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年度末控え安全パト 建設業労災防止協支部

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建設工事現場で足場の安全対策などを点検する関係者ら=20日午前、新栄町の水産加工施設

 慌ただしさを増す年度末の労働災害を防ごうと、建設業労働災害防止協会沖縄県支部八重山分会(黒嶋克史会長)は20日午前、建設現場安全パトロールを実施、市内5カ所の工事現場を回り、安全対策を点検した。同分会が定めた3月の「建設業年度末労働災害防止強調月間」の一環。

 八重山建設会館で行われた出発式で、同分会の米盛博明副分会長は「年度末で工期に間に合わせるため、安全対策や新規就業者の安全教育などがおろそかになる現場が予想される。しっかりチェックし、労働災害の防止に努めてもらいたい」とあいさつした。

 パトロールには市内の建設業関係者5人が参加。新栄町で行われている水産加工施設建築工事現場やサザンゲートブリッジの塗装の塗り替え工事現場で安全対策などをチェックした。

 パトロール終了後、安全指導員の玻座真敦さんは「5カ所の現場のうち3カ所は工期が延びたため、慌ただしさは感じられなかったが、引き続き緊張感を持って工事に当たってほしい」と話した。

 八重山労働基準監督署によると、管内における昨年1年間の労働災害は47件(うち死亡3件)。今年は新川川の架橋工事現場で重傷事故が発生している。


愛称は「ディディ与那国交流館」 歴史文化の発信拠点

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「ディディ与那国交流館」のプレオープン企画で来客をもてなす模擬実演を披露したスタッフの與那覇有羽さん(右)=18日、古民家・佐久川家

 【与那国】与那国の文化や歴史の発信拠点として町が浦野地区で建設を進めている与那国島歴史文化交流資料館の愛称が「ディディ与那国交流館」に決まった。「ディディ」は与那国方言で「行こう行こう」の意味。同館運営準備協議会が18日に祖納集落にある古民家・佐久川家で初めて開催したプレオープン企画のなかで報告した。オープンは2016年1月を予定している。

 同館は、与那国の「食」「唄」「風」をテーマに食の体験、郷土芸能や周辺地域との交流の歴史を発信するもの。先月からは、各テーマを担当するスタッフ3人が研修を行っており、オープンに向けた資料収集などの取り組みが本格化している。

 愛称は、同協議会が公募から決定し、島内をはじめ、北海道や名古屋から応募があった。

 スタッフの研修成果を披露するため開催された同企画には、地域住民ら約30人が参加。スタッフは与那国の赤子の誕生儀礼として、出産があったばかりの家族が家屋に掲げる「シル・ンナ」(産縄)や赤子の命名の習俗などについて解説。実演も行い、古くからある島の営みを再現した。

 また、町史編さん委員の米城恵氏が与那国の人の一生、死生観をテーマに講話した。同企画は今後も継続して開催していく。

 同企画に同席した外間守吉町長は「培った文化をしっかり継承し伝承したい」と述べた。(田頭政英通信員)

爆発物磁気探査の早期実施を 旧空港跡地

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多くの不発弾が地中に埋まっているとされる旧石垣空港。医療を守る郡民の会が磁気探査の早期実施の要請を決議した=2014年7月

 八重山の医療を守る郡民の会(宮平康弘会長)の第5回総会が20日夕、石垣市内の飲食店で開かれ、総会決議で「医療法人上善会かりゆし病院の旧空港跡地への早期移転」「旧空港全跡地の爆発物磁気探査の早期実施」を行政や関係機関に要請していくこと決めた。

 このほか、役員改選で会長に宮平氏が再任された。

 宮平会長は「この秋にも新県立八重山病院が着工する見通しでラストの第4コーナーを回ったという感じだが、病院が完成して終わりではない。その後の医療従事者を確保することも大切」とあいさつした。

 総会決議で提案された「かりゆし病院の旧空港跡地への早期移転」は、旧空港跡地に移転・新築される八重山病院と近接立地することで医療連携の充実強化、大規模災害時の災害医療補完や医療材料等の備蓄などを理由に挙げている。

 「旧空港全跡地の爆発物磁気探査の早期実施」については、第2次世界大戦時に海軍飛行場となり、多くの不発弾などが地中に埋まっていることが懸念されており、安全な市民生活が送れるよう磁気探査の実施を求めている。

 総会後の懇親会では、人事異動で八重山病院を離れる本竹秀光副院長と今月1日に八重山高校を卒業し、琉球大学医学部に進学が決まっている髙橋信之介君と長谷部郁さんを激励した。

 2015年度の役員は次の各氏。

 ▽顧問=高嶺善伸、砂川利勝、中山義隆、川満栄長、外間守吉、知念辰憲、新博文、糸数健一▽会長=宮平康弘▽副会長=依光たみ枝、辻野ヒロ子、金城綾子、當山房子▽事務局長=大山剛▽監事=田幸香代、大濵琴美

貸し切りバス料金引き上げ 団体観光や学校にも打撃

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4月1日から貸し切りバスは距離と時間の両方を合算した新運賃制度に移行する=11日午後、南ぬ島石垣空港

 貸し切りバスの料金が新年度から引き上げられる。2014年度から段階的に新運賃制度が適用されてきたが、4月1日以降、県の公示運賃に完全移行し、県内一律料金になる。これにより観光団体ツアーだけでなく、学校の遠足や修学旅行にも影響がでることが確実だ。

 市内のバス会社によると、これまで約20㌔圏内だと学校割引きで1台につき片道1万円前後だった料金が約2万5000円となる。八重山毎日新聞の取材で同制度を知った八重山地区PTA連合会の新川清孝会長は「もっと先に知っていれば議論もできたのに。保護者への打撃は必至。バス利用の助成などができないか」と行政の支援を求めた。

 新川会長は本土との所得水準の違いや、母子家庭の多い現状を踏まえ「複数の子どもを抱える家庭もあり負担は大きい。値上げは反対だ」と語った。

 さらに「修学旅行は航空運賃に加え、バス運賃まで上がると行かせられない家庭が出てくるかもしれない」と不安を募らせた。

 市内小中校の学校長の一人は遠足に関して「バスを徒歩に切り替えたり、目的地を離島に変更したりする可能性もある。交流学習も実現できるか不安」と述べ、保護者への負担増を懸念し「教育関係に関しては、別の配慮があってもいいのでは」と語った。

 同制度は12年4月に発生した関越道高速ツアーバス事故などを受けての動き。

 新料金は、上限、下限の単価が設定されている。回送と実車の時間と距離、運行前後の点検時間もそれぞれ1時間ずつ加えて料金が算出される。また実車時間が30分であっても、最低3時間からの計算となる。

 例えば、バス会社と学校、遠足で多く利用されるバンナ公園までの総距離が20㌔だと仮定し、下限額で計算すると料金は往路で2万3700円(税抜き)となる。

 市PTA連合会の東蔵盛充会長は「学校も保護者側も知らない人が多い。増額を知った親から問い合わせが殺到するのではないか。周知不足だ」と指摘。市内バス会社の担当者は「離島の実情に合わせた運用を求める要請を今後も継続したい」と話した。

 新制度の下限額を下回って運行した場合、道路運送法に違反し、バス(事業用自動車)の使用停止の行政処分が下る。

自転車を2台も所有しているのに乗る機会もなく…

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 自転車を2台も所有しているのに乗る機会もなく手入れもしてないのでサビだらけになっている▼近所に用事ができたので、こんな時こそ自転車をと引き出してみたが、タイヤは空気が抜けて、空気入れもホースが裂けて使い物にならない。結局は自動車を利用する羽目に▼現代人の健康保持には、日課の散歩と自転車がいいと聞いた。そこで一念発起、自転車を整備し遠乗りを試すことにした。少しきついかなと思ったがギアなし自転車で途中の坂道も降りずにこぎ続けることを義務付けた▼自転車は全体が赤さびて格好悪いが、乗る時の服装がそれ相応なら、目だたずそうそう笑われることはあるまい。そこで自転車に合わせたTシャツにトレパンといういでたちで繰り出すことにした▼国道の車道左側を守り街へ向かってこぎだした。大浜集落へ入ったころ、後ろから迫ってくるバスに気付いた。定時で急ぐバスの前をのろのろ走っていては迷惑になる。そこで狭い歩道へ乗り入れてバスに追い越させた。島は自転車道が整備されていないので、歩道乗り入れはやむを得ないと思う▼そこで警察には特段の配慮を願いたい。緊急でないのに赤信号をサイレンで通過していくパトカーを私たちも見て見ぬふりをするので、自転車の歩道安全走行を大目に見てくれませんか。(仲間清隆)

八重山の新たな歌文化に

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 ▽…BEGINの25周年記念ライブが催され、大いに盛り上がった。ステージではファンが石垣島の魅力を替え歌にした「いちゃりば結」も披露され、比嘉栄昇さんは「〝とぅばらーま〟のように思い思いの詩をつけられる曲として何十年も親しまれるようになるかもしれない」と話す。新たな八重山の歌文化として定着することを期待する声も。

 ▽…「福島第1原発事故から学ぶ」をテーマにしたNPO法人石垣市民ラボの講演会には満席になるほど大勢の市民が来場し、小出裕章氏の講演に聴き入った。その中で小出氏は「福島の事故は国内で原子力を認めてきた国民一人一人に何らかの責任がある」と述べ、子どもへの被爆回避の必要性を強調するとともに、原発を認めてきた政府を非難する場面も。

 ▽…「地域でハグくむ医療・福祉の街づくりが重要」と訴えた岡原仁志氏は「隣同士の人々とハグしてください」と提案。老若男女の参加者は照れながらも熱い抱擁を約30秒間行った。参加した平良秀之市議は「(抱擁で)コミュニケーションの大切さをあらためて認識した」と話した。市議会開会前に与野党と執行部側が“ハグ導入”をすれば「議会がスムーズに進むかも」?

前夜祭で盛り上げ 与那国ナーマ浜

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「日本最南端!八重山の海びらき2015」前夜祭のステージを彩った「フラオハナ ピハハウオリ」のフラダンス=21日夕、久部良ナーマ浜

 【与那国】22日の「日本最南端!八重山の海びらき2015」(八重山ビジターズビューロー主催)を前に21日夕、久部良ナーマ浜で前夜祭が開かれ、時折小雨が降る中、来場者が与那国の特産品を味わいながら多彩なステージを満喫した。前夜祭は昨年の西表島トゥドゥマリの浜以来2回目。

 プログラムは祖納青年会による棒踊りと舞踊で幕開け、フラダンスチーム「フラオハナ ピハハウオリ」は華麗なフラダンスを披露。久部良の青年でつくる「久部良ゆかいな仲間達」はコミカルなダンスで会場の笑いを誘い、アンコールの声が上がるほどの人気ぶりだった。

 与那国島出身の民謡歌手、与那覇歩さんはライブで「どぅなんすんかに」「わーりどぅなん」などを歌い上げ、喝采を浴びた。

 会場には、与那国島でしか食べられないカジキの骨の空揚げや内臓のチャンプルーなども販売され、訪れた人たちが舌鼓を打った。

 会場準備などで関わっている与那国町観光協会青年部の真謝正太朗さん(28)は「先輩の与那覇歩さんも海びらきを盛り上げてくれてうれしい。今後も与那国島で開催していけたらと思う」と語った。久部良在住の30代女性は「あいにくの天気だが、それでも暖かいし、いい前夜祭だった。本番の初泳ぎが楽しみ」と目を輝かせた。

 22日の海びらきは都合により、2時間遅れて午前11時から開かれる。

カピバラ 県が有害鳥獣指定

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水田を移動するカピバラ=18日午後1時ごろ、石垣市名蔵大田原(豊川善一さん提供)

 全国ネットでも放送された「稲を食べるカピバラ」。観光施設から逃げ出したとみられ、石垣島の温暖な環境下で野生化し、稲を食い荒らしている。市の申請で県が18日付で有害鳥獣に指定したのを受け、石垣市は猟友会と連携し、カピバラの捕獲に乗り出す。

 カピバラは南米アマゾン川に生息するネズミの仲間で、体長1・3㍍、体重60㌔以上に成長する地球上に存在する最も大きいネズミといわれる。

 野生化しているカピバラは名蔵地区に生息しているとみられ、現地の水田で水稲に被害が出ている。

 名蔵大田原に水田がある豊川善一さん(75)=登野城=は18日午後、水田でカピバラを発見。「最初はイノシシかと思った」というほどの大きさだったといい、3本指の足跡と刈り取った跡のように食べられた稲を確認した。「浅いところが歩きやすいのか、食われた所は全部浅いところ」と順調に育った稲の被害に肩を落とす。

 先月、植え付け前の稲が被害に遭った上地国博さん(74)は「稲は植え付け後40~50日で根切りのために水を抜く。水田が乾いた状態の時にカピバラにやられると致命的」と話した。

 市農政経済課によると、カピバラはこれまで有害鳥獣の指定外。被害農家から捕獲依頼があったが、対応できずにいた。

 だが、野生化し、農作物に被害が出ている現状を受け、県が有害鳥獣に指定したことで、1年間捕獲が可能になった。

 市はクジャク用の箱わななどで捕獲を計画。九州でカピバラを飼育している施設から習性や好物などを聞き、準備を進めている。だが「クジャク用のわながカピバラにどこまで有効なのか分からない」(市担当者)としている。

 八重山保健所では「捕獲の設備やノウハウなど協力できる所はある」と市からの協力要請があれば応じる構え。捕獲した場合、島外の施設が引き取りを希望している。

 カピバラは移動すると捕獲が難しくなるだけに、稲の根切り時期も合わせ、早めの捕獲が待たれる。


「ハグを日常生活に」

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講演する岡原仁志氏=21日、市健康福祉センター

 地域を交えた介護と医療について考える講演会「地域がハグむ大往生の島プロジェクト~最期を楽しむ~」(沖縄がん心のケア研究会主催)が21日午後、石垣市健康福祉センター2階視聴覚室で開かれ、山口県周防大島町医療法人おかはら会の岡原仁志理事長が講演した。会場には市内の医療や介護、福祉事業の関係者約70人が詰めかけた。

 自らの体験談を交えながら講演した岡原氏は、在宅や院内医療を通して、島で最期を迎えるがん患者の現状や患者の家族を含めたサポート体制の必要性を訴えた。

 岡原氏は「人は誰でも最期の日が来る。死を通して生を見る”死生観”を持ち、家族と楽しみながら最期を迎えるのもいいのではないか」と語り、訪問医療時には着ぐるみなどの仮装で訪れ、ダンスなどのレクリエーションで現場の雰囲気を楽しくする方法などを紹介。

 岡原氏はまた、相手を抱擁する「ハグ」を通して患者や家族、医療スタッフとのスキンシップを図る重要性を説き、「高齢者の孤独死をなくすには地域医療と介護が必要。患者が笑顔で暮らせる街づくりの一つとして、ハグを日常生活に取り入れてほしい」と呼びかけた。

収集写真をネットで公開へ 市史編集課

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「八重山写真帖」などの写真が公開されている市史編集課のホームページ。7月には石垣市史デジタル資料室を立ち上げ、さらに内容を充実していく=20日午後

 石垣市史編集課は市史編集事業で収集してきた写真やネガなど約7万5千点をデジタル化し、ネット上で公開する作業を進めている。これまでに刊行した「石垣島の風景と歴史」「八重山写真帖」の写真はすでに公開しており、7月に新たに立ち上げる「石垣市史デジタル資料室」でさらに内容を充実させていく。同課の松村順一課長は「新たな観光資源として活用が図れると思う」と話している。

 「石垣市史デジタル資料室」では、「石垣島の風景と歴史」「八重山写真帖」以外にも▽石垣市の街角風景▽石垣島の御嶽・拝所▽石垣島の名所・旧跡▽八重山古地図展ーなどのカテゴリーに分け、それぞれ写真を見られるようにする。カテゴリー外の写真についても「石垣市史のアルバム」で検索できるよう整備していく。

 松村課長は「写真は申請すれば使用できるようになっており、いろんな場面で使われることで石垣島のPRにつなげられる」と期待。

 また、同課では八重山関係の写真を集めていることから、「これを機に提供したいという人が増えてくれれば、より充実したものになっていくと思う」と述べた。

 事業期間は2012年度から16年度までの5年間。14年度までに4万点をデジタル化し、残りの3万5千点を15、16年度で行う。事業費は3615万円。

BEGIN 感謝の熱唱

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3000人のファンが詰めかけ、BEGINの25周年を祝った記念ライブ=21日夜、石垣市運動公園屋内練習場

 メジャーデビューから今年で25周年を迎えたBEGIN(比嘉栄昇、島袋優、上地等)のライブ「BEGIN25周年記念音楽公園~石垣島で会いましょう~」(企画制作・アミューズ)が21日、石垣市中央運動公園屋内練習場で開かれ、歌を通じて、ステージと観客が一体となった。会場には市民や島外からのファンなど3000人(主催者発表)が詰めかけ、BEGINの節目を祝った。

 今回のライブは「自分たちがお祝いされるより、ファンの皆さんに僕たちから感謝を届けたい」という思いで企画された。

 ステージは2部構成で行われ、カントリーの聖地・アメリカのナッシュビルでレコーディングした「NASHVILLE」で幕開け。

 第1部では「恋しくて」や、大島保克との「イラヨイ月夜浜」、「竹富島で会いましょう」「オジー自慢のオリオンビール」「涙そうそう」など13曲を歌い上げた。

 また、比嘉栄昇がプロデュースした沖縄県の観光ソング「いちゃりば結」に乗せて石垣島の魅力を替え歌にする「第1回石垣島結うた大会」の優秀賞6人が舞台に上がり、それぞれの歌詞を歌い、会場を沸かせた。

 第2部では11曲を披露。「国道508号線」や「Churrasco」、メドレーの「マルシャコーナー」「バルーン」などラテンやアップテンポな曲で会場はヒートアップ。「三線の花」や「島人ぬ宝」といった人気ナンバーでは、客席から指笛や「ヒーヤーサッサ」の掛け声が上がり、会場と一体となった。

 アンコールでは「ボトル二本とチョコレート」「かりゆしの夜」「パーマ屋ゆんた」を歌い上げた。

 ライブには地元のフラダンスチームや琉球國祭り太鼓、サンバユニット・宮城姉妹、石垣第二中学校ブラスバンド部、石垣クラウンイーグルスも出演し、ステージを盛り上げた。

 このほか、BEGINの思い入れがある店がフードコートに出店。写真展やBEGINが考案したギターと三線の特徴を合わせた楽器「一五一会」の体験コーナーもあり、来場者を楽しませた。

 今月29日午後9時からはBEGINに1年間密着した特別番組「ダイワハウススペシャル BEGINの音色旅団~デビュー25年目の真実~」がBS朝日で放映される。

台湾原発事故への備えは?

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大勢の来場者が訪れた石垣市民ラボ主催の講演会=21日夜、市民会館中ホール

 特定非営利活動法人石垣市民ラボ(江川美津恵理事長)主催の講演会「福島第1原発事故から学ぶ~万一の台湾原発事故にどう備えるか~」が21日夜、石垣市民会館中ホールで開かれた。講演会では京都大学原子炉研究所助教の小出裕章氏が講師を務め、福島第1原発事故と放射性物質の放出状況や台湾の原発事情、建設中の台湾第4原発で事故が発生した場合の被害推計を紹介し、来場した大勢の市民が小出氏の講話に聞き入った。

 小出氏は京大原子炉研究所にある放射線管理区域の規制の厳しさを紹介し「福島の原発事故では東北関東地方の膨大な範囲を放射線管理区域にしなければならないほどの汚染を受けた」と説明。

 同様の事故が発生した場合、半径250㌔圏内に汚染が広がることを紹介した上で、「世界でも類をみない巨大な台湾第4原発(建設中)から石垣島は250㌔圏内に入っている。放射能雲が石垣島の方角に流れてきたら石垣島も放射線管理区域に指定しなければならないほどの汚染となる」と指摘した。

 風向き次第では事故発生から1時間9分で石垣島地方に放射能雲が到達し、避難しなかった場合は5年後に先島地区全体で1万3800人が被爆によるがんで死亡する試算結果を紹介した。

 事故への備えについて小出氏は「備え方は分からない。事故が起きてしまえばどうしようもないため、原発を動かさないことが唯一の方法だ」と述べ、脱原発を強調した。

 会場は満席になるほど大勢の市民が来場。福島原発から大気中に放出された放射性物質の量に驚いた様子で小出氏の講演に熱心に聴き入っていた。

 講演会を主催した石垣市民ラボは東日本大震災以降、主に市民から依頼された食品の放射線量の測定を行い、その結果を発信している。

またポイ捨て

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 ▽…不法投棄撲滅強化月間の美化清掃活動として22日、新川川でボランティア約40人がごみを拾い集めた。午前中の1時間余りの作業できれいに片付けたが、参加者の1人が同日夕、シードー線でウオーキングをしていたところ、新川川で空き缶などの入ったレジ袋を発見。「午前中に清掃したばかりなのに…。なぜポイ捨てをするのか」とがっくり。

 ▽…石垣市子ども会育成連絡協議会の戦跡巡りが行われ、小学生らが初めて見る防空壕(ごう)に驚いていたが、引率の大人たちも「初めて来た」と話し、地元に住んでいても知らない人は多いようだ。講師の松島昭司さんによると今回訪問した9カ所以外に、島内には50~60カ所の戦跡があるという。戦争体験者の話を語り継ぐだけでなく、戦跡の場所や説明も伝え、守っていく必要があるのかもしれない。

 ▽…いしがき少年少女合唱団による春風コンサートが開かれ、団員の透き通る歌声が会場を包み込んだ。今月、高校を卒業した2人の団員が島を離れ、コンサートを最後に脱退。先輩たちのバトンを受けた後輩団員が新たなステージに向けて春に吹く風のように走りだす。団員が減少する昨今、少数精鋭で活動する地域の合唱団が聴かせる次なるハーモニーに注目だ。

デイゴの花が咲くと入学式の季節。スーパー…

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 デイゴの花が咲くと入学式の季節。スーパーなどでは入学準備特設コーナーにランドセルが並び、定番の黒や赤のほかピンク、茶、紫、水色とこんなにもカラフルで多様化しているとは▼今どきのアニメキャラクターや刺しゅうのデザイン、また今年は県内初、石垣牛の革を使いミンサー模様をあしらった製品も発売され話題に。値段も2、3万円台から6万円台の高級感漂うものまであるのには驚いた▼「女の子が黒や紺を持ってもおかしくないけど男の子が赤とかピンクは変よね?」という話題になった。ピンクが好きな男子もいると思うし、だめな理由はなにもない。でも親は素直に「ピンクでもいいんじゃない」と言えるだろうか?▼友達にからかわれないか、変な子と思われないか…など親の方が「男子は黒か紺」という固定化した考えがあるのでは▼男女共同参画社会基本法が公布された1999年ごろから家庭科の男女共通授業や、男女ともに「さん」付け、出席簿の男女混合名簿など教育現場でのジェンダー問題も多少は改善されているようだ▼でも残念ながら郡内は「男女別名簿」が多数派だし、まだまだ「男だから、女だから」という性別による固定的な区別は根強いように思う。子どもたちの自由な選択や柔軟な感覚を素直に育てていける学校や地域がいずれくるのだろうか。(辻本順子)

八重農、宜野湾下し初戦突破 県高校野球春季大会

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第62回県高校野球春季大会で2回戦進出を決めた八重農ナイン=22日午後、宜野湾市立野球場

 【那覇】第62回県高校野球春季大会(主催・県高校野球連盟)2日目は22日、宜野湾市立野球場で八重山農林高校と宜野湾高校の1回戦を行い、八重農が6—3で勝利し、初戦を突破した。八重農は初回に打者一巡の猛攻で挙げた大量点で勝利を引き寄せ、3年ぶりの県大会勝利を飾った。2回戦は、26日午前9時から嘉手納町野球場で未来工科高校と対戦する。

 八重農は一回表、先頭打者の舟道(1年)が死球で出塁すると、2番松岡(2年)は犠打を決め、3番登野城(2年)の中越え二塁打で先制した。

 続く4番上地(2年)は死球で出塁し、5番山城(2年)の右翼後方の安打で1死満塁とチャンスを広げ、6番渡久山(2年)の右翼前安打で追加点を挙げた。さらに7番川平(2年)の三ゴロが相手野手の併殺ミスを誘い、走者二人が生還した。

 また、七回と八回にも安打をつないで追加点を挙げ、投げては先発山城が好投。継投した渡久山は最終回に無死二、三塁と攻められたが、きっちりと後続を抑え、逃げ切った。

 初戦突破に砂川玄隆監督は「立ち上がりを捉えたのが良かった。3年間、勝っていなかったので大きな勝利。基本的な守備と、ここ一番の勝負強さが2回戦の課題となる」と述べ、勝利を喜んだ。

 先制の二塁打を放った登野城主将は「自分にとって県大会初勝利なのでうれしい。エラーをしないよう気持ちを引き締めて、2回戦を頑張りたい」と気合を入れた。

 結果は次の通り。

 【1回戦】

八重農

400000110—6

000001011—3

宜野湾

(八)山城、渡久山—登野城

(宜)中村—安里大

▽二塁打=登野城(八)、首里・安里大(以上宜)


葉タバコ収穫始まる 販売目標は2億8000万円

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本年度産の葉タバコの収穫作業が始まった=22日午後、石垣市大浜

 本年度産の葉タバコの収穫が22日、石垣市内のほ場で始まり、生産農家が管理機械や手摘みで茎の下のほうに付いている「下葉」を丁寧にもぎ取るなど、収穫作業に追われていた。収穫は6月いっぱい続き、売買は日本たばこ産業(JT)宮古取扱所で行われる。

 本年度は24人の農家が合わせて62・6㌶で栽培。10㌃当たりの単位収量は225㌔、販売単価は45万円、総販売額は約2億8000万円を目標としている。

 市内大浜の次呂久正さん(51)は「作柄は例年並みになると思う。寒さがあったので先植えは葉数が少ないものの、後植えは順調に育っている」と話した。

「島の戦争、風化させない」 石子連

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平喜納飛行場の関連壕内を見学する子どもたち=22日午後、真栄里川良原地区

 石垣市子ども会育成連絡協議会(根原憲永会長)のジュニアリーダー研修「戦後70年戦跡地めぐり」が22日、旧石垣空港近くの戦闘機格納壕(ごう)や平喜納飛行場の関連壕など石垣島内9カ所で行われ、市内の幼稚園児から小学5年生まで21人が参加した。同協議会では毎年、ジュニアリーダー研修で故郷の民話めぐりなどを行っており、今年は戦後70年の節目に合わせて戦跡めぐりを行った。石垣島で起きた戦争を風化させないようにする目的。

 講師は八重山の歴史に詳しい松島昭司さんが務め、真栄里・川良原地区の平喜納飛行場の関連壕では、平得の住民や朝鮮の人たちが壕ほり作業を行ったこと、戦闘機格納壕では米軍の飛行機に攻撃されないように必死で隠していたことなどをそれぞれ説明した。

 陸軍第28師団第3野戦病院に従軍して亡くなった人々のために建立した暁之塔や八重山戦争マラリア犠牲者慰霊之碑なども訪れた。

 山内琉大君(石垣小5年)は「自分たちが住んでいる石垣島に戦争に関わるものがこんなにたくさんあることに驚いた。戦争はどこか遠い国のことだと思っていたが、身近なものだったと感じた」と話した。

 松島さんは「戦争は人と人が殺しあう悲惨なもの。二度と起こさず、いつまでも平和であってほしい」と述べた。

便器、自転車、掃除機、テレビ… 不法投棄

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新川川で回収されたごみ。トタンに和式便器、自転車も出てきた=22日午前、新川川

 不法投棄撲滅強化月間(3月9日~4月10日)の一環として石垣市と県の職員、NPO花と緑の石垣島(波平長吉理事長)の会員ら約40人が22日、新川川周辺でボランティア清掃を行った。新川川は、県の委託を受けた同NPOの作業で管理用通路の除草が行き届くようになる一方、これまで雑草に覆われていた不法投棄の実態も表面化。この日の清掃では、軽トラック3台分のごみが集まった。

 引っ越しシーズンには家具や電化製品などの不法投棄が多く発生するため、市などが昨年から強化月間を設定して取り組みを開始。月間中の清掃活動は今回が初めて。

 参加者は延長2550㍍の区間で清掃。缶類やペットボトル、弁当容器のほか和式便器、掃除機、自転車、バッテリー、テレビ、鉄製ワイヤ、タイヤなどを拾い集めた。

 昨年の夏休みに祖母の真謝悦子さん(62)と清掃したという土井勇雅君(登野城小3年)は「新川川はごみがいっぱい。今日はカセットテープやライターを拾った。僕はごみを捨てません」と話した。

 清掃場所では斜面が急なため、川底には入れず、川底の草むらに埋まっていた冷蔵庫は回収できなかった。波平理事長は「川底の清掃は危険。行政にやってもらいたい」と要望した。

 市環境課の慶田盛伸課長は「ありえない実態にびっくりしている。不法投棄をしない、させない、見逃さないの取り組みを徹底していきたい」と話した。

八重山の魅力をPR 第36代ミスに大泊、大底さん

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第36代ミス南十字星の大泊祥子さん(右)とミス星の砂の大底いろはさん=22日午後、久部良ナーマ浜

 【与那国】第36代ミス八重山はミス南十字星に大泊祥子さん(25)=竹富町波照間=、ミス星の砂に大底いろはさん(26)=石垣市川平=がそれぞれ選ばれた。竹富町に住民票がある人としては大泊さんは初めて。22日の八重山の海びらき2015で、第35代の東内原真子さんと遠藤南さんが二人にタスキをかけてバトンタッチした。

 中山義隆石垣市長は認定証を手渡した。

 今年の衣装はみね屋が企画、製作。八重山の青い海と空をイメージするブルーを基調とし、みんさ絣を織り込んでいる。

 大泊さんは「八重山の魅力を一人でも多くの方に知っていただき、少しでも恩返しできるよう頑張りたい」と抱負。1989年8月5日生まれ。趣味は三線。特技は三線とピアノ。

 大底さんは「たくさんの魅力あふれる八重山の懸け橋として、生まれ育った島への誇りと感謝の気持ちを胸に、心を込めて笑顔で務めたい」と意欲。1988年5月19日生まれ。趣味はジョギング、音楽鑑賞。特技はダンス、陸上競技。

最西端の地から海開き宣言 与那国ナーマ浜

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テープカットの後、一斉に海に飛び込み、初泳ぎに歓声を上げる子どもたち=22日午前、与那国町久部良ナーマ浜

 【与那国】日本一早い夏の到来を告げる「日本最南端!八重山の海びらき」(八重山ビジターズビューロー主催)が22日午前、与那国町久部良ナーマ浜で行われ、久部良小中学校の児童生徒が元気いっぱい海びらきを宣言した。会場には大勢の子どもたちや観光客が訪れ、初泳ぎや海上収穫祭などを楽しみ、一足早い夏の海を満喫した。今後1年間、八重山観光のPR役を務めるミス八重山の発表もあった。(8面に関連)

 この日は薄曇りで、あいにくの空模様。最高気温は21.5度(午後2時57分)までしか上がらず、風もあったため、肌寒さを感じる海びらき。午前11時すぎに安全祈願が行われた後、祖納青年会の伝統芸能「ミティ唄」で幕開けした。

 八重山ビジターズビューロー会長の中山義隆石垣市長は「八重山の海の行事やマリンレジャーがこの1年、無事故で快適なシーズンであるよう祈念する」とあいさつ。久部良小中学校の児童生徒が「日本最西端のビーチ、ナーマ浜より2015年の海びらきを宣言する」と元気いっぱいPRした。

 関係者のテープカットの後、初泳ぎがスタート。子どもたちや観光客が一斉に海に入り、あちこちで水しぶきや歓声が上がった。

 特設ステージでは、祖納青年会が棒踊りや舞踊を披露したほか、与那国島出身の与那覇歩さんが民謡ライブ、「フラオハナ ピハハウオリ」がフラダンスを繰り広げた。

 浜辺ではビーチ宝探しも行われ、埋まっている宝(球)を子どもたちが夢中になって探し、景品をもらって大喜び。

 自転車が当たった永岡波音ちゃん(3)=与那国町祖納=は「うれしい。初泳ぎは寒かった」と感想。母親の美帆さん(29)は「石垣島まで行かないと自転車は手に入らないのですごくうれしい。もう少し大きくなったら乗せたい」と笑顔で話した。

 初泳ぎを楽しんだ与那国小6年生の譜久嶺和沙君(12)は「寒くて水温も冷たかったが、泳いでいるうち

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