「水道水 安全 おいしい 金メダル」をスローガンに第60回水道週間が1日、全国一斉にスタートした。7日まで。同日午前、石垣市水道部庁舎駐車場で開始式が行われ、関係者が水道水の適切な利用をアピールしたほか、石垣管工事事業協同組合加盟28社の職員が市内の家庭を巡回し、給水装置の点検と、チラシを配布した。ことしは、2月以降の降水量が平年の37%と少なく、このまま少雨傾向が続くと給水制限をせざるを得ない状況になるため、水道部では節水を呼び掛けている。
同週間は、水道や水源の状況と課題、水タンクの衛生管理や節水の重要性について、国民の理解を深めるため毎年行われている。
式には約50人が参加。中山義隆市長は「水道技術者の育成、水道施設の維持管理の強化、老朽化した施設の更新事業などを進めていきたい」、同組合の嵩原督理事長は「地域に密着したライフラインの守り手として、技能技術の研さんに努めたい」とそれぞれあいさつした。
市水道部は2日、白水取水場や石垣浄水場などをバスで巡る親子施設見学会を行うほか、期間中、庁舎内で水道事業の歴史資料や模型などを展示するパネル展を実施する。2日は来場者にかき氷とゴム風船を配布する。詳細は同部(83ー4043)まで。