2018年度「深夜はいかい防止」「未成年者飲酒防止」県民一斉行動・第68回社会を明るくする運動(社明運動)の石垣市民大会(石垣市推進委員会主催)が7日午後、石垣市民会館中ホールで開かれた。作文コンテストで最優秀賞を受賞した山里盛翔君(県民一斉行動)=白保中3年=、トヨタ心さん(社明運動)=海星小6年=、南慎之輔君(同)=石垣第二中2年=の作文が朗読、代読され、学校関係者や民生委員など参加者約70人が、非行や再犯を防ぐ明るい地域社会づくりに向け心を一つにした。
同委員会委員長の中山義隆市長は「非行少年を増やさないためのさらなる見守りと声掛け、非行を許さない雰囲気づくりが重要。社会復帰の際には偏見を持たず温かく迎え、再犯を防ぎ犯罪や非行を誘発しない環境をつくり上げていくことが大人の務め」とあいさつした。
八重山署によると2017年の管内の少年補導件数は前年より295人増え、1551人。ことしは6月末時点で856人(前年同期比121人増)が補導されており、年々増加傾向にある。与那嶺一文署長は「少年の健全育成は、警察による指導取り締まりのみで達成できるものではなく、社会全体が一体となった取り組みが不可欠」として連携を呼び掛けた。
安倍晋三内閣総理大臣と翁長雄志知事のメッセージもあった(代読)。
同県民一斉行動は、毎年沖縄県が7月1日から8月31日まで、青少年の健全育成のための諸活動を県内全体で推進するもの。社明運動は、犯罪や非行の防止、更生について理解を深め、犯罪のない地域社会を築くための全国的な運動。
作文コンテスト最優秀賞以外の受賞者は次の通り。
【県民一斉行動】
▽優秀賞=南慎之輔(石垣第二中2年)
【社明運動】
◇小学生の部
▽優秀賞=野原空美(大浜小6年)、産賀梨々杏(同)
◇中学生の部
▽優秀賞=世持結生(白保中2年)