1日から2014年度に入り、官公庁や一部の民間企業では人事異動を行い、新たな人員体制で新年度業務を開始した。3市町は年度始め式を行い、3首長が「住民の生活、福祉の向上に頑張ってもらいたい」などと職員に訓示した。異動対象となった職員は、一日も早く配属先での業務に慣れようと業務の引き継ぎに忙しく動き回った。
石垣市役所では午前9時10分から人事異動の辞令交付式に続き、年度始め式を行った。市全体では職員全体の31.0%に当たる164人が異動した。
中山義隆石垣市長は年度始め式で「新空港開港後の勢いを止めることなく、足元の経済を固めて景気を回復させ、市民生活を良くしなければならない。職員一丸となって業務に推進してもらいたい。私の2期目の初年度でもあり、今まで以上に全力で頑張っていくので、職員の力を貸せてほしい。どうすれば市民生活が良くなるかを念頭に置いた業務を」と要望した。
【竹富町】37人に辞令
川満町長「一括交付金、有効に」
竹富町は1日午前、町役場で年度始め式と辞令交付式を行い、異動者25人と新規採用の12人に辞令を手渡した。
年度始め式で川満栄長町長は黒島診療所の医師確保に「担当課が情熱と行動力、誠意をもって迅速に行動した結果、医師が応えてくれた。不在期間の長期化も懸念していたが、これだけ早急に医師が確保できたことは素晴らしい結果」と関係職員の労をねぎらった。
また、「一括交付金事業も3年目に入り、過去2年間の結果、改善すべき点が見えてきている。有効に活用する姿勢と早めの執行に取り組んでほしい」と訓示した。
【与那国町】一層の奮起誓う
外間町長「1次産業、しっかり支援」
【与那国】与那国町は1日午前、庁舎前で年度始め式を行った。外間守吉町長は職員に対して一層の奮起を促し、スキルアップと予算の適正な執行を求めた。
外間町長は「農漁業は町の大切な産業でありしっかりと支援したい。製糖工場の建て替えもめどがついた。今後は水産業振興に光を当てたい。職員は規範を守り職務に専念してほしい」と強調。1次産業の衰退やインフラ整備のランク付けにも触れた。
崎原用能教育長は「これから入域者が増える。学童の安全はみんなで考えてほしい」と呼びかけた。