石垣市老人クラブ連合会(大島正嗣会長)主催の「第34回ゴーヤ品評会」が「ゴーヤーの日」の8日午前、石垣市老人福祉センターで開かれ、会員20人が手塩にかけて育てたゴーヤを出品。重さや形、色つやなどを審査した結果、宮良信男さん(91)=大川老人クラブ=のゴーヤ(露地栽培、群星)が最優秀賞に輝いた。
同品評会は、沖縄の伝統野菜・ゴーヤの栽培を通して、会員の健康と生きがいづくりを目的に、1985年から毎年開かれている。
ことしは20人が露地やハウス栽培で育てた「群星」や「あばし」などのゴーヤを出品。沖縄県農林水産振興センター農業改良普及課や、石垣市農政経済課の職員4人が▽重量▽品種の統一、そろい▽形状▽病害虫、傷み▽色つや|の5項目を5段階評価で審査した。
賞を受けて宮良さんは「5年ほど出品しているが受賞は初めて。特別な栽培方法は取っておらず、常日頃手入れをしていただけなので、まさか最優秀賞をもらえると思ってなかった」と喜んだ。
審査委員長の農業改良普及課・大城篤班長は「ことしの冬は曇りが続き、気温も低く、ゴーヤには厳しい環境だったが、皆さんの頑張りが伝わってくる見事な出来栄えだった。これからもゴーヤを栽培し、長生きしてほしい」と講評。
審査の間、同会女性部が会員らへ、手作りのゴーヤジュースを振る舞った。
その他の入賞者は次の通り。
▽市長杯=根本宏佑(若返り会)▽努力賞=島仲貞吉(大浜老人クラブ)
【露地栽培】
▽1等=盛山信八(宮良老人クラブ)▽2等=浦崎英孝(石垣尚寿会)▽3等=根間勝久(新栄老悠さわやか)
【ハウス栽培】
▽1等=大底安夫(新川老人クラブ)