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荒天に負けず音楽祭 鳩間島音楽祭

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悪天候の中、第21回鳩間島音楽祭に集まった人たち。ゆったりと舞台の音楽を楽しんだ=3日午後、鳩間島公民館前野外ステージ

 【鳩間】第21回鳩間島音楽祭(同実行委員会主催)が3日午前、公民館前野外ステージで開かれ、住民や出身者、鳩間小中学校の児童生徒ら9組が出演した。悪天候で同島へのフェリーが欠航になっため、この日来島する予定だった参加者は西表島上原港から小型船で荒波を乗り越え鳩間島へ。来場者は約200人と例年と比べて少なかったが、ゆったりと語り合いながら数々の歌を楽しんだ。(12面に写真特集)

 到着の遅れる司会に代わり、同島出身の大田綾子さんが前半の司会を務め、「荒波が立てば立つほど、父や母もこの中をくじけず生きてきたのだと、鳩間島への思いが強くなる。きょうは1人で100人分楽しみましょう」とあいさつ。

 ステージは、出身者で結成する音楽グループ「くばぬふぁーず」による鳩間小中学校の校歌と応援歌で幕開け。続いて通事建次鳩間公民館長のいとこにあたる通事千利さんが、宮古民謡協会の会員らと宮古民謡を披露。板垣武志さん率いるサンバチームはサンバやボサノバ、鳩間小中学校の児童生徒らは元気な踊りで会場を盛り上げた。音楽ユニット「セルサティ」の比嘉舜太郎さんと西原和希さんは多彩な楽曲で観客を沸かせ、歌い終わるとアンコールの声が上がった。

 ラストは会場全員で「さよなら港」を歌い踊った。 千葉県習志野市から来た40代男性は「前から来たいと思っていた鳩間島音楽祭に初めて参加した。少ない人数の祭りもローカル感があるし、落ち着いて楽しめてすてき」と喜んだ。


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