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国内外に情報発信 川平の景観を守る会

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川平の景観を守る会の活動内容などを紹介する橋爪千花会長(前列左から2人目)とメンバーの吉田健吾さん(同左)と翁長理恵子さん(同左から3人目)=23日午前、川平農村集落センター

 石垣市の風景計画・景観地区変更手続きをめぐり、川平景観地区の高さ制限緩和の撤回を求めている川平公民館(高嶺善伸館長)の活動をサポートしようと、住民3人が9日、「川平の景観を守る会」(橋爪千花会長)を立ち上げ、ウェブサイト上で内外に情報を発信するとともに署名活動を展開している。今後、ネット上で不特定多数から寄付金を募るクラウドファンディングを実施して裁判費用に充てるなど、公民館の撤回運動を支援する。

 守る会は、ミシュランガイドブックで「三つ星」に選ばれた川平湾を抱える地域で景観問題が浮上していることを国内外に広く発信し、多くの賛同を得ることを目的とする団体。ホームページは英語ページもあり、近く中国語版も掲載する。22日までに1860人の署名が寄せられた。

 橋爪会長らが23日、川平農村集落センターで記者会見し、「世界的にも有名な川平湾があるため、世界各国に関係人口がいる。この問題を世界の問題として注目してもらいたい。景観問題について一人でも多くの人に知ってもらい、考えてもらいたい。景観を考えるイベントも実施したい」と述べた。

 守る会は、市が変更理由の一つとして挙げている「観光客の増加に伴う、入域観光客の受け入れ態勢の充実」について「どれだけ足りていないのか」と疑問を呈し、根拠となる具体的な数字を明らかにするよう近く市に要請することにしている。

 会見に同席した高嶺館長は「景観は、川平だけの問題ではない。若い人たちがネットでアピールし、多くの賛同の声を聞いているので力強く感じている。われわれの声が裁判の決着、市の見直し撤回につながればと思う。互いに協力し合って内外にPRし、バックアップをいただけることを期待したい」と話した。


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