石垣市が観光客を対象に7月1日から31日まで実施した意向アンケートで、石垣市観光に対する満足度は「満足」が57・8%、「やや満足」が32・4%、合計90・2%と9割以上が満足していることが分かった。「石垣市を訪れて一番困ったこと」は「交通環境」が27・5%、「石垣市の観光振興施策に必要だと思うもの」は「自然環境の保全」が60・5%とそれぞれ最も多かった。7日午後、市役所会議室で開かれた2018年度第2回石垣市観光プラットフォーム会議(市主催)で報告された。
アンケートは観光客が石垣市観光に求めていることや満足度などを調査し、観光施策に生かすことが目的。オンラインサービスを活用し、回答数は306件だった。
「印象的なできごと」は「自然環境」が53・4%と半数を占め、都会化や過度な環境開発に懸念を示す声も多く寄せられた。住民のおもてなし(20・5%)や食文化・食環境(12・8%)などもあった。
「困ったこと」の具体例として▽島内バスの本数が少なく、車がないとどこにも行けない▽悪天候時に行く場所がない▽飲食店の予約がとれない、朝食を取れる店がない▽公共トイレが汚い、ごみ箱がない—などが寄せられた。
「冬場の石垣市に必要だと思うもの」については「工房巡りや三線教室などの文化体験」が29・4%、次いで「スポーツや音楽のイベント」が27・1%だった。「石垣市に来た回数」は「2~5回」が最多の27・1%、「6~10回」が23・9%、「21回以上」が24・8%もおり、リピート率の高さが示された。1回は8・2%だった
アンケート結果は8月下旬ごろ、市のホームページ上で公表する予定。