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日照不足16日間 低温傾向も続く

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日照不足と長雨が続く石垣島地方。オクラの生育にも影響が出始めている=26日午後、石垣市白保

 石垣島地方気象台は12月中旬から気温が低く、日照時間の少ない日が続いているとして26日午後2時10分、「低温と日照不足に関する気象情報第1号」を発表した。

 石垣島では今月11日から25日までの日照時間が1.4時間(平年比3%)、平均気温は18.8度と半月余りも曇雨天と低温傾向が続いている。

 曇りや雨の日が多いのは気圧の谷や寒気の影響によるもので、今後2週間もこの傾向が続く見込みで、気象台では農作物の管理に十分注意するよう呼びかけている。

 他地域の速報値は次の通り。

  【平均気温】

 西表島18.6度(平年差1.1度)▽与那国島18.6度(同0.8度)▽伊原間18.7度(同1.0度)▽大原18.3度(1.0度)▽波照間19.1度(同1.0度)

  【日照時間】

 西表島0.7時間(平年比2%)▽与那国1.0時間(同3%)▽伊原間0.5時間(同1%)▽大原3.7時間(同8%)▽波照間0.8時間(同2%)


本体工事ほぼ完了 石垣市学校給食センター

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本体工事がほぼ完了している新学校給食センター=26日午後、バンナ公園北口近くの市有地

 新学校給食センターの本体工事がほぼ終了。施設内に厨房(ちゅうぼう)機器の搬入が進められるなど、来年4月の供用開始に向けて着々と準備が進められている。

 工事発注者の市教委学務課によると、来年2月には電気やガス、水道などを通して機械を試験的に稼働させ、3月には職員に施設や機械の説明をするトレーニングを行う計画という。

 フェンスは1月末ごろに取り払い、ガードレールを設置する。

 新学校給食センターは鉄筋コンクリート造り2階建てで延べ床面積2262平方㍍。1日当たりの最大調理能力は6000食。調理場の床を乾燥した状態に保つドライシステムを採用し、衛生面に配慮しているほか、太陽光発電設備を導入している。 

 現在の給食センターは1973年の完成から40年が経過し、老朽化と狭あいが進んだことから、新センターの移転新築が決まった。

雪の稚内から交流団 友好の懸け橋に

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友好都市スポーツ交流受け入れ事業の開会式と対面式で握手を交わす稚内市交流団と石垣市スポーツ少年団の子どもたち=26日午後、市健康福祉センター

 2013年度友好都市スポーツ交流受け入れ事業(石垣市主催)で北海道稚内市からスポーツ少年団員や指導者ら18人が26日来島。29日までの4日間、バスケットボールや民泊を通して交流を深める。

同交流は1994年に始まり今回で20回目。 同日午後、市健康福祉センターで開会式と対面式があり、市観光文化スポーツ局の嘉数博仁局長が「きょうの稚内市は氷点下2度、石垣市は23度、距離にして3200㌔離れている。皆さんが稚内と石垣の懸け橋となり、友情を育んでほしい」と歓迎。

 稚内市教育委員会の斉藤正良教育部長は「辺り一面雪景色で、石垣島に到着すると子どもたちは暖かさにびっくりしていた。滞在中は互いに交流を深めたい」と述べた。

 民泊家庭を代表して前泊睦美さんが「北と南の違いを感じることもいい勉強になる。ホストファミリーは食文化の違いを感じてもらえるようにしたい。石垣に新しい家族ができたと思って、3泊4日を楽しんでほしい」と歓迎のあいさつ。稚内アルピナガールズミニバスケットスポーツ少年団の小川星音さんは「石垣島の第一印象は暖かい。バスケットボールの交流試合やホームステイで友達をつくりたい」とあいさつした。

 稚内市交流団の阿部陽斗君(5年)を受け入れる登野城小5年の前泊和希君は「4日間が楽しみ。稚内の学校のことなどを教えてほしい」と話した。

 1年生からバスケットを始めた阿部君は「初めての石垣でのホームステイに緊張している。石垣島のことをいろいろ知りたい」と交流に胸を弾ませた。

具志堅用高モニュメント完成 離島ターミナルに常設

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ほぼ等身大のモニュメントの前であいさつする具志堅用高氏=26日午前11時すぎ、石垣港離島ターミナル

 ボクシングの元WBA世界ジュニアフライ級チャンピオンで、13度の世界最多防衛記録を樹立した石垣市出身の具志堅用高氏をデザインしたブロンズ製モニュメントが26日、石垣港離島ターミナル船乗り場にお目見えした。石垣市が新たな観光モニュメントとして整備したもの。除幕式には具志堅氏も出席、「涙が出るくらいうれしい。石垣島に生まれ育って良かったと思う」と喜んだ。新たな撮影スポットとして人気を集めそうだ。

 ブロンズ像は、チャンピオンベルトを着けた具志堅氏がガッツポーズする姿をモニュメント化。170㌢と実際より大きめで、台座から手先まで2㍍。重量はブロンズ像だけで200㌔。具志堅氏は「びっくりするほど似ている。体形も筋肉もパンツも靴もすべて現役時代のまま」と出来栄えを絶賛した。

 石垣市の観光大使にも任命されている具志堅氏は除幕式で「15歳で本島に渡り、ボクシングと出会い、そしてチャンピオンになった。モニュメントができ、こんなうれしいことはない。チャンピオンになって帰ってきたみたいだ。これに恥じないようテレビを通して石垣島のため一生懸命頑張りたい。市民の皆さん、ありがとう」と感謝した。

 中山義隆市長は「われらがヒーロー、具志堅氏モニュメントの除幕をうれしく思う。全国にPRしていきたい」と語った。

 除幕後は、具志堅氏と記念撮影する時間が設けられ、居合わせた観光客が長い列を作り、モニュメントをバックに具志堅氏とパチリ。「まさか、ここで…うれしい」と大喜びだった。

 市は来年3月までに、玉取崎展望台に「ぱいーぐるモニュメント」を整備する予定だ。

西表島含む4島を候補地 外来種対策等取り組み強化も

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西表島を含む4島が「奄美・琉球」世界自然遺産暫定リストの候補地に選ばれた。=資料写真・2006年12月

 【那覇】環境省と林野庁、鹿児島、沖縄両県共同の「奄美・琉球世界自然遺産候補地科学委員会」(委員長・土屋誠琉球大学教授、委員14人)の第3回会合が26日、那覇市内のホテルで開かれ、「西表島」「沖縄島(北部)」「徳之島」「奄美大島」の4島を候補地として絞り込んだ。年明けにも国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産センターに必要な文書を提出、回答を確認して国の世界遺産暫定一覧表に記載される。

 「奄美・琉球」の世界自然遺産登録に向けて政府は今年1月、推薦の前提となる暫定リストへの追加を決め、ユネスコに関係書類を提出したが「具体的な地域と位置にかかわる詳細な情報」が不十分としてリスト記載を保留してきた。

 このため、環境省などが今年5月に海洋、生態系などに関する学識経験者14人で構成する同委員会を設置し、「島単位」で遺産の対象区域を絞り込む方針を示し、候補地の絞り込み作業を行ってきた。

 同委員会ではこれまで▽固有種、遺存固有種、新固有種(亜種を含む)の数▽国際自然保護連合(IUCN)や環境省のレッドリスト掲載種数▽森林の面積▽植生自然度▽森林の連続性|など世界自然遺産登録の条件を満たすための指標を確認。

 今後の取り組みとして、保全管理体制の整備や希少種保護・外来種対策などの保全の取り組み強化|などを挙げ、西表島を含む4島を候補地とすることが「適当」として、年明けにも世界遺産センターに文書を提出する。

 町自然環境課によると、2015年1月に世界自然遺産登録に向けた推薦書を政府が同センターに提出し、これを受けてIUCNが同年8月に現地調査を実施、16年6月の世界自然遺産委員会で正式登録を目標にしているという。

 世界自然遺産登録に向けて川満栄長町長は「西表島を核として竹富町全体が世界自然遺産登録にマッチした地域と言われるよう、オンリーワンの魅力あるまちづくりを目指したい」と述べた。

「願わくば良い年に」

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 ▽…官公庁や企業の仕事納めとなった27日。今年は例年より1日早く1月6日に仕事始めとなっていることから、最大で9連休となるところも。長い休みに浮かれる気持ちもあるが、県内では仲井真弘多知事が辺野古埋め立て承認を発表し、慌ただしい締めくくりとなった。「来年のことを言うと鬼が笑う」というが、2014年がどんな年になるのか、気になるところ。

 

 ▽…「なぜ、竹富町役場が石垣島にあるの?」。川満栄長町長に質問したNPO海のくに・日本の2013年度「われは海の子」プロジェクトで表敬した子ども記者団。川満町長は単独自治体となってから、石垣島に役場を移転した経緯や西表島への移転計画があることを淡々と説明した。町議会が住民投票の早期実施を求める中、移転実現も間近?

 

 ▽…官公庁の業務が終了する27日、石垣市役所は午後4時から仕事納め式を行った。中山義隆市長のあいさつは2分ちょっと。最後は漢那政弘副市長の「よー」の音頭による三本締め。短時間で式を切り上げた。寒風に震える職員には、ありがたかったのかも知れない。

本土でブラック企業が社会問題化している。…

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 本土でブラック企業が社会問題化している。先日は厚労省が疑いのある全国5000余の企業や事業所の立ち入り調査結果を発表したが、全体の実に82%に当たる企業や事業所に違法な長時間労働や残業代未払いなどがあり、是正勧告されていたことが分かった▼ブラック企業の特徴は、賃金が安い上に長時間労働やサービス残業などを強要し、頑張っても昇給しない▼給料が上がる年齢になるとパワハラやセクハラで退職に追い込むなどして次々使い捨て。この結果入社3年以内の離職が多いのが特徴▼近年の就職難や今の若者の権利意識の低さに付け込み、現在ではIT企業から介護、ホテル、量販店、保育、外食など広く各業種にまん延。八重山は同労基署によると、そういう調査はしていないのでその存在はわからないという▼ただ昨年の労働相談約450件のうち、その中には経営側の相談も含むが解雇に関する相談106件、賃金不払い31件、残業代未払い25件、いじめ・嫌がらせが20件あることから、八重山にもそのたぐいの企業や事業所が存在するのは確かだろう▼しかし八重山の経営者は、ひたすら利益追求で私腹を肥やし、従業員の人権には目もくれない本土と違って悪質度は低いと見る。従業員たちに安全安心を与える経営者、会社でありたい。(上地義男)

一気に観光客100万に時代へ

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■知事のひょう変に失望 

 あれほど「県外が早い」と訴え続けていた仲井真弘多知事が今年の仕事納めの27日、米軍普天間飛行場の名護市辺野古の移設に向けた埋め立て申請の承認を表明。国の圧力の前に県選出自民党国会議員が次々公約をひるがえす中で「知事よ、お前もか」と県民の間に言い知れぬ失望と落胆、怒りと反発が広がった。

 しかし25日の安倍首相と会談した際の知事の突然ともいえる人ひょう変ぶりは何としたことか。首相から基地負担軽減の確かな担保は何ら示されなかったのに「驚くべき立派な提示をいただいた」「いい正月になる」と嬉々としたらしからぬ知事に逆に県民が一体何があったのかと驚いたことだろう。

 県庁を包囲して不承認を訴えてきた人々は「知事は多額の予算と引き換えに沖縄の魂を売った」と批判したが、「政治家はうそつき」ここに極まれりで、これまで思わせぶりにしてきて土壇場で多くの県民を裏切った知事に退陣要求が出ても不思議はない。

 しかし、これで沖縄はアメ・ムチで何とでもなるとますます国の圧力・差別が強まるのが怖い。来年1月の名護市長選で改めて県民の意地を見たい。

 

■過去最高の90万人突破

 ところで八重山の2013年は、30年余の曲折をたどって実現した悲願の新石垣空港開港効果に沸いた1年だったといえるだろう。

 滑走路が従来の1500㍍から2000㍍に伸びたことで中型機が就航して大幅に輸送力がアップ。加えて格安航空や台湾からの定期便が相次いで参入したことで観光客が3月の開港以降毎月前年同月を更新。業界はじめ八重山経済はかつてない活況を呈した。

 11年に66万人にまで減っていた八重山観光。それが今年は10月で81万人とこれまで最高の07年の78万人を突破して過去最高を記録。最終的に90万人台も確実となった。消費額も10月で昨年の443億円を上回ったが、消費単価の回復が八重山経済飛躍のカギだ。

 それにしても新空港開港でこれほどの活況を予想した人はそうはいないだろう。来年は魅力的な観光地づくりとセールスをさらに強化して一気に“観光客100万人時代”を迎えたい。

 

■来年は消費増税の年

 観光産業と並ぶ八重山経済の柱である肉用牛も今年はかつてなく好調だった。午(うま)年の来年はどうなるか。ぜひ好調持続を願いたい。

 来年の懸念材料は4月からの消費税アップだ。現在の5%が8%になり、私たちの暮らしを直撃する。さらに医療・介護保険料も引き上げられるが、年金は逆に1%下げとなり、低所得者や高齢者には、さらに生活費の切り詰めを迫られる厳しい時代に入る。

 3月に市長選、9月に3市町議会議員選、11月に知事選があるが、八重山はどういう政治構図になるか。与那国では自衛隊配備が着工に向けて加速する。島の人々は「自衛隊の島」になることに抵抗はないだろうか。

 対中、対韓関係を悪化させ、国連への弾薬供与や秘密保護法など戦争する国に突き進む安倍政権の暴走ぶりが怖い。世論の揺り戻しがあるべきだ。


ブルッ、大原で12.5度 16日ぶりに日差しも

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16日ぶりに太陽が顔を出し、公園で気持ちよさそうに遊ぶ子どもたち=27日午後、真栄里公園

 曇雨天と低温傾向が続いていた八重山地方は27日午後、16日ぶりに太陽が顔をのぞかせ、公園では子どもたちが気持ちよさそうに日差しを浴びて元気に走り回る姿がみられた。

 一方、大陸高気圧の張り出しに伴う寒気の影響で北風が強く、西表大原では同日午前11時6分に12.5度の最低気温を観測。与那国で12.7度、石垣市登野城で13.9度と各地とも冷え込んだ。波照間では、同日午前11時38分に今季最低の13.5度を記録した。

 この日の晴れ間はわずか25分間だったが、

真栄里公園では子どもたちが遊具に乗ったりして大喜び。

 玉那覇渚さん(28)は「天気が悪く、家の中で閉じこもりがちだったが、きょうは太陽が久しぶりに顔を出したので子どもを連れて遊びに来た」と話していた。

 石垣島地方気象台によると、28日も高気圧のへりに当たり、曇りや雨の日が続くとの予想。

大ウナギをゲット 体長1.4㍍

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とらえた大ウナギを手にする若林全さん=26日午後、伊原間

 福島県郡山市から石垣市伊原間に住む弟の若林茂樹さん(67)を訪ねて来島した若林全(たもつ)さん(70)が26日午後、野底地区の川で体長約1.4㍍、重さ約8.5㌔の大ウナギを仕留めた。

 全さんは同日午後2時ごろ、茂樹さんら3、4人と伊原間の川にウナギ捕りに出掛けて大ウナギを発見。すぐさま持参していたタモ網でたぐり寄せて捕獲した。だが、最後は大ウナギが激しく暴れたためタモ網が破れたという。

 大ウナギを捕獲した全さんは「こんな大きなウナギを見るのは初めてで、びっくりした。今年もあとわずかだが、来年はきっと良いことがありそう」と喜んだ。

 地元の男性によれば、一回り小さいサイズのウナギは年に20匹ほど捕獲されるが、肝心の味のほうは「普通のウナギと比べると泥臭くて身は固いが、調理次第ではうまい」という。

桃林寺ですす払い 花園会員ら50人が汗流す

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本殿の1年のほこりを落とす小林住職=27日午前、桃林寺

 石垣市石垣にある臨済宗妙心寺派南海山桃林寺(小林昌道住職)で27日午前、年に1度の「すす払い」が行われ、桃林寺の関係者や花園会(嵩本安意会長)の会員ら約50人が本殿や境内の今年の汚れを落とした。

 小林住職は「1年分の汚れがたまっていたが、人間のホコリも落ちたと思う。これで年末年始の準備に本格的に入れる」と話し、掃除に汗を流した。

 花園会の嵩本会長は「汚れを落として寺を清め、気持ちよく新年を迎えたい」と話した。

 桃林寺は来年、石垣での開山から400年を迎え、これを記念して11月8日から2日間、400年大祭記念事業が行われる。

「通院助成を手厚く」 こども医療費

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こども医療費助成制度の拡充を求め、竹富町の取り組みを説明する川満栄長町長=26日午前、県庁

 【那覇】県町村会副会長の川満栄長竹富町長は26日午前、会長の城間俊安南風原町長らとともに県庁を訪ね、こども医療費助成制度の拡充を要請した。

 同制度は、県や市町村が独自で実施。県の制度は通院が「3歳まで」、入院が「中学卒業まで」をそれぞれ対象としており、要請では、通院対象を「中学卒業まで」に引き上げるよう求めた。

 川満町長は、通院・入院に伴う渡航費の全額助成など竹富町独自で拡充した制度の内容やそれによって生まれたUターンやIターンの効果を説明し、「(県が対象を引き上げれば)人口の維持と増加にもつながり、県全体の発展にもなる」と述べ、県側の取り組みを要望した。

 要請に対応した崎山八郎福祉保健部長は理解を示した。

 一方、県内町村では制度の対象が自治体ごとに異なっており、助成内容に格差が生じている。

4655人が申し込む 過去最多の石垣島マラソン

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 来年1月26日に開催される第12回石垣島マラソンには4655人が申し込んでいる。石垣市が目標に掲げた5000人には届かなかったが、過去最多の申込者数。ゲストランナーとしてモデルの長谷川理恵さんの出場も決まっている。

 申込者は男性2883人(前年比256人増)、女性1772人(同235人増)。全国47都道府県から申し込みがあり、県外が2125人と全申込者の約半数を占めている。海外は28人。

 種目別では42.195㌔に1781人、23.0㌔に1274人、10㌔に1600人。

 岩手県からは応援を含め約250人が来島する。市は大会前日の25日、北上市との友好都市締結に調印する。

独特な作品がズラリ やきもの祭りきょうまで

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第4回やきもの祭りで各工房の独特な作品を熱心に見入る参観者=27日午後、石垣市民会館中ホール

 郡内の窯元の中から17工房が一堂に会し、作品を展示販売する石垣島第4回やきもの祭り(同実行委員会主催)が27日から、石垣市民会館中ホールで開幕した。初日は600人を超える市民が会場を訪れ、各工房の特色あふれる作品を手に取るなどして品定めをしていた。最終日の28日は午前10時から午後5時まで開かれる。

 今回は実行委が郡内の焼き物業者に声をかけ、竹富町から2工房、与那国町から1工房が初参加するなど、例年に比べ出展数も充実。

 実行委の掘井太朗会長は「年末の平日開催となったが、多くの参観者があり、ホッとした。八重山の窯元が集まる機会はなかなかない。島を活気づけるため、あすも多くの人に足を運んでほしい」と呼びかけた。

 各業者から集めた福袋ならぬ「チャンプルーボックス」が今年も人気で、5000円と3000円の2種類のボックス計24箱が午後3時までに完売。事前予約が必要な陶芸体験コーナーも好評で、職人が回すろくろに見入ったり、皿作りを体験した。

 初参加のアトリエ五香屋(竹富島)の水野景敬さん(48)は「毎年足を運んでいるが、見るより出展する方が楽しい。小鉢や茶わん、ヨーロッパ調のマグカップを出品した。地元の人に見てもらいたい」と述べた。ビームパリ窯(西表島)の嘉陽恵美子さん(48)は「やきもの祭りは互いに刺激を受け、勉強になる」と話した。

 山口陶工房(与那国島)の山口和昇さん(65)は「このイベントは素晴らしい。離島から焼き物の風を吹かせることができれば」と語った。

航空運賃、どれがほんと

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 ▽…正月を古里で過ごそうという帰省ラッシュが始まっている。東京都内から帰省した60代女性は「新空港の開港で航空運賃が安くなり帰省しやすくなったが、今まで帰省にかかった航空運賃は一体何だったのか」と運賃が安くなったことを歓迎する一方で、これまでの価格にグチをこぼした。

 

 ▽…28日の常任総務会で中山義隆氏への一本化を決定した自民党石垣市支部。終了後、全員が写るよう写真撮影を求め、一枚岩を印象づけた。議員から不満のあった市長との連携については選挙協定で明記した。協定の詳細は明らかにしていないが、中山氏に反発していた議員は、これで納得したのかも。

 

 ▽… 石垣中出身の新里龍武選手(天理大3年)がバスケットボールの日本一を決める第89回天皇杯全日本総合バスケットボール選手権大会に八重山出身者として初出場する。「自分の力がどこまで通用するか」と挑む新里選手。高いレベルへ上っていくのは「自分次第」と八重山で頑張る選手たちにもメッセージを送った。


飛行機の着陸進入コースにルールはないのか…

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 飛行機の着陸進入コースにルールはないのか以前に問うた。ごう音を伴うので、むしろマナーと言い換えたい▼航空会社も運賃競争に振り回されて、こんな声までは相手にしている暇がないのかも。くやしいので11月の快晴時から12月の長雨続きの中を各航空会社の着陸時のコースを自宅上空(宮良村の西はずれ)を基準にチェックしてみた▼夜間は、どの航空会社もほぼルートどおり。昼間は、同じ航空会社でも東側、西側とまちまちで、機体の腹部もよく見える。びっくりするほどの低空で通過する猛者もいる▼昼夜問わず、ずっと雨で煙っている日にあることに気付いた。何だそんなことかと合点がいった。旧飛行場では視界不良を理由に着陸できずに引き返す便が少なからずあった。新空港では、無線誘導装置の稼働で視界不良でも安全に着陸できるようになった▼ただし誘導は、前にも書いたように竹富町の海上で回り込み、宮良湾沿いにある大浜村と宮良村の間を徐々に降下して着陸するコースで、このところの長雨期間は、ほとんどの飛行機が右倣えしていた。そういうことでした▼問題は多くの晴れた日で、操縦士の目視による自在着陸になるらしい。となるとコース外れや低空飛行は機長の人品の表れと言えるかも。正月のたこ揚げの邪魔をしないで。(仲間清隆)

きいやま商店に熱狂 全国ライブツアー締めくくる

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息の合った歌とトークで聴衆を沸かせたきいやま商店=27日夕、市民会館大ホール

 10月に福岡からスタートしたきいやま商店の全国ライブツアーの最後を飾る「世界をダックァーセ発売記念ツアーファイナル」が27日夕、石垣市民会館大ホールであり、本土からの追っかけを含め、700人の聴衆がパワフルな音楽を堪能した。

 ステージオープニングのハイテンポの楽曲「あがやファーナ」を歌い出した瞬間から観客が総立ちとなり、会場は最初から熱気に包まれた。

 前半は新空港のPRソング「おかえり南ぬ島」や歌人の俵万智さんが詩を提供した「がんば」など、アルバム「ダックァーセ」の収録曲を中心に披露。

 後半は「頑張れ!スミオおじい」「じんがねーらん」などおなじみの曲でステージを盛り上げた。

 曲間には、息の合ったトークで笑いを誘うなど、エンターテイナーぶりも発揮した。

ふくいくと菊の香り 菊花展きょうまで

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色鮮やかな菊が並べられている菊花展。初日から多くの参観者でにぎわった=28日午前、大川公民館

 八重山菊同好会(宮良祐成会長)主催の第46回菊花展示会が28日から大川公民館で始まった。29日まで。会場には会員約20人が丹精込めて育てた色とりどりの大菊や小菊などの力作600鉢が並べられ、ほのかな菊の香りが訪れる人々を魅了している。

 作品はポットマム(鉢植え)のほか、1年かけて育て上げた大菊だるま作り、大菊数本仕立て、玉づくり、懸崖やローソクづくりなど多彩な仕立てがあり、見に訪れる人々を楽しませている

 宮良会長によると、近年、会員の栽培技術もレベルアップし、種類も豊富になったが、今年は日照不足や寒さが影響し、開花にこぎつけるまでに細心の注意を払ったという。

 作品は即売も行われており、参加者は「お正月の玄関先を飾ろう」とお目当ての品を買い求めていた。

 最終日の29日午前10時からは表彰式が行われる。

ごみ搬入量が倍に 石垣市クリーンセンター

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年の瀬を迎え、最終処分場やクリーンセンターでは一般車両によるごみの搬入が増えている=28日午後、石垣市一般廃棄物最終処分場

 年の瀬を迎え、各家庭や事業所が年末の大掃除に追われる中、石垣市クリーンセンターや一般廃棄物最終処分場では28日から市民によるごみの搬入量が急増。通常より受け入れ時間を1時間延長し、午後5時まで受け入れに対応している。大みそかの31日がピークとみられる。

 天候が回復した28日は、両施設とも順番を待つ車が列をつくり混雑。クリーンセンターには1日で267台分(74㌧)、最終処分場には293台分(48・5㌧)のごみが次々と搬入された。

 クリーンセンターの委託業者は「例年31日は表の道路まで列ができるほど混む。それ以外は午後3時ごろから多く搬入される」。最終処分場の委託業者は「仕事納めも終わり、朝から通常の3倍くらい搬入されている」と話した。

 市のごみ収集は、粗大ごみを除き31日まで通常通り行う。受け入れは午後5時まで。年始のごみ収集は4日から再開される。

正月はふるさとで 空港は帰省ラッシュ

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開港後初めて年末年始を迎える南ぬ島石垣空港。到着ロビーでは帰省客を出迎える家族ら多く、終日、混雑した=28日午後、石垣空港

 年末年始を故郷で過ごす帰省客や暖かい八重山で正月を迎えようという観光客で南ぬ島石垣空港は28日から混雑が始まった。最大で9連休となる人もいるため、正月を沖縄本島や本土で過ごそうと旅行に出かける人も多く、開港後初めて年末年始を迎える空港は5日ごろまでごった返しそうだ。

 郡内では年末年始の期間中、成人式や同窓会、生年祝いなどが予定されており、28日の到着ロビーは本土の大学や専門学校に通う学生、帰省客らが出迎えた親類や友人と再会を喜ぶ姿がみられた。

 東京都内から帰省した石垣市登野城出身の60代女性は「ずっと本土にいたので少しでも親孝行しようと、退職後は旧盆や正月には実家に戻っている。新空港ができてからは航空運賃が安くなって助かっている」と喜んだ。

 また、出発ロビーでは最大9連休となる正月休みを沖縄本島や本土で過ごそうという地元の人も多く、年末年始の空港は混雑が続きそう。

 航空各社の予約状況によると、帰省客や石垣島を訪れる観光客のピークは那覇石垣で2-5日、羽田石垣が29-2日。Uターンのピークは石垣那覇が30-5日、石垣東京は1-7日。

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