日本習字教室財団支部琉華書道教室の田福琉華さん(55)がこのほど、日本の三大書道展の一つ、「第70回毎日書道展」(毎日書道会・毎日新聞社主催)の一般公募で最高賞の「毎日賞」に輝いた。東京で7月22日開催された授賞式に出席した。
毎日書道展には全国から2万9000点の応募があり、沖縄からの受賞は田福さん1人。横60㌢×縦180㌢の紙に120字の漢文作品「田園」を出品し、応募9年目で初の最高賞に選ばれた。
田福さんは市内で主宰する書道教室で30年余り前から指導を続け、12年前から県書作家協会木筆會の豊平峰雲会長に師事、研さんを積んできた。
「後押ししてくれた師匠や会員に感謝の気持ちが込み上げた」と受賞の瞬間を振り返ると同時に、「上には上がおり、書の道の探求に終わりはないと感じるので引き続き修行を積んでいきたい」と気を引き締めた。
受賞作は10月に市民会館展示ホールで開かれる研墨展で展示される予定。