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海外からもチャレンジ 古典民謡コン

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横目貞子さん(左)から指導を受け、新人賞の部に初挑戦した張裕祥さん(同2人目)と陳咏織さん(同3人目)。右端は審査を見学した官岩碩さん=9日午後、市民会館中ホール

 八重山古典民謡コンクールの新人賞の部では、台湾から張裕祥(チャン・ユーシャン)さん(40)と陳咏織(チェン・ヨンツー)さん(37)が初挑戦した。

 いずれも台北市内で三線の演奏などに取り組む台湾琉球文化交流協会のメンバーで、三線歴は張さんが約2年半、陳さんが3年余り。

 2014年からメンバーらと交流がある横目博二(65)・貞子さん(60)夫妻が指導しており、張さんと陳さんは毎週日曜日の稽古の映像を送ってやりとりしたり、ことし3月と4月には来台した夫妻から直接稽古を受けたりして審査に臨んだ。

 審査後、張さんは「いつも通りに歌えたことがうれしい。1年間稽古を積んできた自分の実力がどこまでいけているか楽しみ。上達するために直すべき部分がまだあるので、一つ一つクリアしていきたい」、陳さんは「緊張で始まる前も後も泣いてしまった。三線の持ち方など細かい部分で理解できないこともあったが、1年かけてやっと分かり、自信が持てるようになった。今後審査に臨む台湾人のために今回得た経験を伝えていきたい」と意気込みを語った。

 この日は、台北市で八重山古典民謡を中心に沖縄の音楽や古典舞踊を紹介している「沖縄楽坊」で活動する官岩碩(カン・イェンシュオ)さん(28)も見学。三線はことし2月に始めたばかりだが、「歌い方や弾き方で不足している部分があるので、1年間頑張って出たい」と来年の新人賞挑戦を目標に掲げた。

 貞子さんは「(2人とも)稽古通りで成果は出ていたと思う。台湾の人は勤勉で涙が出るほど努力している。八重山古典民謡が広がりを見せていることもうれしく思う。さらに増えていってくれたら」と期待した。


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