旧暦7月7日の時期に例年、開催される石垣島の夏の風物詩イベント「南の島の星まつり2018」(同実行委員会主催)が8月11日から19日までの9日間、島内各地で開かれる。実行委は7日夕の会合で事業概要など4議案を承認し、西表石垣国立公園の「星空保護区」認定を契機に、島内外への″星空の宝庫・石垣島〟の魅力発信につなげることを確認した。同まつりはことしで17回目となる。
9日間のまつりでは、メインの「ライトダウン星空観望会&夕涼みライブ」のほか、VERA観測局特別公開や短歌コンテスト「美ら星の歌」、保護区認定を受けて竹富町内での撮影写真も応募可能とした「星空フォトコンテスト」など7イベントを展開する。
これまで午後3時ごろに開場していた観望会&ライブは、熱中症対策と星空をより良く観察してもらおうと、ことしは18日午後5時に開場、同6時開演を予定。場所は南ぬ浜町緑地公園で、ライトダウンは同9時から30分間。
会合に先立ち、実行委員長の中山義隆石垣市長は「星まつりは年々、盛り上がり、全国からも注目されている。国内初の星空保護区認定もあり、世界に誇る星の島として今後、さらに星に関するイベントを盛り上げていきたい」とあいさつ。
副実行委員長でNPO八重山星の会の通事安夫会長は「ことしの星まつりはかつてない星空になる。8時半から上弦の月に木星と金星、天の川、土星、いて座。15年ぶりに大接近する火星も見られる天体ショーがある。この日に見られることをワクワクしながら、着々と準備を進めていきたい」と話した。