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自民が選考委設置 県議補選

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第1回県議補選候補者選考委員会に出席する委員ら=12日午前、大浜信泉記念館

 石垣市長選出馬に伴う砂川利勝氏の辞職で、11月の県知事選に合わせて行われる予定の県議補選(欠員1)に向け、自民党石垣市支部(石垣亨支部長)は12日、候補者選考委員会(委員長・東田盛正中山よしたか後援会長、委員31人)を立ち上げた。

 大浜信泉記念館で第1回選考委を開き、各委員が推薦する人物から絞り込んでいくことを確認した。今後、自民県連と調整して選考基準を定めて委員に通知。19日の次回で、各委員が基準に合致する人物を無記名で推薦する。選考委は6月2日の支部総会までに候補者を決定したい考えだ。

 選考委員は、支部の役員と評議員、3市町支部の支部長か顧問を務める首長らで構成。委員長に東田盛氏、副委員長に3市町長を選出した。

 選考基準は、自民党の公認が得られる人物であるかどうかがポイントとなりそう。次回の選考委で複数の人物が推薦されるとみられるが、名前が挙がっている市議会議長の知念辰憲氏(63)は、すでに今期限りで市議を勇退する意向を固めるなど意欲的。ただ、8年前の市長選をめぐる対応で自民党を除名されたため、石垣市支部が今市長選で選対本部長を務めた実績などを評価、除名解除を進達しているが、まだ結論は出ていない。

 選考委は、推薦の多い人物を軸に基準に照らし合わせながら人選するとみられる。3市町議会の6月定例会終了後には市町議会議員選挙の動きが本格化するため、これに先立つ支部総会までに一本化を目指す。

 第1回選考委終了後、東田盛委員長は「砂川氏が途中で県議を放り出したのは重大な問題。空白期間を埋めるため、組織体制もつくり直していきたい。選考基準を定め、慎重に人選を進めたい」と述べた。

 一方、砂川氏の支持者には議員復活を望む声が強くあることから、返り咲きを目指す可能性もあり、自民党の選考過程をみながら対応するだろうとの見方が出ている。周辺の一人は「砂川氏は竹富町、与那国町のためにも尽力してきたため、特に両町の支持者から待望論がある」と話している。

 革新系はすでに1議席を確保しているため、候補者を擁立しないが、「非自民」「反中山」の候補者が出馬すれば水面下で応援する可能性がある。


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