【西表】町民の健康・体力増進や地域活性化を目的に、町制施行70周年記念第33回竹富町球球技大会(竹富町体育協会主催)が10日、西表島の大原中学校をメーン会場に開催され、中野公民館(西表)が14大会ぶりに総合優勝を飾った。競技別は、グラウンドゴルフが中野、ソフトボールが住吉、ソフトバレーボールが大原の各公民館が優勝した。町内20公民館から総勢485人が参加した。
総合優勝した中野公民館の竹内利晃館長(46)によると、今大会に合わせてソフトボールのユニホームを新調したことで士気も高まり、「皆で頑張ろうという気持ちが一つになり総合優勝に届いた。これもユニホームのおかげかな」と笑顔で喜んだ。
ソフトボール決勝は、強豪小浜を準々決勝で破り、勢いに乗る住吉と船浦の西表対決。三回表、船浦が連打で5点を挙げ突き放したが、その裏、住吉自慢の打線が爆発し、集中打で大量12点を奪い4大会ぶりの優勝を決めた。川満和幸監督(30)は「このチームは集中打が持ち味。小浜に昨年の雪辱を果たせたことで、優勝まで勢いづくことができた」と大会を振り返った。
バレー決勝も西表対決となり、最優秀選手に選ばれた大原の伊波明子さん(23)がブロックで優勝に貢献。大富のチャンスの芽を摘んだ。優勝を決めチームメートに胴上げされた上原美佐主将(35)は「このメンバーでの球技大会出場はことしが最後なので、念願の優勝を飾れ最高にうれしい」と仲間と喜びを分かち合った。
グラウンドゴルフでホールインワンを6回出し優勝した中野は、準優勝の浦内と僅差の勝利。総合優勝を後押しした。GGに参加した渡久山康秀さん(71)は「当初は3位入賞が目標だったが、まさか優勝できるとは思わなかった」と驚いていた。
各競技の優勝旗と総合優勝の優勝杯は町制施行70周年を記念して3公民館にプレゼントされた。次回大会から新しい優勝杯・旗が授与される。
競技結果、個人各賞は次の通り。
▽総合=①中野②大原
▽ソフトボール=①住吉②船浦
▽殊勲賞=野田大輝(住吉)▽敢闘賞=楠田恭子(船浦)
▽1回戦 住吉12–7豊原▽2回戦 船浦11–9大原▽白浜9–1竹富▽細崎7–6浦内▽上原18–0古見・美原▽黒島12–5祖納▽大富17–5中野▽住吉12–2波照間▽小浜20–2干立▽3回戦 船浦7–5白浜▽上原8–8細崎▽黒島14–4大富▽住吉6–5小浜▽準決勝 船浦10–8上原 住吉8–4黒島▽決勝 住吉13–5船浦
▽ソフトバレーボール=①大原②大富
▽最優秀選手=伊波明子(大原)
大原2–1船浦▽大富2–0祖納▽大原2–0白浜▽大富2–0中野▽古見・美原2–0浦内▽住吉2–1豊原▽古見・美原2–0上原▽豊原2–0干立▽竹富2–1白浜▽波照間2–0中野▽船浮2–1小浜▽黒島2–0上原▽干立2–1船浮▽船浦2–0竹富▽浦内2–1黒島▽小浜2–1住吉▽準決勝 大原2–1古見・美原 大富2–0豊原▽3位決定戦 古見・美原2–1豊原▽決勝 大原2–0大富
▽グラウンドゴルフ=①中野510打②浦内514打
▽同個人=①新城泉(浦内)69打②富本健市(美原)76打