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公衆トイレ環境改善を

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公園トイレの環境改善などについて市に要請書を手渡す新日本婦人の会八重山結班の栽エツ子班長=10日午前、石垣市役所会議室

 新日本婦人の会八重山結班(栽エツ子班長)の会員4人が10日午前、石垣市役所を訪れ▽公衆トイレの環境改善▽まちなか循環バスに代わる交通手段の提供▽小学校入学準備金の交付—を要請。石垣市内の調査結果を踏まえ意見を伝えた。

 会員らは、ことし3月に市内の公衆トイレ13カ所の設備や衛生面を調査し、市内の公衆トイレの環境の悪さを指摘するリポートを市に提出した。

 会員は「観光客が多い石垣にはもっと清潔なトイレが必要。北部にはトイレがなくて困るという声もある」、「使えるトイレが近くにないため、十分な水分摂取を控える高齢者も多い。熱中症につながる」、「トイレのドアが開かず出られなくなり、外に助けを求めたという話もある」と話し、設備の修繕や衛生面の改善を求めた。また、トイレ内で救急要請が必要となる事態に備え、場所名をトイレに明示する必要性も指摘した。

 重ねて、バンナ公園周辺霊園に関し「十六日祭には高齢者含め大勢の市民が集まる場所だが、今はトイレがなく、バンナ公園まで車で行かなければトイレが使えない状況」として、トイレの再設置を強く請願。

 施設管理課の職員は「公衆トイレの環境改善にはかなり手を回しているが、追いついていないのが現状。各課に持ち帰り検討したい」と話した。

 会員らはこのほか、まちなか循環バスに代わる交通手段について「高齢者の免許返納促進や引きこもり化の防止、観光客や学生の移動のためにも、石垣市に合った形の交通手段の提供を」と訴えた。

 小学校の入学準備金については、予算確保と入学前の交付実現を強く求めた。

 職員らは要請書を受け取り「随時改善を考えている。各課に持ち帰り検討し、市長にも要請を伝えたい」と答えた。


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