自民党石垣市支部(支部長・石垣亨市議)の県議補選候補者選考委員会(東田盛正委員長、委員30人)は5日、会社代表の大浜一郎氏(56)を選考することを決定、支部に答申した。支部は今週中に評議委員会(22人)に選考結果を諮り、支部決定を目指す。大浜氏は取材に「出馬を強く決断した」と述べ、自民党公認の手続きなどを経て正式に表明する意向を明らかにした。
大浜信泉記念館で開かれた第5回選考委では、事務局が大浜氏の出馬の意思を確認したことを報告した後、全会一致で決定、答申したのち解散した。今後、評議委員会が決定すれば、支部は県連に自民公認の手続きに入ることになる。
選考委終了後、東田盛委員長は「全会一致で選考したことを支部に答申した」と強調、石垣支部長は「多くの人が大浜氏を推薦し、これまでの活動を高く評価した」と説明した。
一方、出馬に意欲を示している市議会議長の知念辰憲氏(63)に対し、支部顧問で選考委副委員長の中山義隆市長は「支部で決定した後も知念さんに出る意思があれば、一本化に向けた作業になる」と述べた。
石垣支部長は「選考委に欠けていた作業の一つに、選考委員の思いを予定候補者にしっかり伝えていなかったことがある。この作業もしていきたい」と述べ、選考委の推薦理由も明示しながら説得に当たる考えを示した。
大浜氏は「公正公平で透明性のある選考委員会だったので、選考したことを重く受け止めたいと思っていた。社内、家族、関係者と話をし、受諾することを伝えていた。本日の決定を重く受け止め、しっかりとした形で出馬することを強く決断している」と述べた。