8日から3日間、宮崎市民文化ホールで開かれた第61回九州学校農業クラブ連盟発表大会宮崎大会(同連盟など主催)の意見発表に県代表として出場した八重山農林高校フードプロデュース科2年の嶺井泰志君(16)が優秀賞に輝いた。プロジェクト発表に出場した同科3年の富川朝信君(18)と新垣伊武樹君(17)、山根梨里花さん(同)、同科2年の野底紗彩さん(16)は惜しくも入賞を逃した。
嶺井君と富川君ら4人は生産・流通・経営の分野Ⅰ類に出場。嶺井君は「今は little 経営者」の演題で養鶏農家の課題解決に向け研究した内容を発表した。
嶺井君は「優秀賞で名前を呼ばれてショックだったが、自分の持っている力は出し切った。来年は九州大会が沖縄で開催されるので、負けられない。また挑戦して、全国を目指して頑張りたい」と抱負。
富川君は「入賞校は、なぜこういう結果になるのか詳しく発表していて、自分たちの発表は足りていないと感じた。興味がある人はぜひプロジェクトに参加し、突き詰めて研究していってほしい」と後輩に思いを託した。
嶺井君を指導した東内原聖子教諭(35)は「最優秀賞にはつながらなかったが、過程が大事。ここ2~3カ月でだいぶ成長した。今後も自己能力を高めるために日々努力してほしい」とエール。
富川君ら4人を指導した多宇正登教諭(38)は「九州はとてもレベルが高くて、もっとやることがあると感じた。生徒たちには研究を継続し、新しい実験も織り交ぜながらいろんなデータを残していってほしい」と期待した。