7、8日に那覇市の財団法人おきなわ女性財団「てぃるる」で開かれた第65回NHK杯全国高校放送コンテスト沖縄県大会(県高等学校文化連盟など主催)の朗読部門で、八重山高校放送研究部3年の宮澤のどかさん(18)が最優秀賞、アナウンス部門で同2年の久貝心愛(ここな)さん(16)が優秀賞に輝いた。2人は7月に東京都の国立オリンピック記念青少年総合センターなどで開かれる全国大会に県代表として派遣される。
県大会では朗読部門に135人、アナウンス部門に84人がエントリー。同部からは6人が出場した。
朗読部門では、指定された課題図書の中の一部を1分30秒から2分以内、アナウンス部門では、自作の原稿を1分10~30秒以内で発表した。
課題図書の中から落ち着いた雰囲気のある「文鳥・夢十夜」を選び、昨年12月中旬に開かれた九州高校放送コンテスト終了後から読む練習をして県大会に臨んだ宮澤さんは「3年間の中で1番リラックスしてスムーズに読むことができた。全国大会は初めてで不安もあるが、練習を重ねて準決勝、決勝まで進めるよう頑張りたい」と抱負。
イラストレーターをしている美術教諭を題材にした原稿づくりに時間がかかり、大会2週間前に読みの練習を開始したという久貝さんは「練習は焦ってしまったが、大会では自信を持って楽しく伝えることができた。初の全国大会で緊張もあるが、原稿をさらに濃い内容にして、最大限の読みをしたい」と意気込みを語った。