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スポーツの秋、食欲の秋を迎え、郡内の各小…

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 スポーツの秋、食欲の秋を迎え、郡内の各小中学校の運動会で子どもたちがグラウンドで躍動し、昼食時には家族で弁当を囲み、ひと時のだんらんを楽しんだことだろう▼本紙が9月23日に市内で運動会を開いた学校で行った「食材費アンケート」で、回答した家族55組(1組平均5人)の平均費用は7985円、1人当たり1580円という結果が出た(2日既報)▼バラエティーに富んだおかずにサラダ、おにぎり、デザート、果物、飲み物などがならぶことを考えると、納得の数字か▼運動会の経済効果は全児童数3259人の小学校だけでみても、食材費は約515万円。家族や食材以外の支出を含めると数千万円と想像され、まさに「一大マーケット」だ▼定番メニューランキングは、「鶏の空揚げ」が堂々の1位。次いで「卵焼き」「ハンバーグ」「エビフライ」「ウインナ」などと続いた。いずれも子どもをはじめ、大人も好きなメニューで、順当な順位だろう▼ただ、市販の冷凍食品類も多く、市学校給食センターの内原たみえ栄養教諭は「野菜や肉を調理し、本来の味を教えるのも親の仕事」と指摘する。時間的な制約はあるが、努力したいものだ。ただ、メニューを考え、早朝から弁当作りに精を出すお母さんたちには頭が下がる思いだ。(下野宏一)


石垣出身ミュージシャンに会場満員 岐阜・愛知・大阪でライブツアー

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トークと演奏で会場を盛り上げる「ストライクカンパニー」の石垣隆太さんと具志堅巨樹さん、平安山高宏さん(左から)=9月27日、岐阜県飛騨市のリトルビレッジjr

 【岐阜県飛騨市】石垣市出身で東京を拠点に音楽活動を続けるヘンザン☆タカヒロ(平安山高宏)と、「ストライクカンパニー」(具志堅巨樹、石垣隆太)の「BONJOUR青春TOUR」ライブが9月27日から3日間、岐阜、愛知、大阪の会場で行われ、来場者はトークと演奏に楽しいひとときを過ごした。

 ツアー初日は岐阜県飛騨市で開催。2年前、国吉なおみときいやま商店のライブが好評だったことなどから、今回のライブにつながった。

 同市の伝統行事の開催日と重なったが、会場の「リトルビレッジjr」(川端克彦代表)は約50人の来場者で、ほぼ満員となった。

 ライブのなかで「TARIN―TARIN(たりんたりん)」が歌われると、「お酒が足りないよ!」など、会場からの返しもあり、ステージと客席が一体となり盛り上がった。

 終盤には八重泉酒造と美崎牛本店、下地黒糖加工所から提供された島産品の抽選会も行われ、来場者は南の島からの思わぬプレゼントに一喜一憂した。

 平安山さんは「初めての土地で、これだけ客が入るのは珍しい。温かい人ばかりで、好きな場所が一つ増えた」とうれしそうに話していた。

戦争の悲劇、今日的なもの 「ヨーンの道」の下嶋さん講演

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「もういちど『ヨーンの道』‥を」をテーマに講演する下嶋哲朗さん=1日夕、大浜信泉記念館

 ノンフィクション作家、下嶋哲朗さんの講演会「もういちど『ヨーンの道』‥を」(南山舎・市文庫連絡協議会共催)が1日夕、大浜信泉記念館で開かれ、約70人が来場した。

 下嶋さんは37年前、家族とともに川平で1年間生活。「みそばあちゃん」こと宮良幸(さち)さんが、戦争で銃弾を受けた影響で結核になった夫を看病するために、夫に代わって5人の子どもたちを支える一家の大黒柱として「ヨーンの道」を通った体験談を基に、1979年に「ヨーンの道」を出版した。

 下嶋さんは講演で「書いた当時は戦争の悲劇を書いたと思ったが、『ヨーンの道』は今日的内容だと思う」と話した。

 「他人の体験を自分の体験として知識で補い、膨らませていくこと。受け継ぐ意識で、聞いた話を途絶えずに思い続け、次の人に語ってほしい。何があるか分からない今の時代だからこそ、強風でも折れずにいる草のような、芯が1本通った『勁(つよ)さ』を求めてほしい」と話した。

 講演は第1回やいま文化講座として開かれた。

陸自配備関連議案を否決 与那国町議会

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 開会中の9月定例与那国町議会(糸数健一議長)は2日、陸上自衛隊沿岸監視部隊配備が計画されている南牧場周辺の町道2本の廃止案と、駐屯地への給水施設整備に向けた測量設計の委託費を計上した簡易水道事業特別会計補正予算案を賛成2、反対3の賛成少数で否決した。町が提案した議案が否決されるのは、9月29日の議長選出後に野党多数となってから初めて。

 外間守吉町長は「今回は自衛隊に特化した議案だったので否決は予測できた」と冷静に受け止めており、今後の議会運営への影響については「自衛隊以外にもあれもだめ、これもだめといったことが続けば、議会運営の停滞につながりかねない。野党や議会への事前の話し合いや説明などで調整していきたい」と話した。

 町まちづくり課によると、廃止案が否決された町道樽舞3号(延長670.1㍍)と同久部良貯水池(延長343.0㍍)は沿岸監視部隊の施設配置予定地にある。

 討論では野党の田里千代基氏が「自衛隊配備について民意が示されていない状況で、施設建設に向けた路線廃止は配備を受け入れる既成事実になりかねない」と反対討論した。

 賛成討論はなかった。また、同特会補正予算案では670万円が計上されていた。

 沖縄防衛局報道室では「議会で決めることにはコメントを差し控えたい。自衛隊配備に関しては住民に理解を求めていくだけ」と話している。

収入未済14億6610万円 2013年度決算

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 石垣市の2013年度各会計決算は、年度内に徴収できなかった収入未済額が計14億6610万円となった。前年度から11.1%(1億8275万円)減少しているが、監査委員(2人)は「依然として多額」と指摘、全庁的な徴収体制の強化を求めている。

 収入未済額は一般会計で10億1050万円。内訳は▽市税3億6303万円▽畜産基地建設売渡収入3億3420万円▽市有地貸付料1億747万円▽畜産基地建設負担金8139万円▽保育料1067万円▽生活保護費返還金4729万円―などとなっている。

 特別会計では4億5560万円で、内訳は▽国民健康保険税2億7493万円▽介護保険料5032万円▽港湾使用料8848万円▽美崎町貸付料3038万円。

 収入未済額について監査委員は「財源の確保と住民負担の公平性の観点から債務者の実態把握に努め、法的措置を検討するなど適切な債権管理を行うとともに、徴収対策の全庁的な取り組みを強化し、新たな未収金の発生防止や早期回収に努めてもらいたい」としている。

 各会計の決算は15日から3日間、常任委員会で審査されることになっている。

クルーズ船、2隻同時入港は3度目

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石垣港に同時に入港する大型クルーズ船(手前はアクエリアス号、右奥はサン・プリンセス号)=2日午前

 石垣港に2日、クルーズ船2隻が入港した。石垣市港湾課によると、今年に入って2隻同時の入港は3度目。現石垣港では2隻同時入港が困難となっており、いずれも不定期のクルーズ船が沖合で停泊した。乗船客は小型船に乗り換えて上陸するなど不便を強いられており、あらためて南ぬ浜町(新港地区)で計画されている2隻同時の接岸が可能となる旅客船ターミナル整備の必要性が浮き彫りになった。

 世界各地に存在する台湾人商工関係者が乗船するサン・プリンセス号(乗客1450人、7万7441㌧)は午前8時半ごろ、石垣港に入港し、沖合に停泊。定期のアクエリアス号(乗客1422人、5万1309㌧)は午前11時ごろ、岸壁に接岸した。

 サン号に乗船する客には、小型船4隻が本船と石垣港離島ターミナルをピストン運航して対応したが、ターミナルで出迎えた中山義隆市長は「観光に来る人にとっては時間的にロスになる」と指摘する。

 昨年12月に改訂された石垣市の港湾計画によると、南ぬ浜町では7万㌧級に対応する水深9㍍の岸壁340㍍に加え、新たに14万㌧級が接岸できる水深12㍍岸壁を410㍍整備することになっている。

 内閣府沖縄総合事務局石垣港湾事務所(濵口信彦所長)と石垣市は今年6月27日、八重山漁協の総会で、改訂港湾計画で追加された岸壁整備に伴う岩礁破砕などについて同意を得た。港湾事務所が現在、八重山漁協と補償交渉を進めている。  中山市長は「市はポートセールスも行っており、これからも2隻同時の入港は十分ありえるし、期待している。2隻同時に接岸できる岸壁の整備を促進したい」と話している。

ハードな4日間

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 ▽…7日から4日間の日程で始まる石垣市議会の9月定例会一般質問には、議長を除く21人のうち20人が登壇することになった。改選後初の一般質問は、新人議員はもちろん2期以上の議員にとっても、有権者にお礼と決意を述べる絶好の機会となるが、過去にこれだけ多くの議員が質問するのは例がないとみられる。日程は1日に5人とびっしり。ハードな4日間となりそうだ。

 ▽…児童デイサービス施設「寺子屋」の知育いすは、7月に開所してから最初に導入した備品。「1セットだけだが個別にじっくり支援できる設備が整った」と徳さん。いずれは知育いすや、指導者がいなくても集団になじめるようになるのが理想だとか。「道具はそろった。後は私の手にかかっている。実りあるものにしていきたい」と気を引き締めた。

 ▽…イノシシの食害を受け、パイン農家は「せっかく育ててきたのに。被害が繰り返されると、徒労感が重くのしかかる」。生産意欲の低下が懸念される。イノシシの被害を避ける有効な手段が求められており、集落に近い畑周辺での猟銃による駆除についても、「私たちも生活があるので理解してほしい」と農家。

与党内の反発で30日の提案は取り下げたが…

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 与党内の反発で30日の提案は取り下げたが、今議会中に市長が提案の意向を示している漢那政弘副市長、玉津博克教育長続投の人事に対し、議会だけでなく市民の間からも「何かと物議をかもした2人をなぜ続投させるのか。市長も2期目だし、三役も一新して新たなスタートとしたほうが良い」と疑問視する声があるのは確かだ▼特に玉津教育長に関しては、教育者らしからぬその独断的な言動で石垣市議会史上初の不信任決議を与党の一部も加わって可決されているだけに、市長支持の穏健な保守層からも、教育長としての資質に疑問符が付く▼同氏の続投は、やはり教科書採択問題などを評価する保守色の極めて強い本土新聞や自民党本部関係者らが強く後押ししているとされる▼それだけに続投となれば、「尖閣」所在の石垣市はさらにナショナリズムが強まり、右傾化が広がる影響がこの先不気味だ▼両氏の続投に反対の与党議員は「1期4年間で十分」としていたが、なるほど市教育長は復帰以降現在まで17人のうち、2期以上は6年5カ月の浦本真正氏以外いない。4年間も玉津氏だけ。あとは3年未満がほとんどだ▼しかもこれは偶然だろうが、現在の教育委員は玉津氏含め5人すべてが大浜中出身。市教委事務局の部課長も複数が玉津氏と同郷だ。(上地義男)


市長は指導力発揮せよ

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■分館廃止から2年余

 27日から今年の読書週間が始まる。本年度のテーマは「めくる めぐる 本の世界」である。読書が人間形成に欠かせないことはいうまでもないだろう。人間の知が生み出したのが本であれば、図書館は知の宝庫である。

 知の宝庫である沖縄県立図書館八重山分館が2012年に廃止されてから2年が経過した。市民や文化団体、議会、八重山市町会、日本図書館協議会などが廃止に反対する中、石垣市の中山市長は県教育庁の廃止に同意し、他の町もそれにならった。

 存続運動をしていた「存続を求める会」や議会への説明もなく行政間の密室における同意であった。「存続を求める会」は2012年3月27日、「分館廃止の経緯と八重山地域の図書館像を考える集会」を開催。出席した中山市長は「私には図書館問題に対するブレーンがいなかった」ことを認め、廃館後の書庫について「市立図書館の横に県立図書館の書庫を整備し、新たな分館をつくるようなイメージ」であると発言。

 

■進む蔵書の傷み

 「存続を求める会」が提案した県立図書館の支援体制や、八重山広域圏における図書館行政のあり方などを検討する協議会設立に中山市長は「ぜひやりましょう」と確約した。しかし、協議会設置は規約や人選などを行政側の要望で旧求める会メンバーが提案したが、遅々として進まず、そのため、旧存続を求める会のメンバーは昨年2月に中山市長、玉津教育長などと面談。市長は本年度中に設置を明言した。

 だが会議で規約等が検討され、全員で合意をみるが、市長、教育長、副市長らに教育部長や図書館長が報告すると反対され、差し戻しとなり再び検討するという堂々巡りに終始している。

 しかも、準備会のメンバーには反対理由が十分になされていない。これではいつまでたっても協議会が設立されるわけがない。そのうえ、いまだに設立のための予算をどこが負担するか、協議会はどの部署が担当するかの内部調整もまったくなされていない。

 

■「すぐやる」が一向に進まず

 中山市長は「すぐやる」をモットーとしている。協議会設立の〈たらいまわし〉の現状をどうみているのか。八重山広域圏代表として設置を市民に宣言した以上、積極的に指導力を発揮すべきではないか。廃止から2年余、分館の蔵書は傷みも進んでいるという。

 去る9月1日、県教育庁生涯学習課から「県立図書館旧八重山分館蔵書の仮保管場所調査」依頼が八重山の関係機関に出された。それによれば分館廃止後、蔵書を地元で活用することを検討しているが、いまだ恒久的な保管場所が決まっていない。そこで石垣市内の県有施設を調査し、一時的な仮保管の可能性について調査をする。仮保管庫とするかは八重山3市町の意向確認後となる|としている。

 中山市長が確約した石垣市立図書館横への保管庫設置や、八重山市町会が要望した「県立図書館八重山分館の蔵書の保管施設は沖縄県において設置し、新設をお願いしたい」という要望はどうなるのか。県教育庁が書庫や保管庫を造るという確約した文書はあるのか。なければどうするのか。

 中山市長は協議会を早急に立ち上げ、世論をバックに県に対して意志を示すべきだ。このままでは指導力・判断力なし、何も決めきれない市長と呼ばれるであろう。

オオゴマダラの食草を贈呈

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オオゴマダラの食草、ホウライカガミの贈呈を受けた石垣市教育委員会の當銘武志指導主事(右)=3日午後、八重山特別支援学校

 県立八重山特別支援学校(玻名城安教校長)は3日、高等部作業部会の生徒が育てたオオゴマダラの食草、ホウライカガミ120鉢を石垣市教育委員会に贈呈した。

 同校は、県の全島緑化運動の一環として2012年度から10年計画で校内緑化に取り組んでおり、同年度に蝶園を開園。13年度からホウライカガミの贈呈を始めている。

 同校で贈呈式が行われ、市教委の當銘武志指導主事に苗を託した高等部1年の川平海斗君は「水やりをして肥料を与え、心を込めて育ててきた。ここと違う場所でも大きく成長してほしい」と期待した。

 市教委は、小学3年理科の副読本として「オオゴマダラを育てよう」「観察・飼育ノート」を作成しており、贈呈された苗を学習に役立てる考え。市内の幼稚園・小中学校に配布することにしている。

スピードは沖縄工V 那覇工定時が大会新

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55チームが出場して競ったスターリングテクノラリー県大会=3日午前、八重山商工高校総合実習室

 スターリングサイクルエンジンの性能とアイデアを競う「第7回スターリングテクノラリー県大会」(県工業教育研究会、県高等学校文化連盟主催)が3日午後、八重山商工高校総合実習室で開かれた。競技の結果、スピードクラスは沖縄工業の「とんみー」が1.69秒で優勝。宙返りクラスは34.5回転で大会新記録の那覇工業定時制「Jurina2」が輝いた。アイデア賞には沖縄工業の「スメドン」が受賞した。

 前大会、スピードクラスで優勝した地元出場の八商工は2クラスで3位だった。大会は県内の8工業高校から55チームが出場。離島での開催は初めて。

 競技はシリンダー内の空気を外部から加熱する外燃機関で熱エネルギーを運動エネルギーに変換するスターリングエンジン車両を使用。専用コース1周のタイムを競うスピードクラスと垂直ループの回転数を競う宙返りクラスで行われた。

 優勝した那覇工定時制の末吉真君(19)は「思ってもいない結果にびっくりした。10月に卒業するので全国大会は出場できないけど、後輩がこのマシンで代わりに頑張ってくれると思う」と活躍に期待した。

 各クラスの上位2位は11月8日に日本工業大学(埼玉県宮代町)で開催される全国大会「第18回日本スターリングテクノラリー」に出場する。

 各クラスの上位入賞者は次の通り。

 【スピードクラス】

 ▽優勝=とんみー(沖縄工業電子機械科)▽2位=R-HSⅡ(那覇工業定時制機械科)▽3位=アクセル(八重山商工機械電気科)

 【宙返りクラス】

 ▽優勝=Jurina2(那覇工業定時制機械科)▽2位=ソニックブーム(南部工業機械科)▽3位=アンジュン(八重山商工機械電気科)

 ▽アイデア賞=スメドン(沖縄工業電子機械科)

清掃活動に現金支給へ

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11月から禁止されるアルミ缶などの持ち去り行為。これに合わせ、石垣市は有償の清掃事業を予定している=5月14日、石垣市内

 一般廃棄物の処理・清掃に関する一部改正条例に基づき、11月からアルミ缶など資源化物の抜き取りや持ち去りが禁止されるのに合わせて、石垣市は、空き缶を収集している65歳以上のお年寄りらを対象に清掃員を募り、報償として現金を支給する「まちなか美しゃ守り隊事業」を予定している。市は、市議会9月定例会に提出している2014年度一般会計補正予算案に事業費144万円を盛り込んだ。

 市環境課によると、事業の対象は65歳以上で、生活保護費を受けていないか、年収が国民年金満額支給額(77万2800円)以下であることが条件。住んでいる地域の周辺で毎週火・金曜日の週2回、午前7時~9時までの間に1時間程度清掃し、報償として1回につき1000円を受け取る。清掃員は月に8000~1万円の報償が得られる。30人を上限に募集し、来年3月まで清掃員として活動する。

 市は15年度も事業を継続する考えで、同課は、定期的に環境美化活動を行うことで美しいまちづくりに寄与できるとしている。

 空き缶の持ち去り禁止をめぐっては、市議会が6月定例会で、資源化物を収集している生活困窮者に対し有償ボランティアなどの支援措置を講じるよう求めていた。

パイン、嵩田でイノシシ被害 農家「泣くに泣けない」

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イノシシが食べたとみられるパインの芯=3日午後、市内嵩田地区

 石垣市によると、市内のパイン畑で苗の芯がイノシシに食べられる被害の報告が9月末現在で6件あり、農家の頭を悩ませている。被害報告は▽4月=1件▽6月=2件▽7月=1件▽8月=1件▽9月=1件―と推移。市農政経済課では電気柵の貸し出しや八重山猟友会の協力を得て畑の周辺にわなを設置するなどの対応を行っている。

 このうち、嵩田地区の東金三さん(62)のパイン畑では9月25日から毎日のようにイノシシの被害を受けており、畑約70㌃のほぼ全体が被害に遭っているという。

 来年6月の出荷に向けて、花を咲かせる処理を行う直前だった東さんは「昨年も被害に遭った。今年こそはと思っていただけにとても残念。泣くに泣けない」と肩を落とした。

 東さんは「このままでは、私の畑だけでなく市内全体に被害が広がりかねない。1日も早い駆除をお願いしたい」と要望する。

 嵩田地区では現在、猟銃を使ったイノシシ駆除は行われていない。同課では、近隣住民の理解を得ながら、猟友会による猟銃での駆除も検討していく考え。

説明会で市長が陳謝 不発弾保管庫建設計画

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不発弾保管庫の建設計画に関する説明・意見交換会で中山義隆石垣市長(左)のあいさつを聞く住民ら=3日夜、崎枝公民館

 石垣市(中山義隆市長)は3日夜、崎枝公民館(新里武夫館長)で不発弾保管庫の建設計画に関する説明会・意見交換会を事業者の県とともに開いた。中山義隆市長が自ら出席し、「候補地を選定する中で理解が得られる手法を踏めなかったことを申し訳なく思う」と陳謝。市と県は保管庫の安全性について理解を求めたが、地域住民からは反対意見が相次いだほか、これまでの経過や市の対応に不満の声が上がった。説明会には住民約30人が参加した。

 不発弾保管庫建設事業をめぐり、市は候補地選定などに協力してきたが、地域の理解を求める手続きは公民館長との口頭でのやりとりのみで進められてきた経緯がある。

 この日の説明・意見交換会の開催に向けても、市側と公民館の調整が難航。市は公民館の要望を受け、中山市長が出席して開催にこぎ着けたが、参加した地域住民はなお「自衛隊基地配備の地ならしにもなりかねない」「港から搬出する危険物をわざわざ崎枝まで持ってきて保管する必要があるのか」と反発した。

 住民の一人は「石垣市全体を考えた上で、保管庫の必要性や安全性は理解できるが、手続きの進め方に不信感を持っている」と一定の理解を示しつつ、市への不信感を募らせた。

 中山市長は冒頭のあいさつで「皆さんから市当局の(手続きの)進め方について不満、指摘をいただいている。行政を預かる長として経緯についてご迷惑をかけたことをおわび申し上げる。今回は市の不発弾の保管状況や今後の計画を説明させていただきたい」と述べた。

 説明会では保管庫に関する質疑に集中し、地域振興に関する意見交換会は日を改めて開催することにした。

 説明会終了後、新里館長は「意見集約を何とかやっていかなければならないが、賛否の前に行政との信頼関係を取り戻すことが先になる」と述べ、今後の対応については公民館役員で話し合って検討する考えを示した。

年金の振込日を心待ちにするとは露思いもしなかった…

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 年金の振込日を心待ちにするとは露思いもしなかった。これも、みんな退職一年目の租税公課のせい▼ちなみに役所分だけでも固定資産税、住民税、健康保険税で合計114万9500円也。半分超を占める健康保険税には家人も卒倒せんばかり。早速役所へ電話、どこかよその家の間違いではないかと確認をしていた▼病院代が全額負担でも一年間で、こんなに払うことはない。保険なのに高すぎませんか、いや高すぎると愚痴をこぼしながら役所から配布された今年の税率表をもとに何度も計算しなおし、同じなのに都度ため息をついている▼確かに月給取りのころの政府管掌健康保険料も半分は会社負担と知りつつも高いなぁと思っていた。それにしてもこの数字。昨年の退職日までの給与に偶数月支給の年金と相続不動産収入を加算した所得に対するものにしては多すぎないか▼納税予定一覧表を作ってみたが一つ問題も。9月と10月は住民税と健康保険税が月初と月末の納付。9月はなぜか健康保険税が2回に住民税もあり市民の懐を完全無視。この額では銀行の通帳は確実に残高不足になってしまう。次の年金日まで待ってヨ▼さらに参るのは、残高不足時の銀行の借りこしの仕組み。個人の少ない利子の預金を担保に高利息を取るのは不純ではないか。(仲間清隆)


幸運なカンムリワシ

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 ▽…交通事故から回復し、4日午前、石垣市崎枝で放鳥されたカンムリワシの若鳥は、昨年12月に事故に遭い、今年2月に放鳥した個体と同じだった。最初の放鳥時に崎枝小中学校の児童生徒が「崎ちゃん」と命名。左足に装着された緑のカラーリングで同一個体と分かった。2度の交通事故から復帰するのは驚異的だが、できるならば3度目の輪禍は避けてほしいもの。

 ▽…2014年度沖縄都市緑化祭in石垣市で緑化功労者表彰を受けた新田純子さん。ボランティアで真栄里公園内の花壇を管理しており、季節ごとの花を絶やさないように自宅で苗を育てているという。日ごろのボランティア活動が認められての受賞だが、式典後の抽選会では、最後に記念の洋ランが当たってラッキーな一幕も。

 ▽…台風18号が大東島や沖縄本島に接近した4日、石垣島でも強風が吹いた。郡民陸上競技は強風のため、100㍍走や走り幅跳びなどが追い風参考記録に。野球場や運動会会場では土煙が舞い、競技中の選手や子どもたちが顔を覆う様子もみられた。台風19号も発生しており、今後の動きが気になるところ。

カンムリワシの「崎ちゃん」放鳥

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2度の交通事故から回復し、野生に帰るカンムリワシの「崎ちゃん」=4日午前、石垣市崎枝

 9月16日に石垣市崎枝で交通事故に遭い、石垣やいま村で保護されていたカンムリワシの若鳥「崎ちゃん」が4日午前、崎枝のほ場で放鳥された。

 崎ちゃんは昨年12月17日にも崎枝で交通事故に遭い、今年の2月25日に崎枝小中学校の校庭で放鳥。同校の児童生徒が命名した。左足に装着された頭文字の「S」の文字が書かれた緑のカラーリングで個体を識別した。

 このカンムリワシは崎枝で農業を営む石垣真宣さん(78)が発見。「バーンという衝突音が聞こえ、道路に出るとうずくまっていた」という。

 保護されたカンムリワシは平田家畜病院に搬送され、骨折や外傷がないことから県疾病野生鳥獣保護飼育ボランティアの同施設で経過観察をしていた。

 放鳥された姿を確認した石垣さんは「(復帰できて)よかった。地元のドライバーや観光客はスピードを出さないでほしい」と訴える。

 環境省石垣自然保護官事務所によると、島内で今年、保護・収容されたカンムリワシは昨年と同じ12羽。内訳は交通事故7羽、衰弱3羽、原因不明2羽。昨年は9羽が輪禍に遭い、治療中に死んだ1羽を含め7羽が死んだ。

「命草(ぬちぐさ)を新たな産業に」

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ハーブサミット石垣市大会・ハーブフェスティバルについて意見交換に訪れたジャパンハーブソサエティーの熊谷博理事長(左から3人目)ら=2日、庁議室=石垣市提供

 ジャパンハーブソサエティー(JHS)の熊谷博理事長と木村正典専務理事らが2日、石垣市役所に中山義隆市長を訪ね、全国ハーブサミット石垣市大会・ハーブフェスティバルin八重山に関する意見交換を行った。

 JHSは全国ハーブサミット連絡協議会のメンバーとして、これまで全国ハーブサミットの開催を支えてきた団体。八重山では、八重山支部の嵩西洋子支部長が開催に尽力している。

 熊谷理事長らは、八重山のハーブを『NUCHIGUSA(命草)』と命名することやフェスティバルの内容について魅力的と評価、「地域が一丸となって取り組んでいかれることを望む」と期待した。

 嵩西支部長は「命草は今後の八重山農業のあり方を変える可能性を秘めている。新たな産業となるよう取り組みたい」と意欲を示し、中山市長も「一過性のイベントではなく、これを契機に持続的な取り組みとなるよう取り組んでいきたい」と述べた。

 熊谷理事長らは意見交換のほか、市内のハーブ園を視察し、ハーブ料理も堪能した。

石川(真栄里)、2年ぶり大会新

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一般女子3000㍍で2年ぶりに大会記録を更新した真栄里の石川めぐみ選手(右)=4日午後、市中央運動公園陸上競技場

 第34回八重山郡民体育大会・第78回八重山郡陸上競技大会(主催・郡体協、沖縄陸上競技協会)が4日、石垣市中央運動公園陸上競技場で始まった。初日は12種目を行い、一般女子3000㍍では初出場の石川めぐみ選手(真栄里)が11分44秒2で2年ぶりに大会新記録を更新した。

 一般男子200㍍の新村真人選手(登野城)、同砲丸投げの米盛博文選手(白保)、一般女子100㍍ハードルと同走り幅跳びの阿利唯選手(平得)、同砲丸投げの井手涼子選手が(西表)がそれぞれ3連覇を達成した。

 大会には16チーム合わせて約300人の選手が出場。5日は残りの競技を行って閉幕する。

 4日午後2時の天候は晴れ、気温28度、北風5・3㍍、湿度59%。台風18号の影響で風が強く、多くの選手らが強風に悩まされながらの競技となった。

日頃の文化活動を一堂に 石青協発表会

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9団体総勢130人が多彩な演目を繰り広げた第28回青年文化発表会。写真は大浜青年会の「南ぬ勇者」=4日夕、市民会館大ホール

 「結」をテーマにした第28回青年文化発表会(石垣市青年団協議会、青年文化発表会実行委員会主催)が4日夕、石垣市民会館大ホールで開かれ、9団体130人が多彩な演目を披露した。今年は市内の7青年会がそれぞれの地域に伝わる伝統芸能や八重山舞踊、劇などを繰り広げたほか、与那国町青年団協議会、南城市大城青年会が友情出演し、舞台に花を添えた。会場には立ち見も出るほど多くの観客が訪れ、演目が終わるたびに盛んな拍手を送った。(8日に写真特集)

 発表会は日ごろの地域活動や文化活動をアピールするとともに、組織強化と青年の意識高揚を図るのが目的。

 プログラムは2部構成。舞台は、いしゃなぎらの「鷲ぬ鳥節」「赤また節」で幕開け。大浜の「かたみ節」「殿様節」「南ぬ勇者」、白保の「白保カマド巡査恋愛物語」などが続いた。大城青年会は「亀甲節」「湊くり節」を一糸乱れぬ動きで繰り広げ、与那国町は「スル踊(スルブディ)」で太鼓の音を会場いっぱいに響かせた。

 第2部では平得が「ユンタジラバ」で会場を和やかな雰囲気に包み、宮良はユニークな創作舞踊で会場を沸かせた。登野城はスマムニを駆使した狂言で満場の笑いを誘い、双葉の勇壮な旧盆エイサーで文化祭を締めくくった。

 石青協の宮良美香会長は「地域に根ざした活動に取り組んでいる同じ志を持った青年同士の絆もより深まった」とあいさつした。

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