JAファーマーズマーケットやえやまゆらてぃく市場(幸喜英信店長)の2013年度の売り上げが6億406万2732円(税込み)で、来客数が34万9613人となった。同市場はオープン5年で売り上げ6億円を目標としていたが、3年目で達成した。幸喜店長は「地域の農家が意欲を持って多品目に挑戦し、品質の高い品物を持続的に生産してくれたおかげ。本年度は6億4000万円を目指す」と話している。
同市場は、南ぬ島石垣空港が開港した影響で島外からの来客が増加。農家による夏場の熱帯果樹の増産と多品目生産への取り組みなどが売り上げ増につながった。
13年度の総売り上げのうち、約6割を熱帯果樹商品が占めた。パインとマンゴーの時期となる6月からの3カ月間で、全体の約38%に当たる2億3110万9986円の売り上げがあった。
品質に問題はないものの、多少の傷などで出荷できなかった熱帯果樹を「訳あり商品」として低価格で販売する工夫も奏功した。
同市場は今月からの消費増税にも値上げをしておらず、今後の売り上げにどう反映されるか注目されそうだ。
幸喜店長は「生産者の意欲と市場の方向性がうまくかみ合っている。すべては生産者のおかげ。本年度も目標額を上回るよう努力したい」と意欲を示している。