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未収対策の強化を要望 給食費値上げ賛成が多数

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給食費値上げについて説明する学校給食センターの宮良信世所長(左から2人目)ら=17日夕、市健康福祉センター

 石垣市立学校給食センター(宮良信世所長)は17日夕、石垣市健康福祉センターで給食受配校のPTA会長を対象に説明会を開き、来年度から適用する給食費の値上げ額とその理由を説明した。

 ほとんどの学校が「子どもたちの栄養価が確保されるのであれば値上げしても構わない」と賛成する一方で、未収対策を強化するよう要望。「未収が増え、値上げしたにもかかわらず栄養価が確保できないという状態は避けてほしい」などの意見が挙がった。

 全保護者を対象にアンケートを実施したという海星小学校の奥田成彦PTA会長は「未収対策に割かれている時間が無駄。第三者機関を立ち上げ、回収できるようにする必要があるのでは」と指摘。さらに「保護者やPTAが未収対策について提言できる場所や機会をつくってほしい」とも述べた。

 入学時に誓約書を書かせるといった方法を求める声もあり、宮良所長は「徴収担当者の会合で説明し、そのような形でできるよう進めていきたい」と話した。

 このほか、ある小学校のPTA会長から「学年が上がるほど量が足りていないように感じる。学年ごとに給食の量を調整できないか」という指摘もあり、宮良所長は「必要と感じているが、今回は時間がなく、考えられなかった。しばらく様子を見ながら再度検討させていただきたい」と説明した。


登録拡大を呼びかけ 郡内は21店舗のみ

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「おきなわ食材の店」に登録されていることを示す盾とのぼり=17日午後、さよこの店

 観光入域客が増加傾向にある中、県農林水産部では「おきなわ食材の店」登録制度の周知を図っている。同制度は2008年度にスタートし、14年度は県内では居酒屋や小売店、民宿など208店舗が登録しているが、郡内では21店舗にとどまっている。郡内では同制度への登録に前向きな店舗がある中、登録している店舗からは「認知度不足でメリットも少ない」などの課題も挙がっている。

 同制度は、県産食品を積極的に活用する県内飲食店などを登録することで県民や観光客に県産品について理解と促進を図り、地産地消を推進するのが目的。

 登録対象は県内で1年以上営業している飲食店、宿泊施設、小売店で年間を通して提供しているメニューの半数以上が県産食材を半分以上使った地産地消メニューであることが基準となっている。

 登録することで沖縄の食材を使った料理レシピを紹介するサイト「おきレシ」や小冊子に掲載されるほか、各種キャンペーンへの出店などがあり、同部では登録店舗を16年度までに230店舗、21年度までに330店舗まで拡大する目標を掲げている。

 16日午後、石垣市健康福祉センターで開かれた県産食品活用セミナーでは、県産食品の情報提供や登録店舗同士の連携を求める意見があり、登録に向けて具体的な手続きの説明を求める声もあった。

 流通・加工推進課の近江あゆみ主任は「県産食材やレシピの情報提供など登録する面での特典を増やしていけるように取り組みたい。観光客が増加傾向にある中、メニューの多言語化などで支援していけないかと考えている」と同制度拡大に力を入れていく考え。

【陸自住民投票】きょうから期日前投票

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18日から期日前投票が行われる町構造改善センター=17日午後

 【与那国】与那国島への「自衛隊基地建設」の民意を問う住民投票の期日前投票が18日、祖納の町構造改善センターで始まる。町選挙管理委員会は有権者1284人の投票所入場券を16日までに住民票に登録されている住所に発送した。

 期日前投票は21日まで。投票時間は午前8時30分から午後8時。

 同町に住民票があり、島外で生活している高校生などで、当日、町内の投票所で投票できない場合は、最寄りの市町村の選挙管理委員会で不在者投票が可能。これに必要な請求書は同町のホームページ(HP)からダウンロードできる。

 土・日曜日は業務を行っていない可能性があるため、町選管では金曜日の20日までに手続きをするよう呼び掛けている。

 有権者1284人のうち、中学生41人、永住外国人5人、高校生以上の未成年56人。

 同町のHPはhttp://www.town.yonaguni.okinawa.jp/。

史上最大の花火ショー

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 ▽…石垣市が20、21の両日、初めて企画する石垣島新春花火大会。打ち上げられる花火は2日間で計2000発。郡内最大のイベント石垣島まつりでも500発というから、おそらく過去最高の数になるとみられる。メーンの21日は花火にレーザーショーも加わり、どんなショーをみせてくれるか楽しみ。冬場のイベントは札幌雪祭りが有名だが、南国の石垣島花火大会にも注目だ。

 ▽…八島小で18日午後、行われた人権の花運動開花式。そこに登場したのが人権イメージキャラクターの人KENまもる君。吉濱校長があいさつする中、児童らの視線はまもる君。そこで機転を利かせた吉濱校長がまもる君を横に連れてきてあいさつを続行。これで児童も校長先生の話をしっかり聞き入ることに。

 ▽…18日のロッテキャンプで伊東勤監督が練習を中断。真喜良サンウェーブの1、2年生児童8人に直接ノックをするサプライズ。きっかけは監督が帰り道に真喜良小で練習する児童らの中へ飛び入りし、ノックをしたこと。そのとき本人だと気付かなかった児童らへ監督から背番号83番を調べる宿題が出題。18日の球場で解答が出た。監督から捕球の仕方など、具体的な指導を受ける貴重な機会になったようだ。

思いやりの心育む

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育てた人権の花を漢那副市長らにプレゼントする児童ら=18日午後、同校体育館

 本年度の人権の花推進校に指定されている八島小学校(吉濱剛校長、児童271人)の「人権の花開花式」が18日午後、同校体育館で行われ、全児童が昨年10月に植え付けた苗の開花を喜んだ。 

 人権の花運動は児童が協力しながら花を育て、思いやりの心と人権思想を育むのを目的に法務省が1982年度から実施している。

 同校では、昨年10月にマリーゴールドやインパチェンス、ベゴニアなどの種をまき、全児童で水やりなど役割分担をして花を育ててきた。

 開花式では、同校の栽培委員が運動の取り組みをスライドで紹介した。

 石垣人権擁護委員協議会の宮良清盛会長が「校門をくぐるとたくさんの花が出迎えてくれた。花づくりで学んだことを生かして、皆さんの心にも花を咲かせてください」とあいさつ。

 全児童を代表して番場萌さん(6年)が「人権の花運動を通して人を思いやる心を学んだ。花に寄り添うように、友達にも寄り添っていきたい」と話した。

地域特産物マイスターに認定

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ピパーチに関する技術で地域特産物マイスターに認定された嵩西洋子さん=18日午後、石垣市平得の自宅前

 島こしょう、ピパーチの大量増殖に成功し、調味料の商品化など6次産業化を進めている嵩西洋子さん(60)=石垣市平得=が財団法人日本特産農産物協会(小高良彦理事長)から2014年度地域特産物マイスターに認定された。石垣市が推薦した。県内では5人目、八重山では初のマイスターとなる。

 嵩西さんは16日、東京都内で開かれた第14回地域特産物マイスターの集いで、「技術を広く伝承することは地域農業の活性化に非常に重要」として認定証を受けた。14年度の認定者は14人で県内からは嵩西さん一人。

 市の推薦状などによると、嵩西さんは1999年から本格的にハーブ栽培を開始。2002年度には5000平方㍍の農地を確保し、完全有機栽培のハーブガーデンを開設した。ピパーチについては、雄株がないため、挿し木による栄養繁殖で大量増殖技術を確立、調味料を商品化するなど6次産業にもつなげている。

 嵩西さんは18日、石垣市役所に中山義隆市長を訪ね、「マイスターの認定は、ピパーチに関わるみんなのもの。ピパーチはお金に換えられる作物。みんなで協力して普及させ、主要作物の一つになるよう頑張りたい」と決意を語った。

 中山市長は「行政としてもしっかりバックアップしたい」と話した。

 農政経済課によると、15年度にピパーチの栽培実証事業を予定しており、生産量の向上、営利栽培の可能性などを調査することにしている。

八重山2校が1、2位を独占 花メッセージコン

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花メッセージコンテストで県知事賞に輝いた新川小学校の校門と栽培委員の皆さん=18日午後、同校

 県内各小中学校の校門やその周辺の植花を呼びかけ、花壇や造園の素晴らしさを審査する沖縄花のカーニバル2015「花メッセージコンテスト」(沖縄県、沖縄観光コンベンションビューロー主催)で、新川小学校(漢那憲吉校長、児童423人)が1位の県知事賞、石垣小学校(石垣安志校長、児童326人)が2位の沖縄観光コンベンションビューロー会長賞に輝いた。両校とも昨年に続く入賞。

 新川小は「花と緑が未来をつなぐ」、石垣小は「夢の子を見守る獅子たち」がテーマ。新川小は昨年9月、石垣小は10月ごろから土作りや苗作り、花のデザインなどに取り組んできた。

 新川小は縁取り草約2200鉢を使って表現したエークや魚の絵、「あらかわ」などの花文字、サバニの中と周辺に飾られた花々が特徴。石垣小は実物の獅子頭など計7頭の獅子や小さなポットでかたどった石垣島、約3000鉢の多彩な花々が目を引く。

 新川小栽培委員長の新城空輝君(6年)は「土作りやプランターを運ぶ作業はきつかったが、自分たちが心を込めて作った作品が県で1位を取れてうれしい」と笑顔。

 漢那校長は「こういう学校にしたいという思いを教職員や児童が受け取り形にしてくれ、その結果が受賞に結びついた」、環境美化担当の友利治教諭は「皆の力が合わさって受賞できたと思う。地域の方々にも見てもらいたい」と受賞を喜んだ。

 石垣小栽培委員長の城間巴志(はし)君(同)は「朝の水やりや放課後の苗作りなど作業は結構つらかったが、受賞できてうれしい。来年はぜひ1位を取ってほしい」と後輩にエール。

 本年度で定年を迎える石垣校長は「子どもたちや教員が本当に頑張ってくれた。学校に花があると心も安らぐ。優しさいっぱいの子どもの育成のためにも花を育ててほしい」と期待した。

夫婦そろって100歳

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そろって100歳を迎えた入嵩西清佐さん、秀さん夫妻=18日午後、新川の自宅

 石垣市新川に住む入嵩西清佐・秀さん夫妻がそろって今年数え100歳を迎え、周囲から祝福されている。二人は1916(大正5)年生まれ。清佐さんが耳が少し遠いほかは、二人ともかくしゃくとしている。夫婦そろって1世紀を生き抜いたことに「子や孫のおかげでここまで来られた」(清佐さん)、「この家に嫁いでほとんど病気もしなかったのは素直に生きて来られたから」(秀さん)と話した。

 清佐さんは新川の農家の長男として生まれ、市議会議員、市教育長、石垣農協組合長、石垣市老人クラブ連合会長などを歴任。秀さんも多忙な夫を支えながら新川の婦人会活動など地域のために尽力してきた。

 1937(昭和12)年に結婚。子ども6人、孫8人、ひ孫9人に恵まれ、現在は入嵩西整さん(73)・明子さん(同)の長男夫婦と暮らしている。

 長寿の秘訣(ひけつ)を尋ねると、上の歯が健在という清佐さんは「これが100年の歯」と白い歯をみせてくれた。

 今でも「ブー(苧麻)」を刈り取る作業をしている秀さんは「最近はブー紡ぎも大変だが、売れるのが楽しみ」と話した。

 この100年間で1番の思い出について清佐さんは「70歳を過ぎてから始めた書道。82歳の時に教師免許を取り、老人クラブでみんなに教えたことだ」と話した。秀さんは「二人で100歳まで一緒に生きられたこと。カジマヤーも二人でできたし、幸せで胸いっぱい」と笑顔をみせた。

 入嵩西さん夫妻には旧正月の19日、新川字会(黒島健会長)から表彰状が贈られることになっており、清佐さんは「字会に心尽くしに感謝している」と述べた。


防災・医療福祉拠点に 旧空港跡地利用基本構想案

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旧空港跡地利用基本構想案

 石垣市は18日までに、旧石垣空港跡地(約50㌶)の土地利用基本構想案をまとめた。津波浸水予測区域外にあることから防災拠点と位置づけ、消防本部の急患ヘリポート周辺に防災公園を導入、消防本部と跡地に移転する予定の県立八重山病院などが連携した医療福祉拠点も目指すとしている。さらに防災機能を強化する観点から、跡地を横断して国道390号とタナドー線を結ぶ幹線道路も複数確保するとしている。市は、市街地再編の位置づけや周辺地区の取り扱いなどを盛り込んだ具体的な跡地利用計画を2015年度で策定する予定だ。

 構想案を盛り込んだ跡地利用計画検討業務報告書案によると、跡地を開発する意義として▽市街地の再編▽防災機能の向上▽高齢化社会への対応▽新空港と石垣港の中間地という地理的条件を生かした観光機能や物流機能の導入|などを挙げている。

 構想案では▽市民サービス▽健康・福祉▽観光・産業▽観光・文化|の四つのエリアにゾーニング。市民サービスゾーンで防災や医療・福祉の拠点を目指し、消防や病院、防災公園、地域医療連携、生活利便施設の機能の導入をイメージする。

 防災公園を設けることでヘリポートの機能を維持できるほか、災害時の活動要員の集結・活動拠点、仮設住宅の建設、津波一時避難所としても利用できる。

 石垣空港と石垣港を結ぶ一般県道石垣空港線(新空港アクセス道路)が跡地を通過することから、迅速な物資の集配・供給も可能になると想定している。

 この他、観光・産業ゾーンでは、アクセス道路の沿道という立地を生かした産業振興、観光振興などにつなげる土地利用を目指す。健康福祉ゾーンでは、高齢者福祉施設、介護予防施設、民間病院などの機能を想定。観光文化ゾーンでは、史跡フルスト原遺跡と連携した観光・文化施設の導入をイメージしている。

 市は18日から、報告書案のパブリックコメント(住民意見募集)を実施、3月10日まで意見を受け付ける。

そのうち重なる?

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 ▽…大勢の地域住民や郷友会員らが旧正月恒例の大綱引きに参加した黒島。22日には島最大のイベント、牛まつりが控えており、地域住民らはその準備に大忙しな中での旧正月となった。旧正月の日程は旧暦、牛まつりは新暦で決めているため「そのうち重なるのでは?」と不安がる地域住民も。

 ▽…石垣市の旧正月恒例行事、生年祝いは1950年から毎年行われている。当時は、戦争の影響もあったのだろう、85歳はわずか6人だった。今では85歳だけで253人。97歳も60人、108歳も5人いる。この65年間、医学の進歩と健康志向が相まって平均寿命が大幅に伸びた。今後、高齢者福祉がますます重要に。

 ▽…約2カ月ぶりに中華航空の機体が南ぬ島石垣空港に姿を現した。搭乗客は台湾人観光客が多く、旧正月の連休を八重山で楽しむ予定。韓国からのチャーター便も飛来しており、多くの外国人観光客が空路で来島した。国際線ターミナルビル前はバスやタクシー関係者で久々のにぎわい。新空港開港からもうすぐ丸2年。国際線ビルのフル稼働が待たれている。

最近、民放テレビで中国人観光客の「爆買い」…

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 最近、民放テレビで中国人観光客の「爆買い」の様子が放映されている。家電製品などを中心にまとめ買いし、その予算は数十万円単位。中には100万円を超える場合もあるようで、その旺盛な購買意欲には驚きだ▼品質面で優れているとして「日本製」が人気なようで、炊飯器や空気清浄機などの家電のほか温水洗浄便座、薬、ベビー用品などがまとめ買いされているようだ▼島内にはスタークルーズのクルーズ船で4月から10月にかけ、台湾から観光客が訪れる。買い物コースに入っている大手量販店によると、栄養ドリンクなどの薬類やお菓子類などが人気で、中には一回の買い物で3~4万円分を購入する人もいるという▼また、大手家電量販店では、まとめ買いはないが、炊飯器や電子レンジなど、日本製の調理家電を中心に買い求めていく、という▼中華圏は旧正の「春節」から長期休暇に入り、石垣市にも中華航空が19日、20日に台湾-石垣間でチャーター便を運航。約260人が来島する見込みだ▼これに合わせ石垣市も20日、21日に「日本最南端石垣島新春花火大会」を開催。2日間で過去最高規模の合計2000発の花火を打ち上げ、来島する観光客らを歓迎する。初の試みが成功し、台湾からの冬場の観光需要につながることを期待したい。(下野宏一)

きょうからそろって店頭へ 高校生考案のおにぎり4種

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考案したおにぎりを手にPRする野原未来さん、林美羽さん、新垣玲央奈さん、浦崎未羽さん(右から)=19日正午ごろ、ココストア石垣市役所前店

 昨年のヘルシーメニューコンテスト(八重山保健所主催)のおにぎり部門で入賞した4作品が20日からそろってココストア全店で販売されるのを前に、レシピを考案した高校生らが19日午後、市内でPRした。

 4作品のうち、「梅しそ肉まき」と「えだまめとさけのおにぎり」は13日から先行販売しており、1日140個近くを売り上げる人気ぶり。

 「梅しそ肉まき」を考案した新垣玲央菜さん(八商工2年)は「肉まきなのであったかい方が美味しい。パッケージに『温めてから食べてください』と入れてもらった」と販促にも工夫を凝らす。

 20日から店頭に並ぶのは「ピラたま」と「マグロおにぎり」。「マグロおにぎり」を考案した野原未来さん(八重農2年)は「少し恥ずかしい。自分のを取って(買って)くれるか心配」と不安げ。

 八重山商工高校の平山藤恵教諭は「冬休みの宿題で2年生全員にレシピを提出してもらい応募した。職員朝会で先生たちにも呼びかけて買いに行ってもらった」と、売り上げのアップに向けて教え子たちを後押しする。

 おにぎりを製造するランチフーズの運営会社、仲間商店の森戸大和営業部長は「売れ行きは好調で1日140個近く売れている。通常の売れ筋商品とほぼ同じ数」と話す。

22日に底地ビーチフェスタ SUPやライブなど多彩イベント

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第2回底地ビーチとぅもーる(海)FESTAへの呼びかけを行った石垣島沿岸レジャー安全協議会の成底正好会長(右2人目)ら=18日午後、石垣市役所市民相談室

 第2回底地ビーチとぅもーる(海)FESTA(石垣島沿岸レジャー安全協議会主催)が22日午前10時から同ビーチで開かれる。人気が集まっているスタンド・アップ・パドル・サーフィン(SUP)の無料体験教室や木登り、カヌー、たこ作り教室のほか、アーティスト生ライブでは迎里計、石垣喜幸、黒石髙子舞踊研究所、真地米子太鼓研究所、石垣島ベリーダンスサークルが出演する。参加費は無料。

 同イベントは市の受入基盤強化事業・底地海水浴場滞在満足度向上事業を導入して実施。昨年11月の第1回に続き、2回目。参加者やボランティアにアンケートを行って課題を洗い出し、同海水浴場の集客力を高めることが目的。

 前回は約150人がアンケートに回答し、「イメージを明るくしてほしい」などの要望があったことから、漂着ブイをペイントして「ごみを持ち帰ろう」のメッセージを込めたカエルの宣伝物を設置する予定。八重山高校の生徒が漂着ごみで制作したアートも展示する。

 成底正好会長は「子どもたちに海辺の空間を感じてもらい、親子で遊びを楽しんでほしい」と話している。

児童虐待防止へ連携強化を 民生委員研修会

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研修会に参加した八重山地区民生委員・児童委員たち=18日午後、市健康福祉センター視聴覚室

 八重山地区民生委員・児童委員研修会(同協議会主催)が18日午後、石垣市健康福祉センターで開かれた。沖縄国際大学人間福祉学科の比嘉昌哉准教授が児童虐待をテーマに講演し、生後間もない子どもの虐待死の多発について▽医療機関と行政の連携強化▽妊婦に対する切れ目ない行政サービス▽思春期からの性に対する正確な情報提供―などの対策を挙げた。

 3市町の委員70人余りが参加。

 比嘉氏は、全国の児童相談所が2014年度に受け付けた児童虐待に関する相談の件数が、児童虐待防止法が施行する前の1999年度の6.3倍に増えていることを示し、対策が急務となっていることを強調した。

旧正月に長寿を祝福 石垣市

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あやかりの杯の後、中山義隆市長に昆布を手渡す新城静枝さん=19日午後、市民会館大ホール

 旧正月の19日、市民会館大ホールで「生年祝式典~まりどぅしぬよい~」(石垣市主催)が開かれ、未(ひつじ)年生まれのお年寄りが中山義隆市長から頌状と記念品を受け取った。介護長寿課によると、108歳の茶寿5人、97歳のカジマヤー60人、85歳253人のうち、それぞれ1人、21人、113人が元気な姿をみせた。

 式典では、108歳の新城静枝さん(新栄町)と97歳の内原山戸さん(白保)が中山市長にあやかりの杯を授けた。

 祝宴では、八重山民俗舞踊保存会登野城米子舞踊研究所、2014年度とぅばらーま大会最優秀賞の比屋根祐さんが舞台を盛り上げた。

 新城さんは「こんなお祝いは初めて」と喜び、長男の惟弘(のぶひろ)さん(75)は「戦後の苦しい、貧しい中、私たち兄弟6人を食わせ、教育を受けさせてくれた。今あるのは母のおかげ」と感謝した。

 内原さんは「子や孫と楽しく過ごすことが長生きの秘訣(ひけつ)。120歳まで楽しく過ごしたい」と話した。

 中山市長は「皆さまは私たちには想像も及ばない戦前、戦中、戦後の激動の時代を乗り越え、今日の発展に多大な貢献をしてきた。高齢者を見守り、支え合うユイマールの島を目指し、高齢者にやさしいまちづくりを強力に進める」とあいさつした。


旧正大綱引きに沸く 黒島

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旧正月恒例の伝統行事、大綱引きに沸く住民ら=19日午後、黒島伝統芸能館前

 【黒島】旧正月の19日午後、竹富町黒島の東筋と仲本集落で、豊作と住民の無病息災を祈願する恒例の「旧正大綱引き」が行われた。会場には地域住民のほか、郷友や観光客も訪れ、ツナヌミンや大綱引きで今年の豊作を祈願した。また、県内でも数少ない旧正月行事とあって民俗学などの研究者も訪れ、大綱引きの様子を熱心に撮影する姿がみられた。

 このうち、黒島東筋部落会(比屋定修会長)と石垣在東筋郷友会(西原一徳会長)の旧正大綱引きは同日午後2時過ぎから黒島伝統芸能館前で行われた。

 南北に分かれて「正月ゆんた」の掛け合いで今年の豊作を祈願。たいまつがたかれ、若者たちが支える舞台の上で勇壮なツナヌミンが披露された。

 「南が勝つと豊作」「北が勝つと豊漁」とされる大綱引きでは、地域住民や観光客らが南北に分かれて綱を引き合った結果、今年は引き分けとなった。

 この後、南からツクドゥン(農民の最高位)、北からミリクが登場し、ツクドゥンに五穀の種子が託された。

 3年前から黒島に足を運んでいるというルーマニア出身で琉大大学院、比較地域文化専攻博士後期課程のラドゥレスク・アリーナさん(27)=宜野湾市=は「旧正月の綱引きが珍しくて黒島を訪ねてきたが、綱引きだけではなく、豊年祭も黒島はユニークで面白い」と話した。

島の未来を自衛隊に依存するか否かを選択する与那国町の…

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 島の未来を自衛隊に依存するか否かを選択する与那国町の住民投票はあす22日、町民の判断が示される。皆さんには目先のうまい話につられて後世に悔いを残す判断はぜひ避けていただきたい▼以前に町長や町民の創意工夫で移住者が増加し、統廃合寸前だった学校もよみがえった島根県の離島・海士町を紹介したが、奄美群島にも沖縄の米軍普天間飛行場移設を断固拒絶し、自立の道を歩んでいる島がある▼昨年暮れテレビで放送され「子宝空港」で一躍有名になった徳之島がそうだ。天城、徳之島、伊仙の3町とも出生率が10位以内に入り、伊仙町は全国平均の1・43に対し2・81と断トツの日本一だ▼そのため、かつて泉重千代翁ら2人の長寿世界一を輩出した同町は「長寿と子宝の町」を宣言。少子化対策のモデル地域にもなっている▼人口約7千人の伊仙町の子宝の要因は第1子5万円、第2子10万円、第3子以降15万円の支援金のほかに保育所の拡充や産科医の常駐、町営住宅の整備、企業誘致、そして地域住民がサポートして子どもを産みやすく、育てやすい環境整備に力を入れていることにある▼与那国と同様キビと長命草、馬鈴薯(バレイショ)、肉用牛を生産する農業と闘牛と観光の島は、さまざまな地域おこしを展開。近年はU・Iターンが増えてきたという。(上地義男)

八重山をランの一大産地に

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■八重山は桜の産地

 カンヒザクラが満開し、ツバキも濃い緑の葉陰から赤い花をのぞかせ、コチョウラン、カトレアなどのランも咲き始め、まさに春らんまんである。カンヒザクラを眺めカメラに収めたりしていた観光客に、「この花は何という名前ですか」と尋ねられた。サクラと言えばソメイヨシノとかヤマザクラの白や淡い紅色に近いサクラにしか親しんでいない県外からの観光客にとって濃いピンク色のカンヒザクラは異様に見えるらしい。

 カンヒザクラは、その色からヒカンザクラ(緋寒桜)とも呼ばれる。石垣市米原荒川のカンヒザクラは県内で唯一の自生地で、国の天然記念物に指定されている。だが近年は松や他の植層に押され減少する傾向にあり、早急な対策が望まれる。

 王府時代の古文書によると、桜は琉球に2種類あり、カンヒザクラとクメノサクラのようである。古文書には桜は八重山から本島に持って来るともあるので八重山は桜の産地であったのであろう。

■ランの産地でも有名

 サクラと同じくランも八重山は産地として知られていた。白くて芳香を放つフウランも有名だったようだが、何といっても八重山を代表したのは大形の着生ランであるイリオモテランであろう。寿蘭とか入面蘭(ニューメンラン)と記されている。

 イリオモテランは、その名の通り西表島に多くみられたのでその名が付いた。ニューメンランは西表を入面と書き、それをニューメンランと呼んだことに由来する。

 ランの産地と呼ばれていた八重山だが、米軍統治時代にランマニアが地元の人たちを使い乱獲したため、石垣島、西表島に自生するランはほとんど消滅したといわれる。イリオモテランも乱獲され、自生しているものはもうない幻のランとされている。

 十年ほど前、西表古見にある独立行政法人林木育種センター西表熱帯林育種技術園がイリオモテランの種子を入手しバイオによって育苗、学校や関係者に配布した。イリオモテランの復活かと大いに期待されたが、バイオ技術者の転勤によって、一回きりとなった。

 林木育種センターは本来、樹木の育種研究が主な目的の施設であり、ランの研究計画は今のところないという。イリオモテランを育苗した施設は使用されずにそのままある。宝の持ち腐れであり、何とか活用したい。

■コウトウヒスイランを培養増殖

 八重山広域市町村圏事務組合などが国と交渉し、施設を借り受け活用し、イリオモテランやフウランの復活やバイオマス技術者の育成にも取り組んでほしい。八重山農林高校ではバイオマスで、コウトウヒスイランを昨年10月に50本ほど培養しているという。今後はぜひイリオモテランなどにも挑戦し市民に普及してもらいたいものだ。

 名護市では、ナゴランの栽培が盛んだという。市民も名護のランとして誇っている。高値の花であったが、現在では手ごろな値段で入手しやすくなった。八重山でもイリオモテランやコウトウヒスイランがナゴランのように入手できれば家庭に一鉢、また街路樹に着生させ、八重山をランの一大産地にする構想があってほしいものだ。観光の島は花に包まれた平和な楽園でありたい。

「ヨウコウそ〜」

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 ▽…3月21に25周年記念コンサートを行うBEGINが記者会見。3月19日には「結うた大会」も開き、八重山ならではの歌詞を募集する。島袋優さんは、元プロボクシング世界チャンピオンの具志堅用高さんの名前と「おーりとーり」をかけて「ヨウコウそ〜」と即興で歌を披露。「会見中ずっと考えてました」とのこと。

 ▽…千葉ロッテは20日、8年目の石垣島キャンプを終えた。軽めの調整をする野手陣の横で、捕手の吉田裕太、田村龍弘、ルーキーの寺嶋寛大は伊東勤監督に、みっちりノックで絞られていた。課題は150球連続捕球。ミスをすると振り出しから。30回までいっては振り出しを繰り返していたが、監督からの“救済措置”のおかげで何とかクリア。会場からも拍手。

 ▽…「西表への役場移転か、石垣市内での建て替えか」という議論が大半を占めてきた竹富町役場移転問題。町新庁舎建設のあり方検討委員会は出張所や支所とリンクさせ、6パターンを並列して議論を深め、提案していく考えを示した。川満栄長町長は住民投票の基礎資料として同委員会の提案を待つ考えだが、住民投票は賛否ではなく6パターンからの選択方式になるのか?

500発の花火夜空彩る 新春花火大会

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石垣島新春花火大会の前夜祭で打ち上げられた花火。21日夜は1500発がレーザーショーとともに夜空を彩る

 日本最南端石垣島新春花火大会(主催・石垣市)の前夜祭が20日夜、八島埠頭用地で行われ、500発の花火が南国の夜空を飾った。

 メーンの21日は午後8時10分から、石垣島まつりの3倍規模の1500発が打ち上げられ、レーザーショーが彩りを添える。

 会場には飲食店コーナー、キッズコーナーが設けられ、午後5時の開場から大勢の市民、観光客が訪れた。

 石垣市出身の新良幸人と宮古島市出身の下地勇のユニット「SAKISHIMAmeeting」、サンサナーがステージを盛り上げた。

 中山義隆市長は「冬場のイベントとして初めて花火大会を開催した。21日が本番。多くの市民や観光客に楽しんでもらいたい」と呼びかけた。

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