千葉ロッテマリーンズは20日、石垣島キャンプの3週間の全日程を消化し、打ち上げた。伊東勤監督は「天気に恵まれ、予定メニューをすべて順調にこなせた」と評価した。大嶺祐太、翔太の兄弟も昨年に続きそろって石垣島から2015シーズンのスタートを切った。期間中は延べ1万8600人(主催者発表)が会場を訪れ、選手たちに声援や熱い視線を送った。
選手は21日に予定されている中日とのオープン戦に臨むため、20日午後、空路、石垣島を後にした。ロッテは今後、オープン戦などの実戦を行い、3月27日の福岡ドームで行われる昨年覇者のソフトバンクとの開幕戦に臨む。
伊東勤監督は「選手がキャンプに向けてオフに練習を積んでいたので、初日からハードにいけた。選手は今後が生き残りをかけた厳しい戦い。実戦でどれだけアピールできるかだ」と総括し、選手の奮起に期待した。
翔太は2期連続の1軍キャンプで地元ファンに元気な姿をみせた。今回、2軍での始動となった祐太は、故障の影響などを考慮し、ブルペン入りを4回に抑えるなど慎重に調整メニューをこなし、現在は、鹿児島県薩摩川内市で行われている2軍キャンプに帯同している。
キャンプ最終日は午前中のみの練習で、ウオーミングアップの後、野手陣は打撃や走塁、ノックに打ち込み、投手陣はキャッチボールやブルペンでの投球練習を行った。
練習終了後、塩が盛られたマウンドを中心に監督や選手、スタッフらが円陣を組んで、中央の岡田幸文選手会長の音頭で一本締めを行い、打ち上げた。