Quantcast
Channel: 八重山毎日新聞社
Viewing all 16839 articles
Browse latest View live

子牛価格51万9千円の最高値 八重山家畜市場

$
0
0

子牛の平均価格が51万円を超える過去最高となった八重山家畜市場の12月のセリ=13日午後

 八重山家畜市場の今年最後のセリが13日、14日の2日間、同セリ市場で開かれ、子牛の平均価格が前月を1万4682円上回る51万9247円と、2カ月連続で50万円を超える過去最高を記録した。全国的な素牛不足を背景に、雌雄とも高値を付けた。石垣島和牛改良組合の前津正明組合長(65)は「高値を素直に喜びたい。値段に恥じない良い牛をつくり、高値のうちにしっかりと産地をつくりたい」と喜びを話した。

 今月のセリでは2日間で、上場817頭のうち816頭のセリが成立。販売額は3億9036万円と、4億円に迫った。

 子牛の平均価格は雄が54万325円。雌も49万571円と50万円台に迫った。

 最高価格は雄が70万4550円(14日)、系統は父・美芳国桜、祖父・平茂勝。雌は74万250円(同)で系統は父・安福久、祖父・勝忠平だった。

 口蹄(こうてい)疫が発生した宮崎県や福島県など東日本大震災被災地を中心とした全国的な素牛不足に加え、国内の景気回復の兆しを受けた牛肉需要の増加で2カ月連続の高値となった。


今期生産量9万806㌧見込む 3期連続の10万㌧割れ

$
0
0

2013・14年期サトウキビ生産見込み量

 6日の西表糖業からスタートした郡内の今期糖業は、5工場の生産量が9万806㌧と、前期を2474㌧下回り、3期連続で10万㌧を割り込む見込みとなった。台風や干ばつ被害に加え、一部でイノシシや害虫被害があり、10㌃当たりの単位収量の悪化を招いた。収穫面積は1788㌶と前年実績から43㌶減少した。西表糖業を除く4工場は年明け後の操業開始を予定している。

 石垣島製糖は、前期比約3000㌧の減産となる6万4876㌧の生産を見込む。7月の台風7号被害に加え、8月の少雨が葉の回復や伸長を抑制した。操業開始は来年1月8日。

 竹富町小浜製糖工場は、前期を387㌧上回る2938㌧を見込む。1月15日の操業開始を計画している。

 西表糖業は、前期から158㌧少ない8419㌧の生産を見込み、6日に操業を開始している。

 波照間製糖は、前期比279㌧増の1万935を見込む。夏場の干ばつとイネヨトウ被害が大きかった。製糖開始は現在建設中の新工場の完成を待ち、来年1月18日を予定している。

 JA与那国支店製糖工場は、ほぼ前期なみの3638㌧を見込む。操業開始はまだ決定はしていないが、1月後半となる見込み。

事前の周知強化を

$
0
0

 ▽…琉球大学法文学部が15日、研究成果を地域に発信しようと開催した地域貢献フォーラムは、周知不足で来場者がわずか5人程度だった。地方経済と地方財政の好循環を生み出す仕組みや労働法の規制など、有意義な講話内容だっただけに残念。次回は多くの人が話を聞けるよう、ぜひ事前の周知強化を。

 

 ▽…15日から始まった石垣市缶類等の資源化住民説明会。環境課は市長選の期間を除き、来年3月までにすべての公民館で開催する。来年4月の資源化スタートに向け、現在二十数㌻に及ぶごみの出し方が分かる50音別冊子も作成中。担当の富浜公雄係長は「ごみの大辞典にしたい」と意気込む。

 

 ▽…猟友会による共猟が15日行われたが、仕留めたイノシシは1頭だった。会員からは「30人も山に入って1頭だけなんて、猟銃を返上したほうがいいんじゃないか」との冗談が飛び交ったが、この日は強い風雨に見舞われ、獲物が近くにいても雨音が大きくて気づかなかったという。人間が強力な道具を持っていても、やはり自然の力にはかなわない。

図書館を活用し子どもたちの学習支援の可能性…

$
0
0

 図書館を活用し子どもたちの学習支援の可能性や学ぶ力を身につけさせる方法を考えようという講演会が先日開かれた▼小中高校の図書館と市立図書館職員、父母ら有志が実行委を結成し、寄付を募って講師派遣費を捻出。埼玉県立新座高校の宮崎健太郎司書を招き、図書館活用例など実践談が紹介された▼生徒や職員にいかに図書館を活用させるか、生徒の疑問を分かったに変え、好奇心や本音をさらけ出せる日常的に使いたい探求の場が図書館であり、調べ方や疑問解決の方法を図書館から発信したいと宮崎さんは力説▼各校にある図書館を活用しないともったいない。職員の知恵とアイデアで活用の幅はいくらでも広がるし、イメージも変わる。利用者が来るのを待つだけでなく、楽しいを発信できる図書館を目指すには専門職員の育成が必要となってくる▼現在、県立高校85校のうち本務の司書は17人、石垣市立の小中校ではわずか2人、竹富町では9校を3人の司書がかけ持ちで担当しており、ほとんどが非常勤職員で専門司書が少ないのが現状のようだ▼資料と建物、人があってこそ成り立つ図書館。いま求められているのは人材育成、『図書館のめざすもの』の著者で、市立図書館設立に尽力した竹内悊氏が言った「図書館は人!」という言葉が思い出された。(辻本順子)

日曜の朝、馬が市内かっぽ

$
0
0

朝の散歩を楽しむ親盛弘さんと愛馬のアンジェラ=11月24日午前6時20分ごろ、琉球銀行八重山支店前の国道バイパス

 毎週日曜日の早朝、市街地の路上でかっぽ、かっぽと軽やかに歩く馬がいる。ドライバーも驚くが、馬は道交法上、軽車両扱い。指示通りに動くようしっかりと調教され、左側通行などの交通ルールを守れば、公道でも通行ができる。馬上には石垣市平得の親盛弘さん(69)。「大好きな馬と朝の新鮮な空気を吸いながら散歩するのは気持ちいい」とさっそうと手綱を引く。

 昔は農作物の運搬や乗用の馬が路上を行き来するのは当たり前の光景だったが、農作業の機械化や自動車の普及に伴う道路事情の変化により、見かける機会も少なくなった。

 親盛家は父親の充貴さん(享年82)が馬好きで、川平の共進会で行われていた競馬(1500㍍)で優勝した経験もある。家に馬がいるのが当たり前だった親盛さんが、初めて馬に乗ったのは小学4年生のころ。名蔵・嵩田にある田んぼで農作業をする父親に夜食の弁当を届けるためだ。

 自宅の平得から田んぼまでの道順が分からず不安でいっぱいだったが、「馬が道を覚えているから大丈夫」と母親のそのさん(享年61)に背中を押され、馬にまたがった。

 分かれ道では、馬の行く方向に手綱を合わせた。夕方になって薄暗くなると、田んぼのあぜ道を覆う雑木林に一層不気味さを感じた。

 「この道で合っているのか」と心細くて泣きたい気持ちを押し殺しながら進んだところ、「おーい」と父親の呼ぶ声。ホッとした親盛さんは、道を覚えて目的地にたどり着いた馬の賢さに驚き、好きになった。それ以来、馬に夢中だ。

 そんな親盛さんが、朝の散歩を楽しむようになったのは教職員を退職し、しばらくたった8年ほど前。交通量の少ない日曜日の早朝、愛馬のアンジェラ(メス、8歳)に乗り市総合体育館北側の馬小屋を出発。桟橋通り、国道バイパスを通る10㌔のコースを回る。ヘルメットや手袋を着用し、もちろん交通ルールを守る。雨の日は、ひづめがすべるのでお休みだ。

 親盛さんは「馬は家族みたいなもので、とても愛らしい。健康管理のためにも散歩は大切」と話している。

登小器楽クラブが金賞 来年2月の九州大会へ

$
0
0

第38回沖縄県吹奏楽アンサンブルコンテストで金賞を獲得し、来年2月の九州大会への出場を決めた登野城小学校器楽クラブのメンバー=14日夜、南ぬ島石垣空港(同クラブ保護者提供)

 第38回沖縄県吹奏楽アンサンブルコンテスト(沖縄県吹奏楽連盟、朝日新聞社主催)が7日から15日までの4日間、うるま市民芸術劇場響ホールで開かれ、登野城小学校器楽クラブ(丸野初音部長)が金賞に輝いた。来年2月に福岡県で開かれる九州大会に県代表として出場する。金賞受賞は3年連続、九州大会出場は2年連続。

 コンテストには小学校52チーム(33校)、中学校91チーム(52校)、高校36チーム(21校)、大学6チーム(4校)、職場・一般20チーム(13団体)の計205チームが参加。

 八重山からは同クラブ部員22人のうち5、6年生10人が出場、「金管八重奏のための『パヴァーヌとダンス』」を演奏した。

 丸野部長は「先生の指導や父母の支えがあり、みんなで励まし合いながらここまで来られた。九州大会でも頑張るので応援をお願いします」と抱負。顧問の新崎和歌子教諭は「自分たちでペースをつくり、堂々と発表していた。九州では小さなミスを修正し、ベストの演奏ができるよう頑張りたい」と述べた。

缶類資源化で説明会開始 石垣市

$
0
0

来年4月から始まる缶類資源化で石垣市環境課の説明を受ける平野地区の住民ら=15日午後1時すぎ、平野公民館

 石垣市缶類の資源化検討委員会(委員長・川平真章自治公民館連絡協議会理事、委員12人)の報告に基づき、来年4月1日から飲料缶以外の缶類や家庭用金属類を資源ごみとして新たに収集する石垣市は15日、全公民館で実施する住民説明会を開始した。市環境課(慶田盛伸課長)は同3月までに、ごみの出し方についてイラストなどを添えて解説する手引を全世帯に配布して周知徹底を図る。

 説明会は平野公民館から開始。この日は平久保、久宇良でも行った。今回資源化する▽スプレー缶・ガス缶▽食品缶・一斗缶▽家庭用金属類|の代表例を現物や写真で紹介した。

 富浜公雄生活環境係長は「スプレー缶などは中身を使い切ってガスを抜いて出してください」「食品缶は軽く水ですすいで出してください。洗剤を使う必要はありません」「刃物は新聞紙などでくるみ、『刃物』と書くなど収集する人がわかるようにしてほしい」「鍋の取っ手など取り外しができないものはそのまま出してもらいたい」と説明した。

 袋は中身の判別ができるよう透明袋を使用するが、スプレー缶・食品缶と一斗缶・家庭用金属類に分けて出す。

 爆発性、引火性のある缶、建築塗料缶などは資源化せず、従来通り燃やさないごみとして出す。

 慶田盛課長は「缶類を資源化することで、最終処分場がさらに5年間延命化できると試算されている。各地区で説明会をするのでぜひ参加してもらい、来年4月以降の資源化に協力をお願いしたい」と呼びかけている。

88sが初優勝 秋季軟式野球選手権

$
0
0

第78回秋季軟式野球大会で優勝を飾った88s=15日夕、沖縄電力球場

 第78回秋季軟式野球選手権大会(主催・八重山野球連盟、共催・八重山毎日新聞社)は15日、沖縄電力球場で準決勝と決勝戦を行い、88sが初優勝した。個人賞は、殊勲賞と打撃賞1位(打率6割2分5厘)に与那嶺慎吾(88s)、敢闘賞に大城政十(ⅡFACE)、打撃賞2位に5割5分6厘で豊見本優樹(ⅡFACE)が輝いた。

 この日は降雨のなかでの試合となり、選手たちは珍プレーも続出させながら好ゲームを展開した。 

 結果は次の通り。

 【準決勝】

88s

80100︱9

25010

うんどうや

   (90分ルール)

(88)奥平・上地時-友利

(う)鳩山-東嵩西

▽二塁打=奥平2(88)、前田、東迎、鳩山(以上う)

ⅡFACE

0132612

00000

Lapin

  (五回コールド)

(Ⅱ)大城-川平

(L)後上里-上地

▽三塁打=川平(Ⅱ)

▽二塁打=玉城2、川平、田本学(以上Ⅱ)、上地(L)

 【決勝】

88s

3240514

00000

ⅡFACE

  (五回コールド)

(88)上地時-友利

(Ⅱ)大城・田本茂-玉城

▽二塁打=奥平、上地昭、新城人、与那嶺(以上88)、田本学(Ⅱ)


大浜中男子、47位 全国中学校駅伝大会

$
0
0

48チームが出場した全国大会。大浜は1区の島袋太佑(右)が勢いよく飛び出す=15日午後、山口県セミナーパーク・クロスカントリーコース

 【山口市で砂川孫優記者】全国中学校体育大会第21回全国中学校駅伝大会(主催・日本陸上競技連盟、日本中学校体育連盟など)は15日、山口市の山口県セミナーパーク・クロスカントリーコースで、全区間周回3㌔の6区間18㌔で争われ、県代表として初出場した大浜男子は1時間1分15秒のタイムで47位だった。女子のコザも同順位。(6面に関連)

 男子は午後0時15分、都道府県代表48校が出場(開催地2校)してスタート。大浜は1区(周回3㌔)の島袋太佑(2年)がトップと31秒差の38位でタスキをつないだが、2区以降で順位を落とした。

 男子は山手(兵庫県)が56分55秒、女子は富士見(群馬県)が40分10秒でともに2連覇を達成した。

 この日は快晴で気温10度、風速3・4㍍のコンディションだった。

 大浜の区間、個人成績と補員レース結果は次の通り。

 ▽1区=38島袋太佑(2年)9分46秒▽2区=47新城秀人(3年)10分09秒▽3区=47久貝健太(3年)10分27秒▽4区=40田本隆凪(2年)10分14秒▽5区=43大城岳(2年)10分34秒▽6区=29玻座真里陽(3年)10分05秒

 ▽補員レース=70屋比久大雅(3年)10分23秒、85松川優之介(3年)10分29秒、132松川幸之介(3年)11分3秒

【新城秀人主将の話】

 みんなと一緒に全国を目標にしてきた。結果はもう少し上を目指せたと思うが、全国の速さを肌で感じた。チームメートはよくやってくれたと思う。支援してくれた人たちに、良い結果を残せなくて悔いが残る。

【当山哲郎監督の話】 結果に満足できず悔しい。レース前の雰囲気は良かった。どんなレースでも力を出せるようにさせたかった。最後の追い込みが課題。父母会や支援してくれた島の人たちに感謝している。

「母校で先生になりたい」

$
0
0

 ▽…八重山農林高校で4年ぶりに琉球大学に合格した食品製造科3年の登野城吉明君。郷土芸能部の部長を務めるなどリーダーシップも発揮しており、本村博之校長は「八重山に戻ってきて地域に貢献してほしい」と激励。登野城君は「いろんな勉強を積み、母校で先生になりたい」と言い切り、本村校長ほか教員らを喜ばせた。

 

 ▽…中山義隆石垣市長の任期中最後の一般質問が16日、終わった。2人目で登壇した仲間均氏から、これまでにないほど痛烈な言葉を浴びたが、続いて登壇した砥板芳行氏の質問で答弁機会を得た。約5分にわたって実績を紹介しながら、締めの言葉を述べることができた。砥板氏の最後の質問者で救われた。

 

 ▽…ポータルサイトに記事投稿などを行う情報特派員を募集する竹富町。各島々で構成される町内では、隣の島でどのような祭事が行われているか分かりにくい状況もあり、うまく機能することで島間の情報共有を図ることができるとともに、町民独自の地域情報発信の場として大きな注目を集めそうだ。

北風が吹くと海外のごみが大量に漂着し、…

$
0
0

 北風が吹くと海外のごみが大量に漂着し、困っているが先日は中国から微小粒子状物質(PM2・5)が飛来、石垣市が注意を促すという騒ぎがあった▼濃度予測が「注意喚起レベル」を超えたためだが、実際もやがかかったように視程が悪くなったものの、どれだけの数値があったのか分からない。これはおかしい▼県内では、各地に大気物質の調査機器が設置されているが、PM2・5を測定しているのは本島中部だけ。遠く離れた宮古、八重山にとっては、あまり参考にならない▼インターネットやNHKテレビのデータ放送では、PM2・5の分布予測などが公表されている。しかし多大な影響を受けているはずの八重山で、実測されていないのは不満だ。飛来証拠のデータがなければ、文句も改善要求も言えない▼青い海と空が八重山のセールスポイントだが、このままだと、冬場はどんよりした空、健康被害をおそれ、マスク姿の人々が行き交う街になりかねない▼PM2・5の濃度が悪化する可能性も否めない。その場合、学校、職場は休みにするのか、きちんと協議していかなければならないだろう。台風が接近するとすぐに分かるが、大気汚染は気付きにくい。しかし分布図を見ていると、八重山は毎日のように色塗りエリアに入っているのだ。(黒島安隆)

登野城君が琉大合格 八重農から4年ぶり

$
0
0

4年ぶりに琉球大学農学部亜熱帯地域農学科に合格した八重山農林高校3年の登野城吉明君=16日午前、同校校長室

 八重山農林高校(本村博之校長)食品製造科3年の登野城吉明君がこのほど、推薦入試で琉球大学農学部亜熱帯地域農学科に合格した。同校では4年ぶり。

 入試は「6次産業化」をテーマにした小論文と面接が行われた。

 登野城君は「大学には行きたかったが、琉大を目指し始めたのは昨年辺りから。夢に向かって頑張ってきたことなので、すごいこととは思っていない」と振り返り、「大学で知識や視野を広め、将来は八重山で教育関係の仕事に就きたい」と目標を語った。

 本村校長は「彼に刺激を受けて来年、再来年と目指す生徒が出てくると思う。今後の活躍に期待している」とたたえた。

大雨で市内の道路陥没 石垣島地方

$
0
0

大雨で冠水した道路を走るレンタカー=16日午前、市内冨崎地区

 石垣島地方は16日、南からの湿った空気が入り込み、大気が不安定な状態となったことで天候が崩れ、15日午前零時から16日午後2時までの間に各地で140㍉を超える大雨が降り、石垣市消防本部によると、市内の道路2カ所で道路が陥没、宮良地区では敷地内浸水が発生するなどの被害があった。

 石垣島地方気象台では同日午前8時47分に石垣市に大雨(土砂災害)警報を発表、午後2時30分に解除した。

 同気象台によると、15日午前0時から16日午後2時までの総降水量は竹富町上原で164㍉、石垣市川平で147㍉、登野城で146㍉、伊原間で143㍉を観測。

 24時間降水量では西表島で127㍉(午前11時20分まで)、波照間島志多阿原で69・5㍉(午前7時50分まで)と12月の観測史上最大を記録した。

 市消防本部によると、昨日から降り続いた雨の影響で16日明け方までに市内大嵩地区から県道79号線に抜ける道路と石垣中学校北側の産業道路沿いで道路が陥没。大嵩地区では道路片側を封鎖している。

 17日も前線の通過で雨が降り、明け方にかけて局地的に雷を伴う激しい雨が降る見込みで、気象台では、これまでの雨で地盤がゆるんでいるところがあるため、土砂災害への注意を呼びかけるとともに落雷や突風、高波への注意を呼びかけている。

大舞台の活躍喜ぶ 金・二中と銀・八重高が帰島

$
0
0

第41回マーチングバンド・カラーガード全国大会で金賞に輝き、帰島した石垣第二中学校吹奏楽・マーチングバンド部=16日午後、南ぬ島石垣空港

 14日にさいたまスーパーアリーナで開かれた第41回マーチングバンド・カラーガード全国大会(一般社団法人日本マーチングバンド協会主催)で金賞に輝いた石垣第二中学校吹奏楽・マーチングバンド部(神健太部長、部員52人)と銀賞の八重山高校カラーガード部(金城なつみ部長、部員17人)が16日、空路帰島し、南ぬ島石垣空港で出迎えた保護者らが大舞台での活躍を喜んだ。

 石垣第二中は「Baile Ardiente~永遠なる情熱~」、八重高は「Clash~空と海の間(はざま)で~」のテーマで一糸乱れぬ演奏、演技を披露した。

 石垣第二中吹奏楽・マーチングバンド部の神部長は「たくさんの支えがあってここまで来られた。練習の成果を精いっぱい発揮し、悔いの残らないショーができた」と振り返った。

 同部父母会の田辺年昭会長は「毎日夜遅くまで練習したのが全国で報われた。最高の笑顔で演奏、演技ができたことが良かったと思う」と語った。

 八重高カラーガード部の金城なつみ部長は「目標には届かなかったが、一人一人良い演舞ができたことが部にとって大きかった。来年2月のダンスフェスタに向けて頑張りたい」と抱負。

 3年生の部員を持つ母親は「つらく苦しい時もあったが、乗り越えてよく続けてきたと思う。結果は銀賞だったが、金賞に値する活躍だった」と部員らをたたえた。

中山市政を痛烈に批判 幹事長の仲間均氏

$
0
0

 来春の石垣市長選をめぐり、自民党石垣市支部幹事長で与党市議の仲間均氏は16日、中山義隆市長の任期中最後となる市議会一般質問で、「独断と偏見の行政運営」「裸の王様だ」「公約をほごにした」と述べ、中山市政4年間を痛烈に批判した。同支部が現職に一本化した場合でも修復は不可能との見方が広がっている。

 市長選で現職に加え、議長の伊良皆高信氏が名乗りを上げている現状について仲間氏は「与党議員からもそっぽを向かれる始末。市長の出馬にあたって自民党支部の動きをみれば明らかだ」と指摘した。 

 仲間氏は所見で「中山市政は支持者の期待を裏切り続け、揚げ句の果てには全く耳を傾けようとせず、独断と偏見で独りよがりの偏った行政運営には驚きの連続だ」と訴えた。

 1期目の“市政方針盗用問題”の際、「泣きながら市長に苦言をしたのは、市長への最大の期待からだった」と明かし、「与党議員との信頼関係を築くことができず、裸の王様のような勝手な振る舞いで、支持離れが顕著となっている」と主張した。

 ゴルフ場の建設などの選挙公約についても「マニフェストは私が評価した結果、達成率がわずか40%。公約をほごにしている。有言不実行であり、不誠実な対応。有権者にうそをついたことになり、重大な責任問題だ」と主張。

 尖閣問題への対応についても「明確なスタンスを示すことなく、マスコミ受けだけを狙ったパフォーマンスに徹しているとの評価をせざるを得ない」と断じ、「目的を達成することができないのに、寄付金事業を実施するかのように見せかけるのは『おれおれ詐欺』と言っても過言ではない。寄付した人に返納すべきだ」と最後まで追及の手をゆるめなかった。

 議員の一人は「最後は現職でまとまるだろうが、あれだけ批判してしまうと関係を修復するのは難しいのではないか」と話した。


障がい者福祉施策、提言の実現へ 市議会一般質問

$
0
0

 石垣市議会(伊良皆高信議長)の12月定例会は16日、石垣涼子、仲間均、砥板芳行の3氏が一般質問を行った。障がい者自立支援協議会から提言のあった3項目について、2014年度で実現する方向性が明らかになったほか、米原海岸で相次ぐ水難事故に対し、民間と連携して安全対策を講じていく方針が示された。ゴルフ場建設については従来通りの答弁にとどまった。

 障がい者福祉施策は石垣氏が取り上げ、協議会が提言した▽基幹相談支援センターの設置▽発達支援システムの構築▽公共施設での障がい者割引きの設定について「早急に実現すべきだ」と訴えた。

 知念修福祉部長は「各事業所間の連携体制を強化する中核的な基幹センターの設置が望まれており、担当課に設置できるよう調整している」と答弁。

 発達段階に応じて障がい児(者)らを支援するシステムの構築についても「市健康福祉センター内に担当職員を配置し、次年度から乳幼児から就職まで途切れのない支援システムの構築を図りたい」と述べた。障がい者割引きも、早ければ3月定例会で条例改正案を提出できるよう各部署で調整していると報告した。

 水難事故対策では砥板氏が「米原海岸は最も多くの市民や観光客が訪れる海水浴場なのに安全対策がとられていない」と問題視。国立公園を理由に、民間人が取り外しのできる立て看板などでの注意喚起活動ができなくなっていると指摘し、市が連携して取り組むよう求めた。大工嘉広消防長は「民間のボランティアの方とお会いした。連携したいと思っている」と応じた。

 嘉数博仁観光文化スポーツ局長が「本来なら海水浴場に指定して監視体制をとるのが望ましい」と述べると、砥板氏は「ぜひその体制をとるべきだ」と要求した。

 ゴルフ場建設は仲間氏が「12月議会でメドをつけると発表していたが、公約は事実上破綻した。市長一人の問題ではない。われわれの公約違反でもある。与党議員にも責任がある」と追及したが、中山市長は「任期中にメドをつけられるよう頑張る。企業から相談を受けており、実現にもっていけるよう取り組みたい」と述べるにとどまった。

話題満載のロッテキャンプ

$
0
0

 ▽…千葉ロッテマリーンズの2014年石垣島キャンプは例年以上に話題満載だ。まず1、2軍合同キャンプで大嶺祐太と翔太兄弟が石垣島で来季を迎える。特に翔太は初の石垣島キャンプ。そして、17日は日本野球機構から正式発表のあったオリックスとのオープン戦。関係者らは「待望の」と口をそろえた。1SHIGAKI26の大城会長は「紅白戦とは空気が違う」と話し、楽しみが膨らむ。

 

 ▽…クリスマスまで約1週間。南ぬ島石垣空港では到着ロビーに大きなクリスマスツリーが設置され、ホテルや各家にイルミネーションが点るなど、にぎやかな雰囲気に。しかし、年末は何かと忙しく交通量も大幅に増える。イルミネーションの美しさにウットリするのもいいが、くれぐれも車の運転には気をつけたいもの。

 

 ▽…第58回JAおきなわ家の光大会で最優秀賞に輝き、中山義隆市長を訪ねた添盛文子さん。「市長に日本一の知恵をいただきに参りました」と切り出し、発表できる場所の提供を要望した。日本一を目指すため、プレゼンテーションの練習にも励んでいる。さて、本番に向けたリハーサルとしてどんな場が確保されるのか。

子どもが勉強やスポーツなどに一生懸命に取り…

$
0
0

 子どもが勉強やスポーツなどに一生懸命に取り組み、その努力が実って活躍するとなると、親としてこれほどうれしいことはない▼全国大会で大浜中駅伝部の健闘、金賞に輝いた石垣第二中吹奏楽・マーチングバンド部と銀賞の八重高カラーガード部が大舞台で獲得した素晴らしい成績。図画や作文など県や全国大会での各種コーンクール入賞、八重山の子どもたちの文武両道の活躍が今、光輝いている▼八重農3年の登野城吉明君の同校から4年ぶりとなる琉球大学合格も朗報。大学で知識や視野を広め、将来「母校で先生になりたい」との決意の言葉が何とも頼もしい。しっかりと目標を持ち、日々努力していこうという姿は、後輩たちに先輩に続こう!と呼びかけたくなる▼反面、大人はどうだろうか。師走に入り、八重山署管内では酒気帯び運転などで逮捕者が続出。路上寝込みも後を絶たない。警察や報道が訴えても再発する。;不良;の中高年とは言いたくないが理解に苦しむ。模範を示すべき大人たちがこれでは、はずかしい▼子どもたちには親や教師にも分からない未知の力がある。大人が自らの行動でその芽を摘むことがあってはならない▼人は心からの反省がないと進歩はなく、また同じ過ちを繰り返すという。分別のつく大人たちよ!。しっかりしよう。(鬚川修)

中選挙区復活論は世迷言か

$
0
0

■政権交代も反動大きく

 特定秘密保護法の強行採決など数を力にした安倍政権の強権政治に不安を感じている人は少なくないだろう。そこで最近財界やメディアの間でも議論になっているのが「小選挙区制」廃止と「中選挙区制」復活論だ。「何をいまさら世迷言(よまいごと)を」の声もあるだろうが、「一強多弱」の今の安倍自民党政権やこれまでの政治状況を見ると、果たして小選挙区制廃止・中選挙区制復活は世迷言なのだろうか。

 2011年には中選挙区制復活を目指す超党派の国会議員連盟も発足している。かつての金がかかりすぎるなどの中選挙区制の弊害を是正した上で、きちんと数多くの民意を反映する新たな選挙制度が出てきてもらいたい。

 そもそも小選挙区制は、アメリカやイギリスのようにニ大政党制にして政権交代を起こしやすくすることを狙いに1994年から導入された。狙い通り移行後5回目となる2009年の前回総選挙で野党第一党の民主党が大勝し、政権交代が起きた。

 

■これが小選挙区制の弊害

 しかしそれもつかの間で昨年12月の総選挙は、逆に自民が公明と連立で衆院で再可決可能な3分の2以上の議席を確保して政権を取り戻し、06年に続く安倍晋三第2次内閣が誕生した。ただこの圧勝も自民党の政策への積極的な支持や期待感があったわけでなく、あくまで国民の期待を大きく裏切った民主党政権と、離合集散と野合を続ける「第三極」への失望や不満から来る消極的選択の結果が自民を大勝させた。

 それは小選挙区制が、その時々の風任せのいかに民意とかけ離れた問題含みの選挙制度であるかを示している。 にもかかわらずはからずも「一強多弱」の巨大与党となった安倍政権は、解散がなければ3年後の参院選まで国政選挙がない空白期を突くように、国民の支持を得ていない政策までも数の力で強引に次々推し進め、「“衆参ねじれ”のままが良かった」と言わせるほどに人々を不安がらせている。

 

■党依存で政治家が小粒化

 導入から約20年の小選挙区制の問題点は▽保守的な二大政党制に移行し、小さな革新政党などが排除・淘汰(とうた)されて右傾化が進行▽その時々の風で民主や自民がまるでオセロゲームのように大勝・大敗し政治が混乱、暴走しがち▽死票の増大で少数意見が封殺され、民意が反映されない▽その結果政治不信を増幅し投票率が低下▽大量当選の新人が次の選挙で大量落選▽党への依存度の高まりで無所属が排除され、さらに個性的な政治家が少なくなり小粒になった|などが挙げられている。

 その弊害が沖縄では、自民党国会議員が「県外移設」公約を撤回したり、オスプレイ強行配備など沖縄の声が届かない政治状況となって現れている。

 それだけに小選挙区制廃止・中選挙区制復活論が台頭してきたが、そこで金がかかりすぎる、政権交代が起きにくいなど中選挙区制の弊害を是正した新たな選挙制度改革が大きな世論となって実現することを望みたい。かつて沖縄は定数5人の全県1区の中選挙区で自民、社会、共産、公明、無所属などが議席を分け合いすみ分けていた。

コインランドリーフル回転 「洗濯物乾かず」と主婦ら

$
0
0

降り続く雨で洗濯物が乾かず、コインランドリーを利用する人々=12日午後5時ごろ、真栄里

 八重山地方は先週半ばから曇りや雨の日が続いており、家庭では洗濯物が乾かず、主婦が悲鳴を上げている。

 市内のコインランドリーには、かごいっぱいの洗濯物を抱えた男女が入れ代わり立ち代わり訪れ、ある男性は「とにかく乾かなくて大変です」とため息交じり。

 コインランドリーは24時間フル回転していて、洗濯から乾燥までできるため、当分は利用客が列をつくりそうだ。

 一方、17日の24時間雨量は降り始めの16日未明から17日午前4時過ぎまでに石垣市伊原間で109㍉、西表大原106.5㍉、登野城101.5㍉、川平で104.5㍉が観測された。

 気象台によると、雨は一休止し、数日は曇りベースになるが、寒気や湿った気流の影響で向こう1週間も再びぐずついた天気が続くとの予想。

Viewing all 16839 articles
Browse latest View live


<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>