全国青年市長会(会長・栁田清二長野県佐久市長)の会員各市がそれぞれの取り組みを広くPRする「特色ある施策2017」に、石垣市の「世界一提出困難な婚姻届でツアー」が会員投票の部で優秀施策の1位に輝いた。21日午前、市役所で中山義隆市長が会見し、発表した。
同ツアーは、市の南ぬ島移住・定住支援プロジェクト事業の一環で市・HIS・電通が協働で商品を開発。婚姻届を提出予定のカップルが2人で力を合わせて島の北から南を縦断しながらミッションをクリアし、最後に市役所へ婚姻届を提出するもの。17年12月16日~18年3月14日の期間中に県外カップル3組が婚姻届を提出した。
今月17日、宮城県で開催された同市長会総会で35市85施策の応募の中から会員投票・一般投票の各部で入賞した市を表彰。石垣市はこのほか、観光人材育成事業「Chura★I」、まちなか美しゃ守り隊事業もエントリーしたが入賞には至らなかった。
記者発表で中山市長は、ツアーを紹介するプロモーションビデオ(PV)を受賞の要因に挙げ、「ツアーで島の各地を回り観光PRにもつなげられる。他の市でも同じような仕組みで応用できる」と期待した。
今後について、「賞を取ると職員のモチベーションも高まる。賞だけが目標ではないが、今後も良い施策を発案していきたい」と話した。
ツアーのPVは動画共有サイトのユーチューブなどで見ることができる。