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新本君クワガタが1位 飼育成虫コンテスト

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73・6㍉のサキシマヒラタクワガタと新本創介君=19日午前、バンナ公園世界の昆虫館

 サキシマヒラタクワガタの幼虫を飼育して成虫の大きさを競う石垣市制施行70周年記念事業「自然と友だち!クワガタコンテスト」(市主催、バンナ公園・橿原市昆虫館共催)の結果発表と表彰式が19日、バンナ公園世界の昆虫館で行われ、新本創介君(石垣小3年)の73・6㍉が1位に輝いた。2位は星野蘭君(同6年)の73・4㍉、3位は銘苅和也君(八島小2年)の72・2㍉だった。

 参加者は昨年7月23日、世界の昆虫館で山田守館長の指導を受け、メスを確保した後、自宅で飼育を開始。メスを産卵させ、ふ化した幼虫を、エサの入った専用の菌糸ビンで約1年かけて成長させた。

 新本君は、幼虫13匹のうち、大きくなりそうな5匹を菌糸ビンで飼育。「菌糸ビンがかさかさしていたのでふたを開けてみるとクワガタになっていた。さなぎになると、オスがメスか見分けられることを初めて知った。家にはメスがいるので、また卵を生ませて育ててみたい」と目を輝かせた。

 コンテストに参加した小学生ら41人のうち13人が70㍉超に成長させるなど、大物ぞろい。山田館長は「内心、1匹でも大きいのが出ればいいと思っていたが、70㍉を超えるクワガタがぞろぞろいたのでびっくりした。クワガタが元気に育つ環境を残したい、自然を大切にしたいという気持ちをもってもらいたい」と激励した。

 中山義隆市長も「成長過程をつぶさに見た経験を生かし、石垣島の自然を好きになってもらいたい」と述べた。

 表彰式では3位以上の入賞者に副賞としてクワガタの図鑑が贈られた。全員に参加賞もあった。橿原市昆虫館からヘラクレスの幼虫3匹のプレゼントがあり、ジャンケンの勝者3人に贈られた。


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