▽…明石エイサー祭りにはことしも大学生がフィールドワークの一環として参加した。初めて参加した学生は「どうすれば組織への愛着が育つか、というテーマに関心がある」という。移民の地で、出身地のエイサーがどのような役割を果たしてきたのか、果たしていくのか、祭りを通して感じ取ったことだろう。
▽…日本の三大書道展の一つ毎日書道展で最高賞となる「毎日賞」に輝いた田福琉華さんは「書道は人間の本能を学ぶことができる総合学習」と話す。「美的感覚に触れ、集中し、自分と向き合う」ことも。「手と心を使い、本能と向き合うこと。自分で気付き、自らを開花させること」と熱がこもる。修行者であると同時に指導者。大事なのは子どもたちと「分かち合うこと」と笑顔。
▽…台湾付近の熱帯低気圧の影響で定期便が欠航し、例年よりも来島者が少なかったムシャーマ。9月の竹富町議選を前に、毎回この時期には西表島の議員らが島を訪れるというが、今回は皆無。またとない機会を阻まれ、さぞ残念だろう。一方、波照間島は依然として新人3人が立候補を予定。告示までに情勢がどう変わるか。他島の候補者の当落にも影響が予想される。