▽…筑紫女学園大学とNPO法人夏花のサンゴ礁保全「さわやかな愛」プロジェクトの報告会が行われた。現在、地域おこし協力隊の枠で夏花に所属し、原料の月桃で月桃商品開発を担当する吉田礼さん。協力隊の契約期限が迫り、関係者は後任の必要性を訴えていた。サンゴ礁保全のために積み上げてきた足跡を絶やしてはならないと。
▽…東京農業大学のサイエンス合宿に、石垣市の中学生5人が初めて参加。木材解剖学実験や血液分析などを行ったほか、同合宿に参加した八丈島の小学生の発表なども聞いたという。中学校ではほぼ習わない専門的な内容に加え、小学生から教授レベルまで幅広い年代の人たちとの出会いに刺激を受けたようで、報告する生徒たちの目はキラキラ。この経験を将来に生かしてほしい。
▽…八重山署管内の少年補導件数は近年増加中。少年らの見守りを続ける街頭指導員の男性は「地域の人たちは少年らへあいさつをして、声をかけてほしい」と願う。保護司の男性も「まずは言葉を交わすこと」と繰り返す。「自分は見守られている」という実感が、地域への信頼感にもつながるだろう。まずは大人から声をかけて。