国道の脇道沿いにポイ捨てされたごみ(ビール缶が主)を拾い集め通りから見えるように積み上げておいたら、通行人への警鐘になるのではないかと期待したが思わぬ結末に▼数日後、缶の山がなくなっていた。あまりの量に役所が見かねて回収してくれたものと思った。ところがそうではなかった。この通りを散歩コースにしている若い女性が片付けてくれていたようで、後日、見かけた時も以後に集められたポイ捨てごみの山を丁寧に分別まで気配りしていた。感謝▼おかげで新規のポイ捨ては従前より減った感じ。ただ残念なのは一等目を付けていた緑色ラベルのビール缶が相変わらず投げ捨てられていること▼こうなったら、持久戦だ。このポイ捨て人、少し前から毎日拾われていることを察したのか、道路際でなく近くの牧草畑に投げ込んだりしている。ポイ捨ては見えなければいいと思っている節が。しかし習慣は、そう簡単に改められないようで、先日からは堂々とこれまで同様道路際に投げ捨てている▼拾い積み上げておくことで悪習を改めさせられると考えたこちらの作戦は見事に頓挫してしまった▼こうなったら、いっそこの脇道を地域のポイ捨てモデルに指定してもらおうかな。ポイ捨てする人、拾う人、片付けてくれる人のいる三位一体通り。(仲間清隆)
↧