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1203人が完走 やまねこマラソン

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思い思いに西表島の自然を満喫した第22回竹富町やまねこマラソン大会23㌔スタート=7日午後、上原小学校前

 【西表】第22回竹富町やまねこマラソン大会(町体育協会主催)は7日、上原小中学校を発着点に23、10、3㌔のコースで開かれ、総勢1230人が出場し、西表島の自然を楽しみながら健脚を競った。その結果、23㌔男子は小林洋さん(36)=小浜=が5年ぶり3度目の優勝を飾り、同女子は初出場の長谷川有美さん(49)=東京都=が初優勝を果たした。完走者は1203人で完走率は97.8%だった。

 開会式では川満栄長町長、中山義隆石垣市長のあいさつの後、北海道から出場の三好静子さんと鳩間島出身の洲鎌朝太郎さんが「西表島の風になって最後まで走り抜ける」と選手宣誓。

 午後0時40分に23㌔の号砲が鳴らされた後、10分間隔で10㌔、3㌔もスタートし、ランナーらは西表島の大自然を満喫しながらそれぞれのペースでゴールを目指した。

 この日は時折小雨が降ったものの、主催者によると正午時点の上原地区は気温20.4度、湿度60%、東南東の風3.5㍍とマラソン日和に恵まれ、コース沿道では大勢の地域住民や子どもたちがドラや太鼓を打ちながらランナーに声援を送った。

 レースは10㌔男子は長尾蓮さん(23)=石垣=、同女子は神谷千尋さん(25)=新川=。中学生の3㌔男子は井本優良君(船浦中3年)、同女子は田辺陽菜さん(石垣第二中学校3年)がそれぞれトップでゴールテープを切った。

 大会終了後には中野わいわいホールで「ふれあいパーティー」があり、舞台では光扇会・新城知子八重山舞踊稽古道場の舞踊、和琉風の島太鼓、島唄しんかの三線ライブなどが次々と披露される中、参加者らはサバニの刺し盛りなど郷土料理を堪能しながら交流を深めた。


命草料理の可能性広がる

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 ▽…ハーブフェスティバルin八重山の表彰式で、石垣第二中学校2年生によるクッキングコンテストを総評した実行委員会専門部会長の嵩西洋子さん。自ら指導した中学生の取り組みについて「素晴らしいの一言。食生活の新しい取り組みが始まった。やってみないと分からない。包丁も使えなかった子どもたちが(命草を使った)料理を作ることができた」と絶賛していた。

 ▽…県ハイヤー・タクシー協会八重山支部から新規参入を計画するバス会社のバス停設置許可について抗議を受けた漢那政弘副市長。「行政の手続きとして認可した。双方が共存共栄を図ってほしい」と理解を求めたが、納得できないのがタクシー乗務員ら。明確な理由を求めて副市長室に押し寄せ、副市長不在のため職員が“火消し役”に回る羽目に。

 ▽…戦後70周年を迎え、バンナ公園石碑の森にある徳島県人部隊「球六四六三部隊」の戦没者慰霊碑に献花した徳島県の泡盛愛好会の「阿波を盛り上げる泡盛の会」。全国各地に沖縄の泡盛を愛飲する会があるが、同会では青年部も創設。定期的な献花も検討しており、泡盛を通して沖縄戦の歴史を語り継ぐ機会となりそう。

県八重山支庁に設置されている大気汚染物…

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 県八重山支庁に設置されている大気汚染物質自動測定機で、微小粒子状物質(PM2.5)の測定が始まってから2年。県環境保全課のホームページで、1時間ごとに速報値が更新されている▼中国の大気汚染が深刻化、最も大陸に近い八重山で観測が遅れたのが不満だった。それが改善され、スマートフォン用のPM2.5アプリが次々と登場し、スポーツ愛好者には不可欠なものとなった▼県は国の指針に基づき、早朝(5〜7時)または日中(5〜12時)の1時間平均値がそれぞれ85、80μg?/(マイクログラムバー立方㍍)を超えた場合、市町村を通して注意喚起する▼注意は▽不要不急の外出、屋外での激しい運動を減らす▽室内換気を必要最小限にする▽外出時にマスクを着用—などだが、これまで県内では発動された例はない。しかし、一時的に高濃度になることはある。数日前も煙霧のように視界が悪かった▼PM2.5の濃度が一時的に基準を上回っても、直ちに重大な影響はないと思うが、ぜんそくなどの疾患を持つ人や高齢者、子どもは気をつけなければならない▼夏は南風のため、八重山へのPM2.5汚染は低いが、北風が吹く冬場は深刻だ。中国の大気汚染問題が解消しない限り、八重山は被害を受け続ける。ぜひ政府の問題解決に向けた取り組みを望みたい。(黒島安隆)

石川ら投球をアドバイス 千葉ロッテが野球教室

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毎年恒例の千葉ロッテマリーンズ少年野球教室で昨季のパリーグ新人王の石川歩から投球の指導を受ける入米蔵大和君=8日午後、市中央運動公園ブルペン

 春季キャンプを行っている千葉ロッテマリーンズの昨季パリーグ新人王石川歩やドラフト2位の田中英祐、今江敏晃、岡田幸文、クルーズらが8日午後、市中央運動公園で市内の学童軟式野球チームから参加した総勢178人に直接、野球技術の手ほどきを行った。

 同キャンプに合わせて毎年開催している少年野球教室(市主催)で、今回で8回目。子どもたちは投手と捕手組、内外野手組に分かれ、ピッチングや打撃の指導を受けた。

 ブルペンでは、石川、田中、唐川侑己らが投球を指導、受ける捕手陣に吉田裕太らがアドバイスを行った。野手陣は内外野に分かれ、トスバッティングとノックを行われ、今江や岡田、クルーズらが指導した。

 石川から指導を受けた真喜良サンウェーブの入米蔵大和君(真喜良小5年)は「怖いと思ったけど優しかった。もっと思い切り投げること、投球後に体全体が前にいくように投げるよう指導された。球が速くなった気がする」と手応えを感じたようだ。

 少年アカハチの産賀磨南斗君(大浜小6年)は脇が開かないようにするためのバットの握り方について今江からアドバイスを受け、「いつもより打てるようになった。中学でもこのフォームで打てるようにものにしたい」と語った。

25団体が活動成果披露 生涯学習フェスタ

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さわやかな音色と懐かしい曲で会場を楽しませた石垣市ハーモニカ愛好会のメンバー=8日午前、市民会館中ホール

 「集う・学ぶ・育む〜結いの心で地域づくり〜」をテーマにした第13回石垣市生涯学習フェスティバル(石垣市教育委員会主催)が8日、石垣市民会館中ホールであり、25団体が日ごろの活動や学習の成果を発表した。会場には凧づくりや小物づくりコーナーも設けられ、大勢の市民が生涯学習について理解を深めた。

 開会行事では、強風の中、大川婦人会が「石垣市民憲章の歌」などを踊り、石垣朝子教育長が「生涯学習への意欲を高め、集い、学び、育む交流の場となり、地域づくりの輪が広がるよう祈念する」とあいさつした。

 舞台発表では、昨年11月に東京都で体験学習を行った中学生が報告をしたほか、伊野田小学校、石垣市ハーモニカ愛好会、石垣市民踊愛好会などがダンスや合唱、踊りを披露した。

 展示の部では、放課後子ども教室事業を行っている2小学校や成人、青年、婦人、高齢者、公民館の各学級、水墨画を楽しむ会などが活動内容や成果を紹介した。

 石垣市ハーモニカ愛好会の「丘を越えて」に合わせて踊っていた70代の女性は「昔を思い出し、気づいたら体が動いていた。初めて来たが、内容も充実していて楽しい。来年も来たい」と笑顔。段ボール織機で作るコースターに挑戦した伊野田小4年の砂川生莉(きらり)さん(9)は「糸を交互に入れる所が難しかった。家でも作ってみたい」と感想を語った。

「地域農業の担い手に」 八重農生10人を激励

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2014年度産業関連進学者・就職者激励会で将来の夢や抱負を語る生徒ら=9日午後、同校

 今春高校を卒業し、農業関連の進学や就職が決まった生徒を激励する八重山農林高校(渡久山修校長)の2014年度産業関連進学・就職者激励会が9日午後、同校で開かれ、関係団体の代表らが生徒10人を激励した。

 激励会では渡久山校長が「八重山の農林業を担っていく皆さんを心強く思っている。将来、地域産業の担い手となるように自らの夢の実現に向けて頑張ってほしい」とあいさつ。

 みずほ会の松山洋会長が乾杯の音頭を取ったあと、県八重山農林水産振興センターやJAおきなわ八重山地区本部など農業関係機関4団体の代表者らが生徒らを激励した。

 この後、生徒一人一人が将来の抱負を述べ、琉球大学農学部に進学する加藤亮君は「大学では農業経営を学び、将来は八重山に戻って地元の農業を盛り上げていきたい」、県農業協同組合に就職する宮里珠紗(じゅら)さんは「農家をサポートできるように頑張りたい」と意気込みを語った。

新火葬場の完成図を公開 4月着工、来春供用開始

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新火葬場の完成イメージ図

 石垣市は、新火葬場整備事業の実施設計に基づき立体図面を作成し、広く市民に知ってもらおうと9日から市役所ロビーでパネルと映像で紹介している。20日まで。事業は現火葬場向かい側の5085平方㍍で今年3月までに用地造成工事を行い、4月以降の早い時期に着工、来年4月の供用開始を目指している。

 完成図によると、白を基調にした建物で、屋根には赤瓦を配している。煙突は見えないようにした。着火する際に煙が出るが、後は出ないという。入り口が北向きのため、エントランス部分に車寄せ用の屋根を設け、雨よけ、風よけの対策とする。

 建物は地上2階建てで、延べ床面積は1405平方㍍で現施設の約5倍。1階は火葬、管理、待合の3部門で構成され、2階は集じんろ過機械室。

 現施設の火葬部門は炉室(3炉)、炉前ホール(集会室)、機械室しかないが、新施設にはほかに告別ホール、収骨室、待合室2部屋、更衣室、シャワー室などが完備される。炉前ホールは吹き抜け。待合室の1部屋には畳部屋と祭壇を設け、密葬にも対応できるようにする。自然光を取り入れるため光庭も設ける。

 火葬時間は冷却時間を含め70分。

 現施設は、2016年度に解体し、跡地を駐車場とする。

 新火葬場は▽旅立つ故人の尊厳を大切にする▽見送る人の心を大切にする▽緑に囲まれて心を癒やせる▽周囲の景観に配慮した空間をイメージしている。

総事業費は約9億円。

 供用開始に向けては、市が1月14日に設置した新火葬場運営検討委員会(委員長・入嵩西正治自治公民館連絡協議会会長、委員10人)が管理運営の外部委託、利用時間や利用料金の設定などを検討している。

離島割引制度の適用を 石垣市議会きょう直訴

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石垣—那覇路線に、県の離島割引制度の適用を求める要請決議などが提案される臨時石垣市議会=9日午前、本会議場

 スカイマークが石垣—那覇路線から撤退する3月29日以降、同路線の航空運賃が引き上げられるのではないかと懸念されているのを受け、石垣市議会(知念辰憲議長)は9日、臨時会を開き、同路線で県の離島割引制度の適用を求める意見書・要請決議と、現行の運賃制度の継続を日本トランスオーシャン航空(JTA)と全日本空輸(ANA)に求める要請決議を全会一致で可決した。10日、議員5人を派遣し、県と航空2社に直訴する。

 県の離島割引制度の「沖縄離島住民等交通コスト負担軽減事業」は、ス社の撤退する3月29日にソラシドエア(スカイネットアジア航空)が新規参入するため、石垣|那覇路線には引き続き適用されない見通し。

 県交通政策課によると、ソラシドと既存2社の当日購入可能なチケットの運賃が違うため、同事業の条件の一つとなっている「運賃設定が競争状態にないこと」に該当しないという。

 これに対し、決議を提案した砥板芳行氏は「4月以降の当日購入可能運賃はJTAとANAが2万5800円、ソラシドは2万1000円。事業が目的とする新幹線並みの運賃になっていない。これが競争状態にあるのか」と疑問視。

 さらにソラシドがANAとのコードシェア便(共同運航便)として就航させることについて「ANAが2往復4便を減便してソラシドが2往復4便を運航する。ソラシドは、ANAが20%の株式を持ち、ANAのパートナー会社。これが新規参入と位置づけられるのか」と指摘した。

 中山義隆市長も本会議終了後、「ソラシドが参入しても、価格競争が起こっているとは思えない。新幹線並みの運賃になるよう、離島住民負担軽減事業を適用すべきだ」と強調した。

 一方、国交省が新規参入会社の育成を図る観点から、既存航空会社が新規の運賃より安く設定できない仕組みをつくっていることについて、議員から「国交省にも要請して考え方を聞くべきではないか(仲間均氏)」との声があり、砥板氏は「今回の要請をした後、対応を考えるべきだと思う」と述べた。


食 育

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 ▽…「宇宙を教育に利用するためのワークショップ」で米国テキサス州のヒューストン宇宙センターを訪れたはてるま幼稚園教諭の市橋香絵さん。現地で米航空宇宙局(NASA)職員など関係者の子どもたちが通う学校も視察したが、子どもたちの昼食は「ハンバーガーやピザばかりで食育の考えは薄いようだ」という。

 ▽…寒い日が続く八重山地方。10日は登野城で最低気温12・6度を観測。石垣島地方気象台の週間天気予報では週末にかけて気温も上昇する予報だが、朝晩の冷え込みは油断できない。インフルエンザの流行はピークをすぎたとみられているが、依然として例年を大幅に上回る患者数となっている。インフルエンザだけでなく、風邪や寒暖差による体調不良にも注意が必要だ。

 ▽…千葉ロッテマリーンズが今季の「MARINE FESTA2015」の8試合で着用する新作ユニホームを発表。色鮮やかなマリンブルーを基調とした新作がお披露目された。キャンプ休日の10日は、久々に青空ものぞいた。11日から始まる第3クールでは、実戦的なメニューが増え、14、15の両日には、紅白戦が予定されている。天気の行方が気になるところ。

民事再生法の適用が決定しているスカイマーク…

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 民事再生法の適用が決定しているスカイマークが3月29日以降、那覇−石垣路線から撤退するのを受け、同路線の航空運賃が引き上げられるのではないかとの不安が郡民の間で広がっている▼撤退に伴い、同日から全日本空輸(ANA)が20%の株式を持つソラシドエア(SNA、スカイネットアジア航空)が新規参入するが、運賃設定の関係で既存の日本トランスオーシャン航空(JTA)とANAが運賃を引き上げるのではないかとの懸念だ▼これに拍車をかけるように、離島住民の航空運賃を軽減する県の「沖縄離島住民等交通コスト負担軽減事業」が、4月から同路線は対象外になる可能性が浮上し郡民から不満の声が上がっている▼事態の打開に向けて石垣市議会が10日、県と県議会、既存の航空2社に相次いで要請を行い、コスト軽減事業の適用と現行の運賃制度の継続を求めた▼県では担当ではない安慶田光男副知事が急きょ10分間の要請に応じ、離島の現状に理解を示した上で、解決に向けて取り組む考えを伝えた▼運賃引き上げとコスト軽減事業の適用外は、離島の住民の生活と観光を含めた地域経済に与える影響は計り知れない▼翁長雄志知事は「離島力が沖縄の未来を開く」と強調する。県と航空会社には、離島の格差是正に逆行しない解決を期待したい。(鬚川修)

島の未来に禍根残すな

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■日本人もテロの標的に

 イスラム過激派の魔の手はついに日本人にまで及び、残虐非道にもジャーナリストら2人の命が奪われた。しかも過激派組織のイスラム国は安倍首相を名指しして、「これからは日本人もテロの標的になる」と公言した。

 これに対し安倍首相は、自らのイスラエルでの発言がテロを誘発したのではないかとされつつも、「罪は償わせる」と強弁。憲法9条改正で邦人救出や米軍など他国軍の支援のため自衛隊の任務を拡大して海外派遣を随時可能とする恒久法制定など「戦争する国」へますます前のめりになっている。

 このように国が危うい方向に進む中与那国町では、陸上自衛隊沿岸監視部隊配備への賛否を問う22日の住民投票まであと10日に迫った。既に工事は昨年4月から始まっているが、反対派にすれば住民投票で反対の民意を示せれば、今からでも自衛隊配備にブレーキを掛けられる可能性も見えてくる。それだけに約40人の中学生を含む1280人余の有権者には後世に禍根を残さぬ慎重な判断が求められる。

 しかも与那国町の結果は、同様に自衛隊配備への調査費が計上されている石垣市にも連動し、八重山全体を弾道ミサイルも備えた軍事基地化することにつながる。与那国町民にはそういう状況を見据えた判断も求められる。

■自衛隊配備に230億円の巨費

 それにしても与那国町への自衛隊配備にはどうしても理不尽さをぬぐえない。来年3月の完成を目指す自衛隊基地建設は、2011年度の3000万円の調査費に始まって12年度に用地取得費などに10億円、13年度が駐屯地造成工事などに62億円、14年度が沿岸監視装置取得や庁舎建設などに155億円、そして15年度は隊員の宿舎建設などに2億円を概算要求しており、その総額は約230億円に上るほか維持費が発生する。

 外間守吉町長が自衛隊誘致にかじを切ったのは、自らの力量不足も否めないが、島の過疎化に歯止めがきかず、さらに過去に活性化のため台湾との交易など自立ビジョンを策定。国に支援を訴えたが、それも全く無視されて追い詰められたことが大きな要因だ。

 いわば国の国境離島政策の弱さで町が疲弊しているのに、それを顧みずに多くの住民が反対する自衛隊基地建設には巨額の国費を投入というのは理不尽であり、辺野古もそうだが離島にまで基地を押し付ける軍事優先の国の差別扱いに、しっかり民意を示したい。

■自衛隊が島の未来も左右?

 昨年の敬老の日に知事表彰を受けた新百歳の市内の女性が、「一番うれしかったことは戦争が終わったこと。戦争は怖い。戦争してもらいたくない」とあえて若い記者たちに向かって語っていたというが、基地建設を認めるということは安倍首相が進めるその再び怖い戦争への道に加担し、そしてそこに軍隊があるということは戦争もテロもよそ事でなくなるということだ。

 さらに自衛隊に反対する候補者は配備後は町長になれないなど、家族を含めた約200人の隊員の存在は町の未来を左右し、島が自衛隊に支配されかねない危うさも抱えることになる。

 観光客でにぎわう八重山には、戦争につながるものは一切ほしくない。

八重農、2度目の優秀賞 赤土防止などの取り組み評価

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第5回高校生環境活動発表会全国大会で優秀賞を受賞した八重農環境工学部の米盛君、宮城さん、林さん(左から)=9日夕、南ぬ島石垣空港

 環境問題に積極的に取り組んでいる全国の高校生が活動を発表する「第5回高校生環境活動発表会全国大会」(全国高校生エコ・アクション・プロジェクト実行委員会主催)が7、8日、都内で開かれ、八重山農林高校の環境工学部が優秀賞を受賞した。同校の出場は2年ぶり2度目で前回に続く優秀賞となった。

 大会は全国から応募のあった140校の中からファイナリスト18校が発表。同校は、赤土の流出防止や漂着ごみ問題などの取り組みについて発表した。

 大会に出場した宮城はづきさん(アグリフード科2年)は「自分たちのプレゼンだけでなく、いろんな発表を聞くことができ、いい刺激になった」、林美羽さん(ライフスキル科2年)は「緊張してしまったが、大きな舞台で発表できたことはいい経験になった」、米盛英博君(グリーンライフ科2年)は「全国でもさまざまなエコの取り組みがあることを知り、勉強になった」とそれぞれ感想を述べた。

 9日夕、南ぬ島石垣空港で生徒たちを迎えた同校の渡久山修校長は「全国の舞台で発表し、各地の高校生と交流できたことは大きな財産になる。周囲の友人や後輩たちにも伝えていってほしい」と話した。

”八重山うた大哲会”発足 全国に15支部

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沖縄本部関係者と全国から八重山うた大哲会の発足記念祝賀会に参加した皆さん=7日、那覇市

 【那覇】石垣市新川出身で八重山民謡の第一人者、大工哲弘さんを会主とする「八重山うた大哲会」の発足記念祝賀会が7日、那覇市内で開かれ、全国の会員180人余によって組織が結成された。初代会長には、大哲会と琉球民謡音楽協会教師の伊藤幸太さんが就任。発足を記念した免許状の授与式も行われ、師範と教師29人に大工会主から免許状が交付された。

 同会は大工会主を師とし、八重山民謡の研さんと継承発展に寄与することを目的に結成。那覇市内に本部を置き、北は北海道から南は福岡まで全国15の支部で構成されている。

 祝賀会には、全国の指導者と関係者ら50人余が参加。大工会主は「歌の技術だけでなく、デンサー節にあるように人の道という魂を受け継いでもらいたい。全国の会員が歌を通して、楽しい人生を歩んでほしい」と述べ、会員を激励した。

 伊藤会長は「大工先生を慕い、10年以上前からの思いが実り喜んでいる。会名に恥じないよう先生の歌と心を受け継いでいきたい」と決意を述べた。

 祝賀会では三線と爪をモチーフに「大」の字を表し、人の絆と心を意味する会章も披露され、会員が八重山民謡の継承発展に向けて決意を新たにした。

 師範と教師は次の皆さん。

 【師範】三線・吉川忠尋、屋嘉部充

 【教師】三線・有馬泉、岩井信幸、伊藤幸太、北林直樹、小西浩、山本千加子、伊藤幸二、吉田敬、中田光太郎、原田史也、杉田園、大工真司、中村光貴、柿木薫、増井謙一、別井伸一郎、松本滋、八重柏泰志、市村幸生、中村暢之、横山正人、飯尾広助、福山研二、吉原京子▽太鼓・西表高康、東澤浩▽笛・石川昭彦

田渕さん(真喜良小6年)に毎日新聞社賞

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第60回青少年読書感想文全国コンクールで毎日新聞社賞に輝いた田渕鈴夏さん(中)と、学校賞に輝いた真喜良小学校の宮良勝也校長(右)=10日午後、同校

 第60回青少年読書感想文全国コンクール(全国学校図書館協議会、毎日新聞社主催)の小学校高学年の自由読書の部で、真喜良小学校6年の田渕鈴夏さん(12)が優秀作品の一つに贈られる毎日新聞社賞を獲得した。同校にはサントリー学校賞が贈られた。

 全国から449万点の応募があり、県内からは田渕さんら2人が入賞した。

 「海は生きている」(富山和子著、講談社)を読んだ田渕さんは4年生から名蔵アンパルなどで行ってきた環境調査や研究と同書の内容を重ね合わせ、「この本で得た知識が今までの調査と結びついたことは大きな喜びだった」とつづった。最後は「石垣島の海を守るために、今の自分にできることを一つずつ行動に移し、発信していきたい」と結んでいる。

 60回の節目ということもあり、6日に都内で開かれた表彰式には皇太子さまも出席。田渕さんは「頑張ってくださいね」と声を掛けられたという。

 受賞作品は田渕さんにとって「小学校最後の集大成」。田渕さんは「発信したいという気持ちが強い。たくさんの人に読んでもらい、自然や環境を守っていかないといけないという意識を持ってもらいたい」と語った。

 宮良勝也校長は「中学校でも研究を続け、日ごろの活動にも生かしてほしい」、母親の三穂さんは「自分のやりたいことをやっていってほしい」とそれぞれエールを送った。

「子どもたち後押ししたい」 NASA訪問で思い新た

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NASAのヒューストン宇宙センターで行われたワークショップなどについて報告するはてるま幼稚園教諭の市橋香絵さん=10日午後、竹富町教育委員会

 米国テキサス州で開かれた教育者向けのイベント「宇宙を教育に利用するためのワークショップ(SEEC)」で米航空宇宙局(NASA)のヒューストン宇宙センターを訪れたはてるま幼稚園教諭の市橋香絵さん(36)は10日午後、竹富町教育委員会を訪れ、「この経験を糧に夢にチャレンジする子どもたちを後押ししていきたい」と報告した。

 同センターはNASAのジョンソン宇宙センター公式ビジターセンターでNASA職員など関係者用の学校も設置されている。

 昨年8月に宇宙航空研究開発機構(JAXA)がSEEC参加者を全国から公募し、市橋さんら教諭2人が1日から9日間同センターを訪問した。

 市橋さんらは現地では同センター関係者の子どもたちが通う学校で特別授業を行った。SEECでは光の反射を使った万華鏡づくりを紹介し、子どもたちやSEECに参加した米国内の教職員から好評だったという。

 市橋さんは町教委への報告で「これまで自分が見てきたものや波照間島のことをいろいろな角度で再確認することができた。この経験を糧にいろんな夢にチャレンジする子どもたちを後押ししていきたい」と抱負を述べた。

 嘉良寧教育課長は「子どもたちに夢を与えることが教育の大きな役割だ。子どもたちに世界や宇宙の広さを話すことによって、子どもたちが夢を大きく持ってくれたら」と話した。


搭乗日前日まで割引 JTA

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 日本トランスオーシャン航空(JTA、丸川潔社長、那覇市)は10日、スカイネットアジア航空(ソラシドエア、SNA、騠橋洋取締役社長、宮崎市)が石垣—那覇路線に新規参入する3月29日から6月30日までの運賃について、搭乗日の3日前から前日まで予約購入可能な「特便割引」を追加し、片道8000〜1万1500円に設定、国交省に届け出た。SNAは9日、「特売り3日前」を8200〜8500円に設定する運賃を届け出ているが、前日割引はない。SNAが今後、JTAに対抗すれば、各航空会社の運賃は現行の水準が維持される可能性がある。

 JTAによると、国交省の通達では、既存航空会社は同一の割引運賃などで新興航空会社の金額を下回らないよう求められており、通達通りにすると、JTAの前日購入可能な運賃はSNAが設定している2万1000円以上にしなければならない。

 このため、JTAは、SNAが設定していない前日割引を設けたほか、SNAと同種の3日前割引についてもSNAとほぼ同一の運賃を設定した。一部で8000円とSNAの金額を下回り、通達から逸脱することになるが、JTAは「SNAはANAの配下にあるグループ」と新興会社ではないと主張して国交省と調整、届け出にこぎ着けたという。

 JTAの割引運賃は3日前で8000〜8500円、前日で9000〜1万1500円に設定されている。

 JTAの内間康貴取締役は「一部で通達から逸脱するが、国交省と調整して届け出ることができ、これまでの運賃とほぼ同じ運賃に設定することができた。通達に一部、風穴を開けることができたと思う。7月以降の運賃についても来週以降に早めに届け出ができるよう国交省と交渉していきたい」と話した。

正社員雇用にシフトチェンジ

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 ▽…石垣市内の飲食店やホテル業界が人手不足解消に向け、正社員雇用にシフトチェンジする動きが目立っている。以前の「バイト・パート急募」も「求む正社員」に変化。「正社員になれるなら」と求職側も歓迎している。人材確保に四苦八苦する業界を尻目に、観光客は訪れる。“客が来ても人手が足りず”から抜け出せるか-経営者の能力が問われている。

 ▽…11日のボールパークスペシャルデーは多くの参加者でにぎわい、子どもから大人まで多彩なイベントを楽しんだ。参加者からは「日曜日や休日にはこういったイベントをやってほしい」との要望も。千葉ロッテの石垣島キャンプを継続させるためにも、来場者を増やし盛り上げていく工夫も必要のよう。

 ▽…バンナ公園多目的広場で10日、小学校6年生を対象に行われた第1回中学校区対抗野球大会では、自主性を養おうと子どもたちに運営を任せた。主審、塁審も子どもたち。ジャッジのミスもあったようだが、保護者や指導者が温かく見守った。大会の運営に携わったことで、保護者や指導者、審判員に支えられて野球ができたことを実感したことだろう。

ボールパークを満喫 キッズチアも選手を激励

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かわいらしいパフォーマンスを披露したキッズチアの子どもたち=11日午前、石垣市中央運動公園野球場

 千葉ロッテマリーンズの石垣島キャンプを盛り上げる「ボールパークスペシャルデー」(石垣市主催)が11日、キャンプ会場の石垣市中央運動公園で行われた。子どもたちを中心に400人以上の市民が訪れ、クイズやストラックアウトなど多彩な催しを楽しんだ。

 オープニングセレモニーは、この日のために結成された小学生11人によるキッズチアがかわいらしいパフォーマンスを披露し、練習に汗を流す選手たちを激励。ウオーミングアップしていた岡田幸文選手会長は「応援ありがとう」と感謝した。

 キッズチアに参加した本原爽子さん(宮良小6年)は「とても緊張したけど楽しかった。私たちの応援で選手の皆さんも頑張ってほしい」と笑顔をみせた。

 噴水広場で行われたクイズ大会では、ロッテのマスコット「マーくん」やチーム、選手にまつわる問題が出され、参加者たちが解答に一喜一憂していた。

 クイズに答えてロッテの公式球をプレゼントされた田渕尊君(真喜良小1年)は「公式球を狙っていたのでうれしい」と話した。

 ボールを投げて9枚の的を落とすストラックアウト大会や投球のスピードを競うスピードガン測定、ロッテのグッズなどが景品となった射的など各コーナーにも列ができた。

 市から委託を受け、イベントを企画した株式会社ハブクリエイトの喜納正雄代表取締役は「8年前にロッテキャンプが始まったころを思い出し、大いに盛り上げたいと思った。キッズチアをはじめ、来年もイベントを企画したい」と話した。

「車いすって大変だね」 新川小児童が体験学習

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車いすを押してスロープを上る児童ら=10日午後、同校体育館

 新川小学校(漢那憲吉校長)の4年生約100人は10日午後、同校体育館でアイマスクや車いす体験を行った。障がい者の日常生活を体験し、理解を深めようというもので、児童たちは石垣市社会福祉協議会の具志堅幸美さんから車いすの扱い方について説明を受けた後、2人1組で車いすに乗る側と押す側に分かれ、体育館外のスロープを下りたり、グラウンドの砂利道を通ったりした。

 アイマスク体験では、テーブルやマットなどを障がい物として見立てたコースをつえを使って歩いたり、アイマスクをした人の手を肩に乗せ、声をかけながら障害物を避けて通る介助体験もした。

 車いす体験をした清水耀史(あきふみ)君は「おじいちゃんの車いすを押したことがあるが、落としそうで怖かった」と感想。アイマスクを体験した仲嶺愼之輔君は「友達が声をかけてくれたのでぶつからないで歩けた。視覚障がいの人を見たら声をかけて手伝いをしたい」と話した。

 児童たちは6日の総合学習で視覚障がい者と車いす利用者から生活の様子などについて実際に話を聞き、事前学習を深めており、4学年担任の市野里美教諭は「今回は自ら体験することで、どう介助すればいいのか確認することができた」と語った。

公立9園で昼食提供へ 石垣市

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2016年度から昼食の提供が始まる幼稚園の一つ、みやまえ幼稚園=5日

 石垣市が2016年度で幼稚園型認定こども園への移行を計画している公立幼稚園9園では、午後の保育もあることから昼食を提供する必要があり、市は園内で調理するか外部から提供を受けるか、いずれかの方法を検討することにしている。

 「子ども・子育て支援新制度」に基づき、今年4月からスタートする子ども・子育て支援事業計画の素案によると、市は15年度に、みやまえ幼稚園で4、5歳に加え3歳児の保育を初めて実施、16年度には同園を含む9園を、3~5歳児を受け入れる幼稚園型認定こども園に移行する予定。

 食事は自園調理が原則だが、外部搬入も可能。保護者が希望する場合は弁当持参もできる。自園で提供する際には調理室が必要となり、外部から提供を受ける場合でも加熱や保存などができる調理機能を有する設備が求められている。

 市は16年度、自園で調理するか、市学校給食センターなどから提供を受けるかどうか検討を進める一方、施設の改修も進めていく考え。給食センターから提供を受ける場合、小学生と3歳児を含む幼稚園児の食事の内容が同一でいいかどうかも調べていくことにしている。

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