9日投開票の石垣市議会議員選挙(定数22)は2日告示され、予定していた現職15、新人11、前・元職4の計30人が立候補を届け出、7日間の選挙戦を開始した。それぞれ出陣式や出発式を行い、必勝に向け気勢を上げた。各陣営は3日から始まる期日前投票を重視しており、初日から全力投球する。期日前投票は市中央運動公園野球場会議室で8日まで午前8時半から午後8時まで。(3面に候補者プロフィル、8、9面に関連)
今選挙では、中山義隆市長を原則支持する与党系が16人、原則不支持の野党系が11人、中立系が3人となっており、改選後に与野党の勢力図がどうなるかが焦点。
陸上自衛隊配備が計画されている平得大俣の市有地23・1㌶の処分には議会の議決が必要となるため、各候補の対応が問われることになる。賛否は13対12と拮抗(きっこう)し、5人が慎重姿勢。有権者が何を判断基準に投票するかも注目される。
一方、今選挙は、現職7人の勇退に伴い新人が11人と多い。新人の場合、支持層の把握が難しいため、各陣営とも票読みに苦慮している。
各候補は立候補を届け出た後、選対事務所で支持者らを前に「必ず勝利したい。最後まで力を」と第一声を放ち、選挙カーで各地を遊説した。
市選管によると、有権者数は1日現在、3万8718人(男1万9312人、女1万9406人)。