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悪質な自転車運転者に安全講習の受講を…

 悪質な自転車運転者に安全講習の受講を義務付けた改正道路交通法の施行令が1月20日、閣議決定され、6月1日から施行されるという▼悪質な運転による「危険行為」と定められたのは「信号無視」「通行禁止違反」「酒酔い運転」「一時停止違反」「ブレーキのない自転車の運転」など14項目。携帯電話を使用しながら運転し、事故を起こした場合も摘発の対象となる▼事故を誘発する運転を危険行為として明文化し、自転車の運転手が加害者となる自転車事故を防ぐ狙いがある▼危険行為をした運転手に警察官が指導・警告し、従わない場合には交通違反切符を切る。3年間で2回以上、違反切符を切られた人が安全講習の対象となり、受講しないと5万円以下の罰金が科せられるという▼石垣市内の自転車乗りをみてみると、運転マナーは決して良くはない。交差点で一時停止をしないどころか、信号無視も見受けられる。携帯を操作しながら自転車を運転する子どもたちの姿も多い。これらはすべて危険行為の対象だ▼八重山署によると昨年、自転車の運転手が加害者となった事故が3件発生。2件が重傷、1件が軽傷だった。一昨年は酒酔い運転で逮捕者も出ている。事故は加害者、被害者、双方が悲しむ。摘発対象となる危険行為は即刻やめるべきだ。(下野宏一)


3割が「平日に3時間以上」 石垣市教育委員会

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 石垣市教育委員会が1月に市内のある中学校の全生徒を対象に行った学校生活アンケートで、3年生の約6割が就寝時間が午後11時以降で、2、3年生の約3割が平日に3時間以上テレビやゲームなどを行っている実態が分かった。また、毎日家庭学習している生徒も学年が進むにつれ、少なくなっている結果も出た。市立小中学校長研修会で報告され、市教委学校指導課の當銘武志指導主事は「各校で生活の見直しを図ってほしい」と呼びかけた。

 アンケート結果によると、就寝時間が11時以降と回答した3年生が58.3%。平日のテレビやビデオ、ゲーム、インターネット、メールの平均時間が3時間以上と答えた2年生が31.9%、3年生が29.5%と3割近くに上った。

 「毎日家庭学習をしているか」の問いでは、「毎日している」と答えた1年生が64.3%、2年生が52.2%、3年生が19.3%と徐々に少なくなっている実態も明らかになった。

 當銘指導主事は「テレビやゲームを3時間以上もしていて勉強するというのは無理に等しい。現状を踏まえ、各校でも調査をし、生活を見直してもらいたい」と述べた。

25年見据え医療介護で構想 圏域別供給体制も盛り込む

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地域医療構想策定などについて意見を交わす八重山地区保健医療協議会のメンバーら=5日午後、八重山保健所会議室

 八重山保健所(崎山八郎所長)は5日、同保健所会議室で本年度の八重山地区保健医療協議会(13人)を開き、2016年度までに策定する予定の沖縄の地域医療構想について説明した。

 同構想は医療介護総合確保推進法に基づくもので、団塊の世代が75歳を迎える25年を見据え、限られた医療・介護資源を活用して必要なサービスを確保するために策定する。八重山など各圏域の医療・介護の供給体制も盛り込む。

 県は、年齢階級別の人口構成や有病率などのデータをもとに、現在の医療や介護の提供体制を再点検しながらモデル像を描いていく。

 崎山所長は「医療の需要や必要量を推計し、あるべき医療・介護の提供体制について圏域ごとのビジョンを盛り込む」と説明した。

 委員からは「団塊の世代が75歳以上になると、介護の現場ではマンパワーが足りなくなる。真剣に考えないといけない」との意見が挙がった。

侵入防止フェンスが効果 イリオモテヤマネコ

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県道沿いに整備されたイリオモテヤマネコの侵入防止フェンス=2014年8月27日、西表島高那地区

 【西表】イリオモテヤマネコが道路に侵入するのを防止するフェンスを設置した結果、道路で目撃されるヤマネコの件数が設置前に比べ約8割減少していることが環境省西表野生生物保護センターの調べで分かった。同センターの田口麻子専門員は「フェンスの設置区間だけでなく、フェンスのない区間でも目撃頻度が減っている。事故防止の効果が期待できる」としている。

 ヤマネコの交通事故は2013年に過去最多の6件発生し、14年も4件発生するなど多発する傾向が続き、竹富町は昨年8月、交通事故や子ネコの目撃情報が多発している高那地区の県道の両側延長600㍍にヤマネコの道路侵入を防止するフェンスを設置した。

 設置区間とその両端から東部・西部側約500㍍の区間で、フェンス設置前の6月〜8月下旬と設置後の8月下旬から11月末までヤマネコの目撃頻度を調査したところ、設置前の目撃情報が74件だったのに対し、設置後は16件に減少。

 フェンス設置区間では49件から9件、フェンスのない東部側で18件から2件、同西部側で5件から4件に減った。

 ヤマネコの輪禍防止を目的としたトンネル「アンダーパス」については利用状況にほとんど変化がなかったことから、アンダーパスに誘導するようなフェンスの設置が新たな課題となっている。

 フェンスのすき間などから道路に侵入したヤマネコが、フェンスが障害となって戻れなくなったケースもあった。

 町自然環境課の與那城博主事は「フェンスやアンダーパスなどもリンクさせながら解析し、効果が認められれば、区間を延ばす必要があるのかもしれない」と述べた。

 フェンスの検証結果は5日に竹富町離島振興総合センター大ホールで開かれた「イリオモテヤマネコの交通事故防止に関する勉強会」(竹富町、環境省主催)で報告された。交通事故の発生状況や野生復帰した固体の追跡状況などについても報告があった。

「大幅な値上げはない」 石垣—那覇路線の運賃

 日本トランスオーシャン航空(JTA)の金城清典取締役路線事業部長は5日、スカイマーク撤退後の石垣—那覇路線の運賃について、現行水準から大幅に値上げすることはない、との考えを示した。5日、国交省に運賃を届け出た那覇—宮古の料金に、距離を加味した料金設定を検討しているという。石垣市役所や八重山毎日新聞社などを訪れ、社の方針を伝えた。

 那覇—宮古路線は3月29日〜6月末の間、3日前から前日まで予約購入可能なチケットが片道7500円(現在6800円)〜1万1200円(同額)と、ほぼ据え置き。

 JTAは、この運賃に宮古から石垣までの距離を加えた料金設定を検討しているが、3月29日から新規就航するスカイネットアジア航空(ソラシドエア)=本社宮崎市=がJTAの想定する運賃より高くなっているため、JTAは国交省と運賃設定を調整している。

 金城部長によると、航空業界では、新規航空会社を保護・育成するため、既存航空会社が新規航空会社の運賃より安く設定することができない仕組みになっているという。

 金城部長は「JTAでは社内のコスト削減で、石垣市の観光振興と地元利用を考慮しながら安定運航が可能な料金を考えている。だが、新規航空会社を保護・育成する制度が、その妨げになっている。ソラシドエアも地元の要望を認識した上で対応してほしい」と話した。

 また、金城部長は、SKY撤退後の一括交付金を活用した離島割引制度については、既存航空会社と新規航空会社間で普通一般運賃が違うため適用されない見通しを明らかにした。

「元に戻るのか」懸念広がる 3市町、きょう要請へ

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3月29日以降、石垣—那覇路線から撤退するスカイマーク(手前から2機目)。撤退後、既存航空会社の航空運賃がどうなるか懸念されている=1月18日午後、南ぬ島石垣空港

 スカイマーク(SKY)が石垣—那覇路線から撤退する3月29日以降の航空運賃について、既存の航空会社がス社参入前の水準に戻すのではないかとの懸念が広がっている。八重山経済人会議(大浜一郎代表幹事、24人)は「スカイマークが過去に宮古—那覇路線で運休した後、既存航空会社が大幅に値上げした経緯がある」と警戒を強め、大浜代表幹事らが5日、石垣市役所を訪ね、「市民生活や地域経済に与える影響は甚大だ」として現行運賃の維持を求めるよう要請した。

 八重山3市町は6日、宮古島市と多良間村とともに都内のSKY本社を訪ね、路線の存続を要望する一方、日本航空(JAL)、全日本空輸(ANA)にも現行水準を継続するよう訴える。市議会も9日に臨時会で開催され、要請決議が提出される見通しだ。

 要請で大浜代表は「航空運賃の負担軽減が図られ、過去最高の観光客数となり、地域経済を活性化させていた直後の撤退。既存航空会社が運賃の大幅な値上げを行った場合、市民生活や好調な兆しをみせている地域経済へ与える影響は甚大だ」と訴えた。

 中山義隆市長に代わって要請に参加する漢那政弘副市長は「南ぬ島石垣空港は歴史的な一ページを開いたところ。今回の件では危機感をもっている。市民が安心できるよう、要請を形にしていきたい」と述べた。

 旅行代理店の担当者は「来店客の多くが運賃が上がることを心配している。運賃が上がることはあっても、下がることはないだろう。すでに多くの客がホテルパックに流れている」と話した。

ハーブに雑草の駆逐効果も

 ▽…第22回全国ハーブサミット石垣市大会には島外から加盟自治体の職員らが出席した。第19回の開催地だった兵庫県小野市では、ハーブでエコや景観に取り組んでいる。市街地の沿道にはローズマリーなど植えており、担当者によると、「景観も良く、草も生えないようなハーブを植えているので管理もしやすい」とか。各自治体の取り組みにも注目だ。

 ▽…6日にオープンしたマエサトゴルフパークの「ミドルコース」は金・土曜日のみの限定コース。吉川レジャー統括支配人によると、木曜日の営業終了後にコースをショートからミドルにチェンジ。1時間かけグリーンのピンフラッグやコース案内板などを入れ替えたという。毎週この作業が必要となるが、「地元ゴルファーの活性化につながれば」と苦労もなんのその。

 ▽…日本最大級のEV船で石垣港を拠点に実証実験を行う中、石垣港離島ターミナルで進めている陸上電源基地設置工事の説明会を開いた㈱VIBE。工事の事前説明は施工業者のチラシ配布が徹底しておらず、船舶業者も「どうなっているのか客に説明できない」と憤りをみせた。船の運航上も各業者間の連携は欠かせず、今後は連携の取れた事業展開が必要。

昨年の牛セリは1頭当たりの子牛価格が過去…

 昨年の牛セリは1頭当たりの子牛価格が過去最高の50万円台を記録するなど、八重山は全国でも有数の“肉用子牛生産地”として知られるが、しかしそこには約半世紀にわたる天敵のオウシマダニとの苦闘の歴史があった▼その撲滅の軌跡を竹富町長も務めた元八重山家畜保健衛生所長の那根元氏(74)が、共に撲滅に奮闘した元石垣市畜産課長の唐真正次氏(73)の監修で「八重山におけるオウシマダニの撲滅魂」として上梓した▼この吸血ダニは1931年に初めて確認されたが、古くから牧畜が盛んな八重山では「骨と皮の牛がダニの鎧(よろい)を着けている」と言われるほど猛威を振るい、甚大な被害を受けてきた▼しかしその駆除事業は困難を極め、琉球政府補助から48年目、国庫補助から28年目の99年にようやく撲滅は実現。これで内原英郎元市長や歴代家保所長の山城英文氏や那根氏ら国、県、3市町の行政関係者や農家の労は報われ、それが現在の八重山の畜産業発展につながった▼実はウリミバエ根絶に続くこの偉業に関しては、NHKの人気番組「プロジェクトX」に放映を打診し好感触も得ていたが、同番組が突然中止になり実現しなかった▼そういう意味で今回の那根氏の労作は、八重山の若い畜産農家ら応援の歴史書でもある。(上地義男)


与那国文化、内外に発信

■総事業費3億円余で建設

 与那国町では自衛隊基地建設用地造成が実施される中、22日には自衛隊基地建設の民意を問う住民投票が行われる。与那国町は選挙となると島を真っ二つに割る激しい政争が繰り広げられる。熱く燃える島だけに島の将来とはいえ、中学生まで参加しての選挙に禍根を残さないかと不安や懸念する声も多い。

 自衛隊問題だけがクローズアップされているが、2015年度中に「与那国歴史文化

交流資料館」(仮称)が開館されるという。 同資料館は与那国島ならではの食体験、郷土芸能の発信、周辺地域との交流、歴史などの発信を通して島の文化を内外に伝えようとするものである。昨年末に、実施計画は終了しており、建物は鉄筋コンクリートを取り入れた木造平屋で、延べ面積は563平方メートル。総事業費は3億1000万円という。

■独特の祭祀と食文化

 与那国島は台湾、中国、フィリピンなどと距離的にも近く、日本古代の縄文、弥生文化、沖縄の貝塚文化も届かず、南中国やフィリピンとの共通文化を持つといわれる。

 先月、台湾西部と澎湖島の間の海底から45万から19万年前と推定される原人の下顎の化石が発見されたと発表された。「澎湖人」と名付けられアジアで第4の原人と位置付けられるという。

 発見された場所の海底は、現代より寒冷で海面が低く台湾と中国が地続きだった時期だと言われる。更新世中期(70万年〜30万年)のころである。そのころ琉球は大陸とつながっており、南部琉球にはサキシマハブも渡来している。

 白保竿根田原洞窟から発見された人骨は約2万年前で「澎湖人」の時代とはかけ離れているが、「澎湖人」の登場は台湾と石垣島の中間にある与那国の海底遺跡を含めて柳田國男の「海上の道」以上に壮大なロマンを覚える。そのような意味も含めて与那国をアジア研究の拠点とする視座も必要ではないか。

■町民一丸でアジアの交流拠点に

 黒潮が岸辺を洗う与那国は日本最西端の位置だけに甘んじていては将来の展望を描くことはできないだろう。国境を突破する大きな構想があってもいいはずだ。その構想を実現させるためにも「SOLAS条約」(海上人命安全条約)の適用を国に働きかけ外国船舶の出入港を実現させることだ。これにより外国との自由な往来が可能となり、歴史文化交流館は内外に与那国の歴史文化を発信と交流が促進することができるであろう。

 祭祀のクブラマチリ(外敵撃退、島の平安)、ウラマチリ(牛馬の繁殖祈願)、ンディマチリ(嫁取り、婿取り、子孫繁盛祈願)、ンダンマチリ(航海安全祈願)など25日間行われ、その期間は、祭の参加者は一切獣肉を食してはいけないという。祭の供え物であるチンムイは餅やかまぼこなどを50㌢ほど積み上げ、八重山では他にみられない料理である。ドゥンタの巻踊りも台湾東部の先住民の舞踊と通じるものがある。神を敬う精神を大切にし歴史や文化を紹介してもらいたい。

 また与那国名物の香草クシティーはコリアンダーのことで、今やコリアンダーは独特の風味から全国的に人気だ。与那国産をもっと売り出すべきではないか。現在、与那国に関する資料収集を行っているが、それと同時に台湾をはじめ東南アジアの資料も収集してほしいし、資料館の展示や構想には内外の専門家たちの意見も取り入れ、町一丸となって豊かな交流館にしてほしい。

白バイに乗り大喜び 与那国小児童ら八重山署見学

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白バイにまたがって喜ぶ児童ら=6日午前、八重山署駐車場

 与那国小学校(平田勝典校長)の4、5年生15人が6日午前、社会科学習の一環として八重山署を見学。警務課の上間曜(あきら)巡査部長が署内を案内し、警務課を職員室に例えるなどして分かりやすく説明した。

 白バイの乗車体験では、一人ひとりバイクにまたがり「バイクの重さは」「転んだりしないのですか」と担当の警察官に質問。またパトカーの無線連絡を聞いたり、積んでいる装備についての話を聞いた。

 児童を代表して前盛希望(のぞむ)君(4年)が「白バイの重さが250㌔もあることが分かった」と感想を述べた。

 将来、警察官になるのが夢という譜久嶺加歩さん(4年)は「いろんな場所があって、たくさんの人がそれぞれの仕事をしている。警察官になりたいと思った」と話した。

 児童たちはこの後、真栄里ダムや石垣浄水場、石垣市消防署を見学。引率した田原悟教諭は「与那国で見ることができないものが多い。いろんなことを見て勉強になった思う」と話した。

ミドルコースを設置 ドライバーも使用可能に

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ドライバーショットを楽しむ利用者=6日午後、同コース

 ANAインターコンチネンタル石垣リゾートは6日、マエサトゴルフパークで毎週金・土曜日の限定でドライバーが使えるミドルコース(9ホール)をスタートさせた。

 同コースは、全長は1769ヤードでパー30。最長367ヤードのミドルホールが三つある。日〜木曜日は従来の16ホール、パー48のショートコースでの運営。

 監修した川俣明プロによると「ドライバーが打ちたいという要望が多かった。1番ホールは2打目も結構距離が残るので難しい。全体的に面白いコースになった」と述べた。

 友人4人で同コースを回っていた50代の男性は「1年ぶりにドライバーを握った。ロングがあるとは知らなかった。(一緒に回る人に)ドライバーを持って来いと言われて入れといた」と話し、「慣れれば大丈夫と思うが、コースが分かりづらい」と注文を付けた。

 東京から仕事で来島した30代の男性は「2年前にショートコースを回った。ドライバーが打てるのはいい。気持ちよく打てた」と感想を話した。

 レジャー統括支配人の吉川大祐さんは「平日はショート。週末はミドルと二つのコースが楽しめる。今後もお客さまのニーズに対応していきたい」と語った。

年度内に陸上電源基地 離島ターミナル屋上に

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EV船事業陸上電源基地設置工事で整備された太陽光パネル=6日午後、石垣港離島ターミナル屋上

 日本最大級の電気推進式遊覧船「Vibes one(ヴァイブス ワン)」(19㌧、定員34人)を建造し、石垣港を拠点に実証実験を進めているバンダイナムコグループの㈱VIBE(本田耕一代表・東京都)は6日午後、石垣港離島ターミナル会議室で、同ターミナル内のテナントを対象にEV船の陸上電源基地設置工事に関する説明会を開いた。

 同社では県の一括交付金事業を活用し、離島ターミナル屋上に30㌔㍗の太陽光パネルを設置し、年度内に150㌔㍗の蓄電施設などを整備する予定で作業を進めている。

 説明会では、参加者から事前説明を求める意見のほか、「EV船の運航時間帯はどうなっているのか。混雑時に運航して事故が発生した場合はどうするのか」と運航面の指摘も上がった。

 市港湾課によると、工事業者が着工前に各テナントに工事開始を通知するチラシを配ったが、周知徹底されていないようで、説明会では本田社長らが謝罪。EV船の運航については委託を受けている㈱トムソーヤ(宮里安一代表)が各離島航路運航会社と調整していく考えを示した。

 また、同社は整備する陸上電源基地を将来的に石垣市に寄贈し、離島ターミナルの非常用電源として活用する考えを示した。入居テナントからは「非常電源の確保につながるのであれば助かる」と歓迎する声があった。

低価格運賃の継続を 先島市町村会

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JTA本社で丸川潔社長(右)に要請文を手渡す下地敏彦会長(中央)と漢那政弘副市長=6日午前、那覇市

 【那覇】先島圏域5市町村で組織する美ぎ島美しゃ市町村会(会長・下地敏彦宮古島市長)の下地会長、漢那政弘石垣市副市長は6日午前、那覇市内の日本トランスオーシャン航空(JTA、丸川潔社長)とANA沖縄支店(前谷哲郎支店長)を訪ね、那覇−石垣、宮古路線の低価格運賃の継続を要請した。

 対応したJTAの内間康貴取締役は「急激に上げることはない。地元企業として皆さんが納得する適正価格に設定したい」と話し、ANAの前谷支店長は「地域の切実な声を聞いている。皆さんの要請を社長に伝えたい」と述べるにとどめた。

 要請はスカイマークの那覇−石垣、宮古路線の撤退で、運賃の引き上げを懸念する地域住民の声を受けて行われた。市町村会は運賃の引き上げは住民の経済的負担と入域観光客の減少、圏域の産業振興に大きな打撃を与えるとしている。

 要請後、下地会長は「これからも住民の負担にならないような運賃にしてほしいと要請した。JTAさんはいきなり大幅な値上げはないということだった」、漢那副市長は「全日空からは地域に貢献していきたいという返事をいただいた」と話した。

 市町村会はこの日、東京都内のスカイマーク社で翁長雄志知事とともに路線の存続要請を行う予定だったが、日程が調整できず、後日行うことにした。

健康、癒やし、まち興し  ハーブサミット石垣市大会

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命草をどう活用して地域振興につなげるか意見を出し合うパネリストら=6日午後、ANAインターコンチネンタル石垣リゾート

 全国ハーブサミット連絡協議会(会長・中山義隆石垣市長、18自治体)は6日午後、第22回全国ハーブサミット石垣市大会を初めて石垣市内で開催し、「ハーブで健康、癒やし、まち興し」と共同宣言を行った。ハーブ・薬草の「命草」(ぬちぐさ)を地域資源としてどう活用していくかをテーマにした講演やパネルディスカッションでは、地元の人が命草の価値を再認識して活用し、島外からも命草ツアーとして誘致できるような命草リゾートを目指そうという意見が挙がった。

 講演で、日本ハーブソサエティー(JHS)沖縄県八重山支部長で八重山地区ハーブフェスティバル八重山実行委員会専門部会長の嵩西洋子氏が「命草リゾートで地域振興を」と提唱。

 命草のキーワードとして▽自然環境▽魅力ある健康食材や薬効▽人のつながり—を挙げ、「八重山の命草の魅力は群を抜く。ハーブフェスタに向けて取り組んできたプロセスこそ大切。今後も継続すれば商品開発、産業振興、雇用創出につながる。行動を起こさないと何も起こらない」と呼びかけた。

 パネルディスカッションでは石垣市大会事務局長の岩下幸司農水部長をコーディネーターに6氏が意見交換した。

 第1次産業にかかわるJA八重山ファーマーズマーケットゆらてぃく市場店長の本若展充氏は「命草を特産物として売る店舗づくりを展開したい」、ピパーチを使ったツナフレークづくりに取り組んでいる八重山漁協市場販売課長の与那嶺幸広氏は「地元でコラボすればよい物ができると思う」と期待した。

 市商工会事務局長の平田睦氏は「島の中で命草を循環させ、島外からも来てもらう。命草のブランド化、ハーブの聖地、ハーブのリゾート地を目指してはどうか」と提案。JHS専務理事の木村正典氏は「命草で長寿で健康、幸せに暮らすことが大切。それをいただきに観光客が来るような雰囲気がよい」とアドバイスした。石垣市経済振興公社専務理事の真栄田義世氏は「命草を生かした環境、健康、観光は石垣の3Kブランド」と強調した。

 フロアからは「子どもたちに命草を認識されるよう学校の給食にも出してもらいたい」「薬剤師、栄養士などの知識も借りて地元の人にハーブの知識を深めてもらいたい」との要望があった。

盲学校パネル展を授業にも

 ▽…沖縄盲学校のパネル展が市立図書館で開かれている。本島では南風原高校や普天間高校でも行ったといい、大田校長は「郡内3高校でも展示や授業で活用したい場合は声をかけてほしい」と呼びかけている。インクルーシブ(障害の有無に関係なく、人格と個性を尊重する)教育が注目されており、実現のためにも中高校生など早い段階からの取り組みが必要だ。

 ▽…千葉ロッテの石垣島キャンプで積極的に選手に声を掛ける東川平亮輔君と平安名浩大君。2人の野球少年は目の前を通り過ぎる選手に物おじせずにアタック。その成果はバッティンググローブ3セットとリュックやボール、色紙、上着に所狭しと書かれた20人以上のサインだ。取材で声を掛けた際は、ちょうど伊志嶺翔大からバッティンググローブをもらうところだった。

 ▽…初日から多くの来場者でにぎわったハーブフェスティバルin八重山。会場となった市健康福祉センターの駐車場は関係者のみの利用で、来場者の駐車場は中央運動公園西側の空き地に設けられたがすぐ満車。運動公園駐車場もロッテキャンプの観客の車でいっぱい。このため会場周辺で路上駐車が相次ぎ、パトカーが出動する始末。


西表島の郷土研究家・前大用安さんが90歳…

 西表島の郷土研究家・前大用安さんが90歳の今でも陸上競技に親しみ、その記録が九州でも群を抜き今後も期待できると地域住民が集い祝ったという。これこそ生涯スポーツのお手本で見習うべきだと思う一方、運動の苦手な私たちは何をすべきか迷ってしまう▼趣味を磨くのも一つだが家人は、小生の趣味は独りよがりで音楽鑑賞も読書も凧(たこ)作りもうるさくてカビ臭く散らかすばかりで心穏やかにこぎれいに住みたい家族としては迷惑この上ないと言う▼そしてこの際だからと、のたまうのは庭の手入れついでの家庭菜園、釣果の見込める釣り、男子厨房(ちゅうぼう)に入らずは昔のことなので、できたら料理などにこそぜひ目覚めてほしいという。いずれも実利と家事を手伝わせたい思惑が▼暮れ以来、没頭している小生の凧研究への当てつけかしらん。確かに散らかしてはいるがごみ出し日には袋に詰め門前に出している、文句あるかと小声できいたらごみを出すなら生ごみも出してカラスの見張りもしてよと返してくる▼見たら袋が突き破られ生ごみが散乱している。そこで凧研究の一環でカラスが嫌うという黄色いビニールで鳥形凧をつくりごみの集荷時間まで竹に結わえ飛ばすことにした▼生涯学習の一例としてフェスティバルで紹介してもらえないか。(仲間清隆)

会場いっぱい、元気な歌声 地区学校音楽発表会

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㊤ムイチャーに身を包み、元気よく「あがろうざ節」と「うかた」を披露する小浜小学校の児童たち=7日午前、市民会館大ホール
㊦「ふるさと」と「旅立ちの日に」をきれいなハーモニーで聴かせた石垣中学校の1年生=7日午後、市民会館大ホール

 八重山地区内の18小学校、6中学校の児童生徒延べ1205人が出演した「第61回八重山地区学校音楽発表会」(八重山地区音楽教育研究会主催)が7日、石垣市民会館大ホールで開かれ、子どもたちが合唱や合奏、吹奏楽などのジャンルで日ごろの音楽学習の成果を堂々と発表した。会場に訪れた保護者や教員らは子どもたちの成長を見守り、演目ごとに盛んな拍手を送った。

 発表会は音楽に対する興味や理解を深め、音楽教育の向上を図ろうと1954年から開催されている。

 小学校の部は宮良小学校の全児童129人による「あいうえおの唄」「夢の世界を」で幕開け。

 小浜小はムイチャーに身を包み、児童の三線、笛、太鼓の演奏で「あがろうざ節」「うかた」を元気よく披露。大浜小の4年生51人は手をつなぎながら「世界がひとつになるまで」を心一つに歌い上げた。

 中学校の部は石垣中1年生184人の「ふるさと」「旅立ちの日に」でオープニングを飾り、伊原間中による「COSMOS」「心の瞳」、白保中の「HEIWAの鐘」「YELL」などが続いた。

 崎枝中の野里怜生君、野村琉花さん、石垣友蘭さんは「美女と野獣」をリコーダーとピアノで演奏したほか、「カリブの夢の旅」を一人一人が大きな声で熱唱し、会場から大きな拍手を受けた。

今キャンプ最高の1500人来場 プロのプレーに熱視線

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陽気と曜日に恵まれ、1500人が来場した千葉ロッテマリーンズの石垣島キャンプ=7日午後、市中央運動公園野球場

 千葉ロッテマリーンズの石垣島キャンプ最初の週末となった7日、球場には今キャンプ最高の1500人(主催者発表)が足を運び、プロ選手のハツラツとしたプレーに熱い視線を送った。この日は、前日までの寒さも和らぎ最高気温が平年並みの22.3度まで上昇、雲が多かったものの午前中には晴れ間ものぞいた。

 第2クールからは徐々に実戦形式の練習が取り入れられている。選手はウオーミングアップとベースランニングを行い、投内連係、ランダンプレー、けん制の後、通常通り野手、投手に分かれた練習に入った。

 野手陣はシートノック、打撃練習に取り組み、投手陣はブルペンでの投球練習、ランニングなどのメニューを消化した。

 大嶺翔大はこの日も早出特打で他の選手よりも早く練習をスタート、予定された全体でのメニューをこなしたほか、守備の個別練習で二塁に入り、重殺プレーの連係などに取り組んだ。

 祐太もキャッチボール、ランニング、守備練習のほか、コーチが左右に転がしたボールを捕球するトレーニングで足腰をいじめ抜いた。

住民投票まで2週間 陸自建設の是非問う

 22日に投開票される「与那国島への自衛隊基地建設の民意を問う住民投票」まで残り2週間となり、6日には1284人の選挙人名簿が公開された。

 投票に向け賛成派、反対派ともに各集落での戸別訪問などで票集めに奔走している。

 1月30日に立ち上げた自衛隊配備に賛成する会の金城信浩会長は「国境の与那国町を守るためにも自衛隊は必要。住民投票ではっきりさせ、二分した町内の現状を打破したい」。住民投票を成功させるための実行委員会の上地国生会長は「子や孫、島の将来のためにも自衛隊もレーダー基地もいらない。軍事の島にしてはいけない」とそれぞれ話した。

 投票は22日午前7時から午後7時まで。祖納・久部良・比川の3カ所。期日前投票は町構造改善センターで18日から21日の午前8時30分から午後8時まで行う。投票の設問は基地建設に「賛成」か「反対」の二者択一。いずれかに〇印をつける。

ハーブの魅力一堂に 多くの来場者で盛況

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初日から多くの来場者でにぎわうハーブフェスティバルin八重山=7日午前、市健康福祉センター

 「命草NUCHIGUSA」をテーマにしたハーブフェスティバルin八重山(同実行委員会主催)が7日、石垣市健康福祉センターで開幕した。8日まで。八重山3市町から40業者以上が出展し、ハーブを使ったお菓子や飲み物、アロマグッズの展示販売、中学生のハーブを使った料理レシピの展示などが行われた。会場には大勢の市民が訪れ、ハーブを使った商品に触れ、お気に入りの品を買い求めていた。最終日は午前10時から午後5時30分まで開かれる。

 初日は午前10時からオープニングセレモニーがあり、実行委員長の中山義隆市長が「ハーブフェスティバルで多くの人々にハーブの魅力を知ってもらい、生産から加工品の流通までを創造する6次産業化を推進するきっかけにしたい」とあいさつ。この後、ハーブペイントコーナーで市長が大きな模造紙に巨大な筆で力強く「命草」の文字を書いた。

 屋内ではハーブのせっけんや染め物づくりのワークショップ、新商品の展示などが行われた。屋外では加工品の展示販売、飲食コーナーがブースを連ね、ハーブの苗の無料配布では用意したバジルやミントなど約700鉢が早々と品切れした。

 会場を訪れた市民からは「ハーブフェスティバルはいろんな発見があって面白い。毎年開催してほしい」、千葉ロッテのキャンプ観戦の途中訪れた観光客の女性は「初めて見るハーブの料理レシピもあり、とても楽しい」と話した。

 8日は命草を使用した泡盛やスイーツのお披露目会、ロゴ・料理コンテストの表彰式が行われる。15日まではハーブウィークとして、郡内各地でさまざまなイベントが開かれる。

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