかった。実家の両親も正月と孫の誕生にダブルでおめでたいと喜んでいた」と話す。

 埼玉県出身の麻紀さんは「石垣島での出産は初めてで、身内がいないことで不安もあったが、助産師の大底みどりさんが親身になって支えてくれたので、とても励みになった。娘には午(うま)年にちなみ、馬のように走り回り、すくすくと元気に育ってほしい」と赤ちゃんの顔をのぞきながら、幸せそうに笑っていた。

 同病院では11年に3人、12年に1人、13年に3人の元日ベビーが産まれている。


初セリで活況呈す 2㌧余を競り、幸先良いスタート

$
0
0

初セリを前に水揚げされるマグロ。今年は例年にない水揚げ量があり、漁協は活気づいた=4日午前9時10分ごろ、八重山漁協

 八重山漁協(上原亀一組合長)で4日、初セリが行われ、昨年12月31日から休業していたセリ市場に活気が戻った。今年は例年になく水揚げが多く、荷さばき場には2㌧余の鮮魚がずらり、1㌔当たり2700—2800円の高値も付き漁獲、セリ値とも幸先の良いスタートを切った。

 初セリは午前9時から予定されていたが、漁獲量が多かったため約1時間遅れで始まった。これに先立ち、漁協職員と仲買人らが冨崎観音堂に向かい、航海安全と豊漁、商売繁盛を祈願した。

 セリ人の威勢のよいかけ声とともに近海魚913㌔、マグロ類1181㌔が次々と競り落とされていった。

 昨年12月30日に出漁していたマグロはえ縄漁の具志堅用治さん(56)は「今年は幸先が良い。今年一年、豊漁であってほしい。昨年は日台漁業取り決めの問題などがあったが、これに負けないで頑張りたい」と決意を新たにしていた。

 漁協の与那嶺幸広市場販売課長は「正月前から天候が持ち直している。マグロ船は4隻が寄港し、活気が出ている。良い年にしたい」と話した。

新八重山の創造に決意 各界各層が初春の交歓会

$
0
0

良い一年を祈念して乾杯する人たち=4日午後4時40分ごろ

 新年のあいさつを交わす初春の交歓会(主催・実行委員会)が4日夕、市内ホテルで開かれ、実行委員長の中山義隆市長は年頭あいさつで「今年は1914年に八重山村から分村して100年、旧大浜町と合併して50年になる記念すべき年。新しい石垣市・八重山を創造しなければならない」と決意を新たにした。

 会場のホテル日航八重山には各界各層から多くの市民が訪れ、今年にかける思いを語り合った。

 市観光交流協会の宮平康弘会長は「新空港の開港で観光客の潜在需要を掘り起こすことができた。八重山の魅力をさらに知ってもらえるよう情報発信に力を入れ、100万人を目指したい」と意欲、市商工会の我喜屋隆会長は「石垣ブランドの物産をどう買ってもらうか。農業と製造業がドッキングする第6次産業化を推進したい」と強調した。

 JAおきなわ八重山地区本部の山田惠昌本部長は「ファーマーズマーケットの生産体制を強化してファーマーズマーケットをさらに伸ばしたい。供給が不足している石垣牛についても肥育部会とともに課題を解決したい」、八重山漁協の上原亀一組合長は「石垣市の大型定置網事業や陸上養殖事業に期待したい。水産基盤の整備につながる。漁協としては消費拡大に取り組みたい」と話した。

 一方、県建設業協会八重山支部の黒島克史支部長は「若い従業員の絶対数が足りず、今年は人材育成に努めたい。そうでないと、地元企業だけで事業を消化できなくなる」と気を引き締めた。

 交歓会では伊良皆高信議長、高嶺善伸県議、砂川利勝県議もあいさつ。いしがき少年少女合唱団の市歌斉唱、各団体の代表による鏡開き、八重山高校カラーガード部の演技などで舞台を盛り上げ、お楽しみ抽選会に一喜一憂した。

「責任と誇りを持ち、歩め」 石垣市成人式

$
0
0

振り袖や琉装など華やかな衣装に身を包み、写真に収まる新成人たち=4日午後、市民会館ピロティ

 成人を迎えた若者を祝福し、今後の人生の門出を激励しようと石垣市主催の成人式が4日午後1時から、石垣市民会館大ホールで開かれた。今年の郡内の新成人は石垣市約800人、竹富町44人、与那国町21人。石垣市ではこの日、515人が参加。会場は羽織はかまやスーツ、色鮮やかな振り袖や琉装などに身を包んだ若者たちで華やいだ。新成人たちは友人との再会を喜び合い、旧交を温めながら今後の人生に夢を膨らませた。父母や後輩、恩師らも多数訪れ、新成人の門出を祝った。

 式典では、中山義隆市長が「さまざまな経験と困難を乗り越えて得た英知は大きな力となり、恵みをもたらすと確信している。人生に責任と誇りを持ち、歩んでいってほしい」と激励。石垣市議会の伊良皆高信議長が祝辞を述べた。

 新成人を代表し、埼玉県の大学で英語を学んでいるという松村誌織さんが「目の前にあることだけがすべてではないと意識できるようになった。私たちの中の愛郷心を今度は島を支えていく担い手として、どう貢献できるかを一緒に考えていこう」と呼びかけた。

 海上保安官を目指し、本島の専門学校で勉学に励んでいる大仲貴良さんが「島を出て自然の美しさをあらためて実感した。これまで受け継がれてきた島の宝を今後は私たち若者が守りながら、島の発展に関わることで恩返ししていきたい」と決意を語った。

 式典後のアトラクションは新成人の金城昴希さん、保里昂宏さん、眞榮田義也さんが司会を務め、郡内3高校郷土芸能部OBらによる「鷲ぬ鳥節」で幕開け。石垣市青年団協議会の宮良美香会長のスピーチや長田信慶さんのピアノ演奏、「成人CREW」のダンス、「オリーブ」によるミニライブなどが次々に繰り広げられた。マリンバ演奏も行われ、新成人の内原早紀子さんが華麗なマレットさばきをみせ、喝采を浴びた。

 新成人の新本世史流(せしる)さん=石垣市登野城=は「実感はまだなく、将来の夢も決まっていないが、現在働いている飲食店で早く頼られる存在になりたい」と抱負。岐阜県各務原市で自動車関係の仕事をしている小川美海(よしみ)さん=同宮良出身=は「そろそろ落ち着かないとなと思う。将来は子だくさんの家庭を築きたい」と決意を語った。

 オープニングでは、思い出のスライドショーや、いしがき少年少女合唱団の合唱が披露された。与那国町は2日、竹富町は各離島で2、3日に成人式が催された。

漁業者は大助かり

$
0
0

 ▽…石垣市と与那国町は今月以降、本島市場に出荷する生鮮水産物に対して輸送費を補助することになった。輸送費がネックとなっているだけに漁業者は大助かりだ。漁協に所属する石垣市民と与那国町民の漁業者が対象となっているが、八重山漁協には竹富町民もいる。竹富町も早期の実施が求められそう。

 

 ▽…琉球ゴールデンキングスの八重山公式戦の開催が5日、正式に発表された。3シーズン連続の八重山開催にはバスケファンが望んでいた「定例化」に向け、大きな期待が掛かる。キングスの安永取締役は来年の開催に「バスケットボール協会に打診中」と前向きで、プロの試合が毎年見られるかもしれない。当日は八重山のブースターで埋め尽くされた市総合体育館に期待。

 

 ▽…八重山空手道連盟が主催する「第2回合同稽古始め」が5日、行われた。参加者は主催者発表で約150人。特に目立ったのは、小学校低学年の多さ。昨年、八重高空手部が九州出場を果たしたが、元気いっぱい気合を響かせていた子どもたちが、中学、高校と空手を続けることができれば、八重山が空手の強豪地区となることも夢ではないはず。

みーとぅす(新年)を迎え、元日は暖かい…

$
0
0

 みーとぅす(新年)を迎え、元日は暖かい穏やかな天気に恵まれ、冨崎観音堂や桃林寺では多くの人たちが気持ちも新たに「元旦の計」を立て健康を祈ったことと思う▼八重山では若者たちの正月の帰省に合わせ、2日から4日に成人式が催された。各島々でも地域挙げて新成人の門出を盛大に祝福した▼友人の娘の晴れ着姿を見ようと市主催の成人式に出かけた。女子は色あでやかな振り袖姿、今どきのはやりか「盛り」を取り入れた髪形や、カラフルなデコ振り袖など個性豊か。「人と同じスタイルをしたくない」との思いは大いに結構だと思うが▼男性陣は羽織はかまも多く、どうやってそろえたのだろうか?数人のグループが、そろいの衣装と金髪のリーゼントで注目を集めていた。人目を引くのが琉球紅型の衣装。髪形もウチナーカンプーだけでなく、ユニークな結上げにも感心してしまった▼各地でマナーの悪さが指摘されるが、石垣はそれほどでもなく「今年はおとなしい方だよ」と関係者の談。また今年は市長、市町議、県知事選と選挙の当たり年で選挙権を得た新成人も責任重大だ。成人になったからと言って酒を飲んだり、たばこを吸ったりするだけでなく、大人の仲間入りをしたことで「自分にとって理想の大人とは」を考えるきっかけにしてほしいと思う。(辻本順子)

クジャクの卵、探索犬導入へ

$
0
0

インドクジャクの卵を駆除するためにトレーニングを受けているラブラドール・レトリバー=提供・竹富町自然環境課

 竹富町クジャク対策協議会(会長・服部邦雄黒島公民館長)は9月8日—12月19日、黒島と小浜島で計6回、銃器を使ったインドクジャクの駆除作業を行い、385羽を駆除した。銃器を使った駆除作業とともに町自然環境課(白保隆男課長)では、2~3月にかけて試験的にクジャクの卵を探索する犬を活用した駆除作業を行う予定で、卵の駆除が実現すると、年間を通した効率的な駆除作業が可能になる。

 同協議会では、2011年度から環境省の生物多様性保全推進支援事業の一環として、町猟友会に依頼して黒島と小浜島で箱ワナや銃器を使ったクジャクの駆除作業を実施。これまでに2300羽以上を駆除してきた。

 13年度は黒島と小浜島で各3回、銃器による駆除作業を実施。黒島で284羽、小浜島で101羽のクジャクを駆除し、個体数削減を図ったが、効果は薄く、地元から駆除の要望が続いている。

 このため、同課では沖縄本島の業者にクジャクの卵を探索する犬の育成を依頼。5月には試験的に小浜島で探索を行い、実用の可能性を調査した。年明け2、3月には小浜島のリゾート施設などで卵の駆除作業を行う計画で、これに向け業者では、ラブラドール・レトリバーとコーギーの2頭をトレーニングしている。

 白保課長は「西表島が世界自然遺産候補地に選出されたが、自然遺産登録に向けて環境の保全保護を担保していく必要がある。イリオモテヤマネコの保護はもちろんのこと、引き続き外来生物の駆除やホテイアオイなど外来植物の除去に力を入れていきたい」と述べ、クジャクの撲滅に向けて箱ワナ、銃器、探索犬により年間を通した効率的な駆除を図るとしている。

1件ごとに見直し査定 予算編成作業で石垣市

$
0
0

 石垣市は、事務事業を1件ごとにチェックして見直しを図る一件査定方式で2014年度予算の編成作業を進めている。予算総額の一定割合を各部に配分する従来の枠配分方式を撤廃、「既存予算をゼロベースで厳しく見直す」としている。

 すでに実施している事業については「既存事業ありき」の意識を捨て、聖域を設けることなく新たな視点で見直し、検証するよう求めている。既存事業の改廃を徹底することで新規事業の創出につなげる。

 建設事業などにあてる投資的経費については今後数年で大型施設の建設、改修を控えているため、事業課だけで決定せず、企画や財政を担当する課と十分に調整する。

 3年目となる沖縄振興特別推進交付金については事業の必要性、費用対効果、維持管理費のほか、交付金終了後の事業のあり方まで見据えるよう要求している。

 一方、新空港への格安航空会社の参入で那覇間の航空運賃が大幅に低減されていることを受け、那覇間の旅費は低く設定された。日帰りだと、前年度の2万1800円―2万2300円から1万7000―1万7500円となっている。

 14年度一般会計は、242億5750万円と前年度当初比5.9%(13億5655万円)の増を見込んでいる。1月末までに内示する予定だ。


路上寝込みが過去最高 昨年末で546件を記録

$
0
0

24076.png

 酒に酔って路上に寝てしまう「路上寝込み」の件数が昨年1月から12月19日時点で546件と、過去5年間で最高を記録していることが八重山署のまとめで分かった。路上寝込みは、窃盗事件などに巻き込まれる危険性があるほか、過去に死亡事故や重傷事故も発生していることから同署では「絶対に止めてほしい。節度ある飲酒を心がけてほしい」と、呼びかけている。

 昨年は10月で2012年の年間件数449件を突破。11月30日で過去5年間で最多だった11年の536件に並び、12月19日には546件に増加している。

路上寝込みは、近年の増加傾向から12年は減少していたが、1年で増加に転じた。

 路上寝込みは例年、暑くなり始める5月ごろから増え始め、6月~9月をピークに冬場に減少する。昨年は7月の77件が最高だった。07年には市内で路上寝込みの男性が車にひかれて死亡する事故が発生。05年には重傷事故が1件起きている。

 路上寝込みは、窃盗事件など他の犯罪を誘発する危険性をはらんでいるほか、路上寝込み自体が道路交通法76条違反となり、5万円以下の罰金が科せられる。

 また、八重山署と石垣市、沖縄県ハイヤー・タクシー協会八重山支部は7月に、地域の安全・安心の向上を図るため「路上寝込み等による交通事故の防止に関する協定」を締結し、路上寝込みやそれによる交通事故の防止に取り組んでいる。

 路上寝込みの件数は、9年が314件、10年が495件、11年が536件、12年が449件だった。

キングス、八重山開催定例化に意欲 安永取締役ら会見

$
0
0

3シーズン連続のキングス八重山公式戦をPRする関係者ら=5日午前、市役所庁議室

 2月22、23の両日、石垣市総合体育館で開催されるbjリーグの琉球ゴールデンキングス公式戦(ユーグレナゲーム)に向けた記者会見が5日午前、市役所庁議室で行われ、キングスの安永淳一取締役は「公式戦が子どもたちに夢を与えるきっかけになる。できる限り(八重山開催)を続けたい」と語るとともに、来年の開催について「石垣と言えばキングスと言われるため、頑張りたい」と、公式戦の定例化に意欲を示した。

 キングスが石垣島で公式戦を行うのは3シーズン連続。公式戦は高松ファイブアローズと対戦。キングスは現在、ウエスタンカンファレンスで19勝3敗と単独首位をキープ。1シーズンぶりの優勝に向け、3年連続の八重山公式戦で勢いに乗りたいところだ。

 中山義隆市長は「市民挙げて観戦し、全国から来島するブースターにも期待したい」、八重山公式戦を主催する(株)ユーグレナの出雲充代表取締役社長は「多くの八重山の人々に観戦してもらい、将来プロを目指す子どもが一人でも多く生まれてほしい」とそれぞれ述べた。

 毎年、ゲームをサポートする八重山バスケットボール協会の太田義彦副会長は「八重山の特色を出し、オンリーワンのゲームにしたい。キングスは石垣では負けた試合がない。不敗神話を継続させたい」と意気込んだ。

 チケットの販売は9日から県内一斉に開始。このうち、八重山優先販売として指定席は八重山バスケットボール協会で受け付ける。詳しくは、同協会受け付け担当(080—4694—5550)。

4月1日から供用開始へ 急患輸送用ヘリポート

$
0
0

次年度に石垣市消防本部が移転する旧石垣海上保安部航空基地=5日午後、旧石垣空港

 旧石垣空港への急患搬送用ヘリポートの整備工事が11日に着工し、4月1日の供用開始が予定されていることが、石垣市消防本部(大工嘉広消防長)への取材で分かった。これは、次年度に計画されている市消防本部の旧石垣航空基地庁舎への移転を見越した整備。市消防では「離島住民のスムーズな急患輸送が実現でき、病院への搬送時間の短縮につながる」と期待している。工事の予定価格は約2300万円となっている。

 旧空港のヘリポートは、急患輸送時に、市消防職員が簡易型のランプを設置して使用しているが、簡易照明は、夜間や悪天候時に風で飛ばされたり、視界が悪い雨天時は明かりが見えずらいという問題があった。

 整備される新ヘリポートは、縦横27㍍四方と十分な広さがあり、誘導灯などの照明が常設化されることで、スムーズなヘリの離着陸が可能となり、運航の安定と安全性が確保される。

 一方、移転計画が次年度にずれ込むことに市消防は「国や県の土地が入り交じっているので、移転手続きがスムーズに行えていないが、次年度には移転する」と説明した。

 現庁舎は、手狭で出動時や訓練に支障をきたしている上、深夜の救急用のサイレン音にも配慮している状況で、早めの移転が求められている。

 来年はヘリポートと庁舎移転が完了するが、市街地西側のエリアをどうカバーするのかが今後の課題だ。

「島の発展に貢献したい」 新成人が決意新た

$
0
0

与那国町の成人式に臨む新成人たち=2日午後、町離島振興総合センター

【与那国】与那国町の成人式が2日午後、町離島振興総合センターで行われ、男性8人、女性12人の新成人が社会人としての自覚と決意を新たにした。町内で働く松田啓太さんは新成人を代表して「後輩の手本となり、与那国の発展に貢献できる大人として堂々と行動します」と力強く誓いの言葉を述べた。

 外間守吉町長は「夢や希望を持ち、失敗を恐れない。地域社会に積極的に関わって、ふるさとの絆を人生のエネルギーにしてほしい」と式辞を述べ、新成人がそれぞれ希望する本を手渡した。前西原武三町議会議長は祝辞を述べた。

 式典には保護者や地域の人たちが出席し、新成人の成長した姿に目頭にそっと手をやる親もいた。新成人の担任を務めたことのある先生たちも教え子の晴れ姿を見ようと島外から駆け付けた。

 祝賀会では歌や舞踊があり、新成人の大人の仲間入りを祝福した。

 与那国小学校を卒業した新成人は1日、卒業の時に教室の天井裏に保管しておいた全員のランドセルや詩集などを取り出して懐かしんだ。(田頭政英通信員)

水産物、本島出荷に輸送費補助 

$
0
0

八重山漁協に水揚げされるマグロ=1月4日。今月以降、漁協を通して本島市場に出荷される水産物には輸送費の補助が出る

 石垣市と与那国町の漁業者が生鮮水産物を本島に出荷する場合、輸送費の補助を受けられるようになる。市と町が一括交付金(沖縄振興特別推進交付金)を活用し、陸路輸送の経費で出荷できるよう空路輸送費との差額分を助成するもの。今月以降、出荷実績に基づき漁協を通して漁業者に支給する。補助額は1㌔当たり、市で67円、町で98円。漁業者は「離島のハンディが克服される」と喜んでいる。

 離島では漁獲物を買い付ける仲買人が少なく、市内あるいは町内だけで販売するには限界がある。このため島外に出荷しているが、鮮度を保持する必要から空路に限定されている。県漁連に出荷する場合、地元漁協、県漁連、荷受人に対する手数料に輸送費が加わり、これが漁業者の負担となっていた。

 すでに県の農林水産物流通条件不利性解消事業があるため、市と町はこれとすみ分ける形で実施。県は本土出荷、市・町は本島出荷に対して補助することになる。市は年間200㌧で約1300万円、町は約30㌧で約300万円を見込んでいる。

 八重山漁協に所属する並里学さん(50)は「離島のハンディは運賃につきる。地元セリが安いときは本島に出したいが、運賃が高くて出せない漁業者もいる。補助が出れば運賃の心配をせず安心して本島に出荷ができる。どこに出荷するか選択肢が広がる」と期待。別の漁業者は「地元セリで扱わない魚は本島に出荷せざるを得ないが、これまで運賃がネックだった。補助があると相当助かる」と歓迎する。

 与那国漁協の中島勝治組合長は「空路は陸路と違って輸送費が高くつくので漁業者の手取りも少なくなる。補助がつけばとても助かるし、組合員の士気も上がる。ありがたい」と話している。

落胆の声が相次ぐ

$
0
0

 ▽…ジェフ千葉のキャンプ撤退を受け、市民やサッカーファンから落胆の声が相次いだ。これまでJリーグに所属する数々の名門チームが石垣島でキャンプを実施し、熱烈なファンを本土から呼び込む「スポーツ観光」にも貢献してきただけに残念至極。選手も天然芝を3面完備したあかんまを評価していた。もう一度、施設を造った原点に戻りたい。

 

 ▽…農薬マラチオンが検出された冷凍食品は、全国で95品目640万パックと膨大な量が流通しており、石垣市内でも年末まで対象商品が販売されていた。6日までに八重山福祉保健所に被害の報告はないが、冷凍食品だけに年末に購入した製品がそのまま冷凍庫に保管されていないか、今一度チェックを。

 

 ▽…6日から郡内小中高校で3学期がスタートした。真喜良小学校の始業式で大兼和佳子校長は「1月は行く、2月は逃げる、3月は去る」という表現で「この3カ月は短いが、1番内容も濃い」と強調。中学3年と高校3年はそれぞれ高校入試や大学入試センター試験など人生を左右する大事な時期でもある。ぜひ充実した日を。

新年がスタートし、街が動きだした。…

$
0
0

 新年がスタートし、街が動きだした。昨年は3月に念願の新石垣空港が開港し、観光客も大幅に増えた▼正式発表はこれからだが、初春の交歓会では、市長から2013年の観光客は93万人との予測数値が挙げられ、さらに市観光交流協会長は今年の見通しは100万人と紹介した▼開港に向けたキャンペーンや格安航空会社(LCC)の新規参入、市場競争に伴う航空運賃の引き下げなどが奏功したが、ホテルや飲食店など一部の関連業種を除き、まだ経済効果を吸収できていない▼宿泊客の増加で最も元気が出たホテルも、デフレで宿泊料金が安く抑え込まれているため、スタッフ増で人件費が上昇、薄利多売で厳しい状況が続いているところもある▼八重山観光は競合地のグアムを抜き、少しずつ活気づいている。新規の投資・事業計画も今夏ごろから動きだす見通しだが、ここのところスカイマーク社の不振が気になる▼同社の路線参入で那覇—石垣航空運賃は大幅に下がり、今や那覇—宮古よりも石垣路線が安い。ただ同社は低搭乗率が続いており、観光交流協会は「路線撤退すれば航空運賃は大きく跳ね上がる」と懸念している。今年はその存続と、命題の宿泊サイクル延泊が欠かせない。環境負荷への対応も課題だろう。(黒島安隆)


3学期がスタート 児童生徒ら元気に登校

$
0
0

3学期がスタートし、始業式で元気いっぱい校歌を歌う真喜良小学校の児童ら=6日午前、同校

 郡内小中高校の3学期始業式が6日、一斉に行われた。校内には11日間の冬休みを終え、元気に登校した児童生徒の明るい声が戻った。

 このうち真喜良小学校(大兼和佳子校長、児童349人)は午前8時15分から始業式を行い、児童が校歌と「エトはメリーゴーラウンド」を元気いっぱいに斉唱。

 大兼校長は午(うま)年にちなんで「天馬行空」という言葉を紹介し、「今年はみんなが飛躍し、アップできる年。1年間のまとめをしっかりし、願いがかなえられるように頑張ってほしい」と激励した。

 児童を代表して中村鼓さん(6年)が「やることもたくさんあって忙しくなりそうだが、悔いが残らないように皆で力を合わせて頑張ろう」と呼びかけた。

移転先で夜間診療開始 上原内科医院

$
0
0

6日から夜間診療を開始した上原秀政医師=6日午後3時すぎ、上原内科医院

 一般社団法人八重山地区医師会(35人)の上原秀政会長(59)は6日、石垣市登野城458に移転した上原内科院で、夜間診療を開始した。365日、24時間対応の休日夜間診療所は、石垣市が県立八重山病院の建て替えに合わせて再開を目指しているが、まだ実現の見通しはたっておらず、上原氏は「その間、少しでも八重山病院の負担軽減につながれば」と話している。

 上原氏は、民間医療施設が新たに2カ所で開院されるのを受け、県立病院の負担軽減を図り、医師会の業務に専念しようと夜間診療への切り替えを決意。当初は医師会立の運営を目指したが、時期尚早として断念、個人で行うことにした。

 場所は自身所有の2階建て施設の1階。上原医師を含めスタッフは5人。上原会長は「共働きが多いので、仕事を終えてからでも利用できる。子どもが夜間に熱を出したときでも利用できる」と説明した。

 平日は午後5時~10時、土曜は午後1時~6時の診療。水・日・祝日が休診。

官公庁などで仕事始め 職員が「飛躍の年に」と決意

$
0
0

中山義隆市長の年頭あいさつを聞く部課長ら=6日午前9時半ごろ

【石垣市】

 官公庁や多くの民間企業で6日、2014年の業務が始まった。職員らが新年のあいさつを交わし、午(うま)年にちなんで「飛躍」の年にしようと誓い合った。各事業所はあいさつ回りに大忙しだった。

 このうち石垣市の仕事始め式は部課長らが出席して午前9時半から玄関前で行われた。まず、職員が「赤馬節」の唄と踊りを披露して新年を祝った。

 年頭あいさつで中山義隆市長は「昨年は新空港の開港という大きな節目だった。経済回復が顕著にみられる年だった。これも職員の努力のたまもの。2014年は開港ブームを一時的に終わらせず、経済の復興を継続していかなければならない」と述べた。

 漢那政弘副市長は「新空港の開港は振興発展の端緒となった。本年は振興発展を持続可能な状態にする重要な年」と引き締めを図った。玉津博克教育長は閉会のあいさつで、馬に関わる中国と琉球の歴史を紹介しながら「馬が沖縄を豊かにしてくれた」と述べた。

 

【竹富町】

 竹富町(川満栄長町長)の年始式は6日午前9時から、町役場で行われ、全職員を前に川満町長と西大舛髙旬議長が年頭あいさつを行った。

 川満町長は「今年は村政34年、町政66年で単独自治体100周年の節目。住民福祉の向上に向けて職員一丸となって公務に精励してほしい」と訓示した。

 TPP交渉に触れ、「サトウキビや畜産業の存亡に関わる。重要5品目を守れなければ(交渉から)退く覚悟を国に求めていきたい」と決意を示した。

 西大舛議長は「国の景気浮揚策の恩恵を受けている実態は無く、厳しい状況。自らの町は自らつくっていくという行政の真価が問われている。先導的な役割を果たす意志を持って町民の期待に応えてほしい」と激励した。

 

【与那国町】

 与那国町の仕事始め式は6日午前10時から町役場玄関前で行われた。外間守吉与那国町長は全職員に対し、「職員の知恵を借りたい。遠慮なく提言してほしい」と奮起を促した。

 外間町長は「自衛隊配備に関わるインフラ整備については町の第4次総合計画を見直さなければならないこともある。また、東日本大震災を踏まえて通信網を完備した庁舎の改築、安全な場所への移転などの計画を考えている」と述べた。

 崎原用能教育長は「忙しい年になりそうだが、ヨナグニウマのように力強く駆け、頑張りましょう」とあいさつ。

 この後、庁舎内で各課長らが抱負を述べた。

【石垣市長選】事務所開きで前哨戦入り 

$
0
0

 2月23日告示、3月2日投開票の石垣市長選に立候補を予定している現職中山義隆氏(46)、前職大浜長照氏(66)の後援会はそれぞれ8日、12日に事務所開きを行い、本格的な前哨戦に突入する。中山陣営は旧ゲオの店舗を確保、大浜陣営は昨年から徳村菓子店北側に事務所を構えている。事務所開きはいずれも午後6時から。

 両予定候補は年末に出馬を表明し、年明けから始動。有権者が多く集まる場所に出向き、名刺を配布したり、あいさつを交わすなどして浸透を図っている。

 中山氏は2012年12月から2期目に意欲を示してきたが、自民党石垣市支部の議員から「何の相談もない」と反発を買い、調整に時間を要した。昨年12月28日、与党市議との連携を密にするとの内容を盛り込んだ選挙協定を締結して推薦を得、一枚岩を実現した。中山氏は公明党にも推薦を依頼する。

 大浜氏は、革新系の笑顔かがやく市民の会から強い要請を受けて出馬を決意。後援会は保守系の人物を共同代表の1人に据えるなど、幅広い支持の獲得を目指す。国頭村立東部へき地診療所長の大浜氏は2月に休暇をとることで国頭村側と了承を得ているが、この間は土日などに帰省して準備を進めることになる。

 両氏が立場を逆にして戦った前回、中山氏は1万6421票を獲得して当選、大浜氏は1万1407票だった。

 中山氏は前回の得票数の歩留まりを高めることができるか、大浜氏が保守層への切り崩しができるか、がポイントとなりそうだ。

ジェフ千葉、石垣島キャンプ撤退 南城市へ変更

$
0
0

5年間、石垣島でキャンプを行ってきたジェフ千葉。今季からの撤退が決まった=2013年1月、石垣島キャンプでトレーニングに汗を流すジェフ千葉のイレブン

 サッカーJ2のジェフユナイテッド市原・千葉が毎年1月下旬に実施してきた石垣島キャンプから撤退することが6日、分かった。石垣市観光文化スポーツ局によると、同チームのスタッフ2人が昨年12月17日に市役所を訪れ、中山義隆市長に伝えた。チームはJ1への昇格ができず低迷していることから、キャンプ環境の変化と他チームとのトレーニングマッチの実施を目的にキャンプ地を本島の南城市へ変更するという。同局の嘉数博仁局長は「別のチームへの(キャンプ)誘致は時間的に難しい」としており、1997年のサッカーパークあかんま整備後、初めてプロサッカーチームのキャンプが途絶えることになりそうだ。

 ジェフ千葉は2009年、FC東京が石垣島から撤退した後にキャンプを開始し、13年までの5年間実施した。

 ジェフ千葉の広報担当は本紙の取材に対し、「条件が折り合わず石垣島キャンプができなくなったことは残念。キャンプ地については今後、正式に発表したい」とコメントした。

 同局では「昨年、ジェフ千葉のスタッフによる市長表敬でキャンプ地の変更を報告されて驚いている。撤退は非常に残念」と話す一方、ジェフ千葉側の報告前にJリーグの2チームからキャンプの打診があり、市側が断っていたことも分かった。「ジェフ千葉が今年も来るだろうと思って断った。事前の調整をすればよかった」と振り返る。

 今年キャンプ地となった南城市側は、トップセールスを各サッカーチームに展開し、アピールを行っていた。南城市の観光商工課は「サッカーキャンプ受け入れを強化していたので、誘致できてうれしい。石垣の分まで頑張りたい」と話した。これについて市職員は「クラブ任せで誘致側が積極的ではない」と指摘。来年に向けたキャンプ誘致について嘉数局長は「夏から秋にかけて誘致活動を行い、プロチームを呼びたい」と答えた。

 あかんまではこれまでに清水エスパルスやベルマーレ平塚(現湘南ベルマーレ)、FC東京、コンサドーレ札幌、韓国浦項、U-23日本代表、ガンバ大阪などがキャンプを実施してきた。

Viewing all 17077 articles
Browse latest View live


<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>