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多彩なメニューを提供 学校給食センターが開所

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学校給食センターの開所式でテープカットを行う関係者ら=4日午後、同センター

 旧施設の老朽化に伴い移転新築された石垣市立学校給食センター(宮良信世所長)の開所式が4日午後、同センターで開かれ、大勢の関係者が落成を祝った。同施設は、新しい機能を持つオーブンなどの導入でこれまでにない多彩なメニューを提供できるようになったほか、調理場にドライシステムを導入し衛生管理を徹底している。式典では中山義隆市長と児童生徒の代表ら7人がテープカットし、新しい施設の完成を祝った。施設は7日から稼働し、市内の18校に給食を供給する。

 新施設は鉄筋コンクリート造り2階建て。敷地面積約5087平方㍍、延べ床面積2262平方㍍。総事業費は15億6500万円を投じた。最大調理能力は1日当たり6000食で、18校(約5200人)に給食を供給する。スチームコンベクションオーブンなどの導入でこれまでできなかった焼き物や蒸し物など多彩なメニューを提供できるようになったほか、調理場の床を乾燥した状態に保つドライシステムを導入し、作業場の汚染区域と非汚染区域を明確に分けるなど衛生管理を徹底している。

 式では中山義隆市長や田城健太朗君(石垣第二中3年)、古堅乃愛さん(石垣小6年)ら7人がテープカットした。中山市長は「地元の食文化を児童生徒へ継承していくには地元の食材を取り入れた給食を食べてもらうことが肝要。地元農漁業者の協力をいただきながら、地産地消を推進していきたい」と式辞。伊良皆高信市議会議長が祝辞を述べたほか、児童を代表して名蔵小学校6年の玉城一輝君が「新しい学年のスタートに新しい給食センターで作られた給食を食べられることがうれしい。これからも栄養満点でおいしい給食を待っています」と喜びの言葉を語った。

 式典後は同センター2階会議室で試食会もあり、約20種類の給食100人分が参加者に振る舞われた。

 宮良所長の息子の信大君(八重高3年)は「懐かしいし、また食べられてうれしい。これまではふやけていたスパゲティもおいしくなったと聞いており、今の小中学生がうらやましい」と笑顔。

 大本小学校の漢那ひとみ校長は「前もだったが、よりおいしく感じた。7日からの給食も今から楽しみです」と感想を語った。


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