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富野小中学校、日本サンゴ礁学会で発表

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日本サンゴ礁学会第16回大会で発表を行った富野小中学校の児童たち。左から土方海人君、津波弥稀君、知花耕太郎君、前濵七海さん、比嘉彩香さん=13日、恩納村の沖縄科学技術大学院大学

 日本サンゴ礁学会第16回大会が12~15の4日間、恩納村の沖縄科学技術大学院大学で開かれ、富野小中学校(宜野座愛子校長)の児童5人が同校近くの海で続けているサンゴの調査(コーラルウオッチ)について発表を行った。

 参加したのは6年生の知花耕太郎君と津波弥稀君、前濵七海さん、比嘉彩香さん、5年生の土方海人君。いずれも、日本財団が助成している事業「地域連携による石垣島の活性化」の一環で行っている「わくわくサンゴ石垣島プロジェクト」の活動として派遣された。

 同校の発表は13日に行われ、ステージで行う口頭発表とポスターを掲示して来場者に説明するポスター発表に参加した。

 ポスター発表では、研究者らが次々に訪れて質問し、児童たちは懸命に答えていた。大講堂で行われた口頭発表では、6年間続けてきた同調査の結果を報告し、サンゴを守りたいという子どもたちの熱意に会場からは大きな拍手が起きた。

 同学会は、国内外のサンゴ礁研究者を中心とした学術的な団体で、今大会で小学生が参加・発表したのは同校だけだった。


レンタカーが急増 登録車両過去最多の2084台

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南ぬ島石垣空港の開港で過去5年間で最高の増車となったレンタカー=16日、石垣島レンタカーステーション

 郡内におけるレンタカーの登録台数が今年3月末現在で、前年を313台上回る2084台と過去5年間で最多となったことが沖縄総合事務局陸運事務所のまとめで分かった。南ぬ島石垣空港開港に伴う増車とみられる。開港後、夏場に向けてさらに増車が進んだと見込まれ、来年の集計では大幅増になることが予想される。

 八重山地区レンタカー連絡協議会の瀬戸守会長は「3月の段階でレンタカーが不足している状況だった。7-9月の夏場には約5000台が稼働していた」と話し、開港に伴うレンタカーの急激な伸びを示唆した。

 各島別のレンタカーの台数は石垣島が1646台(前年比203台増)、西表島301台(同103台増)、小浜島23台(同1台増)、黒島3台(増減0)、波照間島15台(同1台増)、与那国島が96台(同5台増)だった。

 タクシーは石垣島が269台(13業者)、西表島9台(2業者)、与那国島は4台(1業者)で前年と同台数だった。

 同協議会の瀬戸会長は「新空港開港で航空機の発着便数が増加した証し。タクシーも足りず、バスも満杯状態だったと聞いている。レンタカーステーションの6業者に加え、空港近隣には8業者が集まっている。来年3月にはさらに2業者が空港周辺で開業する予定になっている」と、今後、空港周辺へのレンタカー事業者の集積がさらに進む見通しを示した。

崎枝不発弾保管庫建設 住民から反発相次ぐ

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同意取り付けのあり方を疑問視する意見が相次いだ説明会=17日午後7時すぎ、崎枝公民館

 石垣市の要請を受け、屋良部半島の市有地に不発弾保管庫の建設を予定している県防災危機管理課は17日夜、崎枝地区住民を対象に同公民館で説明会を開いた。県は「市が役員に説明し、異議がなかったと聞いた」として建設予定地を決めたが、住民からは「報道があるまで知らなかった。決める前に説明会をするのが筋だ」と反発の声が相次いだ。

 県、市と住民側は再度説明会を開くことで一致。公民館側は役員会、臨時総会を開き、次回の説明会で住民の意思を集約して臨むことにしている。

 新里武夫館長は「市にはいいんじゃないかと話した。独断みたいな感じになってしまった」と安易に対応した点を認め、説明会の冒頭で住民に謝罪。市の上地啓一総務部長と県の担当課長らは「住民への説明が足りなかったことをおわびしたい」と陳謝した。

 出席した住民は「まず説明を受けて総会や集会などで住民の意思を決めなければならない。これが民主主義。役員に通知したから終わりではない」と同意取り付けのあり方を疑問視、「これは役人の傲慢(ごうまん)さではないか。白紙撤回だ」と反対する意見も出た。

 県は「ここで事業を辞めるのは難しい」との認識を示した。

 建設予定地は大崎牧場の北方の山側にあり、最も近い住居から440㍍、崎枝小中学校から2600㍍の距離にある。敷地1600平方㍍に21平方㍍の保管庫を建設、周囲にはフェンスを張り巡らせる。警備小屋も整備し、日中は警備員が常駐し、夜間は機械で警備する計画。

 県は「設置基準を満たしており、皆さんには影響がないと考えている。森林地域なので将来的に保管庫周辺に住宅が建築されることもない。もろもろの条件がそろっている。警備も構造も安全に万全を期す」と説明した。

 住民からは「あそこは地震・津波の際に避難しようと思っている」「登山ルートにもなっている」「将来的な崎枝の発展に支障をきたす。皆さんは崎枝の将来を保証できるのか」「風評被害も心配。田舎だから大丈夫だろうと考えたのか」と不安の声が続出した。

ロッテが石垣でオープン戦 キャンプ7年目で実現

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石垣島キャンプ千葉ロッテマリーンズの紅白戦。来年2月16日にはオリックス・バファローズとのオープン戦が決まった=2013年2月17日撮影、石垣市中央運動公園野球場

 千葉ロッテマリーンズとオリックス・バファローズのオープン戦が、来年2月16日午後1時から石垣市総合運動公園野球場で開催されることが決まった。日本野球機構(NPB)が17日、正式に発表した。NPBによると1997年の宮古島に続き、プロ野球史上2番目の離島開催で、来シーズンのオープン戦の幕開けを告げる一戦となる。千葉ロッテの石垣島キャンプ7年目にして初めてオープン戦が実現する。

 同球団は13日に、来シーズンのキャンプを来年2月1日から19日まで1、2軍合同で石垣島で行うことを発表している。

 オープン戦が開催される2月16日はキャンプ最終の日曜日に当たり、多くの来場者が見込まれている。

 千葉ロッテマリーンズ石垣島協力会会長の中山義隆市長は「オープン戦を見たいという市民の声があり、キャンプ7年目にして実現できてうれしい。子どもたちや野球好きな人には熱戦を見てもらいたい。観客が多いと選手も燃えるので、多くの市民に来場してもらいたい。宮古島から応援団が来て盛り上がることを期待する」と喜びのコメント。

 公式ファンクラブ、1SHIGAKI26の大城文博代表は「キャンプ誘致当初から要望してきたオープン戦がやっと実現できる。テレビで見ていたプロの試合が石垣島で行われるのは夢のようだ。他球団との対戦で地元もロッテを応援しようと熱が入るはず。26として応援合戦ができるグッズや七回の風船など検討したい。大嶺兄弟にも地の利を生かして1軍に残ってほしい」と期待を寄せた。

可決に安堵の表情

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 ▽…石垣市議会最終本会議に、米軍普天間飛行場の辺野古移設断念を求める意見書案を動議で提出した長浜信夫氏。与党議員の一部に事前に渡していた案を、直前の議場で差し替えた。「こんなところで一本釣りはいかんよ」とおしかりを受けたが、無事、可決に持ち込んで安堵(あんど)の表情。

 

 ▽…町役場庁舎移転にかかる住民投票の早期実施を要請した竹富町議会。野党系町議の「役場移転は後退しているのではないか」との質問に、川満栄長町長は「条件整備を進めている」と答えたが、「1期目の勢いがあればすでにできていたのではないか。住民投票を掲げたことで後援会との協議、住民投票条例の提案、投票の実施と2歩も3歩も後退している」と指摘も。

 

 ▽…第17回全国高校生中国語スピーチコンテストで入賞した八重山商工高校の玉城頼恵さんと大城稜さん。大城さんは入浴時や自転車に乗っている時も口に出しながら練習、変な目で見られたこともあったとか。2人とも今年に入ってから中国語を習い始めたといい、指導した石垣麗子教諭は「来年はもっと上位を狙えるかも」と早くも期待。

12月13日、経産省の総合資源エネルギー…

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 12月13日、経産省の総合資源エネルギー調査会基本政策分科会が「原発再稼働を推進する」という政府のエネルギー基本計画案を了承。電力安定供給という錦の御旗をかざしての計画案である▼福島原発であれだけの事故が発生し、あれだけの人々が被災し、そしていまだに確たる事故収拾のめどがないという現状を目の辺りにしての決定だから驚く▼産業の基盤となる重要な電源などと言っているが、われわれ一般人には「何かがおかしい」としか感じられない。政府と産業界は、ここで日本国の将来について徹底的に検討し直す重大な機会を逃しているのではないか▼放射性廃棄物は原理的にその放射能をなくすことはできず、どこか放射能が決して漏れることのない場所で何万年単位で安全管理しなければならない危険極まりないものだ▼フィンランドやスウェーデンは強固な岩盤の地下深くにそれを集積し厳重に管理するというが、その何万年の間に岩盤を揺るがす自然変動が起こるかも知れず、ましてや地震国日本に安全な最終処分場を見付けることはできない▼そんな実態を隠しつつ、原発再稼働を推進するというのである。なぜそんな危険を冒してまで経済繁栄を追求しなければならないのか。果たしてそれが繁栄なのか。甚だ疑問である。(八重洋一郎)

平田君(平真小4)が警察庁長官賞 全国小学生作文コン

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第22回全国小学生作文コンクールで警察庁長官賞を受賞した平田育君

 おまわりさんと子どもたちの触れ合いをテーマにした第22回全国小学生作文コンクール「わたしたちのまちのおまわりさん」(主催=読売新聞社など3団体)で警察庁長官賞を受賞した平真小学校4年の平田育(はぐむ)君が18日午前、八重山警察署3階訓授場で、署員を前に受賞作文を朗読した。

 「魔法の言葉」というタイトルで書かれた平田君の作文は、携帯電話を使用しながら2人乗りをしている中学生を、警察官が注意している場面に遭遇。事故に遭わないようにと厳しいながらも優しい言葉で注意し、相手に自尊心の種をまく警察官の姿をつづったもの。朗読後、署員から大きな拍手が送られた。

 昨年は、弟の誇(ほこる)君が同じ賞を受賞。2年連続で兄弟が受賞するのは八重山では初めてで、平田君は「受賞したとき弟と喜んだ。作文を書くのが好きなので来年はもっと上の賞を目指したい。将来は消防士になりたい」と笑顔。副賞として贈られた2万円の図書カードは、民間が運営するドクターヘリ、MESHを運航するために設立されているMESHサポートに寄付する。

 同署の小禄重信署長は「受賞した作文は地域の安全、安心を守る警察官の励みになる。今後も警察官を応援してほしい」と感謝。

 今年は同コンクールに全国から7685点の作品が寄せられ、うち42点が内閣総理大臣賞などに入賞した。平田君は14日、東京都内で開かれた表彰式に参加した。

お父さん「帰ってきて」 行方不明男性1カ月

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行方不明6日前に恵子さんが携帯で撮影した宜豊さんの画像=17日夜、市内新川の新垣さん宅

 先月16日、プレジャーボート「琉宜丸」(0.9㌧)で釣りに出かけたまま行方不明になっている石垣市新川の会社員、新垣宜豊さん(57)の安否情報は1カ月を迎えた今も届いていない。宜豊さんの帰りを待つ家族は17日、本紙の取材に、「クリスマスや年末、正月という気分にはなれない。年は越せない」と悲痛な思いを語った。海保による捜索活動が打ち切られた今も、家族は情報を探し求めている。

 先月16日早朝、釣りに出掛けると家族に言い残し、自宅を後にした宜豊さん。同日午後7時30分になっても帰宅しないことから家族が第11管区海上保安本部に通報。石垣海上保安部が6日間にわたって捜索活動を行ったが発見には至らなかった。その後も家族は市街地から北部地域まで情報を呼びかけるチラシを各店舗や個人に配布して協力を求めた。与那国島以外の離島にも足を運び、海岸沿いを歩いて探した。また、フェイスブックでもチラシを公表し「気づいた事は教えてほしい」と呼びかけた。

 行方不明から丸1カ月となる16日夜には、当時宜豊さんが身につけていた帽子が発見されていたことが分かった。妻の恵子さん(57)が自分の携帯電話に保存していた夫の画像を確認していたところ、先月19日に二男の宜朝さんが黒島の海岸沿いで発見したものと同じ帽子をかぶった姿があった。その当時は夫の帽子とは分からず回収しなかった。

 自宅は、宜豊さんの帰宅を待つように部屋はそのままの状態で残されている。玄関を入ると宜豊さんが釣りに出掛ける際に愛用する数種類の帽子が掛けられ、仕事で着用する紺色の作業着はしっかりとアイロンがされていた。 

 恵子さんは、行方不明になった日以来、宜豊さんが出港した浜崎マリーナに毎日足を運び「帰ってきて」と海に願う。「1カ月が経過したが、気が休まる日はなく、あっという間。雨の日は(ぬれて寒くないか)心配で考える。帽子が分かっただけでも良かった」と振り返ったが苦しい日々は今も続き、納得がいくまで捜したいという家族の姿勢は変わらない。

 「紙面を通して市民の皆さんにわずかなことでもいいので情報を頂きたい」と家族は情報提供を呼びかける。


「南ぬ浜町」に待った 市議会で継続審議へ

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埋め立てで広大な土地が形成された新港地区。「南ぬ浜町」の命名案は市議会で継続審議となった

 新港地区に「南ぬ浜町」(ぱいぬはまちょう)と命名するため、石垣市が市議会12月定例会に提出している議案は18日、建設土木委員会(仲嶺忠師委員長、委員7人)で全会一致で継続審議が決まった。本会議で報告され、承認された。

 当局側が議案を取り下げない限り、同委は最終的に原案の可否を採決しなければならないが、外部委員を加えた選考委員会が市民から公募して選定した結果を尊重する立場もあって慎重だ。どう継続審議していくのか注目される。

 本会議に先立つ委員会では、休憩中に「選定結果を尊重するが、議論が百出しているので、早計に決めるべきではない。市民の声を聞きながら、もっと議論を深めるべきだ」との指摘があった。

 「南ぬ浜町」は選考委員会が応募のあった132点から絞り込んだもの。応募のあった名称は「南」(ぱい、はい)、「星」「サザン」「海」を付けたものが多かった。

史上初81万人台に到達 入域観光客数

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初めて81万人台に達した八重山入域観光客数=18日午後、南ぬ島石垣空港

 2013年の入域観光客数は1~10月で累計81万3106人となり、過去最高を記録している07年の78万7502人を10カ月で上回るとともに、八重山観光史上初の81万人台に達した。県八重山事務所が18日、10月の入域観光客数とともに発表した。1~10月期では前年比32%増のペースで、八重山ビジターズビューローの宮平康弘理事長は「新空港開港効果で当初目標の年間80万人を大きく上回り、来年は100万人を目指す勢いで大変喜んでいる」と話した。 県八重山事務所によると、10月の入域観光客数は8万3648人で前年同月に比べて50.2%(2万7966人)増となり、累計観光客数が80万人を突破した。

 10万人台を記録した7~9月と比べて落ち着いているものの、8万人台は例年のトップシーズン並みで、好調を維持している。

 路線別入域客数では県内便が4万7000人と同9.1%(3914人)増、県外直行便が2万7789人で同332.5%(2万1364人)増加している。

 海外からの外国人観光客は7168人で同56.5%(2590人)増加。空路で713人(日本人観光客含む)がチャーター便で来島。海路ではクルーズ船が7回寄港し、8146人(同)が訪れている。

 10月までの月別の八重山入域観光客数では、新空港開港以降4月から10月まで7カ月連続で月別過去最高を更新。観光消費額は492億5000万円で同31.1%増加した。

 好調な入域観光客数の推移に宮平理事長は「前年に比べて32%増となると、今年は93万人前後となるペースだ。今は新空港開港の勢いで動いているが、勢いが続くとは限らない。今後も堅調に観光客数を伸ばせるように八重山の魅力を発信し、航空会社を含む官民一体となって取り組まなければならない」と意気込みを話した。

現職と前市長の争いか 石垣市長選

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 来年2月23日の告示まで2カ月余となった石垣市長選(3月2日投開票)は市議会12月定例会が閉会した18日以降、年内の出馬表明に向けた動きが与野党双方で加速する。現段階では現職の中山義隆氏(46)と前市長の大浜長照氏(66)の争いになる可能性が高い。両陣営とも近く、出馬表明の日程など今後の対応を協議する見通しだ。両陣営の擁立作業は大詰めを迎えている。

 市政奪還を目指す野党側の組織、笑顔かがやく石垣市民の会(会長・高嶺善伸県議)は19日、関係者を派遣して大浜氏本人と調整する。11月30日に大浜氏と行った意見交換会で課題についてピックアップ。市民党的な組織体制、向こう4年間での後継者づくりなど、出馬に向けた環境づくりを進めてきた。

 関係者は「年内に意思を明確にしなければ戦えない」としており、19日の面談でこうした取り組みを報告して出馬を打診、意思を確認する。大浜氏は受諾するとみられており、受諾した場合は出馬表明の日程まで調整する見通しだ。

 一方、自民党石垣市支部(支部長・砂川利勝県議)は、現職と議長の伊良皆高信氏(53)のうち、現職を候補者とするとの報告を候補者選考委員会(16人)から受けており、県議と市議で構成する常任総務会を近く開催。正式に決定するかどうか対応を協議する予定だ。

 砂川氏は「一本化するための選考委員会」としていたが、支部幹事長の仲間均氏が選考過程を疑問視。仲間氏は今年1月の支部旗開きで「人選は白紙」と発言して波紋を広げたほか、市議会一般質問で現職への“決別宣言”とも受け取れる批判を展開。現職を推す市議から責任を問う声も出ており、波乱含みの様相を呈している。

頑固一徹の教育長激励

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 ▽…第19回県中学校総合文化祭への出場を前に竹富町教育委員会を表敬した波照間中学校の生徒9人。全生徒による文化祭出場は修学旅行にでも出かけるムード。慶田盛安三教育長から激励を受けた生徒たちだが、教科書問題では「教育長も頑張って」と逆に教育長を激励する場面も。

 

 ▽…与那国町議会12月定例会が閉会した。今議会は平穏に感じられたが、やはりヤジが飛んだ。初日は野党議員の質問中にヤジを飛ばし、注意された与党議員は「独り言」と返した。翌日は与党議員の質問に野党議員が質問をさえぎる始末。互いの意見に耳を傾け、論戦を張るのが選良としての果たすべき役割では。

 

 ▽…石垣市の新しい教育委員に19日、高里正明さんと仲大盛秀彦さんが就任した。辞令を交付した中山義隆市長は高里さんの海外勤務、仲大盛さんのPTA活動を買い、今後の活躍を期待した。二人は52歳と44歳。教育委員はだいぶ若返る。委員会に新風を吹かせてほしい。

12月に入り、石垣市内の飲食店や居酒屋など…

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 12月に入り、石垣市内の飲食店や居酒屋などでは各種団体やグループ、事業所などの忘年会が花盛りだ。店側もさまざまな忘年会プランを準備。料金や内容に趣向を凝らし、利用客確保に躍起▼幹事も大変だ。グループの人数と予算を見ながら、数ある店の中から場所探しや日程の調整、ゲームの景品選び、買い出し、当日の会運営と大忙し。頭の下がる思いだ▼忘年会には余興やゲームが付き物。その中でも最近は「ビンゴゲーム」が定番。ルールが簡単で子どもからお年寄りまで気軽に楽しめ、盛り上がるので1番人気だという▼始まると抽出される番号に一喜一憂。次々にカードの番号を潰し、早々と「リーチ!」とうれしそうな声を上げる人がいるかと思えば、「なかなか開かない」と不満をぶつける者とさまざま。だれも恨みっこなしのその日の「運」次第だ▼先日、地域の同級生の忘年会でビンゴゲームに興じ、「リーチ一発ビンゴー」と、幸運を得た。かなりの数のビンゴゲームをしたが、リーチ即ビンゴも、最初に上がるのも初めての体験で一度に一年分の「運」を使い果たした気分だ▼なにはともあれ、忘年会は参加者が旧年を振り返り、新年に向け、お互いの親交を確認しあう場。掛け持ちや連チャンも多いことだろう。くれぐれも飲みすぎにはご注意を。(下野宏一)

年賀はがき3250枚贈る 郵便局と市内10企業

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石垣市の小学生に年賀はがきを贈った八重山郵便局の松川真局長(右から3人目)ら=19日午前、市教育委員会

 石垣市内の小学生に手紙文化に親しんでもらおうと、八重山郵便局の松川真局長と市内の10企業の代表ら5人が19日午前、石垣市教育委員会を訪れ、年賀はがき約3250枚を寄贈した。昨年から行っている取り組み。

 松川局長は「児童らの伝える力やコミュニケーション能力を磨くためにも有効に活用してほしい」と述べた。

 玉津博克教育長は「ワープロやメールの普及で年賀状を書く文化が廃れることを心配している中で、こんなにたくさんの寄贈はありがたい」と感謝した。

 協賛企業は次の通り。

 ㈲安栄観光、農業生産法人・石垣島胡椒園、石垣島名蔵果樹生産組合、石垣島のもずく屋さん、OAS航空石垣空港営業所、川原婦人パイン生果部会、瀬戸商会、日本トランスオーシャン航空、JAファーマーズマーケットやえやまゆらてぃく市場、㈲みさき

きいやま商店に特別賞 宮良長包音楽賞

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第11回宮良長包音楽賞の特別賞を受賞した石垣市出身のエンターテイメントユニット「きいやま商店」の﨑枝亮作、大樹、将人(左から)

 第11回宮良長包音楽賞(琉球新報社主催)の贈呈式が18日、琉球新報ホールで行われ、石垣市出身のエンターテイメントユニットのきいやま商店に特別賞が贈られた。正賞は沖縄JAZZ協会(上原昌栄会長)。

 きいやま商店は同社から表彰状と記念品、石垣市から額入りミンサー織りを贈られた。祝賀会では、歌も披露して盛り上げた。

 メンバーの一人、﨑枝大樹さんは「石垣島の大先輩である宮良長包先生の音楽賞(特別賞)を受賞でき光栄。音楽を続けるなかで、くじけそうになったこともあったが、遠くから駆けつけてくれるファン、家族や親類、友人の支えがあったおかげ。応援してくれる地元の皆さんにも感謝している。来年もさらに全国を飛び回って活躍したい」と喜びを語った。


図書充実で100万円寄付 大浜出身の大島誠行氏

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寄付者の大島誠行氏(前列中央)を迎えて行われた石垣市ふるさと納税寄付金図書充実事業セレモニー=19日午後、大浜中

 石垣市大浜出身で医療法人誠和会幸地クリニック院長の大島誠行氏の石垣市ふるさと納税基金への寄付に基づく図書充実事業セレモニーが19日午後、大島氏の母校、大浜中学校図書室で行われた。

 同氏は昨年9月、学校図書の充実のため同基金に500万円を寄付。市教育委員会が市内の全中学校9校と同氏の母校、大浜小に図書購入費として配分。各学校で自然科学を中心とした図書の購入費に充てられる。

 大浜中の図書委員らも参加して行われたセレモニーでは、市教委の玉津博克教育長が「図書の充実は子どもたちの豊かな心を育み、学力向上にも役立つ」と述べ、感謝した。

 大島氏は「本を読むことで知識が深まり、人格形成につながる。いろんな本を読み、自分を磨いてほしい」と話した。

 生徒を代表して図書委員長の船越大輝さん(3年)が「100万円の図書ありがとうございます」と感謝した。

 伊志嶺哲男校長も「購入する415冊の本を活用し、生徒たちの将来の夢を育みたい」と述べた。

 同校では、配分金100万円で自然科学を中心に415冊の図書を購入し、図書室に「大島文庫」を設け、生徒に有効活用してもらうことにしている。

中国防空識別圏に抗議決議 与那国町議会最終本会議

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中国の防空識別圏に対する意見や抗議、しまくとぅばの普及促進に関する宣言などが可決された与那国町議会の12月定例会=19日夕、与那国町議会議場

 【与那国】与那国町議会(前西原武三議長)の12月定例会は19日、一般質問終了後に最終本会議を開き、「中国による尖閣諸島上空を含む防空識別圏の設定」に対する意見書と抗議決議、「しまくとぅば」の普及促進に関する宣言を全会一致で可決し、閉会した。

 意見書と抗議決議は嵩西茂則氏が提案。

 その中で、中国側の防空識別圏の設置が尖閣諸島を自国領であるかのように誇示していることを「日本に対する主権の侵害であり、当該海域で操業する漁業者の安心安全を脅かすもの」と批判。

 また、当該空域が多数の民間航空機の飛行ルートであり、国際法上の公海上空における飛行の自由を侵害していることを指摘。「石垣空港を発着する国際線の航空路にも接近しており、民間航空の秩序と安全への影響の観点からも大きな問題である」と訴えた。

 意見書は同日付で、日本政府、抗議文は中国側に送付される。

 「しまくとぅば」の普及促進に関する宣言は崎元俊男氏が提案。

 宣言では、県内各地の暮らしのなかで語り継がれ、愛着をもってきた地域固有の文化遺産である「しまくとぅば」が話すことだけでなく、聞くこともできない世代が増えてきていることに警鐘を鳴らし「次世代に継承していくために町民一人一人が『しまくとぅば』の価値を再認識し、理解を深め、継承していくことに努力する」としている。

 具体的な取り組みはまだ決まっていない。

救助技術を競う 県指導会向け選考会

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第38回県救助技術指導会への派遣選手2次選考会で18種類のロープの結び方を競う消防士ら=19日午後、石垣市消防本部

 石垣市消防本部(大工嘉広消防長)は19日午後、同本部で来年度開かれる第38回県救助技術指導会に派遣する選手の2次選考会を行い、20人が挑んだ。選考会は11月に1次を実施し、来年2月に3次選考を行う予定。

 この日の2次選考会では、18種類のロープの結び方を迅速に行う「基本結索」のほか、2人1組で這って要救助者を救助する「ほふく救出」、反対側の要救助者をロープを渡して救助する「ブリッジ救出」、腕力のみで15㍍の壁を登る「ロープ登はん」で技術と速さを競った。

 大工消防長は「要救助者はもちろん、自分自身を守る技術でもある。職員たちは少しの合間を見つけては訓練に励んでいる。今回は例年より早い11月から取り組んでおり、レベルアップしている。来年行われる指導会で上位を狙ってほしい」と期待を寄せた。

改訂港湾計画がスタート  大型客船、2隻受け入れ可能

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 石垣市は19日、石垣港の港湾計画を正式に改訂したと発表した。おおむね10—15年先を見越した計画で▽観光リゾート拠点の形成▽領土領海の保全・広大な海域の安全—を図る拠点と位置づけている。開発の中心となる新港地区では、14万㌧級の客船に対応できる旅客船埠頭(ふとう)、新たに橋をかける臨港道路を盛り込んでいる。改訂計画は18日に公示され、発効した。

 現在は既定計画に基づき整備が進められており、港湾課は人工海浜と、水深9㍍、340㍍岸壁の旅客線埠頭の整備を促進したい考え。人工ビーチは2014年度で300㍍を整備し、同年度後半の一部供用開始を目指す。

 整備中の旅客船埠頭に新たに計画される埠頭は水深12㍍の岸壁で延長410㍍。これらの埠頭が整備されれば14万㌧級、9万㌧級のクルーズ船が同時に接岸できるようになる。14万㌧級は、これまで国内に寄港した客船の最大規模。

 新たなアクセス路は竹富町役場前と新港地区をつなぐ。橋約300㍍、道路は600㍍を予定、2車線で歩道も予定。橋を2本にすることで、新港地区へのアクセスの向上や防災機能の強化を図る。大規模地震対策として耐震強化岸壁(水深12㍍、岸壁240㍍)も明記した。

 新港地区ではこのほか海上保安庁や水産庁の公船用の岸壁、小型船だまり用の物揚場を整備し、それぞれ1カ所に集約する。

 計画事業の概算費用は約605億円。

 中山義隆市長は「国際観光都市、物流、領土・領海の保全の拠点としてしてしっかり生かしていきたい」と語った。

社交街の明かりがまた一つ

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 ▽…年内で閉店することになった社交街の老舗「クラブ姫」。特徴の一つはスタッフと家族のように付き合っていること。閉店を知って、過去に勤めたOB一同から花束が届いた。取材した19日もOBの一人が来店、ママと抱き合って「寂しくなる」と閉店を惜しんだ。別れを告げに来店するなじみ客も多くなっており、年内はにぎわいそう。

 

 ▽…交通事故で過去最多の犠牲が出ているイリオモテヤマネコ。事故防止に向けた連絡会議が設置される中、今度はカンムリワシの輪禍が過去最多ペースに迫りつつある。いずれも、八重山の大自然を象徴する天然記念物だけに、保護は最大の要件。根本的な原因となっている運転者のマナーやモラルが重要なカギを握っている。

 

 ▽…全国小・中学生作品コンクールでセンバス・グループ賞に輝いた真喜良小5年の田渕鈴夏さんと国語部門で優秀賞に選ばれた平真小6年の喜納萌絵子さん。田渕さんは船浦湾と名蔵アンパルの土をそれぞれ家に持ち帰り、透視度計を使って汚染度を調べる活動を展開。喜納さんは「貧しい国で困っている人を助ける医者になるのが夢」という。2人の将来が楽しみだ。

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