石垣島の星空の魅力を島内外に発信する南の島の星まつり(同実行委員会主催)が18日夜、石垣市中央運動公園屋内練習場で開かれ、大勢の市民や観光客らが夕涼みライブや天体スライドショーなどを楽しんだ。
あいにくの雨で当初予定していた南ぬ浜町緑地公園から会場を屋内に移して開催。午後9時からの石垣島一斉ライトダウンは行われなかったが、同15分ごろから会場をライトダウンして、NPO法人八重山星の会の通事安夫代表理事ら3人が会場でスクリーンに石垣島の星空や惑星、さそり座などを映して解説した。
ステラマリッジ(石垣市商工会星物語推進委員会)と八重山商工高校商業科観光コースの生徒による星空公開ウエディングも行われた。会場の一角にはササも置かれ、短冊に願いごとを書く親子連れの姿が見られた。
夕涼みライブでは夏川りみさんやSkoop On Somebody、オオザカレンヂkeisukeが登場し、星にちなんだ歌なども披露してステージを盛り上げた。
実行委員長の中山義隆市長は「ことしは日本初の星空保護区に認定された。これからも美しい夜空をしっかりと守っていきたい」と述べた。
18日に名古屋市から観光で訪れ、同まつりに初参加して娘の未聖(みさと)ちゃん(4)が短冊に願いごとを書くのを見守っていた中野裕子さん(34)は「雨でも中止せずに屋内で開催するのはすごい。島全体が一つのことを楽しもうという雰囲気が素晴らしい。娘には健康でうそをつかず、素直に成長していってほしい」と目を細めた。