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不登校支援員、来月から2校に配置—石垣市

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市不登校対策等支援員配置モデル事業の配置校検討委員会で話し合う委員たち=7日午後、市教委

 不登校やいじめなどの未然防止、早期発見・対応に取り組み、教職員と連携して児童生徒の支援を行うスクールライフサポーターが本年度から石垣市に導入され、6月から真喜良小学校に1人、石垣中学校に1人の計2人配置される予定だ。市では昨年度、不登校の児童生徒が122人に上り、過去5年間で最多を記録。このため、本年度から不登校対策等支援員配置モデル事業をスタートし、サポーターを配置して不登校の早期発見や対応の効果的な支援の在り方を検証していく考えだ。

 サポーターは、登校しても教室に入ることのできない児童生徒が校内で孤立することがないように居場所をつくり、学習支援など必要なサポートを行う。不登校の児童生徒個々の生活や家庭環境によって異なる課題を的確に把握し、ケースに応じた支援を行うなどして早期の学校・学級復帰につなげる。

 配置校は、7日午後に市教委で開かれた検討委員会で決定。不登校児童生徒や30日以上の長期欠席者、10日以上30日未満の欠席者、教室に入れない子どもたちを示す別室登校者の合計数や、小中で連携した支援を目指すために校区などを含め総合的に検討した結果、2校が選ばれた。

 サポーターの金城啓介さん(32)は「少しでも数を減らせれば。現場での早期対応に努め、地域の人たちにも協力を得ながら、子どもたちのために頑張っていきたい」、西表隆久さん(27)は「学校と連携を取りながら対応していきたい。少しでも不登校の児童生徒の助けになれれば」とそれぞれ意気込んでいる。

 市青少年センター青少年係の石垣司係長は「学校や保護者、サポーターで連携しながら取り組みを進め、現状を改善していきたい」と話している。


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